一度見たら忘れられない強烈なインパクトのある外見で、圧倒的な存在感を放つ個性派女優のどんぐりさん。2018年に公開された映画では50代ながら「新人女優」と紹介され、さらに謎めいた不思議な存在として注目されました。
女優としてのキャリアは浅いどんぐりさんですが、過去にはOL・裁判所の事務官・芸人など、異色の経歴を持っています。そこから一体どのような経緯で、女優デビューを果たしたのでしょうか?
プライベートでは結婚しているのかどうかなども気になるところですが、詳しく見ていきましょう。
どんぐりの経歴は?
#カメラを止めるな でプロデューサー役を演じるどんぐりさんこと竹原芳子さんが今日1日限りの金曜ロードSHOW!プロデューサーを務めます。どんぐりプロデューサーがTwitterでつぶやくかもカナ🐾#マジやでマジマジ #カメ止め #カメ止め今週金曜放送 #金ロー #kinro pic.twitter.com/kQfsUCaTHb
— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) March 7, 2019
どんぐりさんが50代で女優デビューするまでの、意外すぎる経歴を紹介していきます。
証券会社、裁判所勤務とお堅いOL
どんぐりさんは短大卒業後、20歳で証券会社に入社しました。21歳の時、まだ創立して間もなかったNSC(吉本総合芸能学院)大阪校が募集をしており、それを見たどんぐりさんは応募を考えていました。
しかし、周囲から反対されたことで仕事を続ける道を選び、営業職として13年ほど勤務しました。
40歳からは裁判所の臨時事務官として勤務しました。ハローワークで裁判所の臨時事務官の求人があり、応募したところ「新しい風を裁判所に吹き込んでください」と言われ、採用されたそうです。
その後、50歳頃まで臨時事務官として、裁判所で人生を送りました。
散歩してて、都内一等地に、えらいごっつい建物あるなあと思って、正面に回ってみたら、最高裁判所だった。弁護士なのに恥ずかしい(^^;;#最高裁判所 #弁護士 #企業法務 pic.twitter.com/Dd85YXxbMu
— すー@企業法務弁護士 (@suzutomo40) April 19, 2020
アマチュア落語家としても活動
どんぐりさんは裁判所に勤めていた時、自分が話していることがうまく相手に伝わらず悩んでいたことから、話し方教室に通っていました。
さらに、NHK文化センターの落語教室にも通い始め、落語を通して表現する楽しさを実感し、裁判所に勤務しながらアマチュア落語家として高座に上がっていました。
座っているだけでも面白いと評価されたどんぐりさんは、それまでコンプレックスを感じていた外見に対して、前向きになることができたそうです。
NSC大阪校へ入所しピン芸人へ
50代に入ったどんぐりさんは、「ここからが第2の人生だと思って、やりたかったことにもう一度挑戦しよう」と考えました。
そして、30年前のOL時代に諦めていたNSC大阪校に入所しました。同期の芸人には、コロコロチキチキペッパーズ・霜降り明星などがいます。
カメラを止めるな!に出演してる
どんぐりさんは元々NSCで一緒のクラスでした。7年ぶりの再会 pic.twitter.com/zZv7gqoe2s— コロコロチキチキペッパーズ西野 (@nishino_macaron) October 9, 2018
入所後はピン芸人として、「どんぐり」という芸名で活動を始めました。お笑いコンビ・千鳥がパーソナリティーを務めていた番組「千鳥のぼっけぇTV!」など、テレビ出演もしていました。
僕のお笑いライブラリー「千鳥のぼっけぇTV」で見っけました。
どんぐりさん、そんな昔に出会ってたんですね。#カメラを止めるな #カメ止め pic.twitter.com/voMMomqF4W— 髙橋活日 (@manabit_t) August 29, 2018
女優業として活動
ピン芸人をしていたどんぐりさんですが、芸人としての活動からは徐々に離れていきました。また、落語教室に通っていた時の講師・桂文華さんに弟子入りを志願するも、年齢が50歳を超えているということから断られました。
55歳になったどんぐりさんは、ワークショップに通い芝居の勉強を始め、2016年には間寛平さんが座長を務める「劇団間座」への参加を果たしました。
劇団間座 恋の虫 たのしかった
(^ν^)
たくさんありがとうございます(^ν^) pic.twitter.com/cH27NU3Xpj
— いがわゆり蚊;吉本新喜劇 (@igawayurika) December 26, 2016
これを機にどんぐりさんは、「葵樹 泉」名義で女優活動を開始しました。劇団間座では、インパクトのあるメイクと衣装による「蛾」の役しか演じたことがなかったどんぐりさんでしたが、これがのちに大きなチャンスへと繋がります。
2017年に映画を観に行ったどんぐりさんは、そこに置いてあったオーディションのチラシを見て応募しました。このオーディションこそが、どんぐりさんが個性派女優として知られるきっかけとなった長編映画「カメラを止めるな!」でした。
謙遜ラヴァーズ/「Keep Rolling (映画『カメラを止めるな!』主題歌) [feat. 山本真由美]」を聴いています♪ #NowPlaying pic.twitter.com/Dh0jsmGqM8
— よっしんさん (@yossinsan) September 18, 2020
このオーディションでどんぐりさんは、劇団間座で演じていた蛾の演技を思い切り披露しました。その底抜けに明るいどんぐりさんの個性が監督に気に入られれ、見事オーディションで合格を果たしました。
「ちちんぷいぷい」を観ていたら、「カメラを止めるな!」のどんぐりさん。間寛平さんの劇団の旗揚げ公演の蛾の役がデビューとのこと。そのあとチャンネルを変えてみたら、大阪で開催されるマーベル展の話題。来年、行ってみよう。。https://t.co/6vHhUcvRqI pic.twitter.com/rws6hIKLfX
— 高木ひとし (@hithitcity) December 14, 2018
2018年には所属していたよしもとクリエイティブ・エージェンシーを離れ、映画・ドラマなど女優として起用されることが増えました。この頃に「子供からお年寄りまで覚えやすい名前に」ということで、芸名を「どんぐり」に戻しました。
2019年には、ドラマ「ルパンの娘」で初の連続ドラマレギュラー出演を果たしています。
#ルパンの娘 初回★★★★ おもしろおじさん渡部篤郎、トンチキに輪をかける小沢真珠、モスキート音どんぐり、通常営業の藤岡弘、登場人物がおもしろ人間大集合すぎる。麿赤兒が回想シーンだけなのが…つ、辛い…!演出と音楽が最高。少しプツプツ感も。なんの話か最早わからないけどなんか好き pic.twitter.com/7SlbwVnOuT
— 明日菜子 (@asunako_9) July 11, 2019
「ルパンの娘」8話やったかな?
どんぐりさんツボやった🤣 pic.twitter.com/wok4mwauLD— ☆mayu☆ (@mayu_echoes0625) September 12, 2019
結婚歴は?
60代を迎えたどんぐりさんですが、年齢的には子供や孫がいてもおかしくありません。個性派女優のプライベートは気になるところですね。
調べた結果、どんぐりさんは独身で結婚歴はなく、子供もいないようです。
これまで様々なことに挑戦し人生を謳歌してきたどんぐりさんを思えば、結婚は難しかったのかもしれません。ずっと独身でいられたからこそ、現在のどんぐりさんの活躍があるのでしょう。
ちなみにどんぐりさんの好きな男性のタイプは、斎藤工さんから西田敏行さんまで、かなり幅広いようです。
どんぐりwikiプロフィール
名前:どんぐり
本名:竹原 芳子(たけはら よしこ)
生年月日:1960年2月10日
年齢:[birth day=”19600210″]歳
出身地:大阪府
血液型:B型
身長:147cm
職業:女優、お笑いタレント
最近では、バラエティ番組への出演も増えているどんぐりさん。「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP」では、「ルパンの娘」共演者の小沢真珠さん・加藤諒さんと共に、アパホテル社長が突然現れるドッキリを仕掛けられました。
間違いが多かったので再投稿です😭
教えてくださった方
ありがとうございました😭💦3人ならではの迫力が見れます😳笑
お楽しみに🥺💓《8月24日放送 夜7時〜ドッキリGP》#ルパンの娘 #ドッキリグランプリ
#アパドッキリ #アパ社長 pic.twitter.com/YSZoN6y7vl— 『ルパンの娘』10月15日(木)夜10時スタート!! (@lupin_no_musume) August 20, 2019
「有吉反省会」に出演した時には、名前を「どんぐり」に改名してしまったことを反省し、一発芸を披露しました。有吉さんからは「女バカリズムですね!」と突っ込まれる場面も。
ドラマ #リーガルV ではホントの厚生労働大臣にしか見えなかった竹原芳子(どんぐり)さん#有吉反省会 ではシンクロ一発ギャグを見せるなどバラエティ対応力ハンパない🤣
竹原芳子の名が通り始めての「どんぐり」改名による禊ぎでリアルどんぐりに〜💦 こわっ😳 pic.twitter.com/JMX6MPFObe— にったりぴったり (@cxnittaena0127) December 9, 2018
まとめ
証券会社・裁判所・落語家・芸人、そして50代で女優デビューと、異色すぎる経歴の持ち主であるどんぐりさん。
しかし、様々な経験をしてきたからこそ映画にも抜擢され、女優を長年続けてきたかのような深みのある演技力を感じさせるのかもしれません。
このまま生涯独身を貫くのかという点を含め、今後のどんぐりさんの活躍や動向には注目です。