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【韓国ドラマ】1人2役がテーマの韓国ドラマ7選

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韓国ドラマでは、一人の俳優さんが同時に二人のキャラクターを演じる「一人二役ドラマ」をよく見かけますね。

その場合、多くは相反するキャラクターを演じるケースが多く、演技者には高度な演技力が求められ、上手くこなせば高い評価に繋がります。

そこで今回は、一人二役を見事に演じた実力派俳優が評判となったドラマを七つ紹介します。

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 金よ出てこい☆コンコン！

最初にご紹介するのは、2013年公開のドラマ「金よ出てこい☆コンコン！」です。

財閥一家の嫁を代行する契約を結んだヒロインが「本当の宝物」を見つけ出すサクセスラブストーリー。

主演のハン・ジヘさんが、アクセサリーの露天商と、財閥の奥様という、性格も生活環境も全く異なる二人の女性を演じ、MBC演技大賞の最優秀演技賞を受賞しました。

ジュエリーデザイナーを夢見るも、家計を助けるため路上でアクセサリー販売する、ハン・ジヘさん（＝二役）演じるモンヒ。

一方、御曹司ヨン・ジョンフンさん演じるヒョンスは、父親の意向で政略結婚した冷酷なお嬢様、ハン・ジヘさん（＝二役）演じるユナとの冷え切った結婚生活に耐えていました。

ユナとの距離を縮めようと努力するヒョンスでしたが、ユナが離婚を宣言し行方不明となってしまいます。そんなヒョンスの前に、妻と瓜二つだが、まったく雰囲気の違うモンヒが現れます。

ヒョンスは彼女に妻の代わりを頼むことに。人を騙したくはないが、思わぬ臨時収入も魅力で、 ついにモンヒは、財閥家の嫁の身代わりを引き受けることにしましたが…。

ストーリーの面白さと俳優たちの好演で最高視聴率23%を記録。何といっても、ハン・ジヘさんの二役が見どころです。

明るく逞しい女の子のモンヒと、冷めた口調でお高くとまった若奥様のユナ。ハン・ジヘさんが二役をやることを知っていながらも、最初はびっくりしてしまいます。

まったく正反対の役柄を見事に演じられる、本当に実力のある女優さんだと思います。

One The Woman 

続いてご紹介するのは、2021年公開のドラマ「One The Woman 」です。

型破りな検事が従順な財閥令嬢に成り代わる痛快ストーリーで、SBS演技大賞で4冠を受賞しました。

本作では、不正検事と財閥一家の嫁という正反対の二役を、イ・ハニさんが美しくパワフルに演じ、最優秀演技賞を獲得しました。

ソウル中央地検の検事、イ・ハニさん演じるチョ・ヨンジュは出世欲が強い一方で、暴力団から裏金を巻き上げるなど幅を利かせていました。

ある日、極秘捜査でオークション会場に潜入したヨンジュは自分とそっくりな、イ・ハニさん(=二役)演じるカン・ミナを見て自分の目を疑います。

そんな時、犯人が会場に現れ、ヨンジュは後を追うも車にひかれてしまいます。

病室で目を覚ましたヨンジュは記憶喪失になり、ハンジュグループの嫁であるミナに間違われていました。

そんな中、ハンジュグループの後継者だった、イ・サンユンさん演じるハン・スンウクがアメリカから帰国し、初恋の相手ミナに再会します。

スンウクはミナが別人であることに気づきますが、ハンジュグループに隠された闇を暴くため手を組むことに。

一人二役を演じたイ・ハニさん。うり二つの財閥家の嫁と、検事の役割をこなすことになるのですが、イ・ハニさんの「はっちゃけぶり」が最高です。

また、姑・小姑にはとんでもない悪態をつき、夫の浮気に気づいてもほっておくなど、マイウェイを突き進む姿にスッキリします。

さらに、このドラマはとにかくテンポよく進んで飽きがきません。１話からアクションあり、事故ありと息つく暇もなく、見始めたら最終回までノンストップで見られること間違いなしです。

アスダル年代記

3番目にご紹介するのは、2019年公開のドラマ「アスダル年代記」です。

太古の架空の大陸「アス」で初めて国家が誕生する様子を、各部族の英雄たちの運命を通して描く壮大な古代ファンタジードラマ。

本作では、ソン・ジュンギさんが、人間とネアンタールの混血児ウンソムと、双子の兄弟で、タゴンの養子となったサヤの二役を演じています。

古代の神秘の地「アス」の都アスダルで暮らす人間たちは、強大な力と霊能力を持つ、ネアンタルたちと対立を続けていましたが、ある時、ネアンタル大虐殺を計り大戦争を仕掛けます。

人間側の使者としてネアンタルの森で戦争に巻き込まれた、チュ・ジャヒョンさん演じるアサ・ホンは、やがてネアンタルとの間に息子、ソン・ジュンギさん演じるウンソムを授かります。

アサ・ホンはウンソムを生かすためにアスを離れ、イアルクの地へと辿り着くのでした。

アサ・ホン亡き後、イアルクのワハン族の元で育ったウンソムは、ワハン族の後継者、キムジウォンさん演じるタニャたちと共に暮らしていました。

その頃、ネアンタルとの大戦争で勝利し英雄となった、チャン・ドンゴンさん演じるタゴンは、アスダルの連盟長である父からイアルク討伐を命じられます。

イアルクの部族たちは次々と討伐され、ウンソムの暮らすワハン族の村も壊滅状態に。

奴隷としてアスダルへ連れて行かれたタニャたちを助けるため、ウンソムもまたアスダルの地へ向かうのでした。

ファンタジーとアクション、アドベンチャーにラブストーリーなど、様々な要素が盛り込まれた、従来にない歴史ドラマです。

衣装やメイク、美術、大規模なドラマセットによって徹底して作り込まれ、作品への没入感が高いと好評でした。

どれも似たり寄ったりの韓国時代劇に飽きた方にはおすすめです。

仮面

4番目にご紹介するのは、2015年公開のドラマ「仮面」です。

華やかな財閥家を舞台に、4人の男女をとりまく、欲望と純愛を描き出すラブサスペンスドラマ。

本作では、ヒロインのジスクを、演技派女優スエさんが演じ、相反する一人二役のキャラクターを見事に表現しています。

スエさん演じるソ・ウナと、二役のピョン・ジスクは瓜二つの外見ですが、お互いの存在も知らずに、まったく違う人生を生きていました。

裕福な家庭で育ったウナは、御曹司の、チュ・ジフンさん演じるチェ・ミヌとの政略結婚を控えていました。しかし二人の関係は完全なるビジネスパートナーに過ぎず、さらにウナには別に、ヨン・ジョンフンさん演じるミン・ソクフンという恋人までいました。

 一方で、デパート販売員として働いているジスクは、父の借金が原因で窮地に追い込まれていました。やけになりお酒を飲んだジスクは道で倒れてしまいます。そして偶然その場を通り過ぎたミヌは、ジスクをウナと勘違いして助けるのですが…。

貧乏人と金持ちの入れ替わり、復讐、記憶操作など、韓国ドラマの定番要素が盛り込まれ、加えて御曹司の純愛も描かれ、スピード感ある展開に目が離せません。

またスエさんは、薄幸な役でポテンシャルを最大限発揮できる女優さんであることを改めて感じさせてくれます。

 優しい魔女 

5番目にご紹介するのは、2018年公開のドラマ「優しい魔女」です。平凡な主婦がある事情から妹の身代わりとしてCAになり、二重生活をおくるドタバタラブコメディ。

イ・ダヘさんが、平凡な主婦と「魔女」と呼ばれる超美人キャビンアテンダントという、双子の姉妹の一人二役に挑戦しています。

高校生の時に父親を亡くした双子の姉妹ソンヒとドヒ（イ・ダヘさんが二役）。姉のソンヒはCAになる夢を諦め、妹のドヒに全てを譲ります。数年後、ソンヒは、ペ・スビンさん演じるチョンデと結婚し、主婦として平凡な毎日を送っていました。

しかし、ある日大怪我をしたドヒが突然家を訪れ、「自分のふりをして出勤してほしい」と言い残し、昏睡状態に陥ってしまいます。

妹の代わりに飛行機に乗り込んだソンヒでしたが、初日からミスを連発。そのうえ、女嫌いで知られる副操縦士の、リュ・スヨンさん演じるウジンと、はずみで唇を重ねてしまいます。

その後、ドヒが入居を決めていたシェアハウスを訪ねると、なんと家の主はウジンでした。

性格が正反対の双子の姉妹を、イ・ダヘさんが一人二役で好演。そしてクールなパイロット役を演じたリュ・スヨンさんの、これまでに見せたことのないはじけた演技は必見ものです。

また平凡な主婦ソンヒが生きる、つつましく穏やかな世界と、華やかなCAドヒが生きる、激しい競争世界の対比も見どころです。

デュエル～愛しき者たち～

6番目にご紹介するのは、2017年公開のドラマ「デュエル〜愛しき者たち〜」です。

ふたりのクローン人間と、刑事の追跡劇を通して明かされる衝撃的な誘拐犯の正体が話題となったヒューマンサスペンス。

若手No.1俳優と言われるヤン・セジョンさんが、善と悪、正反対のクローン人間を演じ、スピーディーな展開が話題を呼びました。

病気の娘を誘拐された刑事、チョン・ジェヨンさん演じるドクチョンが娘を探す中、逮捕した容疑者、ヤン・セジョンさん演じるソンジュンは、記憶を失っていました。

ソンジュンを見つけ出した時、ソンジュンと同じ顔をした男を目撃したドクチョンは、真犯人はその男なのではないかと疑い、ソンジュンと共に行方を追いますが、その冷酷な男は追って行く先々で次々と殺人を犯していきます。

ソンジュンの記憶が少しずつ戻ると共に、サニョン病院等を運営する財閥の陰謀と、その陰謀に巻き込まれ苦しんできたクローン人間、そしてそれらに関わる真相が見えてきます。

本作での見所は、記憶を失い濡れ衣を着せられた青年と、冷酷な殺人犯の一人二役に加え、ドラマ中盤から登場するキーパーソン役まで、三役を見事に演じ分けた新人俳優ヤン・セジョンさんです。

イ・ヨンエさんとの共演でも話題となった「師任堂（サイムダン）」以降、ハン・ソッキュさんと共演した「浪漫ドクターキム・サブ」、そしてデビューからわずか1年で男性主人公に抜擢された「愛の温度」まで、新人としては異例の快進撃と成長を遂げています。

 恋するダルスン

最後にご紹介するのは、2017年公開のドラマ「恋するダルスン」です。

靴作りに人生をかけ頑張るヒロインの恋と成長の物語。「鳴かない鳥」のホン・アルムさんが主演し、最高視聴率16%を記録しました。

本作で、ホン・アルムさんは、ヨンファの実娘ウンソルと、事故をきっかけに記憶を失い、ブニの養女となったダルスンの一人二役を演じています。

ソンイン製靴の社長、チョン・ヨンスクさん演じるグムソンの一人娘、パク・ヒョンジョンさん演じるヨンファは、6年間便りのない恋人の帰りを待ち続けていました。

チェ・チョロさん演じるジェハは、すでに生きてはいないと考えたグムソンが、ヨンファを部長の、イム・ホさん演じるテソンと結婚させるべく、二人に告げたまさにその夜、ジェハが前触れもなく帰ってきます。

ヨンファの喜びは大きかったが、結婚がなくなったテソンの怒りはすさまじく、ジェハの命を奪ってしまいます。

しかしヨンファはジェハの子どもを身籠っており、その事実が発覚してもなお、ヨンファとソンイン製靴をあきらめられないテソンは、お腹の子を自分の子供として結婚するという選択をします。

9年後、ソンイン製靴の副社長になったテソン。ヨンファはデザイナーとして働いていて、ジェハの娘、ホン・アルムさん演じるウンソルはテソンを実の父と思って成長していました。そんな中、9年前テソンがジェハを殺した証拠がウンソルの家に届きます。

色とりどりの靴を見ているだけでも楽しい作品ですが、記憶を失ったヒロインの逆転また逆転のストーリーの面白さに、視聴率が尻上がりに上昇した作品です。

ホン・アルムさん、カン・ダビンさん、ソン・ウォンソクさんなどの注目の若手俳優が共演した他、時代劇や大ヒットドラマでお馴染みの名優、イム・ホさん、チェ・ジェソンさんら超豪華俳優陣の出演も注目を集めました。

特に王様俳優といわれたイム・ホさんの凄まじい悪役ぶりに、思わず引き込まれていくこと間違いなしです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

一人二役を演じているのは、実力派俳優と言われる人ばかりで、まるで別人に見えるのはさすがですね。中には、一人三役も演じる若手俳優がいてびっくりです。

今後もこの手のジャンルの作品が増えると思われ、名作が出てくることを期待したいですね。

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