韓国芸能界では自ら命を落とす芸能人が後を絶ちません。中には人気絶頂だったのになぜ?という方など、理由に関してわからないものもありますが、自ら命を絶つということは相当苦しい思いをしていたことでしょう。
今回はそんな韓国女性芸能人をまとめてみました。
亡くなった韓国女性芸能人
今回、ご紹介する自ら命を絶った韓国女性芸能人は11人。それぞれどんな方だったのかご紹介していきます。
イ・ウンジュ
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1人目はイ・ウンジュさんです。
・名前:イ・ウンジュ
・生年月日:1980年11月16日
・没日:2005年2月22日(享年25歳)
高校在学中に出演した制服のCMがきっかけで1997年「スタート」で女優デビューしました。
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その後も「火の鳥」「ブラザーフッド」などで健気なヒロインを演じ人気を博していたのですが、2005年2月22日に亡くなり、映画「スカーレット・レター」が遺作となりました。
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イ・ウンジュさんは自宅マンションで亡くなっているところを実のお兄さんが発見。自宅のドレスルームで移動型のハンガーにベルトで首を吊っていたといいます。
また、手首を切った痕跡が残されており、近くのベッドには大量の血のりがついていたとも言われています。
検視の結果手首を切った以外に特別な外傷がなかったことから自決と断定されました。原因は「憂鬱症」だったとのこと。
また、遺体の傍には遺書が残されており、最後に出演した映画「スカーレットレター」への出演が大きな原因の1つとなったと明かされたのです。
遺書の内容を少しだけご紹介すると「根本的な、原因、やらなかったら、こんなことはなかったはずなのに、どうして私にあんな本を渡したのか、どうして強要したのか、どうして信じろと言ったのか」と書かれていたとのこと。
さらに「よく笑い、よく泣いて、よく眠る、とても明るくて可愛い子だったのに、今は自分の感情一つ、うまくコントロールできない人間になってしまいました」と、自分で自分の感情をコントロールできないことが書かれていました。
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映画の内容を探ってみたところ、トランクに閉じ込められ血まみれの状態で亡くなるとか、ラブシーンが多いなどがあったようです。
その時の精神状態によっては相当キツイものだったのかもしれません。
映画への出演は簡単に決めたことではないとも話していますし、トランクに閉じ込められるシーンについては「本当に地獄でした」と語っていました。これからという女優さんだっただけにとても残念ですよね。
チェ・ジンシル
2人目はチェ・ジンシルさんです。
・名前:チェ・ジンシル
・生年月日:1968年12月24日
・没日:2008年10月2日(享年40歳)
モデルや女優として活動していたチェ・ジンシルさんは、数多くの映画やドラマで活躍していた方です。そんな彼女は2008年に自宅のシャワーブースで亡くなっているのが発見されました。
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浴室で首にゴムひもが巻き付けられた状態で亡くなっており、家族に発見されたのですが、「状況から見て自決と判断できるが、遺書などが見つかっていない」と発表しています。
うつ病を患っていた上に、亡くなる前に故アン・ジェファンさんと関連した悪質なデマを流した証券会社の女性社員と電話で話してから、精神が不安定な状態だったといいます。
チェ・ジンシルさんは亡くなる数時間前までCMの撮影に参加するなど、立ち直る意志も見せていたのですが、帰宅する車内で「最近、生きていくのがつらい」とマネージャーに漏らしていたといいます。
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また、母親にも「世の中の人たちはみんな冷たい。私には全く関係ないことなのに、どうして私をこんなに苦しめるの?」と涙を流したとのこと。
この後、浴室に閉じこもったため母親がドアを開けようとしたところ「お母さんは戻って、もう寝て」と話し、この直後に命を落としたと思われます。
警察は遺書などはないと発表していますが、亡くなる前にメイクアップ担当の方に「世界で一番愛してる。オンニにどんなことがあっても子供をよろしく頼むね。ごめんね。」というメールを送信しています。
さらに「悩み苦しい」と書いたメモも発見されました。警察は動機についてはわかっていないとしていますが、悪質な噂が追い詰めた可能性があるとして疑惑の解明を急ぐべきという声が多くあがりました。
チョン・アユル
3人目はチョン・アユルさんです。
・本名:チョン・へジン
・芸名:チョン・アユル
・生年月日:1987年2月3日
・没日:2012年6月13日(享年25歳)
芸能界にデビューしたばかりの新人女優としてドラマやモデルとして活躍していたチョン・アユルさんが2012年6月13日に、ソウル市内の自宅で首を吊って亡くなっているのが発見されました。
防衛創などはなく、外傷も見られなかったことから警察は自決と断定。また「12日の夜、恋人のチョン氏や俳優を志望している後輩のチャン氏とソウルで酒を飲んだ後に帰宅し、当日の13日の夜に亡くなったと見られる」とも明かしました。
チョン氏とチャン氏は「チョン・アユルは普段からうつ病で悩んでおり、睡眠剤を服用していた」と話していたそうです。
大学卒業後、会社員になりましたが、遅くに歌手を目指し始め、芸能人デビューするもその過程で自分の立場を悲観し、うつ病を患ったのではないかと言われています。
遺書などが見つかっていないそうですが、自身のFacebookに
「砂漠で一人で立っている気分。19歳になってから、ずっと一人で生きてきたのに、心を休めるところもない部屋でこの世の重さがあまりにも重く感じられる。一人で背負わなければならないという恐怖が押しかかる」
と投稿。
亡くなる2日前の11日にも「何の慰めにもならない」という意味深な文章を残していたとのこと。
また、一部ではドラマやCMの出演料が未払いになるなど、金銭的にもかなり追い込まれていたとも言われているので、金銭的ストレスかもしれませんね。
U;Nee(ユニ)
4人目はU;Nee(ユニ)さんです。
・本名:ホ・ユン
・芸名:U;Nee(ユニ)
・生年月日:1981年5月3日
・没日:2007年1月21日(享年26歳)
数々のドラマや映画に出演し、注目を集め日本でも活躍していたU;Nee(ユニ)さんは、女優だけではなく、セクシー系K-POPシンガーとしても人気で、その美貌からも多くのファンを得ていました。
そんなU;Nee(ユニ)さんですが2007年1月21日に自宅で亡くなっているのが発見されます。悪質な書き込みによるストレスでうつ病を発症し、3rdアルバムでのカムバックを前にこの世を去っています。
10代で女優デビューし、成人になって歌手に専念、セクシー路線で活発な活動をしていました。ですが、多くのネチズンは女優時代と変わったU;Nee(ユニ)さんの顔を問題視し、長年整形疑惑を投稿し続けてきたとのことです。
さらに、U;Nee(ユニ)さんの過度な露出衣装やエロチックなダンスも話のネタにされ、「人造人間」「整形中毒」などを書き立てました。このことが原因で自ら命を絶ったとするならばかなり追い込まれていたと思われます。
そのため当初は、「書き込みでユニがうつ病になった」「インターネットで実名を公表しなければいけない」という主張も挙がったほどひどい内容だったことがわかりますね。
ナム・ユンジョン
5人目はナム・ユンジョンさんです。
・名前:ナム・ユンジョン
・生年月日:1954年5月4日
・没日:2012年8月1日(58歳没)
さまざまな作品に出演し、女優として活躍されていた方で、代表作として「黄色いハンカチ」や「白い巨塔」などがあります。そんなナム・ユンジョンさんは2012年8月1日に自宅アパートで亡くなっているのが発見されました。
すぐに救急車で病院へ運ばれたそうですが、病院側は「亡くなっているのは確認したものの、原因など詳細は把握してない」と明かしていました。一方、芸能関係者からは「普段からうつ病を患っていた」と伝えているとのことです。
警察関係者は「部屋から遺書が見つかっており、自決したとみている。金銭的な問題のようだ」と発表。事故で亡くなった夫が運営していた事業が傾き経済的に苦しく、うつ病の症状で治療を受けていることもわかっています。
しかし、遺族は「過労によるショックで亡くなった」と主張し、ナム・ユンジョンの側近も「夫が先立った後、精神的肉体的に大変な時間を過ごしてきた。ショックによる心臓まひだ」と原因を明らかにしました。
実際は本人にしかわかりません。
チャン・ジャヨン
6人目はチャン・ジャヨンさんです。
・名前:チャン・ジャヨン
・生年月日:1980年1月25日
・没日:2009年3月7日(享年29歳)
女優として活躍し、韓国版「花より男子」でヒロインと敵対する女の子役を演じたことで注目を浴びるように。しかし、2009年3月に自宅の階段の手すりで首を吊っているのが姉によって発見されました。
亡くなった原因は強要された度重なる性接待ではないかと言われており、遺書も残っています。
「所属事務所からの酒の席で性的な接待を強制された」「親の祭事のときにも接待をさせられた」「私に接待させた男たちは悪魔だ!必ず復讐してほしい」と書かれていたとのこと。
さらに、亡くなった2年後には新たな手紙が50通見つかり、そこには「無理やり性接待をさせられた」という事実と、そのことに関わった人に対して「復習してやる」などと恨みの言葉が綴られていたということでした。
手紙には接待相手の名前や仕事、接待場所、接待回数など性接待の実態が詳細に書かれていました。事務所側は隠ぺいしようとしていたのですが、この手紙で性接待が明らかになり、署名運動まで起こったといいます。
ウ・スンヨン
7人目はウ・スンヨンさんです。
・名前:ウ・スンヨン
・生年月日:1985年5月24日
・没日:2009年4月27日(享年24歳)
インターネットモデル出身で、ファッションモデルや雑誌モデルとして活躍していたのですが、2009年に自宅で首を吊って亡くなっているのが発見され、日記帳に遺書らしきものが残っていたことから自決と考えられています。
日記帳には「家族を愛してる。先立つことを許して欲しい。ごめんね」と書かれていたとのこと。元々うつ病を患っていたといいますが、うつ病の原因になったのは恋人との破局ではないかと言われています。
その恋人とは某グループメンバーだったそうで某グループの所属事務所は「ウ・スヨンと交際していたのは事実だが、破局してから約1年経過しており、別れてからも友人として親しく付き合っていた。亡くなった原因と直接的な関係はない」とコメントしました。
そのため、なぜ自ら命を絶ったのかは明らかにされていません。
ハンナ(ハン・ジソ)
8人目はハンナことハン・ジソさんです。
・本名:リュ・スクジン
・別名:ハンナ
・芸名:ハン・ジソ
・生年月日:不明
・没日:2014年1月(享年33歳)
歌手や女優として活躍していたハンナさんは韓国でも知名度が高い女性でした。しかし、2014年に自宅で亡くなっているところを母親が発見。原因については明らかにされていません。
以前からパニック障害を患っていたことが明かされ、それが原因で自決をしたと考えられています。SNSでは彼女の死を悼む声が多く寄せられました。
カン・ドゥリ
9人目はカン・ドゥリさんです。
・名前:カン・ドゥリ
・生年月日:1993年1月28日
・没日:2015年12月14日(享年22歳)
愛らしいルックスで韓国でも人気を集めていた女優さんでしたが、2015年に交通事故で亡くなったと報道されました。しかし、後に原因は着火炭により窒息であることが判明。
亡くなった場所は自宅で遺書は見つかっていないのですが、以前から友人や知人に「人生は難しい」というメッセージを何通か送っていたことがわかっています。
当初は交通事故と報道されるなど、事務所の操作があった可能性も考えられるので、事務所とのトラブルや問題を抱えていたということもあるかもしれませんね。
キム・スジン
10人目はキム・スジンさんです。
・名前:キム・スジン
・生年月日:1975年6月28日
・没日:2013年3月29日(享年38歳)
女優として活躍し、「挑戦」「順風産婦人科」などのドラマに出演していたのですが、徐々に活動の機会が減り、メディアへの露出が減っていきました。
そんなキム・スジンさんは2013年に自宅で首を吊って亡くなっているところを恋人が発見しています。また、「ごめんなさい」という内容の遺書を残しており、生前はうつ病を患っていたことも明かされています。
うつ病になった原因は明かされていないので、なぜ自ら命を絶ったのかということもわかっていません。しかし、自決に追い込まれるくらい苦しい毎日を送っていたことは「ごめんなさい」という言葉を聞くだけで伺えますね。残念でなりません。
チョン・ダビン
そして最後はチョン・ダビンさんです。
・名前:チョン・ダビン
・生年月日:1980年3月4日
・没日:2007年2月10日(享年27歳)
女優として人気を獲得し、韓国でも徐々に知名度を高めていたのですが、事務所との契約を巡るトラブルや問題を抱え、仕事も激減していき、うつ病も患っていたといいます。
そんなチョン・ダビンさんですが、2007年に恋人の自宅トイレでタオルを首にかけ亡くなっているのを発見され、自ら命を絶ったと断定されています。
自身のウェブサイトに自決を暗示させるようなことも書いていたこともわかっているので、相当精神を病んでいた可能性が高そうですね。
まとめ
今回は自ら命を絶った韓国芸能人についてご紹介してきました。原因は誹謗中傷からうつ病などを発症している方が多く、とても辛い時期を過ごしていたことが分かりました。
今後はこのような悲しい出来事がなくなることを心から願います。
亡くなった方のご冥福をお祈りいたします。