BTS

【考察】BTSがホワイトハウスに招待された理由は?メンバーや世間の声は?

5月のアメリカはアジアン・アメリカン・パシフィック・アイランダー(AAPI)月間で、2022年5月31日にBTSがバイデン大統領に招待され、ホワイトハウスを訪れました。

そして、BTSはスピーチを行ったんです。他国のアーティストがホワイトハウスを訪問することは異例の出来事だったため、世界的に話題になりました。BTSが再び歴史に名を刻んだんですね。

しかし、バイデン大統領はなぜこの時期にBTSをホワイトハウスに招待したのでしょうか?招待した理由、招待された背景を探っていきたいと思います。

また、気になるBTSのスピーチ内容についてもお届けしているので、ぜひ最後までご覧ください。

BTSがバイデン大統領からホワイトハウスに招待を受ける

BTSがホワイトハウスに招待された理由は?

バイデン大統領がBTSをホワイトハウスに招待した理由は、アジア系住民のヘイトクライムや人種差別について議論するためでした。

BTSは2017年頃からアメリカでアジア系住民をはじめとする社会的マイノリティ層を中心に人気を獲得してきており、そのため、今回の議論に適任とされたことが考えられます。

新型コロナウイルス感染拡大後、アメリカではアジア系住民のヘイトクライムや人種差別が社会問題になっているんです。

連邦捜査局(FBI)の2021年8月の発表によると、2019年〜2020年にかけてのアメリカでのアジア人に対するヘイトクライムは、前年比で77%増加しています。

さらに、2020年3月〜2021年6月までに9000件を超えるアジア人に対するヘイトクライムが報告されているんです。

これらについて、BTSとバイデン大統領は意見交換しました。メンバーはどんな意見を述べたのでしょうか。

ホワイトハウスに招待されたメンバーはどうだったの?

ホワイトハウスを訪問したBTSは、全員黒髪黒いスーツを着用していました。カラフルな髪色や服装の時もあるため、全員がそれとは正反対の黒髪黒スーツは新鮮でした。厳格さも感じますよね。

そして、一人一人がアジア系住民のヘイトクライムや人種差別撲滅に関するメッセージを伝えました。

まず、RMの「ホワイトハウスで反アジア系ヘイトクライムとアジア系の包容、多様性という重要な主題を議論するために招待していただき大変光栄です。」

ジンの「私たちはAANH月間のコミュニティーと思いを共にし、これを記念するために今日ホワイトハウスに来ました。」という挨拶から始まります。

続いて、ジミンが「最近、アジア系を対象とした多くの憎悪犯罪に非常に驚き、心が穏やかではありません。このことの根絶にあたり、少しでも助けになろうと今日、この場を借りて声を上げようと思います。」と述べました。

J-HOPEは「今日、私たちがこの場にいられることは、私達の音楽を愛してくださる多様な国籍、言語、文化を持つARMYの皆さんがいらしてこそ可能だったと考えています。本当に感謝いたします。」とARMYについて触れたんです。

ジョングクは「韓国人の音楽がお互い違う言語と文化を超え、全世界で多くの方に届いているという点をいまでも不思議に思っています。これらすべてのことを繋いでくれる音楽というものは、本当に素晴らしい媒体ではないかと思います。」

とBTSの音楽について述べていました。

その後、SUGAは「私と違うことは間違いではありません。正しい正しくないではなく、違いを認めることから平等は始まると考えます。」と勇気づけるとともに、寛容になることをアピールしたんです。

テテは「私たちはすべてが各自の歴史を持っています。今日という日が一人ひとりが意味のある存在としてお互いを尊重し、理解するためのまたひとつの歩みになることを願っています。」と述べています。

そしてRMが「重要な問題に対して共に話をし、私たちがアーティストとして何が出来るのか考える機会をくださったホワイトハウスとバイデン大統領に感謝します。」とスピーチを締めました。

このようなホワイトハウスでのBTSのスピーチに対して、世間はどのような感想を持ったのでしょうか?また、ホワイトハウス訪問をBTSがどのように感じていたのかについてもお届けします。

ホワイトハウスに招待されたことに対してメンバーは?

BTSのホワイトハウス訪問が発表された直後、RMがWeverseを通じてこれについて言及したんです。

まず、RMはARMYのおかげでホワイトハウスに行くことが決まったと、ARMYに感謝を伝えました。真っ先にARMYに感謝を伝える姿が素敵すぎますよね。

そして、RMはBTSのホワイトハウス訪問を心配しているARMYがいることも知っていました。そのため、「無事に行ってきて、6月に笑って挨拶します。」「たくさん応援してください。」とも言っていたんです。

ホワイトハウスから帰ってきたBTSは、個人のInstagramに続々とホワイトハウスでの様子を投稿していました。とても天気が良くてBTSメンバーの訪問を歓迎しているかのようですね!

 

この投稿をInstagramで見る

 

Jin of BTS(@jin)がシェアした投稿

 

この投稿をInstagramで見る

 

jhope(@uarmyhope)がシェアした投稿

ホワイトハウス内での写真をあげているメンバーもいたんです。SUGAはソファに座っている写真をあげていました。

 

この投稿をInstagramで見る

 

SUGA of BTS 민윤기(@agustd)がシェアした投稿

ホワイトハウスに招待されたことに対して世間の声は?

先ほど、バイデン大統領がBTSをホワイトハウスに招待した理由は、アジア系住民のヘイトクライムや人種差別について議論するためと言いました。

これに対して、BTSは韓国を拠点に活動しているため、疑問に感じる人もいたよう。なぜアメリカに住むアジア系の人々ではなく、BTSがアジア系住民のヘイトクライムや人種差別について語るのかという意見が出ていたんです。

バイデン大統領がBTSを政治的に利用しているのではないかという意見もありました。バイデン大統領は2022年秋に中間選挙を控えています。これに向けて、若い世代に人気のあるBTSと対談して、話題になるという政治的効果を狙ったとも考えられるんです。

事実、バイデン大統領は直近でBTS以外にも人気歌手のセレーナ・ゴメスと面会していました。メンタルヘルスの問題について話し合っていたんです。アーティストとの連続した絡みに政治的意図を感じる人がいてもおかしくありません。

その一方で、BTSは同じアジア人として誇らしいという肯定的な意見や、多くの人にとって大切にすべき価値観を発信してくれたことに対して感謝する意見も見られました。

まとめ

2022年5月31日にBTSがバイデン大統領にホワイトハウスに招待されました。BTSがまた1つ、歴史に名を刻んだんですね。

5月はアジアン・アメリカン・パシフィック・アイランダー(AAPI)月間だったので、バイデン大統領はBTSとアジア系住民のヘイトクライムや人種差別について議論するために、招待されました。

BTSはアメリカでアジア系住民をはじめとする社会的マイノリティ層を中心に人気を獲得してきたため、今回の議論に適任とされたことが考えられます。そして、BTSはアジア系住民のヘイトクライムや人種差別撲滅に関するスピーチを行いました。

BTSがホワイトハウスに招待され、立派なスピーチをしたことで、同じアジア人として誇らしいという意見が相次ぎます。その一方で、招待された背景にはバイデン大統領がBTSを政治的に利用しているのではないかと言った意見もありました。

私はSUGAの「私と違うことは間違いではありません。」「違いを認めることから平等は始まると考えます。」という言葉が印象に残ったのですが、みなさんは今回のBTSのホワイトハウス訪問をどのように受け止めますか?

最後までご覧くださり、ありがとうございました。