2013年のデビュー以来、数多くのヒット曲を出してきたBTS。楽曲をリリースするたびに話題になるのがYouTubeのMV再生回数です。ARMYという熱狂的なファンが世界中にいるBTSともなると、再生回数が億単位の楽曲はたくさんあります。
そこで今回は、これまでに1億回以上2億回未満再生されたBTSのMVについてまとめました。ご紹介する内容は2022年8月現在の最新情報となります。ぜひご覧ください♪
BTSは1億回再生された曲が多数
BTSのMVで1億回以上2億回未満再生された楽曲は全部で24曲です。この数字はメンバーのソロ曲、メンバーがフィーチャリングで参加した楽曲、カムバックトレイラーと銘打った動画も含んでおります。
どの曲が再生回数1億回を超えているのか、さっそく見ていきましょう!
1億回再生
We Are Bulletproof Pt.2(2013年7月17日公開)
1thekはK-POPアーティストのMVに特化したYouTubeチャンネルです。このアカウントでMVが公開されることによって、新人アイドルの知名度アップにつながるのだとか。
BTSも御多分に漏れず、デビュー当初は事務所の公式アカウントと1theKのアカウントの両方でMVが公開されていました。
N.O(2013年9月11日公開)
「N.O」は、BTSの1stミニアルバム「O!RUL8,2?」の収録曲です。約8年半後の2022年3月13日、YouTubeの再生回数が1億回を突破しました。人気が高まるにつれて、過去のMVも再び注目されていることが分かります。
一風変わったアルバムのタイトルは「Oh! Are you late, too?」と読み、「遅くならないうちに自分の人生と幸せを見つけよう」というメッセージが込められているそうです。
タイトル曲「N.O」のMVでは、機械のように勉強ばかりさせられている学生に扮したメンバーたちが、「Noと言おう」「今じゃなきゃダメなんだ」と同世代の若者に訴えかける姿が描かれています。
Just One Day(2014年4月7日公開)
1thekのアカウントで公開されている「Just One Day」のMVの再生回数が、2018年10月25日に1億回を超えました。現在1.9億回以上再生されているので、2億回を突破するのも時間の問題かもしれませんね!
HYBEのアカウントで公開されている「Just One Day」のMVは、現時点で再生回数4千万回以上です。合計すると、「We Are Bulletproof Pt.2」と同じく、「Just One Day」も2億回再生を超えることに。
このMVは学生服を彷彿とさせる7人のカーディガン姿や甘い歌声、イスを使った振り付けが特徴的です。女性との交際、そして別れを経験した男性の切ない心情が歌われています。
Danger(2014年8月19日公開)
「Danger」は、BTSの1stフルアルバム「DARK & WILD」のタイトル曲です。1thekのアカウントで公開されたMVは1.8億回以上、HYBEのアカウントで公開されたMVは1億回以上再生されています。
「Danger」も2つのアカウントの再生回数を合わせると、余裕で2億回を突破していますね。「メンバーたちの悪ぶった表情が好き」「首をなでる振り付けがかっこいい!」と、「Danger」のMVを好きなARMYは多いです。
動画の終盤、テテが髪の毛を切るシーンも話題になりました。テテはこの時カツラを切ろうとして、うっかり自分の髪の毛まで切ってしまったそうです。その後テレビのインタビューで、「頭にきたので『Danger』の撮影が印象に残っている」と語っていました。
I NEED U (Original ver.)(2015年5月11日公開)
「人生の中で最も美しい瞬間、青春」を意味する「花様年華」。花様年華シリーズはBTSを語る上で避けて通ることはできません。
そんな花様年華シリーズの1作目である「花様年華 Pt.1」のタイトル曲「I NEED U」は、BTSが音楽番組で初めて1位を獲得した記念すべき楽曲です。
1thekのアカウントで公開されたMVは2億回再生を記録。HYBEのアカウントで公開された「I NEED U (Original ver.)」のMVは再生回数1億回を突破しています。
「I NEED U」以降、MVがドラマのようなストーリー性のあるものへと一変。これまでのダンスパフォーマンス中心のMVから雰囲気がガラリと変わりました。メンバーたちの迫真の演技に魅了されること間違いなしです。
RUN(2015年11月30日公開)
未来への不安を抱く若者たちの儚くも美しい青春を歌った花様年華シリーズ。2作目の「花様年華 Pt.2」のタイトル曲「RUN」のMVも、1thekのアカウント、HYBEのアカウント共に再生回数1億回を突破しています。
先ほどお伝えしたように花様年華シリーズのMVはストーリー仕立てになっており、1作目の「I NEED U」と合わせてMVの考察をするARMYが続出しました。危うさを秘めた等身大の若者を演じるメンバーたちの演技に注目です!
IDOL (Feat. Nicki Minaj)(2018年9月7日公開)
ニッキー・ミナージュをゲストに迎えた「IDOL (Feat. Nicki Minaj)」のMVは、2020年6月7日に再生回数1億回を突破しました。現在は1.5億回以上再生されています。人気ラッパーの登場は、ARMYのみならず多くの人の関心を集めているようです。
Boy With Luv (feat. Halsey) (ARMY With Luv ver.)(2019年4月27日公開)
ホールジーのフィーチャリングで話題となった「Boy With Luv」の「ARMY With Luv ver.」のMVが、2022年7月20日に1億回再生を突破しました。
オリジナル版では見られなかったシーンが公開されていたり、看板の文字が「LOVE」から「ARMY」に変わっていたりと、見どころ満載のMVになっています♪
Lights(2019年7月3日公開)
日本で通算10枚目のリリースとなった、BTSのシングル「Lights/Boy With Luv」。表題曲「Lights」のMVは、2021年1月11日に1億回再生を突破しました。
日本語の楽曲のMVで再生回数1億回を超えたのは、「Airplane pt.2 -Japanese ver.-」「Stay Gold」に続き「Lights」が3本目です。
この曲の歌詞は、暗闇の中でもがく日々に差し込む「光」に焦点が当てられており、その「光」はARMYのことを示しているのではないかと言われています。切ないメロディと優しい歌声、前向きな気持ちになれる歌詞が心に響きますね。
MVの舞台となる映画館に7人が集まり、自分たちの姿が映ったスクリーンを笑顔で眺める彼らの表情に明るい未来を感じます。
Make It Right (feat. Lauv)(2019年10月18日公開)
アメリカのシンガーソングライター・Lauv(ラウヴ)がフィーチャリングで参加した楽曲「Make It Right (feat. Lauv)」。この曲のMVも1億回以上再生されています。BTSとLauvの歌声が見事に調和していて、原曲とは一味違った魅力がある楽曲です。
このMVは少年と少女の物語が描かれたアニメーションと、「LOVE YOURSELF: SPEAK YOURSELF」で披露した「Make It Right」のステージ映像で構成されています。素晴らしい歌声と素敵な映像が収められたMVは、見ていると胸にグッとくるものがありますね。
Dynamite (B-side)(2020年8月25日公開)
「Dynamite」はOfficial MVの他に3種類のMVがあり、そのうちのひとつ「Dynamite (B-side)」のMVは、2020年11月24日に1億回再生を突破しました。
オリジナル版では見られなかった映像やNGシーンが盛り込まれており、メンバーたちのお茶目で可愛い一面がより強く伝わってきます。
Life Goes On : in the forest(2020年11月26日公開)
オリジナル版のMVは4億回再生を記録。別バージョンの「Life Goes On : in the forest」も億単位で再生されており、1億回を突破しています。豊かな自然の中で太陽の光を浴び、リラックスした様子で歌うメンバーたちの姿が印象的です。
Butter (Hotter Remix)(2021年5月28日公開)
BTSのヒット曲「Butter」のリミックスバージョン「Butter (Hotter Remix)」のMVは、2022年4月24日に1億回再生を突破しました。
歌うメンバーの後ろで自由に踊ったり、ジャケットを交換したり、ボクシングのファイティングポーズをとったりと、7人の個性あふれる動きがとにかく楽しいです!メンバーたちの面白さを思う存分堪能できる最高のMVですね♪
Yet To Come (The Most Beautiful Moment)(2022年6月10日公開)
MVの公開から10日目の6月20日、「Yet To Come (The Most Beautiful Moment)」の再生回数が1億回を超えました。このMVには「Spring Day」や「RUN」など、BTSの過去作のオマージュがたくさん散りばめられています。
それらの映像やメンバーたちの思いが込められた歌詞を元に、「Yet To Come (The Most Beautiful Moment)」のMVの意味を考察するのも一興ですよ。
1億回再生(ソロ曲・フィーチャリング参加楽曲)
グループの楽曲に続き、メンバーのソロ曲やメンバーがフィーチャリングで参加した楽曲の中から1億回以上再生されているものをご紹介します。どうぞご覧ください♪
Agust D(2016年8月16日公開)
「Agust D」はSUGAのソロ名義であり、2016年にリリースされたミックステープおよびタイトル曲の名前でもあります。「Agust D」のMVは、2020年7月3日にYouTubeの再生回数1億回を突破しました。
自分のことをバカにしてくるラッパーたちを見下すような歌詞と、SUGAの強気な表情がかっこいいです。なお、現時点でこのMVは1.5億回以上再生されています。これからもどんどん伸びていきそうですね!
Serendipity(2017年9月5日公開)
「Serendipity」はとても人気のある楽曲です。YouTubeで公開されたカムバックトレイラーの再生回数は、2019年5月16日に1億回を突破しました。ジミンの美しい歌声と儚さを感じさせる表情が魅力的で、何度でも見たくなりますね。
Daydream(2018年3月2日公開)
作詞、作曲、プロデュースに参加したJ-HOPEの初めてのミックステープ「Hope World」のリード曲「Daydream」。本来の自分チョン・ホソクとして、経験してみたい非現実的な願望を歌っています。
MVは全体的にカラフルでおしゃれです。J-HOPEだからこそ似合う世界観ですね。「Daydream」のMVの再生回数は、2019年8月3日に1億回を超えました。
顔は映っていませんが、MVにテテがカメオ出演したことも話題に。ボーダーの服を着用し、ベッドで寝ている人物がテテです。(該当シーンは以下の動画03:06頃~、03:37頃~)
Euphoria : Theme of LOVE YOURSELF 起 Wonder(2018年4月6日公開)
映像は、2015年に「花様年華 on stage:prologue」で公開された、テテが飛び降りるシーンから始まります。映画のように描かれたメンバーたちの成長ストーリーに、どんどん惹き込まれますね!
Singularity(2018年5月7日公開)
「Singularity」は、BTSの3枚目のフルアルバム「LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’」のイントロを飾ったテテのソロ曲です。「LOVE YOURSELF 結 ‘Answer’」と「Proof」にも収録されています。
カムバックトレイラーとして公開された「Singularity」の映像は、2019年5月19日に再生回数1億回を突破しました。動画の冒頭、テテはコートツリーに掛かったジャケットを使用した印象的なダンスを披露。テテの美しい手と色気に目が釘付けになります…!
Epiphany(2018年8月10日公開)
「Epiphany」はジンのソロ曲です。「LOVE YOURSELF」シリーズのフィナーレを飾るリパッケージアルバム「LOVE YOURSELF 結 ‘Answer’」に収録されている他、「Proof」のDISC3には「Epiphany」のデモバージョンが収録されています。
「Epiphany」のカムバックトレイラーは、2021年10月14日にYouTubeの再生回数1億回を突破!
同じ空間に違う時間軸のジンが存在している映像を見ていると、過去から未来へ時間が流れているのではなく、今この瞬間、「過去・現在・未来が同じ空間に存在している」と考えられている「ブロック宇宙論」が思い起こされます。
動画の終盤にはこのようなテロップが。
自分探しの旅の最後にたどり着いたのは、再び元の場所。
結局、探すべきものは全ての始まりであり、
道しるべである魂の地図。
誰もが持っているけれど、誰にも見つけることのできないそれを
僕はこれから探してみようと思う。
迷うことがあっても最後は自分の心の声に従い、前へ向かって進んでいこうというメッセージが感じられます。
Winter Bear(2019年8月10日公開)
「Winter Bear」を制作するにあたり、ツアー中に見たイギリスのSF恋愛映画「アバウト・タイム」からインスピレーションを受けたというテテ。RMに手伝ってもらい、全編英語の歌詞を完成させたそうです。
MVにはテテが海外の街中で写真を撮る姿や食事を楽しむ姿、散歩する様子などが収められています。ぼんやり淡い色彩の映像とテテの心地よい歌声の相乗効果で、じんわり温かい気持ちに。
Interlude : Shadow(2020年1月10日公開)
この曲の特徴として、2013年9月11日にリリースされたアルバム「O!RUL8,2?」のイントロ曲「O!RUL8,2?」の音をサンプリングしていることがあげられます。「O!RUL8,2?」の文字も何度が出てくるので注目してみてください。
カムバックトレイラーには、スマホのカメラを構えた人たちに囲まれているSUGAの姿が。周りにいる群衆は、ライブ会場で彼らを目の前にしてもカメラ撮影をやめないARMY、サセンや無遠慮なマスコミを表しているように見えますね。
SUGAはこの曲を通して、成功に伴う責任や恐れを赤裸々に表現しています。
Outro : Ego(2020年2月3日公開)
「Outro : Ego」は、2013年6月12日にリリースされたBTSのデビューシングル「2 COOL 4 SKOOL」のイントロ曲「2 COOL 4 SKOOL feat. DJ Friz」のビートが使用されていることが特徴です。
J-HOPEはこの曲を通して、「BTSの『J-HOPE』になるために歩んできた道は簡単ではなかったけれど、すべては運命の選択であり、これからもその道を歩み続ける」と歌っています。
思わず踊りたくなるようなエネルギッシュなメロディと、楽しそうに歌うJ-HOPEの姿が印象的ですね。見ているだけで元気が出てきます♪
Left And Right (feat. Jung Kook of BTS)(2022年6月24日公開)
最後はジョングクがフィーチャリングで参加した、チャーリー・プースとのコラボ曲「Left And Right」のMVです。2人の調和のとれた歌声とキャッチーなメロディ、茶目っ気のある映像が癖になります。
2022年7月13日、公開から1か月もたたないうちにYouTubeの再生回数が1億回を突破しました。「Left And Right」は恋焦がれる人への熱い思いを歌った楽曲です。MVにはチャーリー・プースとセラピスト役の男性、そしてジョングクしか登場しません。
楽曲がリリースされた6月は、LGBTQ+の権利に関するさまざまなイベントが行われる「プライド月間」だったことから、このMVは男性同士の恋愛を描いているのでは?とネット上で話題に。
するとチャーリー・プースがYouTubeのコメント欄をスクリーンショットした写真をインスタグラムのストーリーに投稿。そのコメント欄には2人のコラボを称賛する言葉の他に、このようなことが書かれていました。
「2人以外には誰も映っていないため、2人の男性がお互いの心を占領しているという仮定は素晴らしいと思います!これを正常化することに大賛成です」
チャーリー・プースは、このコメント部分にサングラスをかけた顔の絵文字と笑顔の絵文字を付けて文章を強調。ファンの考えに肯定的な反応を示すことで、LGBTQ+を意識したストーリーだと認めたのかもしれませんね。多様性が尊重された素敵なMVだと思います。
まとめ
今回は1億回以上2億回未満再生されたBTSのMVについてご紹介しました。まとめたものがこちらになります。
【BTSの楽曲】
・We Are Bulletproof Pt.2
・N.O
・Just One Day
・Danger
・I NEED U (Original ver.)
・RUN
・IDOL (Feat. Nicki Minaj)
・Boy With Luv (feat. Halsey) (ARMY With Luv ver.)
・Lights
・Make It Right (feat. Lauv)
・Dynamite (B-side)
・Life Goes On : in the forest
・Butter (Hotter Remix)
・Yet To Come (The Most Beautiful Moment)
【ソロ曲・フィーチャリング参加楽曲】
・Agust D(SUGA)
・Serendipity(ジミン)
・Daydream(J-HOPE)
・Euphoria(ジョングク)
・Singularity(テテ)
・Epiphany(ジン)
・Winter Bear(テテ)
・Interlude : Shadow(SUGA)
・Outro : Ego(J-HOPE)
・Left And Right(ジョングク)
BTSの楽曲が14曲、ソロ曲・フィーチャリング参加楽曲が10曲、合計24曲。さすが1億回以上再生されている曲だけあって、どれもこれも名曲ばかりです。きっとこれからも再生回数の記録はどんどん更新されていくのでしょうね。