大人気高視聴率ドラマ『黄真伊ファン・ジニ』や、『製パン王キム・タック』、『太陽を抱く月』などに出演し活躍していたチョン・ミソンさんは悲しくも2019年の6月29日に帰らぬ人となってしまいました。
この世を去った理由は何だったのか、詳しく調べてみましたのでご紹介したいと思います。チョン・ミソンさんの経歴や出演作品も併せて是非ご覧ください。
チョン・ミソンはどんな人?
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- 生年月日:1970年12月7日
- 没年月日:2019年6月29日
- 血液型:A型
チョン・ミソンさんは、両親と兄、弟の5人家族で、1986年に子役でデビューし、母親役をよく演じる女優として有名でした。1990年代に放送していたギャグ番組『今日は良い日』に長い間出演していたのでコメディアンと勘違いする視聴者も多かったようです。
作品の興行を見抜くセンスと演技力が非常に優秀だったチョン・ミソンさんが、ドラマに本格的に出演し始めた作品は『太祖王建』で、2002年のドラマ『人魚姫』は端役でしたが注目されました。
2005年に放映された映画『恋愛』で初主演を務め、出会った撮影監督のパク・サンフンさんと2006年に結婚し、2007年に息子さんを出産しています。
[韓国映画] 恋愛 Love is a Crazy Thing (チョン・ミソン/チャン・ヒョンソン/DVD-ISO … – http://t.co/rQchHG1fLB pic.twitter.com/XMnHuotCWL
— Ray Zhang (@animerarcom) February 15, 2014
2010年から2015年の間にはドラマ『製パン王キム・タック』や、『ロイヤルファミリー』、『太陽を抱く月』など連続ドラマ視聴率不動の1位を記録し、同時代に活動していた女優より高い水準を維持していたのだとか。
チョン・ミソンさんは、ドラマや映画だけではなくバラエティ番組にも数多く出演し人気を集めていたんです。
この世を去った理由は?
チョン・ミソンさんは、2019年6月29日にこの世を去りました。 6月30日から2日間、全北(チョンブク)大学の文化会館で演劇『実家の母親と2泊3日』の舞台に立つ予定があったため、全州(チョンジュ)市内のホテルに宿泊していたのです。
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同日の午前にチョン・ミソンさんのマネージャーが連絡をしましたが、返事がなかったので11時45分に宿泊先のホテル関係者に了承を得て、入室したとのこと。
マネージャーが入室し発見した時には、既に息を引き取った状態だったそうで、遺書なども見つからなかったし、廊下の防犯カメラをチェックしても外部からの侵入も考えられなかったようです。
昼の公演をキャンセルして、夕方と30日の公演は代役を立てて舞台を続けることにしました。
警察によると、同日午前1時にホテルをチェックインした後、1人で泊まっていたチョン・ミソンさんは、午前1時50分に父親と最後の電話をし、その後午前2時に亡くなったと推定されています。
その時間帯に何人かの友達がチョン・ミソンさんの携帯に連絡をしていたこともわかりました。
また、最近チョン・ミソンさんは、従弟が亡くなったり、実の兄の妻が亡くなったり母親も入院生活だったため、憂うつな気持ちがあると周りに話していたとのこと。
#チョン・ミソン さん死亡のニュースに衝撃😭
「自ら極端な選択をした」って事は自殺😰
…いったい何があったの⁉️
突然死が多すぎて本当に韓国芸能界には驚かされる〜😱
数々の #韓ドラ で観てきたけど「#製パン王キム・タック」のタックの母とか
特に「#ファン・ジニ」のチニの母役は印象的だった‼️ pic.twitter.com/N62UGn38Hr— T嬢 (@tojyout) June 29, 2019
警察が当初調査した時は、うつ病ではないと公表していたのですが、実は、チョン・ミソンさんはうつ病の治療を受けていたと所属事務所の関係者が言い直しました。個人の身元保護のために医療保険で治療を受ければ資料が残らないので、警察は分からなかったのだとか。
しかし、そこまで悩んでいたことを家族や周りの知り合いは気付かなかったようです。遺書もなかったので、自決した原因が何だったのかは定かではありません。突然の悲報に公演を見に来ていたファンのみなさんも驚かれたことだと思います。
人気作品にも度々出演されていて、これからも期待されていた女優だっただけにお亡くなりになるのにはあまりに早く、本当に残念です。映画『王の願い ハングルの始まり』が遺作になり、ドラマとしては『彼はサイコメトラー』が遺作となりました。
本来、続けて出演予定だったドラマ『ノクドゥ伝~花に降る月明り~ 』は、チョン・ミソンさんの親友であるユン・ユソンさんが代わりに引き受けたのです。
出演作は?
チョン・ミソンさんは、数多くのドラマや映画に出演していました。1986年から出演し始めて映画は27本で、ドラマが55本だったんです。2006年に放送されたハ・ジウォンさん主演の『黄真伊ファン・ジニ』で、ドラマ部門で初の賞を受賞しました。
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1994年にギャグ番組『今日は良い日』で新人賞を受賞して以来の女子助演賞だったのです。ドラマ『黄真伊ファン・ジニ』は、舞台は16世紀に実在した朝鮮最高の優れた芸者ファン・ジニの人生を描いた物語で、ハ・ジウォンさんが演じました。
厳しい男女差別があった朝鮮時代に偏見を乗り越え、天性の芸術的才能を開花させていくファン・ジニ。チョン・ミソンさんはファン・ジニの母親役で、両班と恋に落ちジニを身ごもりますが捨てられ、そのショックで目が見えなくなります。
娘のジニを辛い目に遭わせたくないと思い、寺に預けて姿を消しますが成長していったジニが母親を探すようになるんです。
続いて、2013年の映画『かくれんぼ』ですが、こちらも2013年、2014年に優秀演技賞と最優秀女子助演賞を受賞している作品。こちらの映画は他人の家に住みついて、住人になりすますサイコサスペンス劇で、観客動員数525万人の大ヒット作となったのです。
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視聴者の感想には「ハラハラドキドキが止まらない映画だった。」や、「怖すぎて1人では観られないけどスリル満点で良かった。」という内容がたくさんありました。
その他、チョン・ミソンさんの受賞作品は、2015年のロマンスドラマ『帰ってきたファン・グムボク』と、2019年の映画『王の願い ハングルの始まり』です。
連続ドラマ視聴率不動の1位を記録した『製パン王キム・タック』は、2010年の作品で、ユン・シユンさんが演じた主人公キム・タックの母親役でチョン・ミソンさんは出演しました。
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最高視聴率49.3%を記録したドラマで、失踪してしまった母親を探している途中にパン職人の修行に入るキム・タックの成長過程を描いた作品です。
そして、2011年のドラマ『ロイヤルファミリー』では財閥を舞台にした物語で、エリート検事と財閥に嫁いだ女性との運命の出会いが描かれています。
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チョン・ミソンさんは『ロイヤルファミリー』で助演を務め、社長令嬢であり財閥に嫁いだ長男の妻役で、後継者の地位を手にしようと実家の財力を使うのでした。
2012年に放送されたキム・スヒョンさんとハン・ガインさん主演のドラマ『太陽を抱く月』、こちらも最高視聴率46.1%ということで、話題作になったのです。
ハン・ガインさん演じるヒロインのヨヌを守ってほしいと託され、育ての親となる朝鮮最高の霊力を持つ巫女の役を演じています。
こちらのドラマは、キム・スヒョンさん演じる世子のイ・フォンがヨヌと出会い、お互い惹かれるも結ばれることができず、逆に命を奪わなければならない状況になり孤独に戦う物語です。
現在大活躍の役者たちが子役として出演しているので、そちらを楽しむ視聴者も多いのだとか。
このようにチョン・ミソンさんはたくさんの人気作品に出演していて、たくさんの功績を残してきた女優さんだということがよく分かりましたね。
まとめ
チョン・ミソンさんの経歴や、出演作品、そしてこの世を去ったことについてご紹介しましたが、みなさんいかがでしたか?主演の役者の方たちの母親役として大活躍をされていた女優なだけに本当に残念でなりません。
今回の作品紹介で過去のドラマや映画を観なおす機会が出来たのではないでしょうか。人気ドラマにたくさん出演されていたので今観ても満足すること間違いないと思います。
チョン・ミソンさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。