数多くの映画やドラマに出演し、人気を集めていた俳優のキム・ジュヒョクさんでしたが、2017年10月に交通事故で帰らぬ人となってしまいました。
そんなキム・ジュヒョクさんの交通事故の原因や、結婚歴など詳しく調べてみましたのでご紹介します。経歴や、出演作品、遺作となった作品なども併せてご紹介しますので是非ご覧ください。
キム・ジュヒョクはどんな人?
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- 生年月日:1972年10月3日
- 身長:180cm
- 血液型:A型
キム・ジュヒョクさんは、両親と2歳年の離れた兄の4人家族で、父親は俳優のキム・ムセンさんです。キム・ムセンさんも、2005年に肺炎が悪化し65歳という若さでこの世を去り、妻も持病があり2015年に他界しています。
学生時代は、獣医を夢見ていたキム・ジュヒョクさんでしたが、高校2年生の時に俳優に進路を変え大学は演劇映画科を卒業し、劇団に入団。父親のキム・ムセンさんの影響はないらしく、突然演技がしたいと思うようになったのだとか。
実は、俳優の道に進むことを父親は激しく反対していたそうで対立することもあったのですが、その後は父親にも認められ、堂々と演技生活を続けられることになったそうです。
そして、最初で最後の親子共演のCMも撮影し、その後、父親のキム・ムセンさんがお亡くなりになられました。
CМ出演の前にはドラマで何度か共演はあったようです。
キム・ジュヒョクさんは、1998年の8期生SBS公開タレントとしてデビューをし、映画やドラマの端役や助演から始め、2001年の映画『セイ・イエス』で主演に抜擢されました。
日本のドラマ『29歳のクリスマス』をリメイクした映画『シングルス』が、2003年に放映され、2004年の映画『どこかで誰かに何かあれば間違いなく現れるMr.ホン』などで、名前が知られるようになり注目されたのです。
そして、2005年のドラマ『プラハの恋人』で人気を集めたキム・ジュヒョクさんは、こちらのドラマがきっかけで海外でも知名度を高め2009年には、日本で単独ファンミーティングを開くほどでした。
「プラハの恋人」リピ完走~💓✨
もちろんジュヒョクオッパ目当てのリピだけど、このドラマのチョンドヨンssiがとにかく可愛くて❣️❣️
笑顔も泣き顔もとっても素敵✨✨
プラハの美しい景色🏰✨、ostも買った大好きな音楽🎵✨切ない四角関係😢✨脇も豪華👏やっぱり大好きなドラマ~と実感😂 pic.twitter.com/sn5Sv0F34i— こけしこ (@AyugonBoo) March 3, 2018
ドラマ『プラハの恋人』で、第42回百想芸術大賞でテレビ部門男子最優秀演技賞を受賞し、俳優として大きく成長。
以後、2006年の映画『愛なんていらない』などに引き続き出演し、2008年には、ソン・イェジンさんと呼吸を合わせた映画『妻が結婚した』で第29回青龍映画賞主演男優賞にノミネートされました。
しかし、惜しくも 受賞はできませんでしたが、映画で見せた甘いカップル演技でベストカップル賞を受賞したんです。
2010年の映画『春香秘伝 The Servant』では、鍛え上げられた男らしい筋肉のシックスパックを披露。
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映画やドラマだけではなくバラエティ番組や、広告、CMはもちろんラジオの出演などもされていました。
事故の原因は?
2017年10月30日に交通事故でこの世を去ったキム・ジュヒョクさんですが、自身が運転する車で前を走っていた車に衝突し、横転してしまいました。
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大学病院に運ばれた時には心肺停止状態で、心臓マッサージなど行われたものの意識を取り戻すことが出来なかったそうです。
遺体解剖結果で、薬物や、アルコールなども検出されていなくて、心臓検査でも心臓動脈損傷や血管の異常、炎症などもなく心筋梗塞や心臓伝導系の異常は全く確認できなかったとか。
警察は事故当時に乗っていたキム・ジュヒョクさんの車を鑑識しましたが、急発進など車両欠陥や機械的な誤作動なども見当たらなかったそうです。
事故当時、ドライブレコーダーには車の内部の音声データが記録されていなかったので、事故原因は迷宮入りとなりました。結局、ちゃんとした理由が分からないままになっているのです。
出演作や遺作となった作品について
キム・ジュヒョクさんは、1998年にデビューしてから数々の映画やドラマに出演し、活躍していました。2010年にチョ・ヨジョンさんと共演したロマンス映画『春香秘伝 The Servant』では、主演を務め注目を集めます。
「春香秘伝 The Servant 房子伝」キム・ジュヒョクssi素敵すぎます。 pic.twitter.com/IItqjjsG
— 黄色インコ♪さちさち♪ (@laperruchejaune) December 21, 2011
こちらの映画は韓国版『ロミオとジュリエット』と呼ばれる有名な王朝時代の古典恋愛小説『春香伝』を美しく描いた時代劇。
リュ・スンボムさん演じる貴族の息子と、キム・ジュヒョクさん演じる野性的な平民の男性で、身分の違う2人がチョ・ヨジョンさん演じる女性に惹かれる話です。
そして、キム・ジュヒョクさんが出演した映画の中で一番、観客動員数が多く話題となった映画は、2017年にヒョンビンさんとク・ヘジンさんと共演した映画『コンフィデンシャル/共助』。
『コンフィデンシャル 共助』南北問題、家族愛、友情、復讐、アクション、笑い、手強いトイレットペーパー。てんこ盛りなのに絶妙なバランスで失速せずに突き進む。シリーズ化希望の共助コンビ。ヒョンビンの無精髭にときめき、ユ・ヘジンに癒され、キム・ジュヒョクの佇まいに胸が熱くなり感謝した。 pic.twitter.com/bI8BtPvTST
— mipo (@mipo_fokmds09) February 21, 2018
こちらは韓国で観客動員数710万人を超える大ヒット作になり、2017年度上半期の観客動員数1位を獲得したのです。
数多くの作品に出演したキム・ジュヒョクさんですが、ドラマであれば2005年の『プラハの恋人』、2008年から2009年に放送された『テロワール』や、2013年の『ホジュン~伝説の心医~』などが代表作となっています。
実は交通事故の前に3本の映画出演の予定があり、活躍を期待されていたキム・ジュヒョクさん。
2018年2月に遺作となった『王の預言書』が公開されると、亡くなったことが信じられないといった多くのファンからの声がありました。
「王の預言書」
韓国の古典「フンブ伝」ベースにした勧善懲悪もの。
ジュヒョクさんは穏やかで包容力のある、ハマり役✨チョンウさんも役の雰囲気と合っていて良かったです😊
最後にビックリなカメオ出演も!
誰だったか言いたい😂#王の預言書#チョンウ#キムジュヒョク#チョンヘイン#チョンウヒ pic.twitter.com/f8wXdEAjgv— ruru (@ruru_k0814) October 5, 2020
こちらの映画は、格差社会や国政への不満を描いた朝鮮時代の古典『興夫伝』を基に描かれた時代劇です。
もうひとつの遺作が『毒戦 BELIEVER』で、2018年5月に公開され興行ランキング連続1位のヒット作となり観客動員数は、520万人以上でした。
『#毒戦Believer』 試写にて観賞。
韓国映画はリメイクすると絶対に韓国映画らしさ100%になるから凄い。『ジョーカー』と同日公開ですが、『毒戦 BELIEVER』の悪役もインパクトではジョーカーに負けていないです。というか韓国版ジョーカーです。演じたキム・ジュヒョクの遺作としても存在感抜群。 pic.twitter.com/ey9LI93ii5
— シネマンドレイク (@cinemandrake) September 22, 2019
香港の映画『ドラッグ・ウォー 毒戦』を韓国でリメイクしたノワール・サスペンスになるのですが、新要素も加わっていて、麻薬を流通させている謎の人物を見つけ出すために、刑事と元組織の男性が手を組んで動き出す物語です。
結婚して子供はいたの?
キム・ジュヒョクさんは、45歳でお亡くなりになられましたが、結婚はしていなかったので、もちろん子供もいませんでした。しかし、事故当時、17歳年下の女優イ・ユヨンさんと公開恋愛をしていたキム・ジュヒョクさん。
引用元:https://news.sbs.co.kr/news/endPage.do?news_id=N1004460308
2人は2016年に放映された映画『あなた自身とあなたのこと』で共演したことがきっかけで交際することになり、その後、2016年の12月に報道され交際2ヶ月だと公式発表したのです。
イ・ユヨンさんは2012年の映画でデビューした女優で、当初はまだ映画出演しかしていなくて一般的には無名だったのですが、交際が発覚したことで注目されました。
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以降、ドラマ出演もするようになり主演作品ばかりのイ・ユヨンさんの代表作は『親愛なる判事様』や、『君のせいで何もできない!』などがあります。
交通事故の数ヶ月前に行われたインタビューでは、イ・ユヨンさんと早く結婚がしたいとキム・ジュヒョクさんが話していて、娘がほしいとまで言っていました。
事故の知らせを受けた当時、釜山でバラエティ番組の撮影中だったイ・ユヨンさんは急遽ソウルに向かったそうですが交際中の恋人が帰らぬ人となり、とても辛い思いをした事だろうと思います。
その後、イ・ユヨンさんは2018年3月のインタビューで近況について話している時に、今も変わらず彼のことを想っているし、自分が元気に過ごすことが彼にとって良いことだと思うので、女優を続けようと努力していると語っていました。
大切な人を亡くしながらも、前向きに生きようとされているのですね...
まとめ
キム・ジュヒョクさんの経歴や、事故、結婚についてご紹介しましたが、みなさんいかがでしたか?活躍されていたベテラン俳優だっただけに、今後の新しい作品で観ることが出来ないのはとても残念に思います。
過去の作品も良い作品ばかりですので観直してみるのも良いかもしれませんね。キム・ジュヒョクさんのご冥福を心からお祈りいたします。