7人の個性がきらりと光るBTSは、K-POPグループの中でも群を抜いて仲が良いことで有名です。個性的なのに不思議と調和がとれている絶妙なバランスを保っていますよね。
今や世界を股にかけて活躍するBTSですが、そんな彼らのソロ活動は決して多くありません。なぜ彼らは『グループ活動』に重きを置いているのでしょうか。
今回はBTSがソロ活動ではなくグループ活動にこだわる理由や、ARMYが予測する今後の展望についてまとめてみました。
BTSは積極的にソロ活動を行わないグループ
グループ活動…やっぱ1人抜けると駄目だなぁ😭
あの負の連鎖はなんなんだろ…🥺ウリバンタンはやっぱ凄いな。
有難う💜#BTS_twt pic.twitter.com/zdAjHKi0JD— ⟭⟬ AKIKO ⟬⟭ 💛💜💚 (@syaka_earth) February 28, 2021
2013年6月13日にデビューしたBTSは、これまで長い年月をメンバーと共にしてきました。グループと言えど、活動を重ねていくうちに個々でやりたいことができたり、違ったジャンルに挑戦したりするため、ソロ活動を増やしていくことは通常よくあることですよね。
しかしBTSは積極的にソロ活動をしていません。とはいっても全くしていないわけではなく、過去にはジンがMCに挑戦したり、テテがドラマに出演したりしたこともありました。
しかしそれらを理由にBTSの活動に穴をあけたことは一度もありません!それはあくまでもBTSというグループ活動がメインであるからです。
BTSは7人全員が個性豊かで、多くの才能を持っています。ソロとして活動しても多くの仕事があったはずですよね。しかし彼らがその能力を発揮するのはBTSの一員として。BTSという大きな基盤が彼らの源になっているようです。
なんていうか世間一般でいうソロ活動のイメージって『7分の1』って考えてしまうんだけどBTSの場合『BTSのJHOPE』と『ダンサーのJHOPE』、『BTSのSUGA』と『AgustD』みたいな感じでBTSのスタイルとまた違ったところでの才能のレベルが桁違いすぎてその7人が集まるBTSってヤバくない?と今更なってる
— 진유 (@bts_denth) September 28, 2019
一見自由奔放なBTSですが、その姿をよく見てみると7人全員が思いやりを持ち、支え合いながら活動していることが窺えます。同じ方向を向いて進んでいるように見えますよね。彼らの今の活躍があるのは、この『グループ活動』が一つの大きな要因ではないでしょうか。
そこにはこれまで築いてきたメンバー同士の信頼や愛情があり、いつもグループを優先し、メンバーとARMYのことを考えてくれるBTSだからこそできることなのかもしれませんね。
グループ活動にこだわった理由は?
RT
7人もいれば、グループより個人主義の人がいたり、成長過程で違う方面に興味を持つ人も現れるかもしれない。でも、7人全員が同じ方向で、グループ活動がメインだと何度も強調しているBTS。それこそが、ジンニムの言う幸運では?と思ってしまった。自分だけではどうにもできないことってある。 pic.twitter.com/luP5e1NAxg
— 21century💫 (@21handsup) February 13, 2018
それではそもそもなぜBTSはグループ活動にこだわったのでしょうか。まず大きな理由にパンPDの存在があると言われています。
グループ活動をメインにすることで、デビュー当時まだ幼かった7人にグループとしての自覚や、メンバーを思いやる気持ちを目覚めさせるといった目的で「基本的に7人一緒」という方針だったようです。
ここで今のチームワークが養われたのですね!その目論見は大成功です。パンPDはBTSを育てるために様々な方針を打ち立てていたようですが、素直に従って成長してきた努力家なBTSメンバーの人柄もあると思います。
メンバーたちが載せるパンPDのお写真もすごく好きです🥺 pic.twitter.com/yeV6K52Erh
— 🐥RIN🐿 (@rin_chim_jm1013) February 1, 2022
そんなパンPDはメンバーと一緒に、RMにドッキリを仕掛けたことがありました。かなり重たい空気の中、パンPDにお説教されてしまうRM。小さくなっていくRMがだんだん可哀相になってきますが、このドッキリで確かめたいのは「BTSとソロ活動のどちらを選ぶのか」ということ。
しかしパンPDがそう問うや否や、間髪入れず「BTS(防弾少年団)です」とRMは答えます。本当に一瞬も隙がないくらいの即答でした。
それを聞いたパンPDとほかのメンバーは大喜び!RMには辛いドッキリだったかもしれませんが、この時の全員の反応で、すでにグループとしての活動が浸透していることが分かります。
ここでもしナムジュンが少しでも迷いを見せたり、「ソロ」なんて答えていたりしたら…もしかすると未来は違うものになっていたかもしれないな。
前半部分、パンPDに詰められまくるナムジュンが見れるのでぜひに…🥺可哀想になってくるほどパンニムの演技がうまい— 隣の家の山田です。 (@NT75426) July 6, 2020
そんなパンPDの方針だけでなく、BTSのグループ活動にはスケジュール上の問題もあったようです。休日がほとんど取れないほど忙しく活動していたので、物理的にソロ活動は不可能だったわけですね。
ほかにもソロ活動においてさしたる必要性がなかったのではないかとも言われています。ソロ活動をしないとはいえ、BTSはグループのアルバムの中にそれぞれのソロ曲を収録し、ステージ上で楽曲を披露することも。
それ以外にもミックステープをリリースすることで自作曲を世に出すことができるので、楽曲制作にも携わることができます。音楽活動ではBTSのメンバーとして手厚い環境が整っているのですね!
アミになって初めて知った利益を目的としないミックステープなるものが時にはガス抜きになってるのかもしれないし、安易にユニットやソロで売り出したりせず基本7人でありながら本人に委ねた音作りができていそうで事務所からヤラセではない姿が折に触れ伝わってきて信じられるしありがたい@BTS_twt pic.twitter.com/Rd16ZnqSYy
— necco ᴾᵀᴰ🐈 (@hopehope_333) March 5, 2020
メンバーがソロ曲に力を入れることでグループ活動に影響を及ぼすことはなく、むしろプラスに働いているように感じます。ジンはインタビューで「BTSのジン」と「ソロ曲のジン」の違いについて尋ねられ、次のように答えました。
「BTSは7人がひとつになって曲を完成するので、誰か1人に合わせてキーをとったり、曲を解釈することはできません。しかしソロ曲ではそれが可能です」
「グループ曲は恐れ多くて、ぼくは触れようなんて思いもしませんでした。実力があるメンバーが多いので、ぼくは欲を出さなかったのです。だからソロ曲の機会を与えられたときは、欲を出さなければいけないと思いました。ほかのメンバーが作業するのを見ながら、ぼくも挑戦してみていいんじゃないかって」
周囲のことをいつも考えているジンの、謙虚な人柄が見えるインタビューです。ジンにとってソロ曲を生み出すことは「グループだけではできない新たな挑戦」のようですね。
GQソクジンくそかっっけえな pic.twitter.com/vyqU1cDVL3
— 🐴 (@uarmyhoo) December 20, 2021
またJ-HOPEも初めてミックステープをリリースした時のことを、インタビューで次のように明かしています。
「現在取り組んでいる音楽に本当に良い影響を与えたと思います。ミックステープを通じてたくさんのことを学び、アーティストとして、ミュージシャンとして、進みたい方向が本当の意味で見えてきたのだと思います。
たくさんの人にこのミックステープを気に入ってもらえて、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。今後も音楽制作を続けて、J-HOPEにしかできない音楽のスタイルを表現していけるように頑張ります」
Happy Birthday to #JHOPE of @BTS_twt!
The rapper, dancer, songwriter, and producer turns 28 on February 18. Read our June 2021 digital cover story with him here: https://t.co/hVKiMNrBs9
See some behind-the-scenes footage from our shoot: https://t.co/LSQwdyVRUW pic.twitter.com/lYSglSUkhF
— Rolling Stone (@RollingStone) February 18, 2022
BTSというグループとしてではなく、自分のための楽曲を作ることで新たな刺激に繋がり、自身の感情と向き合うこともできるようです。そしてJ-HOPEは同じインタビューでBTSメンバーのことについても語りました。
「お互いを理解することで、BTSならではのチームワークが生まれました。それに1人1人の役割が違っていて、音楽でもやっていることは違います。だから今は助け合いながら、もっとうまくなるために努力を続けています」
ソロ活動することは7人それぞれが成長することに繋がり、グループ活動に戻った時にそれらが生かされるのではないでしょうか。個人が磨かれて、グループとしてもっと輝くなんて素敵ですね。結果的にグループ全体の底上げになっています。
兵役入隊したらソロ活動になるの?ARMYの予想と願望
やっぱり本国での公演は
特別だし大切だし
日々迫り来る兵役までに
一旦オフコン開催させてあげて欲しい😭当日までに少しでも状況が良くなって
無事にソウルコンが出来ますように
そして、BTSもARMYも
健康で楽しく過ごせますように🙏✨#PTD_ON_STAGE_SEOUL pic.twitter.com/U3y02BRXCN— Sのつぶやき (@BAJFB_SUB) February 16, 2022
そして多くの注目を集めているのがBTSの兵役問題ですよね。今の状況だと最年長であるジンは、2022年の自身の誕生日(12月4日)までに入隊する義務があります。もちろんジン以外のメンバーも全員が入隊の対象年齢です。
兵役中は約2年程度の活動休止は免れません。7人の入隊時期がズレればそれだけ休止期間も長引くため、ARMYからは特例として同時入隊を希望する声が多く上がっているようです。できるだけ最低限に留めたいですよね。
兵役は皆んなで一緒に行って、一斉に帰ってきて欲しい考えなんだけど、BTSもどうするのかな
— コエ (@_gramma_) February 15, 2022
兵役が免除されない限り、グループとしての活動を数年休むことになるのは明白な事実。韓国の男性にとっては義務ですので仕方ありません。
パンPDの手紙も感動😭
ソクジン・ユンギ・ナムジュン・ホソク・ジミン・テヒョンそしてジョングクへ
最初に出会ったとき、君たちは本当に小さかったね。会えた時期はそれぞれ違うけど、僕にどう近づいてくればいいのかわからなくて怖がっているように感じられたのはみんな+
pic.twitter.com/kaxJSvygLx— ⟭⟬ MAMO ⁷⟬⟭ ₱₮Đ (@MAMO_BTS) January 21, 2022
さらにBTSと事務所の契約期間は2024年までだと言われています。事務所側が証券申告書内で、BTSの今後について言及していることも明らかになりました。
記述によると、軍入隊や疾病など不足の事態によって活動中断となるリスクに備えるため、グッズ販売や映像コンテンツの売上など、アーティストが直接活動を伴わなくても間接的に参加できる方法を拡大しているとのこと。
また、軍入隊による主要アーティストの空白期間に対する売上減少リスクを最小化するため、アルバムや映像の事前制作、活動可能メンバーを通じたアーティストの運用など、多方面の事業的検討を行っていると記載されました。
つまり事務所の方針としては、兵役前(または後)の活動可能なメンバーにより、柔軟なアーティスト活動を視野に入れているということです。状況にもよるでしょうが、ソロ活動やユニット活動も念頭に置いた計画があるかもしれません。
兵役はペンにとって推しに1年半~2年会えない辛い制度だけど、グループの活動中止の間、各メンバーのソロ活動を楽しめる期間でもある。BTSもジン君がドラマに出たりテテがミュージカルで活躍する姿が観れるかも知れない。政治や会社の都合で振り回さず、メンバーの信念を重視してあげて欲しい。
— mh58879 ⁷ (@manarina0806) October 24, 2020
BTSの彼らが世界中で大人気なのに自分達に不安がっているのは兵役制度が関係しているのかな。兵役明けたらどうなっているのかも不安に感じちゃうのかな。道を踏み外さずにファンを信じて幸せになって欲しい。
— A子🥞 (@4jyu9) February 12, 2022
そんなソロ活動についてはあまり否定的な意見は見られないように思います。兵役中は仕方ないことですし、これまでずっとグループを主体として走り続けて来たBTSの努力の賜物なのではないでしょうか。
そして寂しさや不安を感じながらも、もし兵役に行っても7人が揃えばまたBTSとして活動してくれると信じているARMYが多いようです。メンバー同士仲が良いからこそ、ARMYもそう思えるのですね。
BTSが兵役行ってる間に韓国語をマスターしたい
— りりこ@翔平と慎太郎の狭間で (@ririco58ys) February 9, 2022
「BTSが頑張っているのだから自分も頑張る」という声も聞こえてきました。中には兵役中に韓国語をマスターするという素敵な目標を立てる人も。前向きで素敵ですね!
もしもメンバーがソロ活動をしたらどんな活動か予想!
元はお利口さんのナム
元は俳優志望のジン
元は裏方入社のユンギ
元はストリートダンサーのホビ
元は現代舞踊家のジミン
元は農夫のテテ
元はスーパースターKのグク7人の朧げな夢の形。
ああ。これがバンタン。
小宇宙に、ほろほろと光るななつ星。 pic.twitter.com/mjVPvagSXc
— つぶやきこりあ⁷ (@TsubuyakiKorea) December 1, 2021
兵役を前にこれまでになかったソロ活動の活発化が予想される中、ARMYからは様々な意見が飛び交っています。基本的にはやはりそれぞれが『アーティスト』として活動するのではないかという声が大半のようです。
アーティスト活動以外に多く見られたのはやはりSUGAのプロデュース業です。すでに活動していて基盤が整っていることから、本腰を入れる可能性も囁かれています。
もともとデビュー前はプロデューサーなどの裏方を希望していたSUGA。そのため可能性は高いと思いますが、やりたかったことをやりながらも、今ではBTSというグループでの活動を第一に考えてくれていることがファンとしては何より嬉しいですよね!
suga、プロデューサーとしてソロ活動しないの?の質問に「これからもずっとBTSのメンバーです/BTSの一部でいることが好きなんです」って返すの本当信頼度高い
— Pal (@Seigla2) December 22, 2021
SUGA以外には、テテの俳優業やミュージカルといった声も多いようです。以前花郎〈ファラン〉というドラマに出演した際も好評でしたし、テテ自身も俳優活動は30歳を超えてから考えていることのひとつだと語っています。
役に憑依するようなテテの感受性の高さは、きっと俳優にも向いていますね。テテもやりたい気持ちがあるようですし、新たな可能性を秘めていて楽しみです。
何着せても、なりきるテヒョン✨
もう一度…俳優のテヒョンを見たいよ🥺 pic.twitter.com/ieDY594ZaJ— ⟭⟬ ⁷りーちゃん🧸🧈 (@bts_r12912r) March 2, 2020
すでに世界的に活躍するスーパースターとなったBTS。この先もしソロ活動をすることになっても、アーティストとして音楽の中に身を置きながら新たなものに挑戦し、そしてそれぞれが培ったものを胸に、またグループへと戻ってくるのかもしれませんね。
こんな事言うのもおこがましいけど、
いつかもしBTSが解散ってなって
歳とってもソロ活動してて、
ユンギがプロデュースしてメンバーの誰かがソロ曲なんて歌ったらきっと滝のような涙が出るんやろうな。。おばあちゃんになってもBTSの全盛期に立ち会えてたことに感謝する日が来るやろうなぁ☺🤍 pic.twitter.com/DmuOXP4sJj
— Tan1230 (@Tan951230) October 14, 2021
まとめ
今回はBTSが積極的にソロ活動しない理由についてまとめてみました。これまで7人で団結して努力し続けて来たBTS。これから先は兵役などまだ不透明な部分も多いですが、きっとこれまで通りBTSとして力を尽くしてくれるのではないでしょうか。
そしてARMYたちの「寂しいけれど、信じて待っている」という意見がとても印象的でした。それだけメンバーの溢れる魅力がファンに伝わっているグループなのですね。
個性豊かな7人が化学変化を起こし、飛躍を続けるBTS。グループを大切に思う彼らだからこそ、ソロ活動も応援していきたいですね!