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【イ・ビョンフン軍団】イ・ビョンフン監督作品に常連の韓国女優

韓国時代劇を見ていると、どこかで見かけたことがある俳優さんたちが度々登場することがよくあります。

それは王様や大臣クラスの役を演じているベテラン俳優さんだったり、脇役としてちょこちょこ登場する人が同じというパターンだったりと様々です。

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【イ・ビョンフン軍団】イ・ビョンフン監督作品に常連の韓国女優

日本でも有名監督や脚本家作品などで「〇〇組常連俳優」なんてワードをよく耳にし、自身の作品におなじみの俳優を繰り返し起用することで見ている人に安心感を与えたり、自分の色を出すための手法として狙ってやっているとも聞きますが、それは韓国時代劇の巨匠として有名なイ・ビョンフン監督作品でも同じことが言えるようです。

今回は、イ・ビョンフン監督作品の常連として知られる韓国女優を何人か紹介したいと思います!

キム・ソイ

最初に紹介するのはキム・ソイさん。「宮廷女官チャングムの誓い」のミン尚宮(サングン)役として知られるキム・ソイさんは、「イ・サン」や「トンイ」といった作品にも出演しているイ・ビョンフン監督作品の常連です。

「チャングムの誓い」で演じたミン尚宮は、チャングムが最初働いていた水剌間(スラッカン)と呼ばれる厨房の先輩としてほぼ全編に登場する名脇役です。

この水剌間にはチャングムの師匠であるハン尚宮や、そのライバルのチェ尚宮、さらにチャングムの同期生たちやライバルなど個性的なキャラクターが揃っていますが、そんな中でミン尚宮は何でも話せる優しいお姉さんといった立ち位置でした。

おしゃべりで長いものに巻かれる調子が良い人物というのはどんな職場にも1人はいるものですが、このミン尚宮が正にそのタイプです。

しかし、実はハン尚宮を慕っている欲のない人物で、のちに最高尚宮に昇格します。

そして「イ・サン」では、のちに孝懿(ヒョイ)王妃となる嬪宮(ピングン)付きのキム尚宮役として登場しています。

王妃に対しても思ったことをハッキリ言う性格のキム尚宮は、最初ハン・ジミンさん演じるヒロイン・ソンヨンのことが気にいらず、邪険に扱ったり側室となることにも反対していましたが、徐々にソンヨンを認めるようになります。

ただ、イ・サンの生母恵慶宮(ヘギョングン)にソンヨンの悪口を言った人物でもあり、このことが原因でソンヨンは恵慶宮から毛嫌いされることに。

さらに「トンイ」では、明るくてそそっかしいポン尚宮役を演じています。

最初は出世欲が強い監察府の尚宮でしたが、トンイが承恩(スンウン)尚宮となると自らトンイ付きの尚宮となり、トンイが王宮から追放された際にも行動を共にした義理堅い人物です。

ラストでトンイが王宮を後にする際にも残らず付き従って最後まで支え続けるなど、中盤から登場したわりには活躍場面が多いキャラクターとなっています。

イ・ビョンフン監督作品で尚宮役といえばキム・ソイさんと言われるほど印象的なキャラクターを演じているのですが、他の作品を想起させるようなセリフを言う場面もあり、それを発見するのもドラマを見る上での楽しみの1つとなっています。

このように演じてきた役柄は脇役の1人なんですが、その人気の高さから2005年にNHKで放送された韓国ドラマ特集番組「チャングムの誓い大辞典」にゲスト出演しています!

イ・ドウン

「ホジュン 宮廷医官への道」「チャングムの誓い」「イ・サン」「オクニョ 運命の女」とイ・ビョンフン監督作品に4作も出演しているイ・ドウンさんは、元々はイ・イプセという名前で活動していましたが2011年よりイ・ドウンに改名しています。

そんなイ・ドウンさんは、「ホジュン 宮廷医官への道 」にファン・スジョンさん演じるヒロイン・イェジンをいじめる医女オンジ役として出演しています。

そして「チャングムの誓い」では、チャングムと同期の女官ユン・ヨンノ役を演じ、チャングムのライバルであるチェ・グミョンにおべっかを使い、チャングムに意地悪ばかりするという人物です。

「イ・サン」でも、ヒロイン・ソンヨンを嫌い、彼女を追い落とすために罠をかけるという悪辣な人物ヤン・チョビ役を演じています。

しかし、ソンヨンと同居する幼なじみテスのことが好きになると態度が急変しソンヨンに優しくなるという変わり身の早い人物でもあります。

その後は、ソンヨンがイ・サンの側室となる際に彼女付きの尚宮となり大出世します。とにかく要領が良く、どこか憎みきれないキャラクターなのはのちに演じるチョングムと近いかもしれません。

イ・サン出演以降、時代劇イメージが強いことを払拭するためしばらく芸能活動を休止しますが、「オクニョ 運命の女(ひと)」にチョングム役として出演し、そのキャラクターが面白いと人気となります。

そんなチョングムは、朝鮮三大悪女の1人としての数えられることもあるチョン・ナンジョンに支えた使用人で、主人のユン・ウォニョンやその側室であるチョン・ナンジョンにはへつらい、他の使用人たちには威張り散らすというキャラクターです。

使用人の長ではありますが、よく仕事をサボり主人の食事をつまみ食いするなどコミカルさがウリのキャラクターでもあります。

そんな手抜き生活に慣れてくるともっと楽をしたいと思うようになり、やがて主人のユン・ウォニョンに色目を使い側室になろうと画策するのですが、それがことごとく上手くいかず遂に恐ろしいチョン・ナンジョンから罰されてしまいます。

しかし、それでも懲りないチョングムは想像妊娠騒動まで起こしてしまい…という何ともインパクト大なキャラクターです。

正妻よりも愛人の方が一枚上手という展開はよく見かけますが、何をやってもグダグダな上に押し掛け愛人というキャラクター自体も珍しいですよね!

キム・ヘソン

キム・ヘソンさんはイ・ビョンフン監督作品だけでなく、数多くの作品に出演するベテラン女優です。

「チャングムの誓い」では、チャングムの母親で水刺間で働いていた女官のパク・ミョンイ役を演じ、理想の母親像として人気を得ました。

物語の序盤で亡くなってしまうキャラクターではありますが、母親に濡れ衣を着せた人物や、知ってしまった宮廷の陰謀についてはドラマの軸の一つとなっており、ミョンイの友人や関係者も数多く登場するため度々名前が挙がる重要人物です。

そして「トンイ」では監察府のチョン尚宮役として、トンイに厳しく指導をしつつも暖かく見守る良き理解者というキャラクターを演じました。いわゆる理想の上司的な存在であり、早くからトンイの才能を見抜き、トンイが王の側室となってからは監察府の最高尚宮(チェゴサングン)となります。

さらに仁宣(インソン)大妃役として「馬医」にも出演しています。

演じた仁宣大妃は18代王・顕宗(ヒョンジョン)の母親で、先代王・孝宗(ヒョジョン)の后です。夫と共に清国に人質として捕らえられ、そこで顕宗を産みます。

重臣たちを敵に回すと息子の命が危ないと考え保守的な人物となります。

キョン・ミリ

キョン・ミリさんといえば女優のイ・ユビ、イ・ダイン姉妹の母親としても知られていますが、娘のイ・ダインさんが俳優のイ・スンギさんと結婚したことで芸能一家の母となりました。

そんなキョン・ミリさんとイ・ビョンフン監督の付き合いは長く、1988年より放送された歴史ドラマ「朝鮮王朝五百年 仁顕王后」で淑嬪崔(スクピンチェ)氏役を演じ新人賞を受賞したところからはじまり、のちに「チャングムの誓い」と「トンイ」にも出演しています。

一族繁栄のために数々の悪事に手を染めたチェ尚宮役を演じた「チャングムの誓い」では、のちにCM出演が激減したほどの強い印象を残しました。

当初キョン・ミリさんは正義感に溢れた心優しいチャングムの師匠ハン尚宮役を演じる予定だったそうなんですが、チェ尚宮役のキャスティングが難航したことで正反対の役柄のチェ尚宮役をキョン・ミリさんが急遽演じることになりました。

そして「イ・サン」では、イ・サンの生母である恵慶宮(ヘギョングン)役を演じたのですが、こちらはチェ尚宮とは違い子供思いの母親という役でした。

イ・サンは次期国王という立場ながら周りは敵だらけで常に命を狙われており、“米びつ事件”により夫の思悼世子(サドセジャ)を失った過去がある恵慶宮は息子のことを本当に気にかけていました。

しかし、叔父はイ・サンの即位を阻止する立場にあり身内すら信用することが出来ませんでした。

そんな辛い立場にあるキャラクターを見事に演じ、演技力の幅を披露してみせたのです。

イ・スク

最後に紹介するのは韓国ドラマ好きなら一度は見たことがある“おばさん役“女優として知られるイ・スクさんです。

イ・ビョンフン監督作品には「ホジュン 宮廷医官への道」から「オクニョ 運命の女(ひと)」まで全てに出演しているレギュラー女優で、「ホジュン 宮廷医官への道」や「商道サンド」では使用人、「チャングムの誓い」や「イ・サン」ではヒロインに意地悪する尚宮、

「ソドンヨ」では百済の技術士、「トンイ」ではオ・テソクの弟のオ・テプンの妻パク氏、「馬医」では恵民署の医女、そして「オクニョ 運命の女(ひと)」では度々登場する酒場の女将役として出演しています。

イ・ビョンフン監督作品以外の時代劇や現代劇にも、役名もないおばさん役やお母さん役として出演しており、名前は知らないけれど顔は見たことある!という方も多いのではないでしょうか?

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回紹介した女優さんたちは、正直名前と顔が一致しない方も多かったですが、見たことがないという方は1人もいませんでした!

それほど多くの作品に出演しているということですし、脇役であったとしてもインパクトあるキャラクターを演じていたということかもしれませんね。

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