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【韓流女優】ドラマを途中で降板した理由は?

突然ドラマで演じている女優さんが変わり、驚いたことがある人もいるのではないでしょうか。脇役であっても、なんだか違和感があったりしますよね。

今回はドラマを途中で降板した韓流女優さんと、なぜ降板しなければいけなかったのかの理由を調べてみました。

【韓流俳優】ドラマを突然降板した理由は?俳優さんの降板とは、主に担当していたドラマ、映画、舞台演劇などの役割を辞めることですが、ドラマの撮影、放送中に途中で降板した方達も少なく...

突然ドラマを途中で降板した理由は?

ドラマの人気が低かったわけでもなく、視聴率も良い作品だったのに降板した主演女優さんがいた作品を5選してみました。いったいどんな理由突然ドラマを途中降板しなくてはいけなかったのでしょうか。

そこには女優さんのジレンマや体調など、様々な理由がありましたので順番に見ていきましょう。

『エデンの東』イ・ダヘ→ファン・ジョンウム

エデンの東」は、ソン・スンホンさんが兵役後5年ぶりのドラマカムバックとなった作品で、2008年に放送されました。総製作費は250億ウォンにも及んだという、放送開始前から注目を集めた作品です。

最高視聴率は32.3%となり、当初は50話で完結する予定でしたが、人気のあまり放送延長となったほどでした。これにより強引なシナリオ変更などもしたそうで、その影響は出演者をも巻き込むことになります。

当初のシナリオでは、お父さんの会社を継いだイ・ダヘさん演じる”ミン・ヘリン”がソン・スンホンさん演じる”イ・ドンチョル”と恋に落ちる予定だったのです。

 

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しかし、シナリオが変更されたことで、恋愛よりも”イ・ドンチョル”の過去を深堀していく内容となったため、イ・ダヘさんの出演が減らされることになってしまいました。

このことについてイ・ダヘさんは『私が演じるミン・ヘリン役が企画当初と違い、ドラマの中での演じどころがなくなったことが演じる者としてしんどかった』とコメントしています。

そして恋愛のシナリオも変更されたことに『ヨン・ジョンフン演じるドンウクを好きだったが、いきなりドンチョルに片思いをし、再びドンウクと恋人関係になる展開が企画意図と合わないと感じた』ともコメントしたのです。

降板の理由として『私自身がミン・ヘリンを理解できないのに、どのようにして視聴者を納得させ、共感させることができるでしょう。一瞬たりとも嘘のような演技はしたくありません』と言っており、視聴者も共感できる内容でした。

この降板によってさらにシナリオが書き換えられ”イ・ドンチョル”の恋愛対象がファン・ジョウムさん演じる”キム・ソジョン”に変更となります。しかし、日本版ではその恋愛場面がカットしたものが放送されていたそうです。

 

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同じ役を変更する代役ではなく、元いた役に対象を変更した形となります。途中降板でこういった形で変更することもあり、脚本家さんは臨機応変なスキルも必要なのだと感じますね。

『夕暮れ』パク・ヘウン→チョン・ソミン

ドラマ「夕暮れ」は現在まだ制作発表された段階で放送されていません。こちらのドラマはスター作家であるホン姉妹の新作で、天気を司る若い術師たちの愛と成長のファンタジー物語となっていて、原題は「還魂」になります。

作家ホン姉妹は「主君の太陽」や「ホテルデルーナ~月明かりの恋人~」を手掛けていてファンタジーに強いイメージですし、演出は「キム秘書はいったい、なぜ?」のパク・ジュンファ監督と人気の出そうな制作陣ですよね。

ホン姉妹がスター作家という事もあり、制作発表の段階で大きな話題となりました。キャスティングされたのは俳優イ・ジェウクさんと女優パク・ヘウンさんでしたが、ドラマ初撮影後にキャスティング変更の報道があったのです。

パク・ヘウンさんは2020年ドラマ「保健教師アン・ウニョン」で女優デビューし、オーディションを勝ち抜いて、わずか二作目にして主演を勝ち取っていました。

しかし、撮影に入ってみると勝手が違ったようで『新人女優ではあるが、一生懸命に準備していた。しかし、大きなプロジェクトドラマの主演として劇をリードすることに強いプレッシャーを感じていた』と関係者からコメントされます。

そして『女優側と協議し、制作陣と女優の相互意見を尊重して降板が決定した』と説明したうえで、主演女優の降板を知らせることとなりました。

のちにパク・ヘウンさんはSNSで『悔しいし、複雑で微妙だったが「夕暮れ」が無事に終わって欲しいと願っています。気を使って下さった全ての関係者の方ありがとうございます』とコメントされていて、次回作に期待したいですよね。

変更となった主演女優には2017年ドラマ「この恋は初めてだから」や、2018年ドラマ「空から降る一億の星」に出演されている、人気女優のチョン・ソミンさんが選ばれることになりました。

交代となったふたりの年齢差が8歳あるのが不安視されましたが、チョン・ソミンさんが童顔タイプなのもあって問題はなさそうですよね。面白そうなドラマなので、日本に来るのが楽しみでなりません。

『リターン』コ・ヒョンジョン→パク・ジニ

スキャンダルなどで活動休止していたイ・ジヌクさんのドラマ主演復帰作として話題となった2018年ドラマ「リターン」ですが、弁護士と刑事が上流階級の殺人事件を暴いていくサスペンスものとなっています。

事件の設定が緻密かつ刺激的で、それでいて展開もスピーディーなこともあり、視聴率は放送開始から伸びていき、最高視聴率17.4%と大ヒットしました。しかし、物語の中盤で突然の降板発表がされたのです。

番組内でテレビの司会をするほどのスター弁護士を演じていたコ・ヒョンジョンさん。もちろん物語の中心となっていて、演技も視聴者から好評だったこともあり、突然の降板発表は多くの人が驚きました。

降板の報道は連日のようにされて、制作陣とコ・ヒョンジョンさんが揉めた事により、7日に撮影放棄し帰ったことから降板発表となったようで、外野も巻き込んでネットで騒動へと発展してしまいます。

コ・ヒョンジョンさんが顔がむくんでいるからと現場に100人はいるスタッフを一日中待機させたり、セリフを覚えてこなかったのは無責任ではないか、と制作陣は揉めた理由をコメントしました。

制作陣からの発表があったことで、コ・ヒョンジョンさんを擁護していたコメントも削除されるなど、騒動は落ち着きます。その後は他のドラマにも出演されているので、話し合いなどがうまくいったのではないでしょうか。

そして代役として選ばれたのは2013年ドラマ「ホジュン」などで活躍されたパク・ジニさん。妊娠5ヶ月目でありながら、ドラマのために髪も切って挑んだと言います。

その意気込みもあってか配役が変更されたにも関わらず、視聴率が大きく下がることもなくドラマは大ヒットしました。

『あなたはひどいです』ク・ヘソン→チャン・ヒジン

女優ク・ヘソンさんは2009年ドラマ「花より男子〜Boys Over Flowers」でヒロインを演じたことで、日本でも顔を知っている人は多いのではないでしょうか。

2015年ドラマ「ディア・ブラッド」で共演したアン・ジェヒョンさんと2016年に結婚し、結婚後初のドラマ出演となった「あなたはひどいです」は、とても注目されました。

スター歌手と、そのモノマネをする歌手のふたりが、略奪愛や後継者争いに関わっていく、愛と欲望が渦巻く作品となっています。ク・ヘソンさんが演じたのはモノマネ歌手の”チョン・ヘダン”でした。

視聴率も二桁で好調だったのですが、ク・ヘソンさんの所属事務所から突然発表があり『ク・ヘソンさんが健康悪化のため「あなたはひどいです」の出演を継続できなくなりました』と報告があったのです。

どうやら撮影の最中にめまいや呼吸困難などの症状がでて、緊急治療室に搬送され、深刻なアレルギー性消化機能障害との診断により、長期的な入院治療が必要とされました。このために降板するしかなかったようですね。

どうしようもない理由だったこともあり、同じ役を別の女優さんが演じることになりましたが、体調不良での降板とあって大きな騒動とはなりませんでした。9話からク・ヘソンさんの代わりにチャン・ヒジンさんが演じています。

その9話では『ク・ヘソンさんの回復を祈る』と字幕を出していて、制作陣からの愛情が感じられますよね。

代役となったチャン・ヒジンさんも『大きな役であるほどプレッシャーがありますが、最善を尽くすと共にク・ヘソンさんの早期回復を祈ります』とコメントしてバトンを受け継いでいきました。

【ク・ヘソンとアン・ジェヒョン】泥沼離婚劇のその後は?2015年に放送されたドラマ「ディアブラッド~私の守護天使」での共演を機に交際に発展し、2016年5月に結婚したク・へソンさんとアン・ジ...

『明成皇后』イ・ミヨン → チェ・ミョンギル

ドラマ「明成皇后」は朝鮮王朝第26代国王にして、大韓帝国初代皇帝である高宗、正室である明成皇后と義父である興宣大院君の人物像をメインとしつつ、その時代におこった事を描いた作品です。

世界大戦だった当時、朝鮮存続のために高宗は日本、明成皇后はロシアを選択したことで起こった王室闘争の様子を描いた近代史のため、韓国では人気が高まっていきシナリオが延長されることになりました。

成人となった明成皇后を演じていたイ・ミヨンさんはこの延長により降板の道を選びます。この時は『ドラマが予定より長引いたため、イ・ミヨンが映画出演契約の都合上、途中降板する』と報じられたのです。

大ヒットドラマだったので悔しいだろうなと思っていましたが、のちに『あそこまで、と思って全力で走っているのに、急にゴールを延長されても、それ以上集中することはできない』とモチベーションの問題でもあるのだと知りました。

80話までで降板になったことで、成人から中年となった設定としてチェ・ミョンギルさんが明成皇后を演じることになります。シナリオ変更は賛否わかれるようですが、ドラマとしては人気のまま終わりを迎えました。

まとめ

今回は【韓流女優】ドラマを途中で降板した理由は?をお届けしましたが、いかがだったでしょうか?

理由は色々ありましたが、女優さんも人間である以上、作品が終わるまで続けられる事が難しいのがわかったのではないでしょうか。

体調管理はプロなら当然と言う方もいるのかもしれません。ですが、撮影スケジュール、撮影場所などであったり、プレッシャーなんてどれほどの物なのか一般人である私たちには想像もつかないですよね。

どんな事情であれ、視聴者としては面白い作品を届けてくれるだけで幸せなことですよね。