韓国の男性俳優やアイドルなどに、必ず訪れる兵役問題。2023年に入隊を予定している韓国俳優はどのような方がいるのでしょうか?
詳細な入隊日を発表した方から、まだ兵役に関する公式発表がされず、大まかな入隊日が予想されて噂にとどまっている方まで、5名の人気俳優の最新情報をお届けします。
2023年入隊予定&噂のある韓国俳優を紹介!
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韓国の男性に課せられる兵役制度は満18歳から徴兵検査対象となり、19歳になる年には兵役判定のために検査を受けることになります。4段階に分けて精密検査が行われたあと、結果に応じて1級から7級の等級に区分され、1級から3級が現役兵です。
服務期間は陸軍・海兵隊で1年6ヶ月、海軍は1年8ヶ月、空軍は1年9ヶ月と所属する軍隊によって1〜2ヶ月前後します。大きく分類した4つの軍隊でも、海兵隊は最も過酷な部隊であることが有名です。
1級から4級に判定された人は、満20歳から満28歳の誕生日を迎える前に入隊しなければなりません。それは芸能界に身を置く人も対象外ではなく、進学や国への功労が認められた人物といった特別な理由がなければ、延期することは不可能です。
兵役期間をクリアすることは一種のステータスとなりますが、俳優業などといった芸能活動をしている人にとっては、最低でも1年6ヶ月の空白期間を背負うことになってしまいます。
俳優にとっても、ファンにとっても大きな岐路となる兵役期間。入隊期限を控え、現在はどのような発表がされているのでしょうか。
・ナム・ジュヒョク
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1人目に紹介するのは、1994年2月22日生まれのナム・ジュヒョクさんです。
ナム・ジュヒョクさんの所属している事務所、マネジメントSOOPが2023年1月31日に「ナム・ジュヒョクが軍隊警察団機動隊に志願し合格した」と報告し、入隊日を3月20日に予定していると公式に発表し、兵役期間に突入することが確定しています。
入隊前、最後の作品となるDisney+オリジナルシリーズ「ヴィジランテ」の撮影をすでに終えており、放送開始が待ち望まれていますね。
昨年10月に韓国で上映が開始した映画「リメンバー」では、復讐を成し遂げようとする老人の親友役としても高い評価を受けました。
また、昨年夏ごろ「学生時代のいじめ」の疑惑が挙がった際、同窓生や教師20名が「誰かをいじめるような人ではない。みんなジュヒョクのことが好きだった」と反論したことでも話題に。人柄の良さが伺えたこの事件をきっかけに、逆に好感度が上昇したという人も。
ナム・ジュヒョクさんの出演作には、日本でも人気のドラマ作品「麗〜花萌ゆる8人の皇子たち〜」などがあり、これからがさらに楽しみな俳優として名前を挙げられる演者であったことから、兵役というやむない理由であっても「空白期間が残念だ」と言われています。
・イ・ドヒョン
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2人目に紹介するのは、1995年4月11日生まれのイ・ドヒョンさんです。
2023年上半期に入隊する予定で、そのためにスケジュールを調整していると報じられたイ・ドヒョンさん。しかし所属事務所のYUEHUAエンターテインメントは「軍務について決まったことはない。記事が誤って出た」と、現時点での入隊発表を否定しています。
近年、話題作となっているNetflixシリーズ「ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜」に出演し、主演のソン・ヘギョさん演じるムン・ドンウンの復讐を手助けする医師、チュ・ヨジョンとしてさらなる人気を得ています。
3月10日より「ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜」の新エピソード公開を控えるほか、2023年上半期に放送が予定されているドラマ作品「悪い母」にも出演が決定。脚本家から絶賛される実力派俳優として活躍している現在、入隊関連には慎重になっているようです。
・アン・ヒョソプ
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3人目に紹介するのは、1995年4月17日生まれのアン・ヒョソプさんです。
アン・ヒョソプさんは韓国・ソウル特別市出身。本来なら兵役に関する話題が出てくる年齢ですが、アン・ヒョソプさんは7歳のころに家族でカナダに移住しているため、国籍が韓国ではなくカナダになっています。
兵役義務は出身地や居住地が韓国であっても、国籍が外国籍である場合には生じません。そのため、カナダ国籍であるアン・ヒョソプさんは軍務に身を置く必要がないということです。
その一方で、正当な理由があったとしても「兵役に行っていない」ということで、俳優が批判されるケースが過去にありました。そのため、兵役関連の批判によるキャリアへの影響を考え、カナダ国籍を放棄して入隊するのではという噂もあるようです。
2022年に放送されたドラマ作品「社内お見合い」で演じた、財閥家の御曹司であるカン・テムがハマり役となり“恋愛職人”という名前を得たアン・ヒョソプさん。軍務の空白期間か兵役免除の批判、どちらを回避する選択をするのか、今後の発表に注目です。
・オン・ソンウ
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4人目に紹介するのは、1995年8月25日生まれのオン・ソンウさんです。
オン・ソンウさんの兵役に関する情報は、現在公式からも発表されていません。2023年上半期に放送が予定されている「力の強い女カン・ナムスン」に、カン・ヒシク役でキャスティングされているため、すぐに入隊発表があるわけではないようです。
一部では「2023年下旬ごろに入隊するのでは」という予想がされており、そうなれば2023年中旬ごろには、兵役関連の発表が所属事務所を通してあるのではと考えられます。
オーディション番組で結成された人気アイドルグループ、Wanna One出身のオ・ソンウさん。グループ全体の活動が期間限定だったため、活動終了後の2019年7月から韓国で放送されたドラマ作品「十八の瞬間」で初主演を果たし、その後2本の主演作に出演。
日本向けの公式ファンクラブ開設、他にもミニアルバムが8ヶ国のアルバムチャートで1位を記録するなど、韓国国内だけでないグローバルな人気を得ているため、入隊日がいつになるか多くの関心が寄せられています。
・ソン・ガン
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最後にご紹介するのは、1994年4月23日生まれのソン・ガンさんです。
現在も活発に俳優業や来日ファンミーティングを行っているソン・ガンさん。兵役に関する情報は未だ発表されていませんが、2021年のインタビュー内で「兵役に行くことにプレッシャーは感じていない」と、兵役期間に対する前向きなコメントを残しています。
2022年には、ドラマ作品「気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!」にイ・シウ役として出演し、女性を中心とした視聴者の心を虜にした代表作のひとつとなりました。同作品に加え、2021年の「わかっていても」など、多くのNetflixオリジナルドラマ作品に出演。
これにより、韓国のファンからは“Netflixの息子”と呼ばれ、韓国語で「漫画から飛び出してきた男性」という意味を持つ“マンチンナム”といった印象を一層強めています。さらに、2023年1月に新ラブコメディドラマ「マイデーモン」に出演を検討していることを発表。
この新ドラマに出演が決定すれば、入隊前最後の作品となる可能性が高いため、オファーを受けるかどうか続報が待ち望まれています。世界中から支持される若手俳優の1人として、入隊に関する情報はどのような形で公表されるのでしょうか。
まとめ
ファンにとっても芸能人にとっても、兵役期間はやはり辛く長く感じてしまうかもしれません。軍務中、心身ともに健康であること、除隊後の活躍を信じて願うばかりです。