カメラの前で、常に華やかな笑顔を披露しなければならない芸能人たち。それは、身内に不幸があっても例外ではないようです。
今回は、最愛の家族を亡くした韓国芸能人3人を紹介します。ご家族の亡くなった経緯と、俳優たちのその後の活動についてもまとめてみました。
最愛の家族を亡くした韓国芸能人3選
愛する家族を失うという経験をしたことのある人なら、その悲しみがどれだけのものか想像に難くないと思います。しばらくは立ち直れず、仕事にも行きたくないと感じる方がほとんどなのではないでしょうか?
そのような辛い状況を乗り越え、現在も活躍する3人の韓国芸能人とは、一体誰なのでしょうか?早速見てみましょう。
イ・ドンゴン
【引用】https://korepo.com/archives/642860
- 本名:イ・ドンゴン(이동건)
- 生年月日: 1980年7月26日
- 出身:韓国ソウル市
- 身長:183㎝
- 血液型:A型
端正な顔立ちで韓国はもちろん、日本でも女性から高い人気を集めるイ・ドンゴンさん。俳優として長く活躍している印象が強いと思いますが、1998年に歌手としてデビューを果たしました。翌1999年から俳優へと転向しています。
2004年には、最高視聴率57.4%を記録した大ヒットドラマ『パリの恋人』に出演。その名を広く知らしめるようになると、『ガラスの華』や『スマイルアゲイン』で人気女優とともに主演を務めるほどの人気俳優となります。
俳優として軌道に乗り始め日本での歌手デビューを迎えた2008年、イ・ドンゴンさんに悲劇が訪れました。オーストラリアに留学していた弟が、亡くなったのです。
2008年3月、イ・ドンゴンさんの弟は友人とともに、オーストラリア・シドニーの中心地に位置するショッピングセンター付近で、中国系男性に絡まれ刃物で刺されるという不慮の事故に巻き込まれました。
事件直後に病院へと搬送されましたが、まもなく死去。悲報を受けたイ・ドンゴンさんは家族とともにオーストラリアへと駆けつけ、弟を確認すると号泣したといいます。
イ・ドンゴンさんは5歳年の離れた弟と大変仲が良く、普段から弟の自慢話をよくしていたのだとか。そのため、しばらく芸能活動を休止しましたが、2008年6月から放送されたドラマ『ラブ・トレジャー〜夜になればわかること〜』で活動再開を果たしました。
復帰後は、ドラマに特別出演したり、日本でファンミーティングを行うなど、ファンに元気な姿を見せてくれていたイ・ドンゴンさん。しかし、2010年4月にうつ病の治療を受けていることを発表。弟を失った悲しみとストレスが、原因だったそうです。
その2か月後には、兵役に入隊。厳しい訓練で有名な部隊だったそうですが、無事に任務を全うし、2012年に除隊しました。
除隊後は、再び芸能界に復帰し、変わらぬ姿を披露しているイ・ドンゴンさん。2017年に出演した『七日の王妃』では、これまでのイメージを脱ぎ捨て“稀代の暴君”という悪役に挑戦し、KBS演技大賞優秀賞に輝きました。
最愛の弟を失い心まで病んでしまっても、今まで以上の活躍を見せてくれているイ・ドンゴンさんを、これからも応援していきたいですね…!
ハ・ジウォン
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- 本名:チョン・ヘリム(전해림)
- 生年月日: 1979年6月28日
- 出身:ソウル特別市
- 身長:167㎝
- 血液型:A型
『シークレットガーデン』や『奇皇后』などに出演し、日本でも人気の韓流スターハ・ジウォンさん。高い演技力はもちろん、男性顔負けのアクションシーンをこなすなど、韓国芸能界で唯一無二の存在となっています。
そんなハ・ジウォンさんも最愛の弟を失ったという悲しい過去がありました。弟は、『帝王の娘 スベクヒャン』などに出演していた俳優のチョン・テスさんです。
1男3女の末っ子として生まれたチョン・テスさんは、高校3年の時から女優として活動していたハ・ジウォンさんのアドバイスを受け、早くに兵役入隊し、2006年に俳優としてデビューしました。
【引用】https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=1984532
その頃には、ハ・ジウォンさんが『バリでの出来事』や『ファン・ジ二』などに出演し、広く名が知られていたので、“ハ・ジウォンの弟”として期待が寄せられていたようです。
ハ・ジウォンさんの弟だけあって、ビジュアルだけでなく演技力も優れており、2010年の『トキメキ☆成均館スキャンダル』では、悪役ながら注目を浴びるほどでした。
悪役だったけど、人間味が出てて切なくて可哀想で私は好きでした。
色々ときっかけを作ってくれた私の原点とも言えるこのドラマが今でも私の中のNo.1です。
心より御冥福をお祈り申しあげます。
#チョンテス
#トキメキ成均館スキャンダル pic.twitter.com/eR1zC314QL— yuriyuri (@6002Yuriko) January 22, 2018
しかし、2011年に飲酒暴行事件をおこしたチョン・テスさん。すぐに謝罪したため、大事にはなりませんでしたが、1年ほど活動を自粛していました。
2013年に復帰後は、『花たちの戦い-宮廷残酷史-』と『帝王の娘 スベクヒャン』、さらに中国のドラマに出演。しかし、それ以降はドラマ出演がなく、「ハ・ジウォンの弟はどうしたの?」といった声も上がっていました。
その後、突然のチョン・テスさんの訃報が届いたのは、2018年1月。詳しい死因などは明かされていませんが、所属事務所からチョン・テスさんがうつ病の治療を受けていたことが伝えられたので、自殺と推測されています。33歳という若さでした。
これを受け、ハ・ジウォンさんが主演を務めた映画『マンハント』のスケジュールはすべて中止に。その後、しばらく女優活動を休んでおり、2019年11月に放送されたドラマ『チョコレート』で復帰しました。
俳優になりたいというチョン・テスさんに対し、「精神的な傷を負ってほしくない」と家族の中で唯一反対していたというハ・ジウォンさん。懸念していたことが現実となってしまいましたが、これからも素敵な姿を披露し続けてほしいですね…。
ソン・ソンミ
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- 本名:ソン・ソンミ(송선미)
- 生年月日:1974年9月13日
- 出身:釜山広域市
- 身長:172㎝
- 血液型:O型
1996年にモデル選抜大会で2位入賞を果たし、芸能界デビューしたソン・ソンミさん。1997年のドラマ「モデル」以降、ほぼ絶え間なく様々なドラマや映画に出演している演技派女優です。
2006年には、3歳年上の映画美術監督出身のコ・ウソクさんと結婚。夫婦ケンカはあまりなく、幸せな家庭を築いていたそうで、2015年には長女を授かっています。
出産後は、2016年に『記憶〜愛する人へ〜』で復帰すると、翌年には『棘と蜜(帰ってきたボク・ダンジ)』で主演に抜擢。しかし、公私ともに充実した日々を送っていた時に悲劇が訪れました。
『棘と蜜』の撮影と放送が平行して行われていた2017年8月、ソン・ソンミさんの夫コ氏が凶器で刺され亡くなったのです。
犯人は、コ氏のいとこから依頼された20代男性。コ氏はいとこによって不法に財産を奪われた祖父を助けていたそうで、これに恨みを持ったいとこが親しい知人に報酬を約束してあやめるように依頼したと、検察によって発表されました。
ソン・ソンミさんは、このような悲しい事件からわずか2週間で、『棘と蜜』の撮影現場に復帰。緊急事態を乗り越え、最後まで撮影に臨んで熱演したという点が評価され、MBC演技大賞では女性優秀演技賞が贈られました。
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その後も『スタートアップ: 夢の扉』や『ポッサムー運命を盗む』などのヒット作に出演し、変わらぬ姿を披露し続けているソン・ソンミさん。愛する娘のためにも、これからも活躍してほしいですね…!
まとめ
今回は、最愛の家族を亡くした韓国芸能人3人を紹介しました。どの方も、家族を失った経緯が衝撃的だったので、とても驚いたのではないでしょうか?
このような辛い過去を乗り越えて、現在まで活躍している3人を、これからも応援していきたいと思います。