突然ですが、最近魚料理を食べましたか?
そういえば食べてないな~という方、魚ってさばいたりするのも難しいし、後片付けも面倒だったりしますよね。
そんな現代の魚離れを食い止めるべく『魚の伝道師』として活動されている上田勝彦さんをご存知でしょうか。
時には漁に出たり、魚を販売をしたり、講習で魚料理は面倒というイメージを覆す調理の仕組みを伝えるなど全国を飛び回っているそうです。
そんな魚の伝道師上田勝彦さんは元エリート官僚で逮捕歴があるという噂は本当なのか?
プロフィールや家族について今回まとめてみましたのでご紹介します。
異色の経歴を持つ「魚の伝道師」上田勝彦
現在『魚の伝道師』として全国各地で魚食復興のために活動されている上田さんですが、見た目から魚屋さんか料理人なのかと思っていましたが、実は元水産官僚というエリートだったのです!
それ以外にも、東京海洋大学客員教授、日本調理師会食育指導員講師、水産庁水産復興アドバイザー、全漁連プライド・フィッシュ企画委員の肩書を持っているようです。すごいですね!
上田さんが魚好きになったきっかけは漁師の家に生まれたわけでもなく、子供の頃に誰しもが体験しする魚捕りだったそうです。魚が大好きで小学3年生の頃には包丁研ぎを覚えていたそうです。
大好きな魚のことを学べる長崎大学水産学部に入学し、在学中に野母半島でシイラ漁の漁師に弟子入りし、大学生兼漁師として活動されていました。
そのまま漁師として働こうかと考えていたようですが、漁村の高齢化と人材不足が深刻な状況だった為、漁師たち現場の声を伝えなければと、公務員試験を受けたそうです。
そうして1991年水産庁入庁され、瀬戸内海漁業調整事務所・遠洋課捕鯨班・資源開発センター・資源管理課などで公務に従事されました。
【引用元】https://www.zakzak.co.jp/people/news/20170316/peo1703161530001-n1.htm
「現場は真剣に仕事をしている。でも、衰退の兆しは明らかで、だれかが支えなければ漁師は廃業を余儀なくされる。では支えるのはだれか。国でもなければ自治体でもない。消費なんです。獲ったものを運んで、調理して、食べる。その流れが現場を支え、国の力となり、魚食文化をつないでいくのです」
【引用元】https://www.shimadzu.co.jp/boomerang/35/02.html
上田さんはこのように考え、水産庁職員としての仕事以外に食育や調理の講習なども引き受け全国を飛び回っていました。
日本の家庭での魚類と肉類の消費量は魚の方が多かったのですが、厚生労働省の調査によると2006年~2009年の間に逆転し、魚食が絶滅に瀕しているそうです。
その理由として、魚調理は『臭みがある・ごみが出る・料理に手間がかかる・骨がある・調理のレパートリーが限られる』という六重苦と、各家族化が進み専業主婦が減り家事の時間をとるのが少なくなったことなどがあるようです。
上田さんは2015年に魚食文化の復興を本業にするため水産庁を退職し、株式会社ウエカツ水産を設立します。
【引用元】http://yoshibun126.blog48.fc2.com/blog-entry-1863.html
「生産・流通の現場には、良いものを売っていれば消費者はついてくるだろうという慢心があった。しかし、家庭で毎日高級魚を食べるはずがないし、家庭の食卓は魚だけで作られているわけでもない。魚を売ろうと思えば、消費者に寄り添って、日々の食卓を提案しなければならないのです」
【引用元】https://www.shimadzu.co.jp/boomerang/35/02.html
魚食文化復興には【魚を獲って売る、調理する、食べる】という『消費』までの流れが必要不可欠であるため、上田さんの講習では旬の魚が美味しくなる理由を魚の生態や漁獲法から解説されています。
調理法はレシピを紹介するのではなく『仕組み』を分かりやすく伝え、理解し納得すれば家庭での応用ができ魚料理の幅が広がるため、魚に塩をうつことや焼くことによる肉質の変化や調味の効果を実演しながら教えているそうです。
また、魚のにおいが出ないごみの捨て方・生臭さの取り方・まな板の洗い方なども教えてくれます。
わたし自身も魚料理は焼くか煮るかぐらいでさばくのも得意ではないのでいつも加工済みのものを買っていますが、こうして目の前で実践しながら教えてもらえると身について魚に対するハードルも低くなりそうですね。
ついつい簡単に美味しくなる肉料理になってしまいがちですが、栄養豊富な魚料理のレパートリーも増やしたいですね!
上田さんは魚に関する本も出版されていますので、気になる方はチェックしてみてください!
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ウエカツの目からウロコの魚料理/東京書籍
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旬を愉しむ魚の教科書/宝島社
上田勝彦に逮捕の過去があるって本当?
上田さんに逮捕歴があると噂があり、調べてみました。するとこんな情報がありました。
兵庫署などは7日、児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で、神戸市灘区神ノ木通、貿易会社社長、上田勝彦容疑者(68)を逮捕した。
【引用元】https://www.2nn.jp/newsplus/1336487083/
「上田さん本当に逮捕歴があったの?!」と思われた方もいるかと思いますが、これは上田さんとは全く関係がありません。
これは2012年に神戸市で起こった事件で、犯人の名前が『上田勝彦』と上田さんと同姓同名なんです!そのため上田さんに逮捕歴があるのでは?と噂されているのではないかと思われます。
名前は一緒でも上田さんは現在56歳なので別の人物なのが分かりますよね。
つまり、上田さんに逮捕歴があるという噂はガセネタということになります。
上田勝彦のwikiプロフィール・経歴
【引用元】https://www.shimadzu.co.jp/boomerang/35/02.html
名前:上田 勝彦(うえだ かつひこ)
愛称:ウエカツ水産
生年月日:1964年
出身地:島根県
出身大学:長崎大学水産学部
職業:株式会社ウエカツ水産代表取締役
上田さんは1964年生まれの現在56歳です。
長崎大学水産学部在学中に漁師に弟子入りし、学生兼漁師として活動されていました。
漁師たちの声を届けるべく1991年水産庁入庁され、その後2015年に水産庁を退職し、株式会社ウエカツ水産を設立されます。
東京海洋大学客員教授、日本調理師会食育指導員講師、水産庁水産復興アドバイザー、全漁連プライド・フィッシュ企画委員という肩書と魚の豊富な知識を持っていて、著書に『旬を愉しむ魚の教科書』『ウエカツの目からウロコの魚料理』があります。
『魚伝えて、国興す。』を掲げ、日本の魚食復興を目指し、テレビ・雑誌・料理講習などで旬の魚が美味しい理由を魚の生態や漁獲法から解説し、魚料理の仕組みを伝え魚の伝道師として活躍されています。
上田勝彦に嫁(妻)や子供はいる?
上田さんは結婚されていて、奥さんは上田さんの3歳年上の姉さん女房のようです。
お子さんは3人で年齢は2歳ずつ離れているそうです。全て男の子という情報もあれば2男1女という情報もありました。
小学校の頃に受けたインタビューで将来なりたいものに長男は『船長』、次男は『カツオの一本釣りの漁師』と答えていたようで、もしかしたら将来上田さんと同じように魚に関わる仕事に就くことになるかもしれませんね!
まとめ
いかがでしたか?
私たちも魚食復興という大テーマまではいかなくとも、魚は体にいい食材なので魚もメニューに取り入れていきたいですね。それが広がれば最終的に魚食復興にたどり着けますよね!
まずは簡単な刺身や焼き魚からでも『魚を食べる』というところからスタートしていこうと思います!
これからも上田さんの『魚の伝道師』としての活躍が楽しみですね!
今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました!