”代役”となると、元から期待をされていた分、かなりプレッシャーがあり演じるのが難しいかと思いますが、代役のドラマをきかっけにブレイクした俳優がたくさんおりますので、その中でも今回は、8人紹介をしていきたいと思います。
代役でブレイクした韓国俳優
それでは早速代役でブレイクした俳優を見ていきましょう。
バリでの出来事/チョ・インソン
チョ・インソンさんは、1981年7月28日に生まれ、1998年に広告モデルでデビューをし、2000年には数々の有名俳優を輩出してきた登竜門の青春ドラマ「学校」の「学校3」で俳優デビューを果たします。
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翌年にはチャン・グンソクさんやヒョンビンさんを輩出した「ニューストップ」の2作目の作品「ニューニューストップ」に出演をし、人気となり、2002年には韓国・香港・日本の合作映画「トイレ、どこですか?」で初映画・初主演を務めました。
そして、2004年に放送され、平均視聴率が32%、最高視聴率が40%を記録し、百想芸術大賞で脚本賞や最優秀演技賞を受賞した、「バリでの出来事」は本来ユ・オソンさんがキャスティングされておりましたが、スケジュールの都合により辞退となり、チョ・インソンさんが抜擢されました。
このドラマでは、弱い心の持ち主の資産家の息子ジェミン役を演じ、はまり役と称されるほどの熱演を見せ、大ブレイクとなります。
写真=https://www.twellv.co.jp/program/korea/inbali/
その後、2006年の映画「卑劣な街」ではテコンドー4段の実力を活かし、迫力のあるアクションシーンで、第5回大韓民国映画大賞、主演男優賞を受賞しました。
奇皇后/チ・チャンウク
チ・チャンウクさんは1987年7月5日に生まれ、2007年に小劇場のオーディションを受け、ミュージカルに出演をし、翌年には映画「スリーピングビューティー」で本格デビューをします。
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2010年のドラマ「笑ってトンヘ」の159話の主演に抜擢をされ、名前を知られるようになり、翌年の「ペク・ドンス」で初めて時代劇に挑戦をし、好評となり、”視聴率王子”と呼ばれるようになりました。
そして、2013年には、放送開始から高視聴率を記録した「奇皇后 〜ふたつの愛 涙の誓い〜」は本来チャン・グンソクさんにオファーがありましたが、長期間の撮影ということで、海外スケジュールとの兼合いで都合がつかず、チ・チャンウクさんが選ばれました。
そのドラマでは、元の皇帝を演じ、愛嬌や父の復讐を誓う姿など、様々な姿を演じ、演技力を高く評価されます。
写真=https://www.twellv.co.jp/program/korea/kikougou/
その後も数々のドラマや映画・ミュージカルに出演をし大人気となり、ドラマ主演俳優のブランド評価が1位になり、2017年には、韓鮮語の吹き替え版の「君の名は。」で主人公のタキ役で声優にも初挑戦をしました。
応答せよ1997/ソ・イングク
ソ・イングクさんは、1987年10月23日に生まれ、2009年に開催されたMnetの歌唱コンテスト「スーパースターK」に出場し、72万人の頂点に立ち、2010年に歌手デビューをします。
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2012年のドラマ「ラブレイン」で俳優デビューをし、回想シーンで少しの出演だったのにもかかわらず、初挑戦とは思えない演技が評判となり、現代シーンに再登場をしました。
そして、同年に放送され、最終回に平均視聴率7.55%、最高視聴率9.47%と当時韓国のケーブルチャンネルドラマ史上最高の視聴率を記録し、社会現象となった「応答せよ1997」。
当初イ・ミンギさんでしたがシン・ウォンPDが勇気がなくて電話がかけられず、ソ・イングクさんがキャスティングされます。
そのドラマで、初主演に抜擢され、釜山出身の主人公ユンジェをリアルに演じ、方言に魅了される人が続出し大ブレイクとなりました。
写真=https://www.kd-sora.com/entry/41151651
その後の勢いは止まることなく、2013年にはシングル「Fly Away」で日本デビューをし、翌年には初の日本アルバム「エバーラスティング」をリリース、第28回日本ゴールドディスク大賞でベスト3ニューアーティスト(アジア)賞を受賞します。
あぁ、私の幽霊さま/チョ・ジョンソク
チョ・ジョンソクさんは、1980年12月26日に生まれ、2004年のミュージカル「くるみ割り人形」で脇役としてデビューをし、以降20本以上のミュージカル作品に主演をします。
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2011年には、「What’s Up」でドラマデビューをし、翌年には、2012年の最高興業を記録した「建築学概論」でスクリーンデビュー。
2015年韓国で社会現象を巻き起こした「あぁ、私の幽霊さま」は、名前が分からないのですが、他の俳優にオファーがありました。
このドラマで、ナルシストで自信過剰な”サンレストラン”の社長兼カリスマシェフを演じ、大人気となります。
写真=http://www.kandera.jp/sp/yurei/
また、2019年「緑豆の花」では、完璧な方言を話すと高い演技力を披露し、SBS演技大賞で中編ドラマ部門最優秀演技賞、同年には映画「EXIT イグジット」で942万人を動員して、主演映画で最高の興行収入記録を樹立しました。
そして、日本でも人気となった「賢い医師生活」に出演、最終回では視聴率14.1%を記録。
キルミー・ヒールミー/チソン
チソンさんは、1977年2月27日に生まれ、1999年「カイスト」でデビュー、2001年には、ドラマ「華麗なる時代」で主役に抜擢をされ、翌年に出演した「オールイン 運命の愛」で主人公の親友役を演じ、広く名前が知られるようになります。
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2007年にはドラマ「ニューハート」で、三流大学医学部出身の研修医役を情熱的かつチャーミングに熱演しヒット作となり、2009年「太陽を飲み込め」で初めてアクションに挑戦をしました。
そして、第51回百想芸術大賞や第10回ソウル国際ドラマアワード、MBS演技大賞など数多くの賞を受賞した、2015年放送のドラマ「キルミーヒルミー」。
こちらの作品は、当初ヒョンビンさんやイ・スンギさんなどの名前があがっておりましたが、他の作品に出演をするため、チソンさんが引き受けることになります。
このドラマでは、7つの人格をもつ財閥3世を演じ、「演技人生以来、最高の演技」と好評を受け、数々の賞を受賞しました。
写真=https://eweekkorea.com/13856.html
約20年以上のキャリアがありながらも受賞に縁がありませんでしたが、このドラマで演技賞を2度も受賞し、その後も、「被告人」や「知っているワイフ」、「医師ヨハン」などに出演をしており、高い評価を受けます。
ミセン/イム・シワン
イム・シワンさんは、1988年12月1日に生まれ、2010年に9人組のアイドルグループZE:Aのメンバーとしてデビュー、2012年に「太陽を抱く月」で俳優デビューをします。
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このドラマをきっかけに、「赤道の男」や「スタンバイ」、「恋愛を期待して」などに出演をし、2013年に公開された映画「弁護士」では、実力派俳優として認められるようになりました。
そして、2014年の放送時の韓国で「ミセンシンドローム」と呼ばれる社会現象を起こした「ミセン」は、当初イ・ジョンソクさん、チ・チャンウクさん、イ・ジェフンさんなどがオファーされておりましたが、全ての俳優が断り、イム・シワンさんに役が回ってきます。
このドラマでは、囲碁のプロ棋士を目指すも挫折した主人公を演じて大ヒットとなり、MBS演技大賞男新人賞を受賞します。
写真=https://www.bs-tvtokyo.co.jp/misen/
その後2020年「それでも僕らは走り続ける」では、シン・セギョンさんと共演をし、2人がお似合いと話題となり、「ギョムミカップル」と呼ばれるようになりました。
ペントハウス/オム・ギジュン
オム・ギジュンさんは、1976年3月23日に生まれ、1995年の舞台「リチャード3世」で俳優デビューをし、数多くのミュージカルに出演していたため、ミュージカル俳優として有名になります。
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2006年にはドラマ「誰が彼女を愛していたのか」でドラマデビューをすると、翌年「キムチ・チーズ・スマイル」でMBC放送芸能大賞のシチュエーションコメディ部門男優賞を受賞するなど、演技力は高く評価されました。
そして、瞬間最高視聴率31.1%を記録し、富裕層の闇を描いたドラマ「ペントハウス」では、名前が分からなかったのですが、当初別の俳優にオファーがあったようです。
このドラマでは、不動産業界の鬼才で建築会社の代表を演じ、最優秀男優賞やTV部門最優秀男優賞を受賞します。
写真=https://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000010834/
そのドラマで高い評価を受け、注目を集めるようになり、「皇后の品格」「ペントハウス」シリーズを次々とヒットさせた脚本家のキム・スンオクとチュ・ドンミン監督のコンビが作る、2023年最高の期待作と注目をされてる「7人の脱出」に出演することが決まりました。
太陽の末裔/ソン・ジュンギ
ソン・ジュンギさんは、1985年9月19日に生まれ、2008年の映画「霜花店 運命、その愛」でデビュー、2010年「トキメキ☆成均館スキャンダル」に抜擢され、人気となります。
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2012年にはドラマ「優しい男」や映画「私のオオカミ少年」に出演をして大ブレイクとなり、最高視聴率41.6%を記録し、第52回百想芸術大賞のTV部門賞など数々の賞を受賞、
世界人気TV番組第4位にもなった「太陽の末裔」では、当初チョ・インソンさん、コン・ユさん、キム・ウビンさん、ウォンビンさんなどトップ俳優の名前があがっておりました。
しかし、長期の海外スケジュールや軍人のドラマの成功事例がないことを負担に感じ引き受ける俳優はおらず、除隊後直後だったソン・ジュンギさんが役にほれ込み、引き受けます。
このドラマでは、特殊戦司令部大尉で自分の職業に多大な責任感とプライドを持ち使命感が強い主人公を演じ、人気を博して2021年にドラマ「ヴィンチェンツォ」は、韓国で地上波を含む全チャンネル同時間帯1位を獲得し、
Netflixでは、日韓で1位を独占する大ヒットを生み出しました。
写真=https://s.mxtv.jp/drama/taiyou/
まとめ
元々知名度があったり人気の俳優でも、代役をきっかけにさらに人気となり、人気作品に出演をしていましたね。今後の活躍にも注目の俳優です。