BTSのリードラッパーで、ソロアーティスト、Agust Dとしても活動するSUGA。自ら作詞作曲も手掛けるSUGAは、BTSや自身のソロ曲だけではなく他のアーティストにも楽曲を提供して、プロデューサーとしても活躍しています。
今回はそんな多才なSUGAの音楽プロデューサーとしての活動についてまとめてみました!
作詞・作曲・プロデューサーの一面をもつSUGA
BTSのメンバーとしてラップやダンスでファンを魅了しているSUGAですが、実はもともとは作曲家志望。現在はBTSのパフォーマーとしてはもちろん、作詞家、作曲家、プロデューサーとして様々な形で音楽に携わっています。
SUGAは高校生の頃から音楽スタジオでアルバイトをして機材の使い方を学び、練習生時代はバース16小節を1日1つずつ書いて作詞のスキルを磨いていたんだとか。
BTSとして多忙なスケジュールをこなす現在も、「作業しなさい」が口癖だとジンにモノマネされるほど、常に音楽制作に没頭しているSUGA。BTSの楽曲の多くに作詞や作曲で参加し、ソロ名義のAgust Dとしても2枚のミックステープを発表しています。
質問内容を他メンバーになりきって答えるコーナーでユンギになりきるジンくんまとめてみたんだけど、「作業しなさいよ」いじり面白すぎてマジで腹抱えて笑った pic.twitter.com/2lxZni7yYz
— ピョン (@PCHAN_95V) July 9, 2021
韓国の著作権協会(KOMCA)にSUGAの名前で登録されている曲は130曲以上!BTSの活動と並行して、クリエイターとしても精力的に活動しているのがわかりますね。
今までコラボした楽曲は?
パフォーマーとして第一線で活躍しながらも素晴らしい音楽を作り続けているSUGAのもとには、コラボやプロデュースのオファーが後を絶ちません。
これまでに韓国国内のアーティストはもちろん、日本や欧米のアーティストの楽曲をプロデュースしたり、フィーチャリングで参加したりと、幅広く活躍しています。
2017年のMMA(Melon Music Awards)では、スランさんへ提供した楽曲「WINE」でプロデューサーとしてホットトレンド賞も受賞しました。受賞の際には本人以上にメンバーが大喜びしていましたね。
ユンギさんがプロデューサーとして受賞した時、本人よりも喜んでSPになりきってステージまで誘導して最後はニコニコ手を振って送り出す1人の兄と5人の弟たちが何回見ても可愛すぎる
グループ超えて家族みたいで愛おしい pic.twitter.com/GmQ2sWNEzl
— ぽむてち (@bts_____t30) January 23, 2021
プロデューサーとしても素晴らしい実績を残しているSUGAがさすがです!
ここからはSUGAがプロデュースした曲やフィーチャリングした曲など、外部アーティストと共作した楽曲を6曲ピックアップしてご紹介します。
Juice WRLD「Girl Of My Dreams(with SUGA FROM BTS)」
まずは2019年に亡くなったアメリカのラッパー・Juice WRLDさんとのフィーチャリング曲「Girl Of My Dreams」。Juice WRLDさんのアルバム「Fighting Demons」に収録されています。
Juice WRLDさんは、BTSのゲーム「BTS WORLD」のサウンドトラック「All Night」にも参加していて、SUGAとの共作は2度目。今作でSUGAは自ら作詞した韓国語パートを担当しました。「愛の別名は青色」というフレーズから始まるせつない歌詞が印象的です。
この曲はアメリカビルボードのデジタルソングセールスで初登場1位を記録し、SUGAは同部門で初登場1位を獲得した初のアジア人ソロアーティストになりました。
ØMI(登坂広臣)「You」
三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの登坂広臣さんへの楽曲提供で話題となったのが「You」。登坂さんのソロ名義、ØMIによるアルバム「ANSWER」に収録されています。
タイトルの「You」とはファンのことだそうで、ファンや応援してくれる人へ向けての登坂さんの思いがさわやかな曲調で歌われています。
このコラボは登坂さんからのオファーで実現し、コロナ禍での制作だったためやりとりはリモートで行ったそうです。制作過程ではSUGAから「もっとこういうバージョンが聞いてみたい」といった要望がたくさんあり、楽しみながら制作ができたと語っていました。
IU「eight」
韓国の国民的女性シンガー、IUさんが2020年5月6日にリリースした「eight」では、SUGAがプロデュース&フィーチャリングでコラボ。IUさんが自身の“28歳” を綴った楽曲に同い年のSUGAが参加しました。
2人の共作はこの曲が初めてでしたが楽曲制作はとてもスムーズで、SUGAがビートを作って送るとIUさんからすぐにメロディーが届き、一気にレコーディングできたそうです。
IUとSUGAというビックコラボは大きな話題になり、リリース直後から主要音楽チャートで1位を席巻。2022年2月現在でSpotifyの再生回数が1億8500万回を越える大ヒットを記録しています。RMもこの曲について「ドライブするときに聴きたい」と絶賛しました。
Heize「We don’t talk together」
韓国の女性ラッパー、Heizeが2019年7月にリリースした「We don’t talk together」では、SUGAが作詞作曲に参加。エンディングのピアノもSUGAが弾いたものが音源に使用されています。
Heizeさんは恋愛ソング、とくに悲しい恋の歌の歌詞に共感できると女性からの支持が高いアーティストで、「We don’t talk together」でも別れを選ぶカップルのせつない心情が描かれました。
この曲でHeizeさんは2019年のMMA(Melon Music Awards)でベストR&B/Soul賞を受賞。授賞式にはBTSも出席しており、Heizeさんのパフォーマンスを聴くSUGAのプロデューサーとしての表情も話題になりました。
プロデュースに関わったheizeのwe don’t talk togetherを授賞式で口ずさむユンギが本当に儚くて消えそうでいつ見ても泣きそうになる pic.twitter.com/f1xpDmcpkg
— じんしゅがぐて保護会⁷ slow (@toppokki_0613) October 4, 2020
このコラボは、Heizeさんの事務所とHYBEのスタッフの音楽的な交流から実現したそうです。
スラン「WINE」
SUGAが初めて自分やBTS以外のアーティストのプロデュースを担当したのが韓国のシンガーソングライター、スランさんの「WINE」。この曲にはSUGAのほか、BTSの楽曲の多くのプロデュースを担当するSlow Rabbitさんも参加しています。
コラボのきっかけは、SUGAのソロ名義、Agust Dの楽曲「So far way」にスランさんがフィーチャリングで参加したこと。そのときの交流がきっかけでSUGAがスランさんの曲をプロデュースすることになったそうです。
スランさんは同曲で2017年の音楽アワードを複数受賞。MMAではSUGAもプロデューサーとして一緒に受賞を果たしました。
ユンギ今年の
『ホットトレンド賞』受賞おめでとうー! pic.twitter.com/nDkt9mqJrU— 지민BANBAN (@mangejiminBTS) December 2, 2017
楽曲制作中にSUGAはスランさんに「この曲で姉さんは有名にならなきゃ」と話していたそうですが、実際に「WINE」は大ヒット。スランさん自身も「この曲で音楽人生が変わった」と振り返っています。
MAX「Blueberry Eyes」
アメリカの男性シンガー・MAXさんとは2020年9月にリリースしたアルバム「Colour Vision」の収録曲「Blueberry Eyes」でコラボ。この曲はMAXさんが妊娠した妻・エミリーさんのために制作したものだそうです。
MAXさんは当初SUGAとのコラボは別の曲を想定していたそうですが、「好きな曲を選んで」とSUGAにアルバムの全曲を送り、SUGAが気に入ってピックアップしたのが「Blueberry Eyes」だったそう。
SUGAはこの曲に韓国語のラップで参加し、ミュージックビデオではMAX夫妻がSUGAの韓国語パートを口パクでカバー。2人は韓国語の歌詞を勉強して覚えたそうで、インタビューなどでもSUGAへのリスペクトと感謝を度々口にしていました。
MAXさんはAgust Dの「Burn It」にフィーチャリングとして参加していて、「Blueberry Eyes」は2人の二度目のコラボ。MAXさんとSUGAはこのコラボのあともメッセージを送り合ったりと、交流を続けているそうです。
Halsey「Suga’s Interlude」
BTSの楽曲「Boy With Luv」でフィーチャリングし、その後もBTSと親交を深めてきたHalseyさんとSUGAが再タッグを組んだのが「SUGA’s Interlude」。Halseyさんのアルバム「Manic」に収録されました。
SUGAは作詞作曲を担当し、自ら書いた韓国語のラップで楽曲にも参加。HalseyさんがSUGAのソロ曲を聴いてその内省的な歌詞に圧倒され、フィーチャリングのオファーをしたそうです。
HalseyさんはBTSの2021年のLAコンサートも鑑賞して楽屋を訪れていたり、現在も交流が続いているようですね!
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まとめ
いかがでしたか?今回はSUGAがプロデューサーやフィーチャリングで参加した曲についてご紹介しました。プロデューサーとしても本当に引っ張りだこですね!
BTSのSUGAやソロのAgust Dとしてみせる音楽とはまた違った雰囲気の曲ばかりで、SUGAの音楽的才能を改めて感じました!
最後までお読みいただきありがとうございました。