韓流

韓国映画・ドラマに出演していた日本の俳優・女優

約二十年前から何度も起きている韓流ブーム以降、韓国俳優が度々日本のドラマに出演し話題となってきましたが、最近特に話題となったのは「Eye Love You」に二階堂ふみさんと共に主演したチェ・ジョンヒョプさんでしょう。

それ以降、チェ・ジョンヒョプさんは日本で人気となっていますが、これとは逆に日本の俳優が韓国映画やドラマに出演し話題となったこともあるんです。

今回は、韓国映画・ドラマに出演していた日本の俳優・女優について紹介していきたいと思います!

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上野樹里(ビューティー・インサイド)

最初に紹介するのは上野樹里さんです。

上野樹里さんといえば「のだめカンタービレ」シリーズや映画「スウィングガールズ」などの代表作で知られていますが、実はこの2つの作品は韓国でも放送され人気を博しており、彼女が釜山国際映画祭に参加した際には現地のファンから大声援が送られたほどでした。

韓国作品に出演する前から人気の高かった上野樹里さんですが、実は韓国作品初出演はバラエティー番組「私たち結婚しました」であり、

CNBLUEのジョン・ヨンファさんと少女時代のソヒョンさんが本当の夫婦のようにデートをしているところに寿司屋の店員に扮して現れ、韓流アイドル2人が上野樹里さんを前にしてファンの反応をしてしまうなんてエピソードもあります。

そんな人気者の上野樹里さんが本格的に韓国作品に出演したのは、韓国で2015年に公開された映画「ビューティー・インサイド」です。

この映画は、眠りから目を覚ますと外見が変わってしまう主人公のファンタジックラブストーリーですが、ハン・ヒョジュさん演じるヒロインの相手役である主人公が123人いるという斬新な設定の作品です。

上野樹里さんはその中の1人として登場し、123人の中でも特に重要なキャラクターの1人として印象を残しました。

さらにこの作品出演きっかけとしてドラマ「シークレット・メッセージ」にも出演しており、こちらはゲスト出演という形ではなくBIGBANGのT.O.Pさんと共に主演を務め、韓国や日本だけでなく台湾やタイなどでも公開されました。

オダギリジョー(マイウェイ 12,000キロの真実)

続いて紹介するのはオダギリジョーさんです。

大作映画から深夜ドラマまで幅広く出演し、ミュージシャンや映画監督としても活動しているオダギリジョーさん。元々は「仮面ライダークウガ」で初主演を務め人気となります。

そして、その後は大河ドラマ「新選組!」や「時効警察」シリーズ、映画「メゾン・ド・ヒミコ」「ゆれる」「東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜」といった人気作品に出演し個性派俳優として地位を確立します。

韓国映画に初出演したのは世界的な映画監督キム・ギドクさんが手掛けた2008年の作品「非夢(ひむ)」からで、それ以降、中日合作映画等にいくつか出演し、キム・ギドク監督作品にもカメオ出演するなど日本以外のアジア作品に積極的に参加しています。 

その中でも特に有名なのが2011年に韓国で公開された映画「マイウェイ 12,000キロの真実」です。日本統治時代の朝鮮を舞台とした作品で、

オダギリジョーさんとチャン・ドンゴンさんが日本人と朝鮮人の若者役を演じ、マラソンでオリンピックに出るという同じ夢を持つも戦争により破れ、やがて様々な戦地を転戦していく中で絆が結ばれていく過程を描いています。

吉高由里子(ヴァンパイア検事~残された赤い記憶)

バラエティ番組やCM等で見せる独特なキャラクターが人気の吉高由里子さんは、朝ドラや大河でも主演も務める実力派女優です。

ドラマ「ガリレオ」「花子とアン」「最愛」映画「蛇にピアス」「横道世之介」などの代表作で知られていますが、実は韓国ドラマにも出演した経験があるんです。

それは2012年放送の「ヴァンパイア検事2」という作品で、テレビ番組に出演するため来韓した日本人占い師ルナ役として出演しています。

特別出演のためそこまで出演シーンは多くありませんが、事件解決のキーパーソン役であり危険なシーンにも代役を立てず自ら演じています。

ヴァンパイア検事役のヨン・ジョンフンさんを巡り、ヒロイン役のイ・ヨンアさんと三角関係となるなど、特別出演とは思えないほど活躍しています。

美山加恋(IRIS-アイリス-)

6歳の頃に子役としてデビューし、ドラマ「僕と彼女と彼女の生きる道」で草彅剛さんの娘役として注目を集めた美山加恋さん。

その後も数多くの映画やドラマに出演する一方で、声優としてアニメの主演を果たし声優による音楽ユニットのメンバーとしても活動するなどマルチに活躍しています。

そんな美山加恋さんが出演した韓国ドラマは、イ・ビョンホンさん主演の大ヒット作「IRIS−アイリス−」です。

南北の対立と国家情報員のスパイたちによるアクションと裏切り、ロマンスなどを描いた本作はハンガリーや日本でもロケを行っており、美山加恋さんは秋田の小学生役として出演しています。

行倒れていた主人公に一目惚れし実家の旅館に匿うも事件に巻き込まれてしまうという役柄であり、美山加恋さんはこのドラマ出演を機に韓国語の勉強をはじめたそうです。

ちなみにこのドラマには、白竜さんや韓国ドラマに多数出演経験のある笛木優子さんなども出演しています!

大谷亮平(朝鮮ガンマン)

日本では2016年放送の大ヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」出演で広く認知された大谷亮平さんですが、俳優としてのデビューは実は韓国なんです!

東京でモデル活動を開始し、韓国でも活動するようになった大谷亮平さんは、CM出演をきっかけに人気となりドラマにも出演するようになりました。

その出演本数は多く、代表的な作品として映画「神弓-KAMIYUMI-」やドラマ「追跡者 THE CHASER」「九家の書」「華政」などがあり、「朝鮮ガンマン」ではイ・ジュンギさん演じる主人公を助ける金丸という活躍場面が多いキャラクターとして出演しています。

この2年後には日本でブレイクする大谷亮平さんですが、「朝鮮ガンマン」出演時には日本人役を演じたイ・ジュンギさんに古い日本語の言い回しをレクチャーするなどし、作中以外でも見事な相棒ぶりを発揮したようです!

上原多香子(逃亡者 PLAN B)

かつてSPEEDのメンバーとして一世を風靡し、女優や美容家として活動する上原多香子さん。

ソロデビューもし、ドラマ「蘇える金狼」や映画「ドリームメーカー」のヒロインも務めるなど、90年代後半の日本を代表するアイドルの1人として知られています。

SPEED解散以降もCM出演や写真集の発売、舞台や時代出演など幅広く活躍し、2010年にドラマ「逃亡者PLAN B」でRAIN(ピ)さん、イ・ナヨンさんと共演しています。

竹中直人さん演じる日本のヤクザのボスの娘役として出演した上原多香子さんは、日本のトップアイドルという役であり、遠距離恋愛中の恋人として主人公を振り回します。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回紹介した方は、大谷亮平さん以外は1作のみの出演かゲスト出演という形でしたが、この他にも韓国でユミンとして活動した笛木優子さんや、日韓を行き来しながら活動する藤井美菜さんなどは複数の作品に出演する韓国で有名な日本人俳優として知られています。

最近チェ・ジョンヒョプさんが日本のドラマ「Eye Love You」で主演を務めたように、将来韓国ドラマで主演する日本人俳優はあらわれるのでしょうか。

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