2020年4月23日に新型コロナウイルス感染による肺炎で亡くなられた、女優の岡江久美子さん。岡江さんといえば、1991年から1999年まで続いた名作ホームドラマ『天までとどけ』で、8男5女の大家族を支えるお母さん役だったことは有名ですね。
お昼のドラマでは異例の最高視聴率19%を記録した『天までとどけ』は第8シリーズまで続き、お昼の看板番組でした。あの頃の子供たちは現在どうしているのでしょうか?
また、ドラマ終了後に発覚した共演者内でのイジメや出演者の死亡などについて、あの頃を振り返りながら見ていきたいと思います。
人気を博した大家族ドラマ「天までとどけ」
大家族をテーマにしたホームドラマ『天までとどけ』。放送当時、世帯あたり子供1.5人という少子化時代に8男5女の13人兄妹という設定は世間の現実とは、かなりかけ離れているように思いました。
しかし、ドラマの内容はどの家庭でも起こりうる出来事で世間からの共感を得ていたのではないでしょうか。また、大家族のアットホームなやり取りに心が温まり癒やしを与えてくれるドラマでした。
お父さん役の綿引勝彦さん・お母さん役の岡江久美子さんを筆頭に、子役の子供たちも名演技で思わず笑ったり涙したり「笑いと感動」で私自身も毎日続きが楽しみなドラマだったことを覚えています。
出演者の子役達の現在まとめ!
『天までとどけ』丸山家8男5女・13人の現在について見ていきたいと思います。
①長男・正平(しょうへい)
引用元:https://yorozu-do.com/tenmadetodetoke/
名前:高尾 晃市(たかお こういち)
旧名:佐藤 晃市(さとう こういち)
生年月日:1973年2月14日
年齢:[birth day=”19730214″]歳
出身地:東京都
Instagram:https://www.instagram.com/takaonics/
Twitter:https://twitter.com/koichi_takao
OfficialBlog:http://ktakao.jugem.jp/
子役時代の名前は「佐藤晃市」さんですが、俳優の「佐藤浩市」さんと一字違いで間違えられることが多く混乱をさけるため現在の名前になりました。現在は俳優の他にマジシャンや演出家として活動されています。
正平兄ちゃんこと、たかお晃一さんのマジックショーが羽生市であるらしい。 #天までとどけ pic.twitter.com/9grHMSN10o
— ひでうぃん (@hide_nosuke) October 28, 2017
高校在学中から、マジック&芝居が融合した興行を各地で行っています。ドラマの中でも、マジックを見せる場面が度々登場し兄妹たちを楽しませていましたね。13人兄妹の長男という役柄で、いつも兄妹をまとめ頼れるお兄さんでした。
長男として、岡江久美子についてみなさんへメッセージをあげられています。
みなさま。
お母さんの追悼番組を、
お世話になった爆報さんで、
組んでいただけることになりました。
そこでみなさまにお願いです。よろしくお願いいたします。 https://t.co/zkBALwpYS8
— たかお晃市 (@koichi_takao) April 25, 2020
②長女・待子(まちこ)
引用元:https://yorozu-do.com/tenmadetodetoke/
名前:若林 志穂(わかばやし しほ)
生年月日:1971年9月6日
年齢:[birth day=”19710906″]歳
出身地:東京都新宿区
芸能活動は1984年〜2009年で、現在は芸能界を引退されています。引退後の2010年9月6日化粧品ブランド「S」をプロデュースしました。しっかりした長女・待子を感情表現豊かに演じ、演技力のある女優さんだったので引退されたのは残念ですね。
③次男・信平(しんぺい)
引用元:https://yorozu-do.com/tenmadetodetoke/
名前:河相 我聞(かあい がもん)
生年月日:1975年5月24日
年齢:[birth day=”19750524″]歳
出身地:埼玉県大宮市(現:さいたま市)
Twitter:https://twitter.com/gamon0524
OfficialBlog:https://ameblo.jp/kaaigamon/
『天までとどけ』のシリーズ中にかなりの売れっ子タレントとなり、ドラマ内の設定を海外留学などとして、一時期出演を調整していました。現在は、俳優・タレント・舞台など幅広く活躍されています。
プライベートでは、シングルファーザーで2人の子供さんがいます。2人とも芸能活動をされているようです。
④三男・公平(こうへい)
(左)引用元:https://matome.naver.jp/odai/2142311938321177501/2142312143724573003
(右)引用元:https://ameblo.jp/1-24/entry-10129004687.html
名前:金杉 太朗(かなすぎ たろう)
本名:深沢 太朗(ふかざわ たろう)
生年月日:1974年8月17日
没年月日:2008年8月2日(33歳没)
出身地:神奈川県川崎市
『天までとどけ』シリーズ以降、数々のドラマで主に脇役として活躍しました。
2008年3月23日早朝、東京メトロ有楽町線池袋駅にて泥酔状態でホームから線路に転落し、病院に搬送され手術を受けましたが意識が回復せぬまま、2008年8月2日脳挫傷のため亡くなりました。まだ33歳という若さでした。
ドラマ内では、真面目でみんなに優しいお兄さんでしたね。俳優としてこれから更に活躍される年代でもあり、こんなに若くして亡くなられるとはとても残念に思います。
⑤四男・五郎(ごろう)
引用元:https://yorozu-do.com/category/dorama/
名前:須藤 公一(すどう こういち)
生年月日:1977年7月5日
年齢:[birth day=”19770705″]歳
出身地:東京都足立区
Twitter:https://twitter.com/sudoh51
『天までとどけ』の共演者たちとも未だに交遊があり、兄妹の中でも一番マメであることから幹事役となっているそうです。
各共演者の誕生日には必ずグループLINEで報告してくれ、普段からリーダーシップ・ムードメーカー的な存在のようです。現在も、子供の頃と変わらずドラマ・映画・CMと活躍されています。
岡江久美子さんへ追悼のメッセージを写真とともにあげられています。
みんなの願い
みんなの幸せ
天までとどけ pic.twitter.com/8W19Gj0VAX
— 須藤公一【Koichi Sudoh】 (@sudoh51) April 23, 2020
⑥次女・六都子(むつこ)
引用元:https://yorozu-do.com/tenmadetodetoke/
名前:滝沢 幸代(たきざわ さちよ)
生年月日:1977年3月30日
年齢:[birth day=”19770330″]歳
現在は、芸能界を引退し主婦になっています。ドラマ内では「ちゃいかあ(小さいお母さん)」と呼ばれていましたね。「大好きなママ」と、当時の八男・十次郎君と岡江久美子さんの素敵な笑顔の写真を添えてメッセージをあげられています。
⑦三女・七穂子 (なほこ)
引用元:https://tenmadetodoke.net/family/naoko.html
名前:一瀬 奈織(いちせ なおり)
生年月日・年齢:不明
お仕事の関係で顔出しや詳細はNGだそうです。しかし、他の共演者のみなさんとの交流は今もあるそうですよ。現在の大人になった姿を見たいですね♪
⑧四女・八菜子(はなこ)
引用元:https://geitopi.com/テレビ番組・映画/『天までとどけ』出演者の現在、『爆報theフライ/
名前:山田 飛美(やまだ あすみ)
生年月日:不明
年齢:37歳〜38歳(2020年現在)
2003年に芸能界を引退し大学へ進学。大学卒業後に大手人材派遣会社勤務を経て、33歳で独立しました。現在は人材派遣会社を経営する女性経営者になっています。起業から2年、2017年時点で年商5億円とのことで大成功されています。
ドラマ内でも、かわいらしくおしゃべりが上手な印象でしたが子供の頃から経営者となる素質があったのでしょうね!
⑨五男・九(ひさし)
引用元:https://tenmadetodoke.net/family/hisashi.html
名前:湯澤 真伍(ゆざわ しんご)
生年月日・年齢:不明
子供の頃からの面影が残っていますね。芸能界は引退されたと思われ情報がほとんどありませんでした。
⑩六男・十郎(じゅうろう)
引用元:https://yorozu-do.com/tenmadetodetoke/
名前:日吉 孝明(ひよし たかあき)
生年月日:不明
年齢:36歳〜37歳(2020年現在)
高校進学後、芸能界を引退されています。2017年5月19日に放送された『爆報!THEフライデー』で電気配線会社勤務・3児のパパであることが紹介されています。ドラマの当時は色白で細く弱々しい印象でしたが、面影はあるものの3児のパパとは驚きました。
⑪七男・士郎(しろう)
引用元:https://yorozu-do.com/tenmadetodetoke/
名前:蛭田 順也(ひるた じゅんや)
生年月日:不明
年齢:33歳〜34歳(2020年現在)
2017年時点での職業は、大企業勤務となっています。子供の頃はやんちゃでかわいらしい印象でしたが、かなり男らしくなりましたね!男前になったと噂されているようです。
⑫八男・十次郎(じゅうじろう)
引用元:https://yorozu-do.com/tenmadetodetoke/
名前:中村 瑞樹(なかむら みずき)
生年月日:不明
年齢:33歳〜34歳(2020年現在)
2017年時点の職業は、製造会社勤務・2児のパパであることが紹介されています。あの甘えん坊で可愛らしかった十次郎君がたくましくなって2児のパパになっているとは、時の流れを実感しますね。愛嬌のあるところは今も健在のようです!
⑬五女・十実子(とみこ)
引用元:https://yorozu-do.com/tenmadetodetoke/
名前:藤井 ひと美(ふじい ひとみ)
生年月日:不明
年齢:30歳〜31歳(2020年現在)
現在はTBSでタイムキーパーとして勤務されています。きっかけは、ドラマ撮影の時に「タイムキーパー」という職業を知り、憧れて現在のお仕事を選ばれたそうです。何の経験が将来へ繋がるか分からないものです。子供の頃からの夢を叶えられてすごいですね!
イジメや死亡など衝撃的な展開に?
ドラマ内では、長女・待子役で中心的な存在だった若林志穂さん。しかし「これまで私は『天までとどけ』の出演者・スタッフさんにいじめられてきたんです!」と、芸能界を引退して8年後、涙ながらに告白したのです。
『天まで』のメンバーが再会するニュースで《今夜みんなが集合する》と書かれていたので『爆報!THEフライデー』を見てみたんです。すると、待子が存在していないかのような作りになっていました。そもそも私には出演のオファーもありませんでした。
以前『天まで』パート3の撮影現場で人の物がなくなるということが多発しました。メイクさんのパウダーがなくなり、怪しいと思われる子のカバンを開けようという話になりました。
私は長女だったからか、ある子のカバンを見るように言われました。するとそこにパウダーが入っていました。本人に言った方がいいのではと、スタッフさんに相談したんですが“その子の将来があるから”と犯人探しを嫌がったんです。
結局、盗難騒ぎはうやむやになってしまったという。だが5年後パート8の打ち上げの時に、意外な言葉が彼女を襲う。
共演者達の前で、スタッフの方から“『こいつが泥棒か』と思って撮影してきたんだよ”と言われたんです。兄妹達は事情を知っているのに“待子はそんなことしないよ”って、誰ひとり言ってくれなかったんですよ。
その瞬間、これまで築いてきた8年間はなんだったんだと。裏切られた気持ちでいっぱいになりました。そんな終わり方ないでしょって。
その頃、五郎役の須藤公一さん(以下、五郎)から食事会の連絡がありました。そこで又プロデューサーさんから“コイツ頭おかしいから”と言われたんです。その時も周りはフォローしてくれることもありませんでした。
その後2010年頃に五郎から“食事会があるから”と連絡が入ったんですが、ただの食事会だと思ったので病気を治すことを優先して行かない旨を伝えたんですよ。
しかしその後ツイッターで、その食事会が20周年のパーティだったと気づきました。もし知っていたら関係者の方々にお礼に行っていました。なんで私はこんな仕打ちを受けないといけないんだろうと思いました。
2011年東日本大震災の時、五郎から兄妹の安否を確認する連絡が来たのですが、メールには『みんな待子のことが嫌いだから』と書いてありました。そんなこと言う必要があったのでしょうか。それが『天まで』の関係者との最後のコンタクトとなりました。
しかし『爆報』からなぜオファーがなかったのか?実は番組ではPTSDのことなどを語ってもらおうと何度か彼女に出演のオファーを出していたんですが、ことごとく断られてしまい今回もダメだと思ってオファーをしなかったのかもしれません。(TBS関係者)
五郎役の須藤公一に事実を確認すると・・・
『何度も何度も、そんな事ないよ。そんな事誰も思ってないし言ってないよ。と言っても、待姉の誤解を解く事はできませんでした。全く連絡がつかない状態でずっと気にしていました。いつかまた家族皆で会えたらと思っています。』と返答している。
また、実の母親のように慕っていた岡江久美子にも直撃取材すると・・・
『そんなこと絶対ないですよ。私も綿引さんも子どものように可愛がっていたし。待子はなんでそう思っているんだろう?』と若林を心配した。
若林志穂は最後にこう語っている。
今まで誤解を解くような連絡をもらったことはありません。でも今は普通のことが幸せだと思える。家族愛・兄弟愛を学んだのは『天まで』ですから感謝はしています。
引用元:https://www.jprime.jp/articles/-/10049?page=3
上記の内容をまとめると
・メンバー再会の番組に呼ばれず存在していないかの作りにされていた
・撮影現場での盗難時に犯人扱いをされたが誰もフォローしてくれなかった
・20周年パーティの食事会だと知らされなかった
・「みんなが嫌っている」という内容のメールが来た
このようなことがあったと語られています。 これが全て本当であれば酷いイジメですね!ドラマではみんなに慕われていた役だったため、尚更こんな話を聞くと悲しいです。しかし、それぞれ言い分が食い違っている部分があり真実はいまだに分かっていません。
この件について、五郎役の須藤公一さんと信平役の河相我聞さんがコメントしています。
【週刊女性の記事に関して】
本日、週刊女性さんに
「天までとどけ」
に関しての記事が載ってます
僕から何か言う事は、特にありません
週刊女性さんの方にコメントさせていただいたとおりです
お騒がせしてすみませんでした丸山五郎
須藤公一— 須藤公一【Koichi Sudoh】 (@sudoh51) July 4, 2017
亡くなった公平の墓参りに未だにこまめに行ってるのは兄弟の中で五郎だけだし、待子と連絡が取れなくなるまでずっと相談にのっていたのも五郎なのは事実。週刊誌の記事は大きな掛け違いだと私は思ってます。待子の気持ちに気付く事が出来なかった、自分も反省すべきだと思ってます。
— 河相 我聞(かあいがもん)て読むんです。 (@gamon0524) July 5, 2017
その後も若林志穂さんはツライ経験をしています。2001年世田谷区で青竜刀を持った男と至近距離で遭遇してしまい、駆けつけた警察官が犯人ともみ合いとなりました。
結局両者ともが死亡してしまうという殺人事件現場を目の当たりにし、PTSDを発症してしまい芸能活動を休止することとなりました。
そんな中で前述のとおり、2008年8月『天までとどけ』で公平役だった金杉太朗さんが事故死したことをきっかけに又体調を崩してしまいました。次々に追い打ちをかけるかのようにショックな事が起こり、精神的に限界だったのでしょう。
ドラマ内では、設定年齢より大人なセリフが多かった若林志穂さん。実際も明るくしっかりされている方のように感じますが、繊細な性格なのでしょう。そんな性格も兄妹を心配する長女・待子そのものですね。
まとめ
1990年代に話題となったホームドラマ『天までとどけ』。シリーズが終了し20年以上が経った今でも、岡江久美子さんといえば『天までとどけ』のお母さんを思い出します。
丸山家全員が再会する場所としてはあまりにも悲しすぎますが、13人の子供たち全員で送ってあげたら、お母さんの岡江さんも安心されることと思います。
明るく温かい岡江さんの人柄に、当時の共演者・スタッフはいつも励まされていたそうです。みんなの感謝の声が天までとどきますように。