韓流

【モデル出身の韓国俳優part2】演技力も高くスタイル抜群の人気俳優をご紹介!

韓国だけではなく、日本でも多くのファンに愛されている韓国の俳優さんには実はモデル出身という方が多いのはご存知でしたか?

前回お伝えしきれなかったので、今回はモデル出身であることを忘れてしまうほどの演技力抜群な韓国俳優さんをご紹介します。

モデル出身の韓国俳優

最近は歌手、俳優、モデル、とマルチに活躍する様々な分野で活躍する芸能人が多くなってきました  。

スタイル抜群なモデルが、主役級の俳優として大活躍している場合も少なくありません。さっそくどんな方がモデルから俳優へなったのかみてまいりましょう。

キム・ヨングァン

韓国では“貧しさを乗り越えたスター“として有名なキム・ヨングァンさんも、モデルを経て俳優になった一人です。

 

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名前 キム・ヨングァン(김영광)
生年月日 1987年1月11日
身長 187cm
出身地 仁川広域市
所属事務所 WIDE-S COMPANY

小学6年生の時、ベトナム戦争に参戦した後遺症でお父さんを亡くしたキム・ヨングァンさん。

母子家庭となったため、少しでも家族を助けようと思ったキム・ヨングァンさんは、小学生の頃から団地にチラシを配るアルバイトを始め、

中学2年生からはガソリンスタンドやコンビニ、工事現場、冷蔵庫工場、ガラス工場など、様々な仕事をして生活の足しにしていました。

学校が終わるとすぐにアルバイトに行き、ガソリンスタンドでのお給料は月に3万円ほどだったと明かしています。

遊びたい盛りだったはずなのに、家族のために学業と仕事を両立しているだけでも大変立派ですが、

女手一つでキム・ヨングァンさんとお姉さんを育ててくれたお母さんをとても尊敬していて、理想の女性を母親だと語り、一日一回の電話も欠かさないほど大切にしているそうです。

そんなキム・ヨングァンさんに転機が訪れたのは19歳の時で、アルバイト中にスカウトされたことがきっかけでモデルへの一歩を踏み出しました。

このときスカウトを承諾した理由については「モデルになったらファミレスに連れて行って、毎日ステーキなどをご馳走してあげる」と言われたからと暴露していて、

当時ファミレスに行ったことがなかったキム・ヨングァンさんにとって、美味しいものを好きなだけ食べられるということは相当な魅力だったことと思います。

また「仕事で着た服は、全部持って帰ることができると思っていた」とも話していて、ここでも幼い頃からずっと家族や生活のことを考えていたことが伺えますよね。

モデルとなったキム・ヨングァンさんは、2006年にソウルコレクションでランウェイデビュー。

187cmの長身と9頭身という抜群のスタイルで圧倒的な存在感を示し、韓国だけではなくパリやミラノなど世界に活躍の場を広げ、

2009年にはアジア人で初めてDIOR  HOMME(ディオール オム)のモデルに選ばれるなど、大きな注目を集めました。

2008年にはドラマ『彼らが生きる世界』に出演し俳優としてもデビューを果たしましたが、

これについても当時は俳優になりたかったわけではなく「たまたまドラマに出る機会があっただけ」と語ったキム・ヨングァンさん。

しかし端役での出演が悔しかったそうで「一度演技を始めたなら頑張ろうと思った」といい、俳優としての活動も本格化させていったのでした。

それ以降、2009年の『お嬢様をお願い!』や2011年の『僕らのイケメン青果店』など、毎年ドラマへの出演を続け、

2014年にイ・ジョンソクさん主演で放送されたドラマ『ピノキオ』ではメインキャストに抜擢されると、 

ヒロインに想いを寄せる御曹司見習い記者ソ・ボムジョを演じ、ドラマの放送期間中には何度もリアルタイム検索ランキングにその名が挙がるなど、大反響を呼びました。

優しく一途にヒロインを思い続ける姿や、母親の秘密を知り葛藤する様子など、様々な表情に御曹司ならではのカリスマ性と人間としての弱さを映し出し、

その演技力も評価されSBS演技大賞のニュースター賞を受賞しています。

キム・ヨングァンさんにとっても『ピノキオ』の撮影はとても楽しかったようで、モデル仲間でもあるイ・ジョンソクさんや共演したパク・シネさん、イ・ユビさんとは同年代ということもあり

「4人で集まると笑ってはしゃぐことに夢中で、監督に怒られることもあった」と振り返りました。

またイ・ジョンソクさんもこのドラマの撮影には癒しを感じていたそうで、いつも楽しくて幸せな現場だったと語っています。

そして2016年にはラブコメドラマ『ウチに住むオトコ』で初めて地上波ドラマでの主役を演じ、頼もしい父親、可愛らしい年下男子、ドキッとする男らしさを見事に演じ分け、人生キャラクターと言われるほどの評価を得ました。

また2018年に公開された映画『君の結婚式』では女優パク・ボヨンさんとW主演を務め、すれ違い続ける男女の10年間を描いたもどかしくも愛おしいラブストーリーを熱演。

パク・ボヨンさんが小柄なこともあって二人の30cmにも及ぶ身長差に胸キュンする人が続出し、モデルならではの強みで映画にさらなる魅力を加えました。

近年も2019年にドラマ『初対面だけど愛してます』で仕事ができるエリート本部長を演じ、完璧に仕事をこなすクールな姿と子どもっぽいキュートな表情のギャップで女性ファンの頬を緩ませ、

2021年の年末から韓国で公開された映画『ハッピーニューイヤー』にも出演し、韓国映画前売り率は1位を記録。

大人気俳優となったキム・ヨングァンさんが今度はどんな役になり切るのか、楽しみですね!

イ・スヒョク

アジア人離れした中世的な顔立ちとスタイリッシュなスタイルが特徴的なイ・スヒョクさんは、ちょっと変わった経歴の持ち主。

 

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名前 イ・スヒョク (이수혁)
生年月日 1988年5月31日
身長 184cm
出身地 ソウル特別市
所属事務所 YGエンターテイメント

高校生のときDIOR HOMMEにどハマりしたイ・スヒョクさん。

「どんな手を使っても韓国にはないDIOR HOMMEのズボンを手に入れる!というのが当時の楽しみだった」と語るほど熱中し、

それをきっかけにファッションにも興味が湧いたため、知り合いを通じてモデルとしての活動を始めたのでした。

デビューは2006年、デザイナーであるチョン・ウクジュンさんのファッションショーでランウェイを歩くと、

白く透き通った肌と細い体が中性的で病弱なイメージを作り、その儚げで幻想的な雰囲気は多くのデザイナーから愛されることに。

韓国内にとどまらず、パリやロンドンにも活躍の場を広げ『バレンシアガ』や『バルマン』など、有名コレクションのランウェイにも上がり存在感を示します。

2013年には海外有名オンラインマガジン『STYLE MINUTES』が選定する“2013年秋冬コレクションニューフェイス男性モデル13人“に選ばれ、名実ともにアジアを代表するトップモデルへと成長を遂げました。

大忙しのイ・スヒョクさんですが、モデル時代は事務所には所属せず一人で活動をしていたといい、

スケジュール管理なども自身で行っていたため、場所を間違えたり遅刻したりすることも多く、一ヶ月に3〜4日ほどしか休みがなかったそうです。

当時を振り返ったインタビューでは「本当にありがたいことに、モデルの仲間にも認められ、現場でも可愛がってもらった」と話し、

「高校生が大人と一緒に仕事するのに、礼儀のない行動もあったと思うのに、みんな大目に見てくれた」

「当時のことは今俳優として仕事をする上で、一生懸命やろうという原動力になっている」と周囲の人たちへの感謝の気持ちを語っています。

モデルとして大成功したイ・スヒョクさんですが、元々俳優になることが夢だったんだとか。

小さい頃からお父さんと一緒にたくさんの映画を観ていたことが思い出に残っていて、いつか映画に出るような俳優になりたいと思っていたそうです。

そのためモデルエージェンシーからのオファーはあえて断り、俳優専門の事務所に入ることを決めていたと明かしました。

そして2010年には映画『イパネマの少年』に出演し、デビュー作にして主演を務め、初恋の傷を抱いた少年を繊細に描き注目を集めます。

ちなみに『イパネマの少年』は日韓合作の映画で、札幌や夕張などの北海道一帯でも撮影が行われました。

その後は2011年に『ホワイトクリスマス』でドラマへの出演も果たし、精神が不安定な名門私立高校の生徒という難しい役所も見事に演じ切り好評を収めました。

モデルアベンジャーズ誕生!

『ホワイトクリスマス』には当時俳優として駆け出したばかりのモデル出身者が多く出演していて、そのキャストは豪華絢爛。

その中でも、

 ・イ・スヒョクさん

 ・キム・ウビンさん

 ・キム・ヨングァンさん

 ・ホン・ジョンヒョンさん

 ・ソンジュンさん

の5人はここでの共演をきっかけにプライベートでも親交を深め、ファンの間で”モデルアベンジャーズ”と呼ばれるようになりました。

イ・スヒョクさんはデビューした年が同じということもあって、キム・ヨングァンさんとは特に仲が良いそうです。

俳優としての頭角も現したイ・スヒョクさんが特に話題を集めたのがその”声”!

中世的なルックスとは相反する男らしい低音ボイスが披露され、モデル時代には明かされなかった新たな魅力も武器となりました。

それからも2014年には王道ラブコメドラマ『ナイショの恋していいですか?』でエリート上司役を、

2015年にはファンタジーロマンス時代劇ドラマ『夜を歩く士(ゾンビ)』では極悪非道の吸血鬼役を演じ、

演技の幅をどんどん広げ俳優としても唯一無二の存在感を示すようになったのでした。

2016年になると『ウチに住むオトコ』で親友であるキム・ヨングァンさんと共演!

キム・ヨングァンさんとは恋のライバルとなり、初恋相手に裏切られた過去をもつ御曹司役を熱演しました。

またモデル時代に世界で活躍したイ・スヒョクさんですが、俳優になってもその活動範囲は韓国内だけに収まらず、

2017年に長瀬智也さん主演で放送された日本のドラマ『ごめん、愛してる』にも出演しているんです!

本作は同名韓国ドラマのリメイク作品で、イ・スヒョクさんが演じたのは韓国マフィアの跡取り息子。

長瀬智也さん演じる律が、実の母親を探すために日本へと戻るきっかけを作る重要な役どころでした。

今までのキャリアにはなかったワイルドな役を務めると、SNSは「あのイケメン韓流俳優は誰?!」と、イ・スヒョクさんに関する話題で賑わい、日本でも多くのファンを獲得しました。

整った顔立ちと醸し出す圧倒的なオーラに加え、声まで素敵なイ・スヒョクさん。

再び日本の作品でもお目にかかれるといいですよね♡

カン・ドンウォン

今や映画界を代表するトップ俳優であるカン・ドンウォンさんも、実はモデル出身なんです!

名前 カン・ドンウォン(강동원)
生年月日 1981年1月18日
身長 186cm
出身地 釜山広域市
所属事務所 YGエンターテインメント

幼い頃から身長が高くイケメンだったカン・ドンウォンさんは、学生時代から大人気で、近所の女子校にはファンクラブもあったんだとか!

高校でサッカー部に入部すると、夢中になるあまりそれまで優秀だった成績をガタ落ちさせてしまい、高校3年生で再度猛勉強して大学へ進学しました。

そして大学2年生の頃、通学途中に地下鉄でスカウトを受けて2000年にモデルとしてデビューし、卓越した容姿で注目を集めあっという間にトップモデルへと成長します。

カン・ドンウォンさんの成し遂げた快挙は凄まじく、なんとあのパリコレへの出演経験もあるんです!

モデルデビューからわずか2年しか経たない2002年、有名ファッションデザイナーであるウ・ヨンミさんのブランド「ソリッド・オム」でモデルを務め「2002 SS パリコレクション」のステージに立つと、

当時欧米人が多かった舞台でも堂々と歩き切り、業界関係者からも「完璧なプロポーション」「服をよく理解する最高のモデル」と多くの賛辞を浴びました。

モデルとして輝かしい経歴を残したカン・ドンウォンさんですが、実は活動を始めた当初から俳優への夢も抱き始めていたそうです。

そんな思いが叶って2003年にはドラマ『威風堂々な彼女』で俳優デビューを果たし、ストーリーの終盤で鍵を握るイケメン医師役で早速注目を集め、

同年にはインターネット小説を映像化したドラマ『1%の奇跡』で主演に抜擢され、

イケメンなのに性格が最悪な財閥御曹司役でラブコメに挑戦し、同時間帯最高となる14.1%の視聴率を記録しました。

翌2004年には映画『オオカミの誘惑』で主役を務めると、映画とともに大ブレイク!

父の死をきっかけに継母を頼って上京した冴えないヒロインと、彼女を巡って争うイケメン高校生二人の奮闘を描いた物語で、

その背景に隠されたある切ない秘密に、胸が締め付けられるピュアラブロマンスです。

カン・ドンウォンさんは複雑な事情を抱えながらヒロインに惹かれる男子高校生を演じ、ヒロインに対し無邪気に笑う年下男子の可愛らしさや、

自身だけが知る秘密と葛藤する切ない表情を繊細に表現し、多くの女性ファンを虜にしただけではなく、高い演技力も評価されました。

映画の中で描かれた“傘のシーン“は強烈な印象を残し、今でも様々な作品や芸能人がパロディをするほど有名なワンシーンとなっています。

その後は映画を中心に活動を続け、2010年『義兄弟』では北朝鮮の工作員を演じ韓国映画評論家協会賞主演男優賞を受賞、

2016年『華麗なるリベンジ』では観客動員数が970万人を突破する大ヒットを記録するなど、演技派俳優として幅広い作品に出演。

2018年には日本のアニメが原作となった映画『人狼』にも出演し、難易度の高いハードなアクションにもスタントマンを使わず自ら挑戦し身体能力の高さも披露しました。

韓国で彼氏にしたい俳優No.1に選ばれるほど女性人気が高いことでも知られていますが、

同じくモデル出身の俳優さんたちの中にもカン・ドンウォンさんを尊敬する人が多く、

先にご紹介したイ・ジョンソクさんやイ・スヒョクさんも「カン・ドンウォンさんのような俳優になりたい」と語っていました。

2021年には日本映画『万引き家族』で有名な是枝裕和監督が初めて韓国映画に挑戦する『ブローカー(仮)』への出演も決定。

キャストには映画『パラサイト 半地下の家族』で父親役を演じたソン・ガンホさんや女優のペ・ドゥナさんらが並び、

是枝監督も「3人の名優を頭の中で動かしながら脚本を書いていますが、おそらく僕自身が一番ワクワクしています」と期待感を話していました。

新たなタッグで制作される『ブローカー(仮)』の公開だけでなく、観光映画界を牽引するカン・ドンウォンさんが切り拓いていく未来が楽しみですね!

まとめ

いかがでしたか?

  今回は、韓国ドラマや映画で活躍するモデル出身のイケメン俳優をご紹介しました。モデル出身だったの?と思ってしまうほど、俳優として大活躍の方ばかりですよね。

今後も俳優としてどんな活動をしていくのか楽しみですね。