今やその名前を知らない人はいないほど世界で活躍するBTS。日本でも大人気K-POPアイドルであり、日本公演をするたびチケットは秒で完売！
待ちに待った日本公演である出来事が起こり、ファンをやめるARMYが続出しました。
その出来事は神戸事件と言われています。一体どのようなことが起こってしまったのでしょうか？
今回は神戸事件の真相について、BTSの気持ちとARMYの気持ちのどちらの意見も交えてご紹介していきます。
BTS神戸事件とは？
最初五人で出てきてナムジュンが急に公演中止とか言い出すから私冗談かとって思って、テテもシュガも後からきっと笑顔で出てくるんやって思ってたんだからね。でも五人のあんな深刻な顔初めて見て嘘じゃないってきずいたよ pic.twitter.com/D1zQfDsl4w
— コニ氏 (@w6vhqbdhdxnhzq1) December 27, 2015
2015年12月26〜28日の3日間、BTSは日本の神戸ワールド記念ホールにてコンサートを開催することが決定していました。26日の公演は通常通り大盛況となり、大盛り上がりを見せたBTSですが、翌日の27日に問題は起こりました。
この日、ARMYたちが会場入りをし、BTSメンバーに会えることを心待ちにしていたのですが、公演時間となってもなかなか始まりません。そして、突然アナウンスが入ります。内容は今日の公演は中止になったというものでした。
中止になった理由は、SUGAとテテがめまいを訴えたため、リハーサルが中断する事態となり、2人はすぐに日本の病院へ受診したそうです。
CT撮影などの診断を受けた結果、ドクターストップがかかってしまいました。そのことから公演を中止しなくてはならない状況になってしまったのです。
そのため、翌日28日の公演も同じく中止になってしまい、同時に行われる予定だった全国のライブビューイングもなくなることとなりました。
BTSメンバーは7人全員でないと完璧な公演をすることが極めて難しいという意見から止むを得ず急遽公演を中止にすることを決めたようです。
しかし、会場入りをすませ、まだかまだかとメンバーに会えることを楽しみにしていたARMYたちのショックは大きいものでした。
20分以上たってやっとSUGAとテテ以外の5人のメンバーがステージに登場し、突然すぎる公演中止の告知に、会場内では泣き叫ぶARMYたちの声で溢れます。
申し訳ない気持ちから、5人のメンバーは数曲披露するものの、会場はすすり泣く声が出ていました。
ペン卒も・・・
メンバーの体調不良のせいということもあり、誰も責められない状況下に「仕方ない」「メンバーの健康が一番」と思い、気持ちを整理していたARMYでしたが、その後、ペン卒するARMYが続出しました。
ペン卒とは韓国語で「好きなグループを推すことをやめる」時に使われる言葉です。
ペン卒の理由は、BTSメンバーは公演中止のあとすぐに韓国へ帰国し、その2日後には韓国で7人揃って元気なパフォーマンスを歌番組で披露していました。
もしかしたらSUGAとテテは体調が万全ではないものの、無理をして歌番組の出演をしていたのかも知れません。しかし、12月の年末ということもあり歌番組が続いていましたが、BTSは全て7人揃って出演をします。
テテの誕生日は年末の12月30日ですが、神戸公演については特に触れず、メンバーと一緒にお誕生日を振舞っていたので、少し寂しい気持ちになったと言っているARMYもいました。
神戸公演についての振替公演はあるのか、それともチケットの払い戻しがされるのか、SUGAとテテの体調はどうなのか、といったことがメンバーからも事務所側からも連絡がないまま、年越しをすることになる、神戸チケットを持っているARMY達。
全員が神戸近隣ではないので、前泊して遠方から参加する人もいます。振替公演があるなら仕事を休みたいし、どうなるのか知りたいという声もありました。
そんなモヤモヤとした気持ちでいたものの、神戸公演中止から数日後には、韓国の音楽番組に出演をしている姿をみて、神戸公演を楽しみにしていただけに、悲しくなってしまった人も多かったんだと思います。
12月29日に、公演中止後から初めてテテがツイートを更新した内容が
＠僕らのかわい子ちゃん達心配したって？オッパはスーパーマン
とセルカと共に一言。
우리 이삐들 어이고 걱정했담서??#오빠괜찮음 pic.twitter.com/F5oqsjpiTc
— 방탄소년단 (@BTS_twt) December 28, 2015
ARMYを心配させないように明るく振る舞ったテテですが、会場に訪れていたARMY達の気持ちに寄り添う様子が伺えず、この投稿に落胆してしまう人もいました。
テテにとっては心配しているARMY達に元気な姿を見せたかったのかもしれませんし、実際に、テテのツイートを見て安心したと心を撫で下ろすARMYもいます。
同じ日にSUGAもツイートします。
「まず誰よりも心配していたはずARMYと神戸公演に来ていただいたファンの方々に申し訳ありません。検査の結果、異常なしという診断を受けました。事務所から休んでほしいと引き止められたんですが、スケジュールをこなすと強く話しました。
ステージに立つのはファンたちとの約束でもあり、僕はすでに一度入院して年末のステージに立てなかったこともあるため、それはメンバーたちにも、そして僕たちを見守ってくださるファンの皆さんにも失礼だと思いました。
大丈夫という言葉さえも皆さんにご心配をおかけしてしまう気がして言いづらいですが、僕は本当に大丈夫です！ 心配してくれたファンの皆さん、ありがたいし、愛しています。僕は本当に大丈夫だから、もう心配はしないで！」
괜찮다는 말조차도 여러분들이 걱정하실까봐 하기 쉽지 않지만 저 진짜 괜찮아요!! 걱정해주신 아미분들 너무 고맙고 사랑합니다. 저 너무 괜찮으니까 이제 걱정 뚝!! 진짜 사랑해요 아미 진짜루 pic.twitter.com/OXEEE75wBe
— 방탄소년단 (@BTS_twt) December 29, 2015
結局、振替公演は行われることが発表されました。
遠方から向かう人にとっては高い交通費がまたかかりますし、スケジュールが合わず、参加できないARMYもいるので、振替公演をしたから解決したわけではなく、気持ちが晴れないという方もいました。
再公演が行われた時にジョングクが「お待たせしました。待っていてくれてありがとう。」と言い、SUGAが冒頭で謝罪をしますが、テテからの誠意ある言葉が聞けないと言って、帰っていくARMYもおり、ペン卒をしていきました。
ただ、最後まで公演を見終えた方々の話によると、最後にテテが「ARMYの皆さん。今日まで心が痛かったですよね。僕もです。もう大丈夫です。ごめんなさい。」と言ったそうなので、テテも謝罪をしています。
K-POPではよくある事？
神戸振替公演から１年が過ぎましたね。本当にARMYにとっていろいろ有りましたね。でも、今も変わらない気持ちでBTSが大好きです。皆、体に気をつけて頑張ってね。心から応援しているよ！ pic.twitter.com/cQQ2JFcCF4
— オンマちゃん目線でBTS(’-’*)♪ (@marhappybts) March 19, 2017
K-POP業界ではBTSのように公演をキャンセルするグループは少なくありません。今回の事件は日本という国境を超えてのイベントだったことや文化の違いが大きく関係しているのかも知れませんね。
出演予定のアイドルが本番ステージをキャンセルしたとしても、他のメンバーでパフォーマンスを続行するので払い戻しがない場合や、当日公演中止なども多々あるそうです。
韓国ではよくあることかもしれませんが、日本ではなかなか無い、当日の公演中止にショックが大きかったですよね。
しかしその後、BTSは日本での振替公演を実施しました。
横行しているK-POP業界の常識を考えると、振替公演を行い払い戻しにも応じるという点で、できる限りの誠意ある対応だったと思います。日本のARMYたちを軽視したわけではないことがわかります。
SUGAのツイートに大号泣
神戸公演中止後に、SUGAがこんなツイートを投稿しました。
「こんにちは。SUGAです。多くの方が僕の休暇について気になっているみたいですね。（BTSは1/4~1/7までお休みでした。）簡単にいうとたくさん歩いて、たくさん寝て、たくさんのことを考えていました。
楽曲制作の作業を始める前に、頭の中をどうしても整理したくて旅行に行きたいと思いました。僕には行かなければいけない場所もあったしね。
24歳(日本年齢でいうと22歳)のBTSのSUGAではなく、24歳のミンユンギとしてできることがしたかった。
僕自身を振り返る時間でもありました。今からする話は、歌手とファン、BTSとARMYではなく、人と人として話すことです。たくさんの人と接していて1番悲しくなることは、全ての人に平等に接することができない自分に直面した時です。
誰1人傷つけたく無いのに、それが出来ない時があります。僕はまだまだ至らない人間のようです。神戸公演の2日目、あの日以来僕は深く眠ったことがありません。多くの人を傷つけてしまったせいか、いつも寝ても冷や汗で目覚めてしまいます。
過去に一度ステージで立てなかったことがあったので、どんなことがあってもステージに立ちたいと願ったけど、周りのみんなに反対されてしまいました。また僕はステージに立てなくなってしまったことに、涙が止まりませんでした。
泣いたら負けなのにね。(SUGAは2013年新人賞の年にも虫垂炎が原因で活動ができなくなっていた時期があります)僕にとって、自分が辛いことを我慢するのは簡単だけど、僕を愛してくれる人たちが悲しむことはとても辛いことです。
でも僕は、また僕を愛してくれる人たちを悲しませてしまいました。時間を戻すことができるならば僕はあの日に戻って、何があってもステージに立っているでしょう。だから僕には行かなければならない場所がありました。
僕は休暇中に神戸に行っていたのです。周りのみんなは止めたけど、僕はこれからの自分に堂々とできなくなる気がして、思い立って神戸に向かいました。」
SUGAはなんと、神戸事件のことがどうしても忘れられず、貴重な休暇期間にコンサートをするはずだった神戸へ向かっていたのです。ステージに立てなかった、ぶつけようの無い苦しみや悲しみが長い文章からヒシヒシと伝わってきます。
「僕は鈍くなるのがすごく嫌いだ。多くの人が僕を愛してくれるが、この栄光の日々を当然だと考えたく無い。」といいAXホール、そして神戸ワールド記念ホールに足を運んだことを残しています。
最後には「僕はたくさんの考えを整理して帰ってきた。もう一度僕は祝福された人間だということを感じ、いつの瞬間も感謝し生きていく人間だと感じた。祝福された人間にしていただきありがとうございます。ARMY」と感謝の気持ちを綴りました。
これを見たARMY達は大号泣。SUGAは世界に羽ばたくスーパースターでありながらも、一人一人のARMYと向かい合い、改めて日常に感謝する彼の姿に心動かされたARMYも少なくないでしょう。
貴重な休みの時にわざわざ日本を訪れ、ARMYの気持ちに寄り添うアイドルが他にいるのでしょうか？
きっと神戸からだよね
シュガは何も悪くないのに毎回armyに丁寧に謝ってる
armyだってきっとわかってるよ
シュガの謝罪を見るたびに涙出てくる
塩対応って言われるシュガだけど、一番礼儀がある人だと思う
シュガありがとう pic.twitter.com/PN2uxutAo3— ひとつ夢が叶った란≪固定把握希望！≫ (@bts_army0214) July 23, 2016
まとめ
今回はBTS神戸事件について調べてみました。
公演中止を告げられたARMYのショックは計り知れず、悲しくなる気持ちを考えると胸が痛みます。
しかしBTSも私たちと同じ人間なので、体調不良もあります。
スケジュールがぎっしりのBTSであるうえ、再公演するにあたっては、沢山のスタッフのスケジュールや会場などの調整もあり、簡単に口にすることができなかったのかも知れません。
ARMYの辛い気持ち、メンバーの辛い気持ち、どちらも分かるだけに神戸事件はとても重たくのしかかる出来事でした。
ARMY同士でも色々な考えがあり、実際神戸公演がキャンセルになった人と、その状況をネットニュースで知った人では感じる事が違うと思いますし、BTSだって辛いんだと擁護する人、謝罪を要求する人、悲しみ続ける人。など様々です。
大好きだからこそペン卒をしていった人もいましたが、振替公演も実施し、また日本に戻ってきてくれました。神戸事件はARMYとメンバーが改めてお互いの存在について気付かされた出来事でした。
