多くの男性は、50代や60代になると人生の引退を考えるべきと考えがちです。
しかし、平均寿命は年々延びており、心身ともに若く健康である熟年男性も少なくありません。それは、仕事の仕方はもちろん、結婚やパートナーとのあり方にも大きな変化を与えています。
そして50代、60代で、父親になっている男性は年々上昇しており、日本でも、50代で第一子の父親になった男性は、20年前の約3倍近くになると言われます。
そこで今回は、韓国芸能界で、50歳以降に父親になった俳優を3人ご紹介します。
キム・ヨンゴン
#ハジョンウ のお父様がこの方
だそう。ビックリ。#キムヨンゴン pic.twitter.com/X9jAmiLEpQ— あい (@camelliablooms6) June 15, 2023
最初にご紹介するのは、75歳にして、3番目の息子を授かった、芸歴57年のベテラン俳優のキム・ヨンゴンさんです。
1946年5月8日 ソウル特別市生まれの78歳(2024年現在)。
キム・ヨンゴンさんと言えば、韓流ドラマ好きなら名前を知らずとも、顔を見れば一度は韓流ドラマで見た事を思い出す、韓国でもベテラン俳優として知られる存在です。
1967年に、KBS公開採用タレントでデビューし、1980年のドラマ「田園日記」、2008年「妻の誘惑」、2013年「主君の太陽」、2014年「密会」など、多数のヒット作に出演。
57年にわたる芸能生活で、100作品以上のTVドラマや、20作品近い映画に出演してきました。
最長寿ドラマ「田園日記」では、キム会長の長男役で出演し、多くの人びとに愛されましたが、近年のドラマでは、大企業の会長や大黒柱の父親役などを演じることが多いようです。
また、2015年のバラエティー番組「私は一人で暮らす」では、中年男性の素敵なシングルライフを公開するなどして話題になり、MBC放送芸能大賞・友情賞を獲得しています。
そんなキム・ヨンゴンさんですが、私生活では、1977年に一般女性と結婚し、二人の息子を設けています。
一人は、既に父親を凌ぐ勢いで演技派俳優として、スクリーンなど中心に第一線で活躍する、「1億俳優」としても名高い、ハ・ジョンウさん[46歳]。もう一人が、俳優兼監督として活躍する、チャ・ヒョヌさん[44歳]です。
しかし1996年に離婚し、その後しばらく独身で生きてきたといいます。ところが2008年から、39歳も年下の女性と13年間交際していたことが発覚。
キム・ヨンゴンさんは、当初、恋人の妊娠を知って出産に反対しましたが、逆に堕胎強要未遂罪で告訴されてしまいました。
結局、2021年11月、ソウル市内の病院で男の子を出産。
キム・ヨンゴンさんは、遺伝子検査による親子鑑定結果を確認し、入籍の手続きを進めていること、また、養育費や生活費の支援も検討していることが報道されました。
既に40歳代の二人の息子たちも、この父親の選択を支持しているとのことです。
チョン・ジュノ
どハマりした韓国ドラマが【スカイキャッスル】なんだけど…今日韓国ショップでカン・ジュンサン役のチョン・ジュノに会えたー!!!🥰
イケメン!イケオジ!やばばでした!!!かっこよ!!!
母がハマってた【天国の階段】のシン・ヒョンジュンにまで…☺️ pic.twitter.com/DpodrcGRNn— とおりがかりキクぞう (@toorigakarikiku) June 5, 2023
続いてご紹介するのは、50歳にして、第二子の長女を授かった、芸歴29年の中堅俳優のチョン・ジュノさんです。
1970年10月1日 礼山郡生まれの54歳(2024年現在)。
ラブストーリーの貴公子役からシリアスな悪役、そしてユーモアたっぷりのコメディー役まで様々な役柄をこなしますが、どちらかと言えば、笑いを誘うコミカルな役柄が多い俳優です。
1995年のドラマ「同期間」でデビューすると、その後CMやテレビドラマで活躍し、映画界へも進出しました。
代表的作品としては、ドラマでは、1999年「ワンチョ」、2001年「ホテリアー」で、ベテランらしい成熟した演技を披露した他、2006年「ラスト・スキャンダル」、2009年「IRIS-アイリス-」、2010年「逆転の女王」などにも出演。
一方映画では、2000年公開の映画「アナーキスト」で、ニヒルで心優しい抗日運動家を器用に演じると、2001年「マイ・ボス マイ・ヒーロー」、2003年「千年湖」、2006年「マイ・ボス マイ・ヒーロー2」などにも登場しています。
さらに近年では、2016年の時代劇「オクニョ 運命の女」で重厚な演技を披露した後は、2018年「SKYキャッスル」や、2019年「ノクドゥ伝」に出演し、2020年には「女神降臨」というドラマに登場しました。
俳優として高い人気を誇るチョン・ジュノさんは、1997年に「MBC演技大賞・ 新人賞」を受賞し、2008年には「MBC演技大賞・最優秀主演男優賞」と、ドラマ「ラスト・スキャンダル」で、チェ・ジンシルさんと共演して「MBC演技大賞・ベストカップル賞」を獲得しています。
また、司会者としても、韓国最大の映画祭である青龍映画賞の司会進行を7年連続で務めるほか、イベントや親しい俳優の結婚式の司会を担当することも多いようです。
そして、ボランティアやチャリティー・福祉活動にも熱心で、障害者のために2億ウォンを寄付したことでも有名です。
そんなチョン・ジュノさんですが、私生活では、2011年3月に、MBCアナウンサーのイ・ハジョンさんと結婚。
2014年2月に第一子である男児・シウクくんが誕生。2019年6月に第二子である女児・ユダムちゃんが誕生しました。
2人の馴れ初めについては、2010年11月に、MBCでイ・ハジョンさんが担当する番組に、チョン・ジュノさんが出演したことがきっかけで交際に発展し、熱愛4ヶ月でのスピード婚だったということも注目を集めました。
シン・ヒョンジュン
テファお兄ちゃん役
シン・ヒョンジュン pic.twitter.com/T46y3zCwqB
— 시라카와 (@Jill__Butterfly) May 16, 2023
最後にご紹介するのは、52歳の時に、第3子となる長女を授かった、芸歴34年のベテラン俳優のシン・ヒョンジュンさんです。
1968年10月28日 ソウル特別市生まれの56歳(2024年現在)。
遠くを見ているような鋭い目と、大きなわし鼻が印象的で、「天国の階段」や「ガン&トークス」でお馴染みの個性派俳優です。
1990年に、映画「将軍の息子」の日本人やくざ役でデビューすると、続く1991年「将軍の息子2」では、大鐘賞・新人男優賞を受賞。そして、1996年の映画「銀杏のベッド」のファン将軍役で大ブレイク。
さらに、2001年公開の「ガン&トークス」のヒットに伴い、映画俳優として再評価され、それ以来、安定した主演作が続きます。
日本では、2003年のドラマ「天国の階段」で、チェ・ジウさん演じるハン・ジョンソの義兄テファ役を演じ、一般に知られるようになりました。
また韓国のTV番組では、トークショーやバラエティへの出演も多く、ひょうきんな人物としても知られています。
そんなシン・ヒョンジュンさんですが、私生活では2013年に、12歳年下のチェリストの一般女性、キム・ギョンミさんと結婚しました。
キム・ギョンミさんとの出会いについて、シン・ヒョンジュンさんは、「建物の入口で偶然すれ違い、目が合った時、昔から知っている友だちのような感覚で、この女性を逃したら一生後悔するような気がした」と、一目ぼれからスタートしたエピソードを語っています。
そして、2016年に第1子となるミンジュンくん、2018年に第2子となるイェジュンくんが誕生し、2021年には第3子となる愛おしい娘が生まれ、シン・ヒョンジュンさんは、52歳にして3人の子供の父親になりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
チョン・ジュノさんやシン・ヒョンジュンさんはともかく、キム・ヨンゴンさんにはビックリですね。さすが「韓国のアルパチーノ」です。
おそらくその成人までは見届けられない、曾孫のような子供の誕生に戸惑ったことは理解できます。
少しでも長い間、見守れることを願うばかりです。