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【もっとあぶない刑事】はどんなドラマ?出演者の現在は?

皆さんは「もっとあぶない刑事」というドラマをご存知でしょうか?1986年から1987年にかけて放送されたドラマ「あぶない刑事」が大ヒットし、その後を受けて放送されました。

人気刑事ドラマはたくさんありますが、「あぶない刑事」はその中でも格別。シリアスなストーリーとコミカルな味わいが同居した、バディ物のヒット作でした。

そしてそれをさらにパワーアップしたのが「もっとあぶない刑事」。タイトルがすごいですね。カーアクションや衣装、BGMなど色々な面で前作よりゴージャスになっています。内容はまさに「もっとあぶない刑事」。

今回はこの「もっとあぶない刑事」に出演した女優・俳優の皆様の現在に迫ります。

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もっとあぶない刑事はどんなドラマ?

「もっとあぶない刑事」は1988年10月7日から1989年3月31日まで放送されました。第1シリーズとなる「あぶない刑事」が51回まで放送され、その後総集編が放送されたのち、第2シリーズとして「もっとあぶない刑事」が放送されます。

「もっとあぶない刑事」は基本的には第1シリーズと方向性に変化はありませんでした。しかし、登場人物の衣装が前より豪華になったり、劇中のBGMも新たに海外で新録するなどよりゴージャスになり、視聴率も20%を超えるヒット作となります。

「あぶない刑事」「もっとあぶない刑事」とシリーズは変わりましたが、方向性が変わることはなかったのですんなりと続けて観ることができます。タカとユージのコミカルな掛け合いと男の友情は、相変わらずバディドラマとして視聴者を楽しませてくれます。

出演者の現在は?

そんなバディドラマの名作「もっとあぶない刑事」出演者の皆様の現在を見ていきましょう。

舘ひろし(鷹山敏樹)

「タカ 」の通称で呼ばれる鷹山敏樹を演じた舘ひろしさん。現在も俳優、シンガーソングライターとして、ダンディな魅力を振りまいていますね。

舘ひろしさんの先祖は尾張徳川家に仕えており、また、土木技術者だった祖父が設計した橋が現存しているということ、そして父は人気のある医者で、弟も医者であるということが2021年、NHKの「ファミリーヒストリー」にて紹介されます。

「西部警察」に出演して、ハーレーのような大型バイクで疾走するイメージが強くなり、「あぶない刑事」シリーズでもバイクに跨ってショットガンを構えるシーンはもはやお約束のよう。もちろんいっそうカッコよくなっていました。

2021年、所属していた石原プロモーションが解散し、新たに「舘プロ」を設立。社長にはならずに自分が所属俳優第1号だとのこと。石原裕次郎さんや渡哲也さんらが情熱を注いできた映画の制作を継承していきたいと語っています。

2021年、舘ひろしさんはドラマ「生きて、ふたたび 保護司 深谷善輔」に主演します。この作品は罪を償い、社会復帰を目指す人を助ける「保護司」を描くドラマ。年齢を重ねて人間的な深味をを増した今だからこそ演じられる役どころです。

1996年に一般女性と結婚した舘ひろしさん。子供はいませんが、現在も奥様と仲良く暮らしているそうです。以前ラジオ番組に出演した時には、家に花を買って帰ることもあるなど、仲の良い様子を語っていました。

 

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柴田恭兵(大下勇次)

「ユージ」こと大下勇次を演じた柴田恭平さんは「あぶない刑事」で爆発的な人気を得、それ以降も「はみ出し刑事情熱系」シリーズをヒットさせるなど、毎年のように連続ドラマの主演を務めます。

柴田恭兵さんは多くのドラマ、映画で活躍しますが、2006年、初期の肺がんと診断され、摘出手術を受け、禁煙を決意。偉いですね!その後ドラマ「ハゲタカ」で復帰しました。

野球を趣味にしていて、草野球チームに所属し、定期的に試合をしていました。1994年にはテレビ番組の企画で、1日だけプロ野球選手として公式戦に出場、夢を叶えます。同じく趣味で始めたゴルフも2011年現在シングルプレーヤー。

柴田恭兵さんのモノマネといえば必ず使われる「関係ないね」というフレーズ。これほど有名なので、ドラマの中で頻繁に使われているかというと、実は1度しか使われていないそう。ちょっと驚きますね。

柴田恭兵さんは2020年、ドラマ「鉄の骨」に出演。池井戸潤さんの同名小説の映画化で、建設業界の談合を裏で取り仕切るフィクサーを演じています。重厚な役がよく似合う年齢になられたようです。

また、「コンフィデンスマンJP プリンセス編」にも出演。執事・トニーを熱演。柴田恭兵さんにしか出せない渋い男の魅力が感じられます。

今のところ病気の再発という情報はないようですが、これからもお体をいたわりながら、仕事を続けていただきたいものです。

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仲村トオル(町田透)

通称「トオル」こと町田透を演じた仲村トオルさんは1985年、映画「ビー・バップ・ハイスクール」でデビュー。1992年、ドラマで共演した女優の鷲尾いさ子さんと交際後、結婚。長女はモデルのミオさんです。

「ビー・バップ・ハイスクール」の主演オーディションに受かったのは、主役のキャラクター「中間徹」と本名が似ていたことも理由の一つだそうですが。決定的となったのは、原作者のきうちかずひろさんが思い描く主役のイメージにぴったりだったということでした。

「あぶない刑事」シリーズ以降も「救命病棟24時」「海猿 UMIZARU EVOLUTION」「チーム・バチスタ」シリーズほか多くのドラマ、映画に出演しています。

仲村トオルさんの妻・鷲尾いさ子さんは難病に蝕まれ、闘病生活を送っていましたが、娘の送り迎え、学校行事、家事など全て仲村トオルさんが行い、献身的なサポートをしたそうです。まさに愛妻家と呼べる方ですね。奥様の病状がよくなることをお祈りいたします。

長女・ミオさんは 2019年、モデルからCMで芸能界デビュー。お母さんに似て抜群のスタイルを持っているとのことです。

現在もドラマなどで大活躍の仲村トオルさん。2021年は「ネメシス」「八月は夜のバッティングセンターで」「日本沈没〜希望のひと」映画「愛のまなざしを」などに出演しています。今後も奥様を大切に、ドラマ、映画に活躍していただきたいですね。

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浅野温子(真山薫)

通称「カオル」こと真山薫を演じた浅野温子さんは1980年代、「スローなブギにしてくれ」「汚れた英雄」などの角川映画に出演して注目され、1980年代後半はドラマ「あぶない刑事」「パパはニュースキャスター」にレギュラー出演。

また、トレンディードラマ「抱きしめたい」では共演した浅野ゆう子さんと共に「W浅野」と呼ばれ人気を博します。その後も「101回目のプロポーズ」他のドラマ、映画でシリアスからコミカルまで幅広い演技をこなせる女優として活躍。

2019年3月、体調不良のため出演予定だった舞台を降板し休養に入りますが、同年8月に映画「みをつくし料理帖」の撮影で仕事復帰を果たします。

浅野温子さんは1983年に作詞家、コピーライターの魚住勉さんと結婚。長男の魚住優さんはNHKのアナウンサーであるということは2018年に情報番組「あさイチ」で明かされました。しかも魚住優さんは一般女性と結婚されているそうです。

浅野温子さんは2019年から体調不良を訴えていましたが、同年の復帰以降2021年現在まで特に問題はなさそうなので、ホットひと安心しました。

浅野温子さんがライフワークとして取り組んでいる「よみ語り」。情感たっぷりに物語を読み語る、独自のスタイルを持った一人舞台劇です。「古事記」の中の日本神話や各地の民話、伝承などが題材となっています。この活動は今後も続けてほしいですね。

木の実ナナ(松村優子)

少年課の松村優子を演じた木の実ナナさんは、本場のショービジネスを学ぶために1970年アメリカに渡り猛勉強します。帰国後の1973年、劇団四季のミュージカルに応募し「アプローズ」に出演。これがヒットして、舞台女優としての地位を確立します。

1974年から始めた、細川俊之さんとの二人芝居「ショーガール」。歌と踊りと洒落た会話、これぞ大人のエンターテインメントでした。この「ショーガール」は16作品、公演数547回、観客動員数60万人を超える大ヒットとなります。

西田敏行さん、武田鉄矢さんと共演したバラエティ「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」では見事なコントを披露。また、五木ひろしさんとのデュエット曲「居酒屋」は大ヒット。現在もカラオケ・デュエットの定番となっています。そして「男はつらいよ」にも出演。

木の実ナナさんは、かつて舞台公演終了後にホテルのバスルームで転んで骨折。手術後に車椅子で舞台に上がったため、ネット上では、車椅子生活をしているのか?という噂になったようです。

最近は、大ヒットシリーズ「混浴露天風呂連続殺人」「万引きGメン・二階堂雪」などの再放送以外あまりテレビではお見かけしなくなりましたが、いつかまたお会いできる日が来ればいいですね。

 

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ベンガル(田中文男)

捜査課の田中文男を演じたベンガルさん。この芸名は唐十郎さん演出の舞台「ベンガルの虎」を見て感動し、そのモノマネをしていたためにあだ名が「ベンガル」となり、それが芸名になったものだとか。

ベンガルさんは柄本明さんらと劇団東京乾電池を結成。その後「ひらけ!ポンキッキ」「笑ってる場合ですよ!」と立て続けに出演し、ドラマなどへも進出。「あぶない刑事」でのコミカルなキャラクターが当たり役となり、全国的に知名度を得ました。

ベンガルさんというと「たけし軍団の人?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらは勘違いです。軍団にはダンカンさんという方がいらっしゃるので、そちらと間違えられるのかもしれませんね。

味のある演技に定評のあるベンガルさん。2020年には映画「初恋」「愛のまなざしを」。そして2021年は舞台「本日も休診」映画「99.9THE MOVIE」などに出演しています。今後も舞台、ドラマ、映画と幅広く活躍していただきたいものです。

御木裕(鈴江秀夫)

少年課の鈴江秀夫を演じた御木裕さんは「西部警察」のジョー刑事役でデビュー。1996年に芸能界を引退し、実業家に転身していましたが、2006年にVシネマ「新・セーラー服刑事」にゲスト出演。以降は 本業に支障のない範囲でVシネマや映画に出演しています。

2017年に小細胞肺がんの診断を受け、余命1ヶ月の宣告を受けていましたが、抗がん剤や放射線治療など約半年間の治療の結果腫瘍はほとんどなくなり、奇跡的に仕事に復帰しました。

御木裕さんは前述のように「日本統一」などのVシネマにかなり出演しています。 その他のドラマ、映画には最近出演していないようですが、2021年10月には「クイズ!脳ベルSHOW」にパネラーとして出演。

ステージ4のがんから奇跡的に生還した御木裕さんですが、特別な事をした訳ではなく、主治医の言う通りの治療をしただけだそうです。ただ、体重が元に戻らないことは安心できないと語っています。

秋山武史(吉田春彦)

通称ハルさんこと吉田春彦を演じた秋山武史さんは1975年、映画「青春の構図」でデビュー。1985年、石原プロ入りし、脇役を中心として活躍。その傍ら、神奈川県の葉山町でマリンショップ「ラ・セーラ葉山」を経営します。

結婚式の仲人は神田正輝さん・松田聖子さん夫婦。俳優としての活動や店舗の運営など仲の良い家族に恵まれました。

しかし、晩年は直腸がんの闘病に専念しましたが、がん肝臓転移のため45歳の若さでこの世を去ります。

短い俳優人生の中で、「あぶない刑事」シリーズ他多くのドラマ、映画、バラエティに活躍。その早すぎる死は悔やまれてなりません。

秋山武史さんはレーシングカーやジェットスキー・チームのオーナーをしていたこともあり、無類のアウトドア、車好き人間でもあり、その分野の著書も出版しています。また、「ラ・セーラ葉山」は妻が経営を引き継ぎ、現在も営業を続けています。

主役を引き立て、作品全体に彩を添える脇役、秋山武史さんのような俳優はドラマや映画にとって貴重な存在だと思います。こういう人が減っていくのは少し寂しい感じがします。

中条静夫(近藤卓造)

通称「タヌキ」こと近藤卓造を演じた 中条静夫さんは一攫千金を夢見て大映東京撮影所に入社。1954年の「金色夜叉」あたりから脇役として名を上げました。1974年に出演した「6羽のかもめ」は自身の代表作だと語っています。

1965年に始まったドラマ「東京警備司令ザ・ガードマン」に出演して人気を得、その後も山口百恵さん主演の「赤いシリーズ」「あぶない刑事」シリーズなどで印象に残る役柄を演じます。

1994年、肝硬変と診断され、出演中の「オトコの居場所」を途中降板して療養に入りますが、同年、がんによる肝不全のため死去。享年68歳。

脇役であることを自認する中条静夫さんはかつて「脇役は画面の空いている部分を効果的にまとめて、作品にスキを与えない仕事」と自らの哲学を語っています。まさにこの言葉通りの役者人生でした。

「あぶない刑事」シリーズで演じた近藤課長役は亡くなった後もリスペクトされるほどの当たり役。多くのファンや関係者から「あぶない刑事の課長といえば近藤を置いて他にない」と言われました。

また、舘ひろしさんら主要キャストとの親交も深く、「あぶない刑事」シリーズ以降も共演しています。

 

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

バディドラマ、そして刑事ドラマの名作「もっとあぶない刑事」。「あぶない刑事」の内容がさらにパワーアップしています。

そんな「もっとあぶない刑事」に出演した女優・俳優の皆様の現在に迫ってみました。これ以降も多くの刑事ドラマが登場しますが、それらは私たちを楽しませてくれます。

今後も私たちを夢中にさせてくれる作品が登場するのが楽しみですね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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