”Honors Club(オーナーズ・クラブ)”って聞いたこと、ありますか?Honors Clubとは希望ブリッジ全国災害救護協会が運営する高額寄付クラブのことで、総額1億ウォン以上の寄付をしている人が加入できるクラブのこと。
芸能界で活躍するスターの中には、社会貢献を惜しまない人がたくさんいます。「稼いでいるから」と、寄付を進んで行うのはなかなか難しいもの。それでも苦しんでいる人へ寄り添い、善意の手を差し伸べられる人が韓国芸能人の中には大勢いるんです。
高額寄付をしている韓流スター
日本でも有名な韓流スターもいますし、ベテラン俳優やキャリアを積んでいる方だけではなく若くして高額寄付をしている人も。今回は、かなりの高額寄付者をピックアップし、紹介していきたいと思います。
パク・ボヨン
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高額寄付者として韓国でも有名な女優、パク・ボヨンさん。可愛らしいえくぼと優しい目元が印象的な女優さんですよね。代表作といえば、『過速スキャンダル』『私のオオカミ少年』『力の強い女ト・ボンスン』など。
”ロマンチックコメディの女王”とも呼ばれている彼女は、2023年時点で30代前半にも関わらず、精力的に寄付活動を行っています。
パク・ボヨンさんは新型コロナウイルス防疫の最前線で奮闘する消防隊員へマスク10万枚の寄付や、韓国東海で発生した大規模の山火事に対して5000万ウォンの寄付を行いました。他にも低所得家庭の若い女性を支援するため、生理用ナプキンの提供もしたようです。
2022年には「オーナーズ・クラブ」に加入。パク・ボヨンさんはデビューしてから現在まで韓国はもちろん海外の低所得家庭の児童青少年に心を伝え続けているそうで、その背景には情に厚い性格が関係しているかもしれません。
彼女は非常に思いやりがあると芸能界でも言われていて、人の痛みや気持ちに寄り添うことができる人だそうですよ。
2019年11月からケガの治療のため活動を休止していたパク・ボヨンさんですが、コロナ治療に尽力している医療関係者へ尊敬の意味を込めた手話をする姿を投稿するリレーキャンペーン、通称”おかげさまチャレンジ”にも参加。
活動休止中でありながら元気な姿をファンに見せるとともに、「ともに頑張ろう」と声かけをしていました。そうしたところからも彼女の情深さが垣間見えますね。
ヒョンビン
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『愛の不時着』で何度目かのブレイクを果たし、一躍時の人となったヒョンビンさん。ヒョンビンさんといえば、『愛の不時着』の他に、韓国で空前の大ヒットを記録した『私の名前はキム・サムスン』や『シークレット・ガーデン』にも出演している超大物俳優ですよね。
私生活では、『愛の不時着』で共演したソン・イェジンさんと結婚し、昨年第一子が誕生。俳優活動、私生活とともに注目されているのがヒョンビンさんの寄付についてです。
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ヒョンビンさんは世界で新型コロナウイルスが流行しだした2020年3月、社会福祉共同募金会を通じて、拡散防止及び被害を克服するために2億ウォンを寄付したという報道がありました。
支援という形で寄付だけでなく、所属事務所の公式インスタグラムを使い、新型コロナウイルス克服のために努力しているファンへ手紙も寄せています。
2020年3月といえば日本では感染者が数人出始めたぐらいでしたが、お隣の韓国では急速に感染が拡大していたころ。深刻化していく状況に韓国芸能界では寄付リレーが加速。
多くの芸能人が寄付を公表する中、ヒョンビンさんは「公表しないでほしい」と寄付団体へ伝えていたそうです。そのため、所属事務所も寄付の事実を知ったのは「報道が出てからだった」と明らかにしています。
この新型コロナウイルス関係の寄付以外にも、大規模な山火事で被災した人のために夫婦で2億ウォン寄付するなど、活発な活動を続けているようですよ。
ヒョンビン、ファン・チャンソン、コロナ19の寄付に参加
「ひそかに寄付をしたヒョンビン、軍人として国民の困難に知らん振りをしないファン・チャンソン。両スターの特別な心遣いが多くの人々に感動を与えた。」https://t.co/BdybI4RFox pic.twitter.com/PQWiGrgIMt— アキ (@naokiakikiyo) March 3, 2020
シン・ミナ
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韓国で”翼のない天使”の異名を持つシン・ミナさんは、かなりの高額寄付者として有名です。モデル出身のシン・ミナさんは、ドラマ『美しき日々』、映画『火山高』にて俳優デビューを果たしました。
『最強☆彼女』『ディーバ』など数多くの主演作を務め、最優秀女優賞を総なめにするほど、演技力にも定評がある女優さんです。2015年から俳優のキム・ウビンさんと公開恋愛していることも韓国では知れ渡っています!
2009年から社会福祉共同募金会「愛の実」に総額14億ウォンを寄付しており、寄付したお金は不幸な子どもたちの生活や、独居老人の暖房費支援、脱北女性と子どもたちの支援事業などに使用されたそうです。
また、2015年にネパールで起きた大地震で被災した学校にも1億ウォン寄付。この寄付のおかげで、現在では子どもたちが学べる学校が再建され、安心して勉強することができていると伝えられました。
その他にも、韓国発達支援学会へ1億ウォン、「やけどの患者が治療を受けられるように」と火傷財団に1億ウォン、ソウル・アサン病院に1億ウォン寄付しており、2021年だけで合計3億ウォン寄付しています。火傷財団へは毎年寄付を続けているようです!!
こうした継続的な善意活動の功績が認められ、2019年には大統領表彰を授与されたことも。韓国のテレビ番組『芸能ライブ』で積極的に寄付活動を行っている韓国セレブが特集されていましたが、彼女は2021年の時点で26億ウォン以上寄付しているとのこと。
交際相手であるキム・ウビンさんと一緒に寄付活動に尽力されていることも話題になっていました。
“公開恋愛中”シン・ミナ&キム・ウビン、2人揃って心温まる活動…韓国の豪雨被災者にそれぞれ約444万円を寄付https://t.co/7GoBW4rtgK
— Kstyle (@Kstyle_news) August 5, 2020
ペ・ヨンジュン
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初代韓流四天王の一人、ペ・ヨンジュンさんも善意活動を積極的に行っているスターです。ペ・ヨンジュンさんは、韓国のみならず、日本で起きた東日本大震災のときも10億ウォン寄付、新潟地震のときも4億ウォン、24時間テレビにも3億ウォン寄付しています。
インドネシアで自然災害が発生した時にも3億ウォンもの高額寄付をし、新型コロナウイルスが感染拡大していた最中には、多くの芸能人とともに寄付していました。
日本でも一躍有名になったペ・ヨンジュンさんですが、日本で自然災害時に寄付してもらえるというのは本当にありがたいことですよね。他の方々ももちろんそうですが、ペ・ヨンジュンさんに助けられた人もたくさんいるはず。
東北地震の際には、メッセージもあわせて送り、「今は何をしても傷と痛みを癒して差し上げることができないですが、今回の地震と津波で被災された方々やそのご家族の方々に慰労の意を心からお伝えさせていただきます」とコメント。
国外からそうした温かいメッセージが届くのは、嬉しいことですね。
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IU
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最後は歌手のIUさんです!韓国で”国民の妹”と称されるほどの絶大な人気を誇る歌姫。2023年現在29歳のIUさんは、高校生のころから寄付活動をしており、現在では10億ウォンを超える寄付を行っているそう。韓国では”寄付天使”との呼び名もあるぐらい!
20代後半と言えば、自分のために使いたいものも多いと思うのですが、「人のために役立ちたい」という思いから積極的に寄付を行っているんだとか。
IUさんが寄付を積極的に行うようになったのには幼少期の出来事が関係するようです。小学生のころまでは何不自由なく暮らしていたそうですが、ある日突然母の借金によって生活ががらりと変わることに・・・。
弟と祖母とともに小さな一つの部屋で暮らすこととなり、食事はジャガイモで済ませるような貧しい時期を送りました。子どものころから夢だった歌手のオーディションを受け続けるも、結果はすべて落選。
ある事務所には「お金を払えば歌手になるためのトレーニングを受けさせてあげますよ」と言われ、お金を支払いましたが、後日事務所に行ってみたらもぬけの殻だった・・・なんていう詐欺にもあったこともあるそうです・・・。
デビューしてからは一気に人気歌手に昇りつめ、借金を全額返済。人の痛みや苦しみに寄り添えるのはこうした経験がIUさんの今につながっているからなんですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
善意で行われる”寄付活動”。見習いたい行いではありますが、なかなか難しいと感じる人もいますよね。
偉人マザー・テレサは「大切なのは、どれだけ多くをほどこしたかではなく、小さくてもどれだけ愛を込めたかだ」という名言を残していますが、寄付にも同じことが言えるはず。
調べていく中で、批判をされている芸能人もいるようでしたが、寄付の価値は金額で判断するものではありません。高額寄付者と同じようには寄付できなくても、少額でもみんなで助け合っていける世の中になればと思いました。
最後までご覧いただきありがとうございました。