大間のマグロ漁師No.1と、誰もが認めている凄腕漁師である、”熊谷義宣”さん。
通称「ヨシさん」の愛称で呼ばれていて、確実にマグロを釣り上げる、”達人”の仕事ぶりには、感動すら覚える人も、少なくありません。
今回は、熊谷義宣さん(マグロ漁師)の、釣果がヤバいという事についてや、凄腕漁師の秘密とは何なのか、調査していきたいと思います。
熊谷義宣の釣果がヤバい!
漁業を中心とした町である、青森県大間町には、約150人のマグロ漁師がいるそうです。
中でも、”凄腕漁師”と呼ばれているのが、”熊谷義宣”さん、56歳(2021年1月現在)。
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熊谷義宣さんは、大間のマグロ漁師のテレビ特番では、常連となっていて、”達人”と呼ばれているそうで大間の漁師さんは、熊谷義宣さんを目標としている人も多くいるといいます。
憧れる存在である、彼は「レジェンド」と言われる事も少なくありません。
2014年、テレビの特番では、”342kg”という「オバケマグロ」を釣り上げた映像が放送されました。
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300kgというと、動物なら”シマウマ”、”トラ”、”ホッキョクグマ”などの体重です。
その重さと同じマグロを釣り上げる、熊谷義宣さん。
”凄腕”、”レジェンド”などと呼ばれる意味が、よく理解できますよね。
マグロの水揚げが厳しいと言われる年でも、彼は当たり前のように、釣果を上げて帰港してくるといいます。
漁に出れば、必ずマグロを釣り上げて帰って来るところが、さすが”レジェンド”ですね。
また、大間の漁師さんでも滅多にできないという、”1日に2本”の釣果を、平然と釣り上げるそうです。
普通なら、自信に満ちた感じで、嬉しくて浮かれてしまいそうですよね。
熊谷義宣さんは、そういった事もなく、常に冷静で平常心を保ちながら、漁をしています。
それに加えて、ほとんどの漁師さんには、”スランプ”という波が来ますが、何故か、彼だけは、スランプが無いといっていいほどだそうです。
「大間のマグロは賢い」と言われているようで、そう簡単に釣る事は難しいとされているにも関わらず、スランプも無く、必ず釣果を上げる熊谷義宣さん。
経験や努力だけではなく、漁師としての生まれ持った才能があるんでしょうね。
その他にも、ある特番では、未開の土地である”沖縄”の慣れない海でも、実際にマグロを釣り上げる事が出来るのか、という検証をしていました。
海の深さや潮の流れなども、分からない見知らぬ土地。
ましてや、いつも自分が使っている、船の装備や電気ショッカーも無く、腕一本で釣れるものなのか。
結果は、しっかり釣り上げていました!
長年の経験と感覚の賜物なのか、地元の漁師さんが驚くほど、コツを掴んでいたようです。
凄腕漁師の釣果の秘密は?
どんな状況でも、必ずマグロを釣り上げるという、熊谷義宣さん。
その釣果の秘密は、一体なんなのでしょうか。
マグロの動きを予測して船を動かす
大間のマグロの一本釣りは、マグロの進行方向を予測し、「ぶっつけ漁」というのが、主流だといいます。
ソナーと呼ばれる、音波によって物体を探知する装置を使って、マグロの群れを見つけたら、群れの先頭に船を移動させ、エサを投げ食らいつかせて釣り上げる手法を、ぶっつけ漁と言うそうです。
多くのマグロ漁師さん達も、船にソナーを付けているので、マグロの群れの先頭を目指して、何艘も移動して、かち合う事も多々あるといいます。
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熊谷義宣さんは、群れの先頭を追いながら、途中で曲がったり、旋回したりと、他の船とは違う動きをします。
彼の、この動き方に釣果の秘密があるといいます。
熊谷義宣さん曰く、マグロは進行方向を塞がれると、嫌がるそうです。
また、マグロがどっちに動くかは長年、経験してきた”勘”なんだとか。
熊谷義宣さん流の漁というのは、マグロが動いてから追うのではなく、マグロが動く前に、動きを予測しているのだそうです。
その結果、誰よりも先にエサを投げ入れる事で、マグロが食いつくという訳です。
細い強度のテグス40を使用
熊谷義宣さんが使用しているテグスは、”通常の半分”の強度しかない物で漁をしています。
釣りをしない方は、”テグス”の意味がイマイチ分からないですよね。
簡単に言えば、漁師さんが使用する、釣り糸の事だそうです。
ナイロンや化学繊維で作られていて、非常に丈夫で安定性があり、素材によっては伸縮性もある、品質の良さが特徴なんだそうです。
また、種類が豊富で様々な用途で使用される、非常に便利な道具という事です。
マグロのような、大物を釣り上げる時は、”80~100号”という、切れにくく強度のある太いテグスを使用するのが、一般的なんだそうです。
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熊谷義宣さんが使用している、テグスは”40号” というもので、人が思いっきり引っ張ると、切れてしまうような、細く強度のあるテグスを使っているといいます。
そんなテグスで、大物のマグロを釣り上げる事が出来るのが不思議ですよね。
マグロのエサとなるのは、”イカ”、”トビウオ”、”さんま”、”ブリ”などが、よく使われるそうです。
彼が使っている、40号の細いテグスにエサを付けると、エサの動きが良くなって、マグロの食い付きが良くなるんだそうです。
太いテグスを使うと、賢いマグロだと、見破る強者もいるんだとか。
そんな訳で、細いテグスであればあるほど、マグロに見破られにくいという事になります。
しかし、実際に切れやすいので凄腕漁師と呼ばれる、一部の人達しか、使いこなせないとされているようです。
食いついても動きが止まるまで待つ
素早く食わせて、時間をかけて釣り上げるという、熊谷義宣さん。
マグロがエサに食らいついてからは、強引にテグスを引き上げたりしないと言います。
マグロが暴れ出したら、テグスを緩めて、自由に泳がせるそうです。
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マグロの動きが止まったら、ゆっくりテグスを引き寄せ、それを何度か繰り返しながら、マグロが疲れるのを待ちます。
マグロに暴れさせたり、大きなストレスを与え続けてしまうと、体温が上がって「身焼け」が起きてしまい、価値が大きく下がってしまう事があるそうです。
”身焼け”とは、捕獲時に暴れ回り体温が40度になって、身が焼ける事で冴えがなく、色もくすんだ状態になり、茶褐色に変色してしまう事だそうです。
最悪の場合、売り物にならない事もあると言います。
マグロとの格闘や、駆け引きを存分に楽しんでいるという、熊谷義宣さん。
マグロ漁師として、長年のキャリアがありながらも、常に継続してマグロの研究を欠かさないといいます。
”継続は力なり”という言葉があるように、何かを成功させる為には、何かを継続し続ける事が大事なんですね。
他の漁師よりも、一歩先を見ている熊谷義宣さんが、”凄腕漁師”、”レジェンド”と呼ばれる理由は、そこにあるのではないでしょうか。
まとめ
今回は、熊谷義宣さん(マグロ漁師)の、釣果がヤバいという事についてや、凄腕漁師の秘密などを調査してみました。
マグロ漁師のレジェンドと呼ばれている熊谷義宣さんは、2014年に”342kg”という「オバケマグロ」を釣り上げていましたね。
マグロの水揚げが厳しいと言われる年でも、当たり前のように、釣果を上げて帰港してくる姿は、本当に凄いと感じました。
凄腕漁師の秘密は、マグロの群れの先頭を追いながら、途中で曲がったり、旋回したりと、他の船とは違う動きをする事。
また、テグスは40を使用し、”通常の半分”の強度しかない物で漁をしていました。
マグロを釣り上げる時には、疲れるのを待って、ゆっくり時間をかける、というのが熊谷義宣さん流の漁でした。
長年、マグロ漁をしていても、研究を続ける熊谷義宣さんは本当に素晴らしいと思います。
これからも、レジェンドとして益々、活躍して欲しいですね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。