数多くの作品で真面目で紳士的な役柄を演じてきたイ・サンユンさんは、デビューから現在までヒット作に出演し続けている人気俳優です。
ホームドラマ、ラブロマンス、時代劇、サスペンス、アクションコメディと、ジャンルを問わず様々なタイプの作品に出演し、毎年のようにファンミーティングを開催するほど日本での人気も高いですよね。
今回はそんな俳優イ・サンユンさんについて紹介したいと思います!
イ・サンユンはどんな人?
イ・サンユンさんは1981年8月15日生まれの俳優です。
大学在学中に兵役を終え、その後モデルを経て俳優デビューします。ちなみに大学は韓国一と言われる名門の、ソウル大学の自然科学部物理学科であり、俳優業と学業を両立したことで休学や復学を繰り返したものの、13年をかけて卒業しています。
俳優デビュー作はチェ・ジウさんとイ・ジョンジェさん主演の2007年のドラマ「エア・シティ」で、新人にしてチェ・ジウさんの初恋の相手役を演じたことで注目されました。
その同年には視聴率40%超えの大ヒット作「憎くても可愛くても」に出演し新人賞を受賞します。
そして2012年にはイ・サンユンさんの代表作の1つであるドラマ「いとしのソヨン」に主演のイ・ボヨンさんの夫役として出演し、このドラマが最高視聴率49.3%という大ヒット作となったことでイ・サンユンさんもブレイクすることに。
その後も、日本の漫画が原作の「LIAR GAME〜ライアーゲーム〜」や、チェ・ジウさんと8年ぶりに共演した「2度目の二十歳」、
キム・ハヌルさんとベストカップル賞を受賞した「空港に行く道」、イ・ソンギョンさんと共演したファンタジーラブロマンス「アバウトタイム〜止めたい時間〜」、
SBS演技大賞で4冠獲得したチャン・ナラさんとの共演作「VIP」など、途切れることなく話題作に出演し続けています。
イ・サンユンさんは、学歴も性格も良い理想の息子“オムチナ”として女性人気が高く、建築家の父親と教師の母親のもとで育った真面目な人物として知られています。
元々は内向的な性格だったそうで、はじめは俳優として感情を表現することも得意ではなかったようです。
俳優をはじめた当初、ご両親は内気な性格が治るならと応援していたようですが、俳優を仕事として続けることには反対し、父親からは1年以上も反対され続けていたそうです。
そんなイ・サンユンさんは元々、牛乳瓶の底のような分厚い眼鏡をかけたガリ勉タイプな見た目をしていたそうですが、レーシック手術を受けたことでメガネから開放され、その上モデルとしてスカウトされることとなります。
もし手術をしてなければ俳優イ・サンユンさんは誕生しなかったかもしれないと思うと、レーシック手術がターニングポイントとなったんですね!
おすすめ作品
いとしのソヨン
平均視聴率35%超え、最高視聴率49.3%という2013年放送のドラマでNo.1ヒットとなったイ・サンユンさんのブレイク作。
繰り返し見返している人も多いと聞くこのドラマは、父と娘の絆を軸とした感動の家族ドラマです。
本作はイ・サンユンさんがブレイクしただけでなく、パク・ヘジンさんやCNBLUEのイ・ジョンシンさんの俳優デビュー作としても知られ、貧しいながらも健気に頑張る主人公ソヨンをイ・ボヨンさんが演じています。
失業したあとも賭博で娘の貯金を使い込む父親を軽蔑するソヨンとは違い、イ・サンユンさんが演じるのは生まれながらにお金持ちで何不自由ない生活を送ってきた大企業の息子です。
最初は浮気癖のある頑固者として登場しますが、ソヨンと出会ったことで自分に足りなかったものを見出し、やがて貧しくても堂々と生きる彼女を愛するようになります。
エンジェルアイズ
ク・ヘソンさんと共演した2014年放送のラブロマンス。
共演者がナム・ジヒョンさん、カン・ハヌルさん、シン・ヘソンさん、キム・ジソクさんといった豪華メンツなのも魅力ですが、ナム・ジヒョンさんとカン・ハヌルさんが主人公たちの学生時代を演じており、その過去パートも見どころとなります。
ク・ヘソンさんは幼い頃に事故で視力を失い、手術により視力が回復した救急隊員役医師役を演じ、イ・サンユンさんはそんなヒロインの学生時代の恋人であり、視力が回復する前にアメリカに渡ったことからヒロインに顔を知られていない医師役を演じています。
運命のいたずらから離れ離れとなった二人が大人になり再会するも、ヒロインには既に恋人がいる上に主人公の顔を見てもかつての恋人だと気付かないという悲恋のドラマであり、
そこに主人公の母親が亡くなった真相やヒロインの移植手術の経緯などが絡み、二人がなかなか結ばれない過程をヤキモキしながら見ることになります。あくまでも軸は純愛であり、マクチャンドラマほどやりすぎていないところがポイントです。
耳打ち〜愛の言葉〜
「いとしのソヨン」で共演したイ・ボヨンさんと再共演した2017年放送のサスペンスメロドラマ。
最高視聴率20%超えというヒット作で、イ・ボヨンさんはある陰謀により父親が殺人罪で逮捕された刑事を、イ・サンユンさんはヒロインの父親に有罪判決を下してしまった判事役を演じています。
このように最初二人は敵対する関係なんですが、その裏で糸を引くのは絶大な権力を誇る法律事務所であり、二人はそれぞれの手法である陰謀の真相を探り、やがて協力して巨悪に立ち向かうことになります。
敵対していた相手とのロマンスや、敵の懐に飛び込んで内側から崩していくという展開が面白く、どんでん返しが何度もあるのも本作ならではの魅力となります。
ワン・ザ・ウーマン
2021年放送の痛快アクションラブコメディ。
本作の最高視聴率17.8%という記録は大ヒットシリーズ「ペントハウス2、3」に次ぐ2021年3位というもので、イ・ハニさんのコメディエンヌぶりが遺憾なく発揮されたエンタメ作品となっています。
イ・ハニさん演じる破天荒な検事が、ある日事故に遭い記憶喪失となるも、気付くと自分と瓜二つの財閥の末娘に成り代わっていた!というトンデモストーリーで、突然正反対の性格となった末娘が財閥一家はもちろん、権力者たちも巻き込んで大暴れしていきます。
そんなキャラクターの変化に驚きながらも何故か惹かれてしまう元婚約者をイ・サンユンさんが演じ、ピンチからスマートに救うだけでなく共に真相を突き止めようと行動します。
この二人のコミカルなやり取りとロマンスが本作の見どころであり、この演技により二人はこの年の演技大賞で最優秀演技賞を受賞し、作品自体も4冠に耀きました。
熱愛や結婚について
このように長年人気の俳優イ・サンユンさんですが、過去に2度熱愛報道が出ています。
ナム・サンミ
1人目はドラマ「朝鮮ガンマン」や「キム課長とソ理事〜Bravo! Your Life〜」のヒロイン役などで知られるナム・サンミさんです。
ナム・サンミさんはロッテリアでアルバイトをしている際に可愛いとして有名になり、その結果芸能界デビューしたという変わった経歴の持ち主です。
イ・サンユンさんとは、2010年のドラマ「美しき人生」で共演しており、その後交際に発展しました。2011年のトーク番組「TAXI」の収録中に熱愛事実をサプライズで発表し、作中でも恋人を演じていたため芸能界の公式カップルとして話題となりました。
二人は俳優仲間たちと一緒にフィリピン旅行に行ったり、公式の場所でペアリングをしていたりと公開恋愛をしていましたが、熱愛を認めてから1年半後に破局となりました。その後ナム・サンミさんは、2015年に一般人と結婚されています。
ユイ
2人目は、ガールズグループAFTERSCHOOLの元メンバーであり、ドラマ「烏鵲橋(オジャッキョ)の兄弟たち」「上流社会」「結婚契約」「たった一人の私の味方」などで知られるユイさんです。
グループ在籍中から女優としても大活躍していたユイさんですが、2016年の頭頃、知人の紹介でイ・サンユンさんと知り合い、5月には熱愛報道がされ公式に交際を認めていました。しかし、二人共撮影等で忙しく疎遠となったため、交際約1年で破局となってしまいました。
二人共多忙であったがゆえに疎遠となり、別れてしまう結果となったというイ・サンユンさんですが、2017年のインタビューでは「今は結婚する気があんまりない。休みたいという考えが強い」と話していました。
しかし、その後結婚に対する考え方が変わっていったようで、2019年のドラマ「VIP」終了後のインタビューでは、
「とても重要で大きな決定なので難しい、結婚した人はみんな幸せだと言う。相性の良い人と一緒にいられる人が一番うらやましい。相性の良い人に会うのが一番重要だ」と話しています。
そして、2023年9月のバラエティ番組「キム・ナムギルの何かは残そう」に出演した際には結婚についての考えを語っており、「私が一人息子なので、両親は私が結婚して孫に会える日を楽しみにしている。両親の期待に答えなければとは思っていますが、私は今がとても楽しいです」と打ち明けています。
つまり、イ・サンユンさんは現在結婚しておらず、その予定もないようですね。
現在の活動
2023年放送のドラマ「パンドラ偽りの楽園」出演以降、親友として知られる俳優キム・ナムギルさんとバラエティ番組「キム・ナムギルの何かは残そう」に出演し、
二人がバイクに乗って韓国の全域を走りながら、路上の師匠を探すというロードドキュメンタリーに挑んでいました。
更に、2023年12月9日には、3年ぶりとなる日本でのクリスマスファンミーティングも開催されました。
俳優としての次回作については現時点では未定のようですが、まだまだ人気は継続しそうですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
イ・サンユンさんの出演作には個人的に好きなものも多く、幅広い世代から人気の人懐っこい笑顔が魅力ですよね!
今後の活躍に目が離せません。