ハン・ヒョジュさんは、2015年のランキング『両親に紹介したい最高の結婚相手』1位に選ばれるほど、好感度抜群の女優です。
日本でも大人気ですが、数年前に女優生命を左右する出来事がありました。女優生命の危機とはどんな事だったのか、驚きの理由について深く調べてみましたのでご覧ください。
ハン・ヒョジュはどんな人?
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- 生年月日:1987年2月22日
- 身長:172㎝
- 血液型:A型
ハン・ヒョジュさんは、2003年のモデル選抜大会で大賞を受賞し、芸能界デビューをしました。
以前にもアパレル会社の選抜大会で2位になった事もありますが、特別、芸能界に憧れていたわけではなかったそうです。ヒョジュさんの幼い頃の夢は、教師、獣医、動物調教師、詩人などがあったとか。
母親が幼稚園の先生をしていたからなのでしょうか?ヒョジュさんの夢も先生関連が多いですね。褒められることが大好きだったヒョジュさんは、褒められる為に何事も一生懸命する性格で、身につく速度が誰よりも早かったようです。
特に、運動神経が良くマラソン大会などがあれば、いつも1位で、バスケットボールや、ドッジボールの球技系も得意だったヒョジュさん。
デビュー当時は、まだ高校生だったのですが、地元の清州(チョンジュ)を離れ、ソウルに近い叔母の家で学生時代を過ごしました。
2005年には、青春コメディドラマ『ノンストップ5』でドラマデビューし、翌年『春のワルツ』で主演に抜擢され話題となったドラマですが、期待通りの視聴率を上げる事は出来なかったのです。
春のワルツ(봄의 왈츠)はやっぱり良い😭
他愛もないシーンでさえ泣ける
(…イマナイタ…🥺) pic.twitter.com/JF2Q2ecOex— 春のワルツ (@chesspl071973) May 22, 2021
『春のワルツ』は、ユン・ソクホ監督の作品で『夏の香り』『秋の童話』『冬のソナタ』に続く最後の四季シリーズドラマでしたが、新人を主演にするという異例な挑戦をしたのでした。
皆さんもご存じの通り、こちらの3作品は、ソン・イェジンさん、ソン・ヘギョさん、チェ・ジウさんといった有名女優が主演を務めたドラマ。
『春のワルツ』ですが、視聴率は低かったものの、制作会社の作品の中では、最も高い収益を上げた作品だったのです。
その後、ドラマや映画の出演が徐々に増え、2009年のドラマ『華麗なる遺産』で最高視聴率47.1%を記録し一躍有名になったヒョジュさん。
韓国ドラマの華麗なる遺産観たい〜♪
中学校の時、華麗なる遺産観てたからもう1回観たい〜♡ pic.twitter.com/XbhO3xAbJE— しずか (@OOKURA_LOVE_723) January 8, 2016
2010年のドラマ『トンイ』でも主演を務め高視聴率を記録し、最年少演技大賞も受賞と、順調にスターの道を歩んで行き、2011年には日本の芸能事務所と専属契約を結んで国内外で幅広く活躍しています。
ヒョジュさんは、旅行に行くのが好きで、1作品が終われば自分だけの時間を作り旅行に行って休息することが多いとか。
旅行は主に海外に行くようですが、韓国国内だと済州島が好きで色々な場所をよく歩き回るそうです。
そして、2012年の映画『王になった男』で共演したイ・ビョンホンさんと、撮影中に1度お酒を飲みに行った事があるそうで、ヒョジュさんは、かなりお酒が強かったとか。
韓国人は女性でもお酒をよく飲み、強いイメージは確かにありますが、ヒョジュさんの見た目からは想像がつかないですね。
2014年に日本映画にも出演したヒョジュさんは、2019年にはアメリカのドラマ『トレッドストーン』に出演し、北朝鮮のピアノ教師で実は殺し屋という役を演じました。
トレッドストーン結構面白い!
過去と現在を同時進行で描くストーリーと世界中で覚醒し始めるトレッドストーンメンバー達、その場にある物を使って戦うボーンシリーズお馴染みのアクションもあってシリーズファンには堪らない(*´ω`*)
あと若い頃のペトラが可愛い😍 pic.twitter.com/4qZmVSuZdi— KAZU (@k_a_z_u__3) January 12, 2020
ハン・ヒョジュが韓国で嫌われて女優生命の危機?
国民的女優と言われてきたヒョジュさんですが女優生命の危機に陥った過去があるのです。それは、ヒョジュさんの弟が起こした事件に関係がありました。
2013年の7月ごろ、ヒョジュさんの弟が空軍兵として所属していた時に、直属の部下だった、ある一等兵を軍務中に自決に追い込んだと言われており、韓国で話題となった事件『キム一等兵事件』。
軍隊では厳しい訓練が行われ、そのストレスで、精神的な病や理性を失って自ら命を落とす人も少なからずいます。
引用元:陸上自衛隊HP
ヒョジュさんの弟は、業務を初めてから5日しか経っていない新人の兵士に日課を終えた夜10時から、防毒マスクを付け、38キロの重い荷物を背負わせ、訓練場を15周とPT体操を、8日間も続けてさせたと問題になったのです。
その他にも、他の兵士の過ちを一等兵がした事にし、罰を受けろと命令、いじめと思われるようなこともしていたと報道されました。
面会に来た一等兵の両親に、いじめられる事が辛すぎると打ち明ける程です、本当に過酷で悪魔のような人だと言っていたとか。最初は優秀兵士に選ばれるほど明るく肯定的だった一等兵ですが、軍務中に自ら命を落としてしまいます。
結果一等兵は亡くなってしまい空軍は殉職ではなく、入隊前から精神病があり自らこの世を去ったという事件で終わらせてしまったのです。
その後、人気番組『それが知りたい』が取材を始め放送を間近に、捜査結果が変わり、殉職が認められ番組が放送されました。
しかし放送では加害者がヒョジュさんの弟である事をわかっていながら、弟の苗字さえ言及されず遺族の悲しみと殉職した内容だけが放送され、ネットのコミュニティサイトでは不満の書き込みが殺到。
この時、そのコミュニティーの書き込みが無差別に削除されネイバーの自動検索にも出ないなどの不思議な現象が起きたりもしたそうです。
そして、一等兵の両親は、過酷な行為の疑いで告訴しましたが、入隊前からあった精神的な問題による一般的な死亡とし、ヒョジュさんの弟は起訴猶予処分となりました。
この全ては事件が起こった2013年ではなく約1年後に被害者の出身大学、高麗大学の先輩が書いた壁新聞によって公になりました。
遺族は、マスコミ、国会議員や市民団体など約1000カ所に報道資料を送ったそうですが回答があったのは、たった1カ所で2014年5月に記事となりました。その記事により明るみになると、世間の怒りの矛先がヒョジュさんに向けられたのです。
ヒョジュさんがモデルを務めていた広報会社はクレームの嵐となり、ヒョジュさんは全く事件に関わっていませんでしたが、有名女優だった為、大きな問題になってしまいました。
しかし、次の日ヒョジュさんの所属事務所が別の記事を出し、事件の記事を覆してしまったのです。
その記事の内容は、高速道路で小鹿に水を飲ませて小鹿を救ったという記事で、見出しは『天使ハン・ヒョジュに会った』でした。この記事を見た多くのネットユーザからは『小鹿隠蔽事件』と言われます。
結局ヒョジュさんの記事でカバーされ一等兵の記事や映像は削除されたため、検索をしても、なかなか見つける事が難しいようですが、ヒョジュさんに対する過激なバッシングは続いたようです。
この事件が公になっていた頃に、ヒョジュさんは映画『セシボン』の公開を控えていましたが、映画が上映される前から1点の低評価を付けられたり「つぶれろ!観たくない」「こんな映画観るはずないだろ」と悪質な書き込みが相次ぎました。
カンハヌルssiを攻めてた時に観た「セシボン」も良作です。ハヌルssiの歌声も聴ける♫ (チョンウssiの歌声は吹替かも🙃)ハンヒョジュssiは美しい✨ pic.twitter.com/XZkFRieaKe
— MIKI (@mikimouse727) January 13, 2021
ドラマの出演も減っていき映画中心で活動をしていたため、事件後ヒョジュさんは芸能界引退か?などの噂も浮上。その一方で弟の起こした事件でヒョジュさんに言うのはおかしいと、かばう声も少なくありませんでした。
父親と弟が空軍勤務であり、ヒョジュさんも空軍の広報大使を務める中での事件だった為、非難が集中してしまうのも無理はないかな?と思います。とても辛い事件で、遺族にとっては悲しい出来事だったことでしょう。
現在の活動は?
弟の事件がきっかけで誹謗中傷もあり、仕事面でもかなりダメージを受けてきたヒョジュさんでしたが、さすが大女優!
事件後は、芸能界追放、引退など噂になりましたが、強い精神力で乗り越え現在は忙しく活躍しています。
2020年5月に公開予定だった日本映画『太陽は動かない』がコロナの影響で延期になり、2021年の3月に上映を開始しました。世界を股にかけ依頼を解決する国籍不明の産業スパイの役です。
こちらの映画が2021年11月10日から韓国でも上映を開始しました。
藤原竜也&竹内涼真&ハン・ヒョジュら出演、映画「太陽は動かない」11月10日に韓国で公開決定! – 韓国芸能ニュースはKstyle https://t.co/tQBinO9q4P @Kstyle_newsより
韓国上映始まってるんだ— Persephone (@Persephone2140) November 13, 2021
そして、ドラマ『ハピネス』も放送中で、こちらは謎の感染症で世の中がパニックになり、大都市の新築マンションで悪質な神経戦を描いたドラマ。ヒョジュさんは、女性警察官特攻隊員の役で出演しています。
やっぱりわたしはゾンビ系が大好き🤣💖
コロナと共存する時代、治療薬として開発された薬の副作用による人間のゾンビ化に、新築マンションでの分譲住人と賃貸住人との格差争いを絡めたドラマ
パクヒョンシクの除隊後復帰作らしい👏
ハンヒョジュとのケミが凄く良い💖 pic.twitter.com/Mm4YmGktqN— レイニー (@madder0224) November 17, 2021
現在は、2022年に放送予定のDisney+のオリジナルシリーズ『ムービング』のドラマの準備をしており、先々決まっている予定があるので、これからもヒョジュさんをテレビで観る事が出来そうですね!
まとめ
2013年にあった弟の事件でヒョジュさんも芸能人生の危機と言われており、事件後、出演した映画の評価サイトには、低評価を付けられたり、ネガティブなコメントが書かれていたりもしたようです。
しかしブーイングはあったものの、諦めず活動してきた結果が現在に繋がっているのだと思います。
そして来年放送予定の『ムービング』は、韓国で見たことのないジャンルのドラマになるとか。ますます楽しみですね。みなさんもヒョジュさんの活躍をこれからも応援していきましょう。