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BTSが解散を考えた理由は？ジンの衝撃発言の裏に隠された7人の苦悩！

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今や世界的スーパースターとなったBTS。「Dynamite」に続き英語曲の２作目である「Butter」もビルボードの１位に輝き、その人気を不動のものにしました。

曲はもちろんのことBTSメンバー1人1人も個性的でそれぞれ違った魅力があり、メンバー間の仲が良いことも多くのARMYを虜にする要因だといえます。

そんな彼らも今年デビュー８周年目を迎え、韓国のアイドルグループの中でもお兄さんグループとなりました。

韓国のアイドルグループの契約期間は最長７年で、「魔の７年ジンクス」と呼ばれている通り７年目の節目でグループが解散したり、メンバーが脱退してしまうことがあります。

しかしBTSは契約期間を残しながら、メンバー全員がBigHitエンターテイメントと再契約を結びました。今後も７人全員での活動が見れるとあってARMYは安心したことでしょう。

メンバー間の仲が良く、事務所との関係も良好なBTSにも解散の危機があったといいます。今回はBTSのメンバーが直面した解散危機についてひも解いていきたいと思います。

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2018年の授賞式のジンの解散スピーチ

2018年に香港で行われたアジア最大級の音楽受賞式MAMA。この年BTSは大賞である「Artist of the Year（今年の歌手賞）」を受賞しました。その受賞スピーチで、多くのメンバーが涙を流し想いを語りました。

まず１番にスピーチをしたムードメーカーのJ-HOPEです。

「本当に上がってくる前にすごく心配してたんです。皆さんにいつも最高の姿をみてもらいたくて、失敗のない完璧な姿を見てもらいたくて、いつも毎回舞台に上がって来る前に緊張しながら準備していると思います。

本当に僕はこの賞をもらっていてもいなくても泣いていたと思う、凄くたくさん苦労したので、そして皆さんからの愛をたくさんいただいたので必ずお返しがしたいと思っていたんです」

時々言葉に詰まりながら話すJ-HOPEをメンバーは時折抱きしめ励ましていました。普段は笑顔で皆に元気を与えてくれるJ-HOPEの涙にもらい泣きしたARMYは多いのではないでしょうか。

そしてジミン、テテ、シュガと順番に支えてくれた周りの方々への感謝の言葉を述べ、最後に最年長のジンがマイクの前に立ちます。ジンも普段は明るく辛さや悲しさをあまり表に出さない方なので、壇上に上がって序盤から涙を流す彼の姿にとても驚きました。

そして、ジンは衝撃の告白をしました。

「凄く、今年の初めの頃が思い浮かびますが、今年の初め頃僕たちは精神的に凄く辛かったんです。

そして、僕たちで話をしながら、解散するか、しないか悩みもしましたし、だけど、改めて気を引き締めてこのような良い結果を出すことが出来て凄く良かったと思っています。

もう一度気を引き締めて頑張ってくれたメンバーたちに凄くありがたいし、いつも愛してくれるメンバーたちに本当にありがとうと愛してくれるアミたちに感謝していると言いたいです。ありがとうございます。」

このジンの“解散”という言葉を聞いた瞬間、テテは顔を伏せて泣き出します。他のメンバーも涙を拭っていました。すごく仲が良いことで有名なBTSですから、彼らに解散という選択肢があったなんて想像もしていませんでしたし、本当に驚きました。

BTSはなぜ解散を考えていたの？

順風満帆に見えたBTS。なぜ彼らは解散を考えていたのでしょうか。その理由を考察してみましょう。

BTSが涙で語った2018年は彼らが大きく飛躍した年でもありました。2016年、ビルボード200で韓国アーティストとしては最高位の26位に輝き、2017年にはビルボード・ミュージック・アワードでトップ・ソーシャル・アーティストを受賞しました。

そして授賞式にも参加し、「DNA」のパフォーマンスを披露しました。SUGAはこの時のことを「今までで一番緊張した舞台だ」と話し、マイクを持つ手は震えていたそうです。そしてこの授賞式を終えた後、彼はホテルの自室で涙を流したと語っています。

それは嬉し涙ではなく、前代未聞の偉業を成し遂げてこれから先どうなっていくのか、ここまでプレッシャーを感じる状況は自分が望んだものではなかったという恐怖の涙だったそうです。

リーダーのRMもメンバー達をアドバルーンに乗っている状態に例え、「アドバルーンに乗った時は大気圏まで上がり続けるとは思っていない。ぐんぐん上昇して上がり続けたら怖いですよね。着陸できると思っていたのに上がり続けることは怖い」と話しました。

ジミンも「毎日怖い、怖いと思っていた。それが負担になり、自分のことを見ると罪悪感にも感じた」と語っています。

止まることがない人気と知名度は、彼らを喜びではなく恐怖に陥れてしまったようです。

「自分たちのできる仕事を一生懸命やっただけなのに、国に貢献した等と言ってもらえて負担だった」とSUGAは番組のインタビューではっきり答えています。

彼らも普通の男性ですから、自分の予想以上に大きくなる周りの期待や視線に相当なプレッシャーを感じていたのかもしれません。

またBTSはあまりの人気ぶりから2013年にデビューしてから休みなく働き続けていました。新曲の準備、コンサートの準備、カムバックの準備、そしてダンス・歌のレッスン…。この過酷なスケジュールが彼らを体力的・精神的に追い詰めていたのかもしれません。

ライブの舞台裏の密着で良いパフォーマンスができなかったと時折メンバーが涙を流している映像があります。また、体調が悪くても簡単にライブを欠席できないので、体に鞭を打ってパフォーマンスをする時もありました。

ARMYに最高のパフォーマンスを届けようといつも一生懸命な彼らですので、頑張りすぎてしまうこともあったのかもしれませんね。

長期休暇を取った理由も関係があるの？

2019年８月にBigHitエンターテイメントが公式でBTSが約２か月の長期休暇に入ることを発表しました。

「今回の長期休暇はデビュー後、休みなしに走ってきた防弾少年団がミュージシャンとして、そして創作者として新しい姿をお見せするための充電期間となります。

若く平凡な20代の青年としての日常を楽しむ時間でもあります。休暇期間中は防弾少年団メンバーそれぞれの方法で休む予定です。

もし想像もしていなかった場所で防弾少年団に出会っても、メンバー達が完全に個人の時間を楽しめるようファンの皆さんには配慮いただけますよう願い申し上げます。

防弾少年団は充電期間後、さらにかっこいい姿でファンの皆さんの愛に応えます。ありがとうございます。」

デビューしてから約７年間休みなしで活動してきたBTSの精神的・肉体的ストレスは限界にきていました。

自分たちのやれることをやってきたら想像を超える成功をおさめ、これからどうなっていくのか、考えると怖いし負担に感じている。一度休暇を取るか、少し止まらなければいけないという本心を2018年に事務所に伝えます。

事務所もBTSの苦悩を理解し、メンバーの要望を受け入れた形での長期休暇のようです。

このまま彼らの疲労やストレスを解消しないまま活動を続けさせることは、彼らにとってもBTSのパフォーマンスにとっても良くないと判断したのでしょう。

BTSメンバーも一人の人間ですから、ストレスが限界に達すると嫌になったり壊れてしまったりしてそれこそ“解散”という事態になりかねませんよね。

解散も考えるほどに精神的にも追い詰められたBTSだったので、この長期休暇はとても良かったと思います。

初めての長期休暇に対してＡＲＭＹ達は寂しがるというよりは「多忙な彼らをもっと休ませてほしい！」「短すぎる！」といった声の方が多かった印象です。

長期休暇を取っているにも関わらず、メンバーは休暇の様子をツイッター等のＳＮＳで発信してくれており、ARMYにとっては休めているのか心配な反面、嬉しくなってしまうという複雑な気持ちの長期休暇時期でしたね。

SUGAは「休みを取ったことでリフレッシュできたし、また公演をしたいと思った。その後は受け入れられるものは受け入れて、楽しめるようになった。」と語ってくれていましたので、今後活動を続けていくにあたって、とても意味のある長期休暇となりました。

現在は解散の予定はない？

BTSは2018年にメンバー全員所属事務所BigHitエンターテイメント(現HYBE)と更に７年の再契約を締結しました。

本来2020年が契約満了年だったので、2027年までと思いがちですが、2018年で残りの契約期間をリセットした上での契約延長でしたので2024年が正確な契約満了年になるそうです。

契約が終わる2024年のBTSはどうなるのか、兵役へメンバーが行くとどうなるのか、とても心配ですよね。

BTSは多彩な才能を全員が持っていますので、この契約期間の終了以降に、グクはアーティストとして世界に、SUGAやRMはプロデューサーに、J-HOPEやジミンはダンスの道へ、ジンやテテは美貌を生かして俳優に…などどARMYの中で考察もされています。

2021年時点で解散の予定は発表されていませんし、最年長のジンの兵役から始まり、メンバーの兵役時期など考えると、7人での活動を見ることができるのは残り僅かかもしれません。

しかしメンバー達は解散の気持ちはないことを発言してくれています。

SUGAは「墜落は怖いけど着陸は怖くない」と例えながら、

大きなステージ公演を経験した今、その場がなくなることに不安を抱えていたけれど、その規模が減っていったとしても、足を運んでくれる人がいる限りは続けていきたい。その着陸は怖くない」と語ってくれています。

ジョングクは「時々解散のことが頭をよぎるが、解散のことについては考えたくもない」と言い、

「自分一人でキャリアを続けていくことが想像もつかないし、もし解散となったら僕に何ができるんだろうと思ったら何もないことに気づきました。僕にできることは限られているのでとても心配になる」と語っていたり、

SHINHWA（神話）のイ・ミヌさんとバラエティ番組で共演したジョングクは、デビューから20年を迎える大ベテランで現在もグループで活動する年上の大先輩に、「グループを長く続ける方法とは」と質問していました。

このようなことから、ジョングクは解散をしたくないことが伝わります。

テテも「BTSのメンバーたちと、ずっとずっと幸せに生きていきたい。もっと高い夢を見るよりは、今より少し低い所でもいいから、ただ僕たちだけで笑い合いながら、幸せに、ずっと音楽の仕事が出来たら嬉しい」と答えていました。

メンバーは成功に不安と恐怖を抱き解散がよぎった時期もありましたが、現在は、小さなステージになったとしても、この先もメンバーと活動を続けていくことを望んでいるように感じます。

まとめ

今回は世界的アーティストBTSの解散について考えてみました。

彼らの魅力は楽曲だけではなくメンバー間の中の良さや、お互い助け合いながら成長していく姿を見ることができることです。

願望にもなってしまいますが、今より精力的ではなくても、7人でＢＴＳとしての活動をして貰えるのではないでしょうか。

そう願ってやみません。

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