毎年続々と新たな韓国アイドルグループが誕生し、次々に新たな魅力をK-POPファンに披露する韓国音楽業界。その一方で伝説的人気を誇ったアイドルグループが、長い活動休止からカムバックし、話題をさらっていくことも。
今回は兵役期間や契約問題などを乗り越えて、ふたたびファンの前に姿をあらわすことに成功したレジェンドアイドルグループをご紹介していきます！
活動休止からカムバックした韓国アイドル
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男性アイドルグループには必ず訪れる兵役義務といったアイドル活動空白期間、女性アイドルも契約期間や他事務所移籍に関する問題は避けられず、事実上の解散状態になってしまったグループも少なくありません。
しかし、今後グループでの活動は2度と見られないのでは…と思われたアイドルたちがカムバックを発表し、韓国国内だけでなく海外でも喜びの声が続出しました。韓国アイドルたちはどのような経緯で、ふたたびステージに立つことになったのでしょうか？
・BIGBANG
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1組目はYGエンターテインメント所属、2006年にデビューしたBIGBANGです。
2007年にリリースされたファーストミニアルバム「Always」の収録曲「LIES」のヒットを皮切りに、日本でもインディーズとしてデビュー。2008年には「HARU HARU」が韓国国内を中心に大ヒットとなり、多くの賞を獲得しました。
2009年には日本メジャーデビューを果たし、本格的に日本での活動を開始。日本セカンドシングル「ガラガラ GO‼」などのヒットをきっかけに、K-POPファンではない層からも支持されるグループに成長していきます。
2011年に発売された5枚目のミニアルバム「ALIVE」の収録曲「FANTASTIC BABY」の記録的ヒットをきっかけに世界的アーティストとして、アジア圏内のみならず全世界から支持されるように。その後も新曲を出せば必ず売れるグループとして君臨していました。
高い人気をキープしたまま、2017年2月には最年長のT.O.Pさんが入隊。しかし入隊前の、2016年10月頃に大麻を使用していた容疑で摘発、さらに所属部隊の宿舎で意識不明の状態で発見され、運よく一命をとりとめたものの、大きく世間を揺るがしました。
さらに2019年には同メンバーのV.Iさんが関与したとされる「バーニング・サン事件」の影響でBIGBANGや所属事務所に対する世間の風当たりが強くなり、V.IさんはBIGBANGから脱退。YGエンターテインメントとの専属契約も解除となりました。
相次ぐ騒動で、BIGBANGとしての活動はもう難しいのではないかという意見もありましたが、2022年2月にT.O.Pさんとの契約解除とともにBIGBANGとしての活動再開を報告。4月に約4年ぶりとなる「春夏秋冬（Still Life）」をリリースしました。
同楽曲はビルボードグローバルで3位を記録するなど、メンバーの兵役期間や不祥事があってもまだまだ世界中で人気を得ていることを証明するきっかけのひとつとなっています。
・２PM
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2組目はJYPエンターテインメント所属、2008年に活動を開始した2PMです。
「1日の中で最も活動的な午後2時に聴きたい音楽」といったコンセプトをもとに名づけられた2PMは、2008年9月に「Hottest Time Of The Day」でデビュー。平均身長が181cm、男性らしさを売りにしていたため「野獣アイドル」と呼ばれるように。
2010年には韓国の音楽チャートで1位を獲得し、さらに日本でもBIGBANGや東方神起と並んで人気スターとして活動。日本武道館では6日間公演、また東京ドームでの公演も成功するなど、非常に多くのK-POPファンから支持されていたことが伺えます。
しかし、韓国男性アイドルが避けられないのが兵役期間。2017年9月に、グループで最初にテギョンさんが入隊し、これを機に2PMとしての活動を休止する運びとなりました。
その後続々と他メンバーも入隊し、全員が除隊となったのは2021年3月。最後に除隊となったメンバー、ジュノさんが正式にグループに合流する以前から「カムバック発表はまだ？」といった声も挙がるほど。
そして2021年6月にフルアルバム「MUST」で待望のカムバックを果たし、兵役期間を終えてまた6人で活動してほしいといった、多くのファンの願いを叶えました。
・GOT7
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3組目はJYPエンターテインメント所属、2014年に活動を開始したGOT7です。
2014年1月に、同事務所に所属する2PM以来、JYPエンターテインメントとしては6年ぶりとなる男性アイドルグループの誕生が話題となりました。同年10月には「AROUND THE WORLD」で日本デビューを果たします。
2016年にはデビュー以降念願であった、韓国の地上波音楽番組で1位を獲得し、タイトル曲「Fly」は見事5冠を達成。2017年に開催された日本ツアーの最終日は、日本武道館で公演が行われるなど、日韓ともに高い人気を獲得していました。
そして2021年1月、これまで所属してきたJYPエンターテインメントとの契約が満了となり、更新せず円満に契約終了することになったと発表。当時GOT7はこのまま解散することになるのかと噂になりましたが、メンバーたちは「解散ではない」と主張しました。
その言葉の通り、2022年5月にニューミニアルバムをリリースすることをファンに伝え、約1年3ヵ月ぶりのカムバックとなること、また「解散ではない」といった言葉が嘘でないことを多くのファンが喜び、新たなアイドルの形だと評価しています。
・少女時代
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4組目はSMエンターテインメント所属、2007年にデビューした少女時代です。
シングル「また巡り逢えた世界」をリリースし活動を開始すると、翌年の2009年にリリースされた「Gee」は韓国の音楽番組で9週連続1位に輝くなど一躍大ブームとなります。2010年には日本での活動を本格的に開始し、K-POPブームを日本に巻き起こします。
一方で2014年にメインボーカルの1人だったジェシカさんがグループを脱退することになったと発表されると、その後リリースされたフルアルバムの売上が減少。このことも影響してか、メンバーのソロ活動が目立つように。
2017年10月にメンバーのティファニーさんとスヨンさん、さらにソヒョンさんとの契約が満了したことを発表。SMエンターテインメントと契約を更新した残り5人のメンバーで「少女時代-Oh!GG」をリリースしたのを最後に、グループ活動はみられませんでした。
しかし2022年8月、デビュー15周年を記念した7枚目のフルアルバム「FOREVER1」で8人完全体として活動を再開。9月にはファンイベントを開催し、グループでの活動を待ち望んでいたファンと再会を果たしています。
・KARA
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最後にご紹介するのはDSPメディア所属、2007年から活動を開始したKARAです。
デビューを叶えたものの、あまり成績が良くなかったことやメンバーの脱退も影響し、グループとしては10ヵ月ほどの空白期間がありました。その後ク・ハラさんとカン・ジヨンさんが新たに加入し、グループ活動を再開します。
2010年には日本デビューを果たし、当時同様に日本で活動していた少女時代と人気を分かつほどの人気グループへと成長。バラエティ番組にも積極的に出演し、その高い日本語の実力や愛らしさが多くの日本人から支持されました。
しかし2014年にはチョン・ニコルさんとカン・ジヨンさんが所属事務所と契約を解除し、グループを脱退。同年7月に行われたオーディション番組「KARAプロジェクト」で選出されたホ・ヨンジさんが新メンバーとして加入することになります。
その後2014年から2015年にかけて活動をしたKARAのメンバーでしたが、パク・ギュリさんとハン・スンヨンさん、ク・ハラさんとの契約が満了したことをDPSメディアが発表。事実上の解散と思われましたが、メンバーたちは解散を否定しています。
そして2022年11月29日に、約7年ぶりとなる活動を予告。それまでの間に、ク・ハラさんとの悲しい別れを体験することとなってしまったメンバーたちとファンでしたが、この活動再開を大いに喜び、心から期待しています。
まとめ
契約問題、兵役といった様々な影響で起こった空白期間を待ち続けたファンのみなさんにとって、活動再開の一報は夢にまで見た瞬間だったと思います。
これからも健康に気を付けて、韓国アイドルのみなさんがやりたいことをできるように応援していきたいですね！
