EXO(エクソ)といえばBTSが大ブレイクする以前の韓国トップグループとして有名ですが、メンバーもそれぞれソロアーティストや俳優、バラエティなどで活躍しています。
その中でもD.O.(ディオ)さんはメンバーの中でいち早く俳優としてオファーを受けた方で、日本では俳優としてのイメージが強いかもしれません。
そんなディオさんですが、2023年11月にSMエンターテインメントとの専属契約が終了し、新たに設立した事務所へ移籍することが発表され話題となりました。
今回はディオさんの事務所移籍によりEXOを脱退するのか?といった話題や、EXOやディオさんについて、そして今後の活動などを紹介したいと思います。
EXOはどんなグループ?
EXO(エクソ)は、SMエンタテインメント所属の男性アイドルグループです。
2012年4月8日に韓国と中国でデビューし、デビュー当時は韓国人8人と中国人4人の12人グループでした。
EXOとは太陽系外惑星を意味する“Exoplanet”からモチーフを得ており、各メンバーが超能力を持つ「未知の世界から来た新たなるスター」というコンセプトのもと活動をスタートします。
グループは韓国をメインに韓国語の楽曲で活動するEXO-Kと、
中国をメインに中国語の楽曲で活動するEXO-Mに分かれており、全員が揃う時にEXOとなるという形でした。
EXO-Kは、スホ・ベッキョン・チャニョル・ディオ・カイ・セフン、EXO-Mは、シウミン・レイ(活動休止)・チェン・ルハン(脱退)・クリス(脱退)・タオ(脱退)がメンバーでしたが、そのうち3人は2014〜15年に脱退しています。
現在唯一の中国人メンバーであるレイさんに関しては、中国でのソロ活動が忙しくグループ活動を休止しているようです。元々レイさんはグループ所属前から既に中国で活動していた方だったんですよね。
この他にも、チェン、ベクヒョン、シウミンさんら3名によるEXO-CBXというユニットも存在します。
このようにデビュー時からアジア全域での活動を見込んだグループがEXOなんですが、当初はクセの強い曲調やコンセプトが受けずSMの失敗作なんて呼ばれていました。
メンバーの問題等もあり2013年にはEXOとしての活動が多くなり、「Growl」という曲が大ヒットしたことによりトップアイドルとなります。
その結果、彼らの1stフルアルバムは当時BIGBANGや東方神起も成し遂げていなかった韓国で12年振りのミリオンセラーとなり、これまでに発売したフルアルバムの売上は7枚全て100万枚を突破しています。
D.O.はどんな人?
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EXOならびにEXO-KのメンバーであるD.O.(ディオ)さんは、1993年1月12日生まれの歌手兼俳優です。俳優として活動する際は本名のド・ギョンスとしてドラマや映画に多数出演しており、EXOのメンバーの中でも特に俳優イメージの強い方です。
韓国の演技ドルといえば、最近ではASTROのチャ・ウヌさんやSF9のロウンさんなどの人気が凄いですが、
他にもZE:Aのイム・シワンさんやパク・ヒョンシクさん、SHINeeのミンホさん、2PMのジュノさん、SUPER JUNIORのシウォンさんなども相変わらず人気です。
そんな中、専門家によるランキングなどを見るとディオことド・ギョンスさんはイム・シワンさんと並ぶ高評価を得ているんです。俳優活動をスタートしたのは2014年頃からで、最初は主演ではありませんでしたが難役を見事に演じすぐに注目を集めることとなります。
そして、2016年頃にはドラマや映画で主演を務め、その後も大ヒット映画「神と共に」シリーズへの出演や、日本でも知られることとなった人気ドラマ「100日の郎君様」等に主演します。
兵役を経てからも、ドラマ「リーガル・クレイジー真剣勝負」や映画「ザ・ムーン」(日本未公開)などに出演したディオさんは俳優活動と並行して、ソロ歌手やバラエティ番組でも活躍します。
このように、いつのまにかディオとしてより俳優ド・ギョンスとしての活動が多くなったことでSMエンターテインメントと再契約せず、SM出身のマネージャーが独立し設立した新生事務所に移籍することになります。
D.O.(ド・ギョンス)おすすめ作品
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それでは早速、俳優業でも評価を得ている、ディオさんのおすすめの作品をご紹介していきましょう。
100日の郎君様
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ド・ギョンスさんとナム・ジヒョンさんが主演を務めた2018年放送のロマンチックコメディの本作は、ド・ギョンスさんの連ドラ初主演作にして初の時代劇作品でもあり、現時点での代表作とも呼べる人気時代劇です。
心に負った傷により冷徹で無表情だった世子が、記憶を失ったことで何も出来ない無能男子へと落ちぶれてしまい、そこをヒロインに拾われるというもの。
韓国ドラマではお決まりの記憶喪失や、時代劇定番の権力闘争、ラブコメには欠かせない三角関係などが盛り込まれているだけでなく、キム・ソノさんとのラブロマンスなどもあり、それらがバランスよくミックスされたことでほっこりとしたドラマになっているのが特徴です。
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ド・ギョンスさんの世子と無能男子との演じ分けも見事ですし、そんな頼りない主人公をナム・ジヒョンさん演じるしっかり者のヒロインが助ける展開は、かつてナム・ジヒョンさんが「ショッピング王ルイ」で演じたキャラクターとも近く適役でした。
あの日、兄貴が灯した光
チョ・ジョンソクさんが仮釈放中の兄、ド・ギョンスさんが事故で失明してしまった柔道選手の弟役を演じた2016年公開の感動ドラマ。
兄と弟の映画といえば「レインマン」などが思い浮かびますが、本作もまたぶつかり合いながらも兄弟が心を通わせていく過程が描かれた王道のストーリーとなっています。
日陰者の詐欺師の兄と、柔道の国家代表選手として輝かしい未来を期待されていた弟が15年ぶりに再会し、失明し引きこもっていた弟を兄が無理やり連れ出そうとします。
最初この二人はいがみ合ってばかりなのですが、共に過ごす内にかつての仲を取り戻していくというもの。展開的には少し先読みできるところもありますが、分かっていても感動してしまうのはチョ・ジョンソクさんとド・ギョンスさん二人の演技力の高さがあってこそ!
ド・ギョンスさんの目の見えない演技は嘘くささがなく素晴らしいですよ!!
大丈夫、愛だ
チョ・インソンさん、コン・ヒョジンさん、イ・グァンスさん、ソン・ドンイルさん、イ・ソンギョンさんといった豪華俳優陣と共演したディオ(この頃はド・ギョンス名義ではなく俳優でもディオでした)さんのドラマ初出演作品です。
この作品は2014年放送のヒーリングラブコメディで、様々なトラウマを抱えた人たちと精神科医が共に暮すシェアハウスが舞台の作品です。様々な精神的問題を抱えた人たちが登場する作品だけあって見ていて辛くなる所も多いのですが、
シェアハウスでの人間模様はコミカルでキャラクターも個性的になっているので重苦しいという印象はあまり感じません。そんな中でディオさんが演じているのは物語のキーマンとなる小説家希望の高校生で、彼が何者なのかがストーリーと大きく関わってきます。
作品自体も2014SBS演技大賞で6冠獲得など高い評価を得ていますが、家庭に問題を抱えながらも人前では明るく振る舞う若者という難役を演じたディオさんは、とても演技初挑戦とは思えないほどリアルで真に迫るものがありました。作品の好みとしては本作がイチオシです。
D.O.が事務所契約終了でEXOを脱退?今後は?
2023年11月、SMエンターテインメントとの契約が終了し、新設した事務所Company Soo Sooに移籍したディオさん。
これによりディオさんがEXOから脱退するのではないか?という心配もありましたが、今後もEXOとしての活動は共に行い、個人活動に関しては移籍した事務所で行うようです。
SMエンターテインメントの関係者は「11月初め、ディオとの専属契約が終了する。ディオと話し合い、これからもEXOとしての活動はSMと共にすることにした。演技および個人活動は、当社出身マネージャーが独立し、設立した新生事務所を通じて行っていく予定だ」と正式にコメントしています。
2024年にはド・ギョンスさんの日本公式X(Twitter)がオープンし、ディオさんが「皆さんこんにちは、ド・ギョンスです」と日本語で挨拶する動画が公開されています。韓国のみならず日本での今後の活躍にも期待ですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
昨今、日本でも芸能人の事務所移籍やグループと個人活動を分けて考える風潮が広まっていますが、今後韓国でも同様のことが当たり前になるといいですね。