歌って踊って演技をするミュージカルですが、ドラマや映画のようにNGでもう一度やり直し、といった失敗が通用しない舞台で活躍していた韓国芸能人をご紹介します。
日本では劇団四季や女性だけの団体の宝塚歌劇団がありますが、今回ご紹介するミュージカル出身の実力派俳優はどんな作品に出ていたのでしょうか。過去と現在との違いや状況なども詳しく調べてみました。
ミュージカル出身の実力派俳優7選!
ミュージカル出身の実力派俳優7人の経歴と現在を併せてご紹介しますのでご覧ください。
チョ・ジョンソク
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- 生年月日:1980年12月26日
- 身長:174cm
- 血液型:AB型
チョ・ジョンソクさんは2004年のミュージカル『くるみ割り人形』に出演し、舞台俳優として活動しながら人気を集めていきました。
引用元:https://blog.naver.com/cobalt_yang/30141626394
元々の夢はクラシックギターの演奏者だったそうで、大学を決める時に音楽科を専攻したくて二浪までしたのだとか。
しかし、結局クラシックギターの演奏者の夢をあきらめ、当時通っていた教会の伝道師の勧めでソウル芸術大学の演劇科に入学し、演技者を目指すようになりました。
大学時代の教授からミュージカルをやってみなさいと言われ、大学の劇団で活動してる中で芸能関係者の目に留まりミュージカル俳優としてデビューしたのです。
デビュー後、数々の舞台作品に出演しているチョ・ジョンソクさんですが、2008年のミュージカル『私の心の中のオルガン』で男性新人賞を初受賞したんですよ。
以降、受賞作品を増やし、2011年には初ドラマ『What’s Up』に出演し、ドラマや映画に出演しながら舞台俳優として活躍していました。初のドラマはチョ・ジョンソクさんに合った役柄で、ミュージカル学科に通う大学生役を務めたのです。
チョ・ジョンソクさんはミュージカル俳優ですので、歌もダンスも優れているためドラマのOSTの参加も多く活躍しています。2014年のミュージカル動画を発見したので、ドラマや映画とはちょっと違うチョ・ジョンソクさんをご覧ください。
さすが舞台俳優、声が通っていて素敵な歌声でしたね。2011年以降はドラマや映画でも活躍しているチョ・ジョンソクさんの代表作と言えば、2020年の『賢い医師生活』ではないでしょうか。
翌年にはシーズン2も放送され、最高視聴率17.4%という好成績を記録しました。今年2022年は、ドラマ出演はないものの5年ぶりの単独ライブで大盛り上がりだったんですよ。
シン・ソンロク
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- 生年月日:1982年11月23日
- 身長:189㎝
- 血液型:A型
シン・ソンロクさんは大学時代に劇団に所属し、2002年のドラマ『星を射る』で役者デビューをしています。
189cmの長身で素敵だと人気もあったシン・ソンロクさんですが、テレビ出演の2年後の2004年からミュージカルにも出演するようになり、トータル出演数はドラマよりミュージカルが多いんです。
2007年の地上波テレビドラマ『ありがとうございます』で、メインキャストとして出演し大ヒット、そして演技自体も大きな評価を受けて知名度を上昇させ人気となっていきました。
デビュー当初は優しい性格の役柄が多かったのですが、兵役除隊後の復帰作ドラマ『星から来たあなた』に出演し、インパクトのある悪役を演じ注目されたのです。
目つきが強くカリスマ性のある俳優ということを再び大衆に知らせ、以降、悪役で出演する作品が増えたシン・ソンロクさん。
今年2022年も3本のミュージカルに出演したシン・ソンロクさんのパワフルな歌声の動画を発見しました。こちらは、2022年のミュージカル『エリザベート』で、オーストリア皇后エリザベートを闇の世界に誘う帝王トートを演じています。
チョ・スンウ
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- 生年月日:1980年3月28日
- 身長:173.3㎝
- 血液型:B型
チョ・スンウさんは2000年の映画『春香伝』で俳優デビューをしたのですが、大学時代に1000人のオーディション競争率を勝ち抜いて主演に抜擢された実力の持ち主です。
大韓民国の最高の演技派俳優の間でも常に欠かさず取り上げられている名俳優で、ミュージカル、映画、ドラマの3分野すべてで成功した唯一無二の役者だと言われているチョ・スンウさん。
デビューと同時にミュージカルも経験し、ドラマのように収録ではないため地方公演など毎月のように忙しく飛び回っていたのだとか。
チョ・スンウさんは、台本を見ながら練習はせず、一冊全体を覚える怪物のような暗記力の持ち主だと業界で有名なんです。
デビュー当時から映画、ドラマ共に主演で出演することが多く来年、2023年に新ドラマ『神聖な離婚』も決まっています。
オム・ギジュン
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- 生年月日:1976年4月22日
- 身長:180㎝
- 血液型:A型
オム・ギジュンさんは、1995年の演劇『リチャード3世』を通じて演劇俳優として初デビューし、翌年の1996年にミュージカル『オリバー』でアンサンブルとして活動しミュージカル俳優も始めました。
2006年からは短編ドラマ『誰が、愛したでしょうか』を皮切りにテレビにも出演するようになり、以後、毎年ドラマとミュージカルで地道な活動をしてきたオム・ギジュンさんは映画と演劇舞台にも時々出演しています。
ミュージカルではほとんど眼鏡をかけていないオム・ギジュンさんですが、ドラマでは常に眼鏡をかけていて、鋭い目つきに眼鏡までかけると冷たくて知的なイメージになるので自然と役柄も冷静沈着な役が多いです。
元々は視力が悪く眼鏡をかけていたそうですが、チョ・スンウさんからレーシックの手術を勧められ、現在は度数の入っていない眼鏡をかけているのだとか。
ということは、オム・ギジュンさんと言えば眼鏡という感じでイメージを作っているのかもしれませんね。
オム・ギジュンさんは演技に対する欲だけでなく、ものすごい努力家で、2006年にテレビ進出して以来、15年以上も毎年1本以上のドラマと平均3本のミュージカル日程を消化していて、ドラマ撮影とミュージカルが重なるのは日常茶飯事。
ひどい場合はドラマとミュージカル公演に次のミュージカル練習まで重なり、とてつもないスケジュールを消化したりもしているのだとか。
今年2022年のミュージカル出演もしていますし、ドラマ『流れ星』 には特別出演し『シスターズ』にはメインキャストとして出演していました。来年2023年にも新ドラマの出演が決まっていて、大忙しのオム・ギジュンさんなんですよ。
オ・マンソク
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- 生年月日:1975年1月30日
- 身長:175㎝
- 血液型:B型
オ・マンソクさんは1999年の演劇『ファウスト』に出演し、役者デビューを果たしました。
演劇、ミュージカル俳優として活動を始め、初のドラマ出演は2003年の『武人時代』で、端役からのスタートで2006年のドラマ『ぶどう畑のあの男』で主演に抜擢され少しずつ注目されるようになったのです。
ミュージカル界の都市伝説の1つとして、ミュージカル『グリース』に出演した役者はスターになるというものがあるのだとか。
実際、2003年から2004年にかけて行われていたミュージカル『グリース』に出演し、ドラマで主演を務めたり、大劇場での公演が増えたり、有名作品に相次いで抜擢されるなど良い方向に進んでいったオ・マンソクさん。
現在もミュージカル出演をしながら映画やドラマでも活躍中で、来年2023年の新ドラマの出演も決まっているんです。
イ・ギュヒョン
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- 生年月日:1983年11月29日
- 身長:175cm
- 血液型:A型
イ・ギュヒョンさんは2001年の映画『風林高』で役者デビューし、2003年からミュージカル俳優としても活躍するようになりました。
ドラマの初出演は2015年の『優しくない女たち 』ですが、こちらも1話と2話だけの出演でドラマ出演は数本このような形で一部の回だけに出演していたのだとか。
そして、2017年のドラマ『秘密の森』でミステリーな面貌を持つ検察捜査官ユン・セウォン課長役を引き受け大衆に認知度を高めたのでした。今でもメインはミュージカルでドラマ出演もありますが、特別出演などが多いイ・ギュヒョンさん。
ミュージカル俳優としての経歴が長いため、発声が落ち着いていて発音も的確、歌が上手なことでも注目されています。今年2022年は2本のミュージカルと、3本のドラマ出演がありました。
カン・ハヌル
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- 生年月日:1990年2月21日
- 身長:181cm
- 血液型:B型
カン・ハヌルさんは演劇俳優だった両親の影響もあり、最初は教会で行われていた演劇の小道具担当を経験し、演劇に関心を持ち始めたのだとか。
幼い頃から俳優になりたいという夢があったカン・ハヌルさんは、高校在学中の16歳の時にミュージカル『天上の時計』のオーディションに受かり役者デビューし、翌年2007年の『最強!うちのママ』でドラマデビューを果たします。
800倍の競争率を勝ち抜いて配役を獲得し、その後も助演や端役を柔軟にこなし活動していました。今回ご紹介しているミュージカル俳優の中では、舞台出演は少ない方ですが、1年に1作品のミュージカル出演はあり人気を集めているカン・ハヌルさん。
近年は特にドラマ出演を中心に行っていて、今年2022年は『インサイダー』と現在11月時点でまだ放送されているハ・ジウォンさんと共に主演を務めているドラマ『カーテンコール』で活躍中です。
まとめ
ミュージカル出身の実力派俳優7人をご紹介しましたが、みなさんいかがでしたか?舞台に出演している風景の動画を観てみると、ドラマや映画とは違った魅力がミュージカルにはある感じがしましたね。
同じ舞台を観に行ってもその日その日で俳優たちの雰囲気が違ったり、アドリブがあって同じ内容でも何度も楽しめるという話を聞いたことがあります。ミュージカルを経験したことがない方は是非一度行ってみてください。
画面で観る感じとは違って、実際に観た舞台はとても迫力がありますよ。今回ご紹介したミュージカル出身の実力派俳優の7人の活躍も応援していきましょう。