2002年の1月から3月まで韓国で放送されていた全20話のロマンスドラマ『冬のソナタ』ですが、爆発的な人気を得て、この時期から韓流ブームが始まったと言っても過言ではありません。
韓国で注目された後、日本でも2003年から2004年にかけて放送し「冬ソナ現象」という言葉ができるほど話題となりました。今回は、そんなドラマ『冬のソナタ』についてご紹介したいと思います。
冬のソナタはどんなドラマ?
日本でも最終回の平均視聴率が20%超えをしたドラマ『冬のソナタ』は、高校時代の話からスタートです。
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チェ・ジウさん演じるチョン・ユジンと、パク・ヨンハさん演じるキム・サンヒョクは高校の同級生。ある日、ペ・ヨンジュンさん演じるカン・ジュンサンが転校してきます。
ジュンサンはとても優秀で、あっという間に学校で話題になりますが、閉ざされた心の奥に何かを秘めている彼の姿にユジンはドンドン惹かれていくのでした。そんなジュンサンに惹かれていくユジンを見て、彼女に片想いのサンヒョクは嫉妬します。
だんだん距離を近づけていくジュンサンとユジンでしたが、突然の交通事故でジュンサンはこの世を去ることになり、2人のラブストーリーは幕を閉じることに。
数年後、大人になったユジンは高校時代の同級生サンヒョクと婚約をし、結婚式の準備をしている時に、なんとこの世を去ったはずのジュンサンに似た男性イ・ミニョンが現れ、複雑な感情を抱くことになります。
ミニョンにはパク・ソルミさん演じるオ・チェリンという恋人がいますが、ユジンのことが気になり始め、サンヒョクと四角関係になるのでした。数ある障害物を乗り越えて、男女4人がどのような結末を迎えるかが見どころとなっています。
イ・へウンさん演じるコン・ジンスクは、ユジンの高校時代の同級生でチェリンが運営しているブティックに就職し、ユジンとチェリンの間で問題を起こすことになるのだとか。
そして、ジンスクが密かに想いを寄せる相手が、リュ・スンスさん演じるコン・ヨングクで、サンヒョクの高校時代からの親友で動物病院の獣医です。
出演者の現在は?
日本でもかなりの反響があったドラマ『冬のソナタ』でしたが、放送されてからもう既に20年が経っています。あの頃、出演していた韓国俳優のみなさんの現在が知りたくありませんか?
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そんなみなさんのために、ドラマ『冬のソナタ』の出演者の現在を詳しく調べてみましたのでご覧ください。
ペ・ヨンジュン(カン・ジュンサン/イ・ミニョン)
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カン・ジュンサンとイ・ミニョンの2役を演じたペ・ヨンジュンさんは、2002年のドラマ『冬のソナタ』に出演した後、2003年と2005年に放映された映画を1本ずつと2007年のドラマ『太王四神記』以降、主演作品はありません。
主演ではありませんが特別出演で2009年の『ホテリアー』と2011年の『ドリームハイ』が最後の作品で、2006年に芸能プロダクション「KEYEAST」を設立していて、2015年には資産が152億円を超える実業家となりました。
現在は所属事務所もなく、2015年の7月に女優のパク・スジンさんと結婚し、2人のお子さんに恵まれ家族4人で幸せに暮らしているそうです。
20年近く維持されていた自身の公式ホームページがなくなり、引退準備ではないかと今年2022年11月の芸能ニュースで囁かれていました。
ペ・ヨンジュンさん家族は韓国在住ではなく、今はハワイに移住しているそうで、経営していた芸能プロダクション「KEYEAST」の経営権も2018年にSMエンターテインメントに譲渡しているようです。
はっきりしたことはまだ分かりませんが、作品の出演もなく芸能界から離れていっているので引退説もあり得るかもしれません。
チェ・ジウ(チョン・ユジン)
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ヒロインのチョン・ユジン役を演じたチェ・ジウさんは『冬のソナタ』に出演した後も1年に1、2本ペースでドラマや映画に出演していました。2018年にIT会社の代表を務める男性と結婚し、2020年の45歳になる年に娘さんを出産したチェ・ジウさん。
結婚してからは、ドラマの出演は2020年の『愛の不時着』と2022年の『流れ星』の特別出演とバラエティ番組のゲスト出演のみです。チェ・ジウさん自身のインスタグラムを見ると娘さんがたびたび登場していて、育児に専念して仕事を控えているようにも見えます。
パク・ヨンハ(キム・サンヒョク)
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ユジンの高校時代の同級生であり、婚約者のキム・サンヒョクを演じたパク・ヨンハさんは『冬のソナタ』に出演して日本でも注目されるようになり、そのことがきっかけで日本で歌手活動も始めました。
役者としてドラマに出演しながら歌手活動もし、日本のドラマにも出演経験のあるパク・ヨンハさんですが、残念ながら2010年6月30日に32歳という若さで帰らぬ人となってしまったのです。
芸能ニュースによるとソウル市内の自宅で首吊りをし、自らこの世を去ったとのこと。パク・ヨンハさんは睡眠薬を20代の時から10年以上も服用していて、仕事などのストレスや当時、胃がんで闘病中だった実の父親の看病での疲れもあったそうです。
日本で活動を始めた頃から韓国からの誹謗中傷なども多くあり、うつ病にもなっていたのだとか。
2022年の現在、パク・ヨンハさんがこの世を去って12年が経ちますが、実の母親が開設したインスタグラムもあり、お墓参りの画像や年明け時にメッセージなどを投稿しています。
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日本人ファンに向けてのイベントなどもあり、パク・ヨンハさん家族とのお食事会やメモリアルツアーなどが開催されたりもしているんです。そして、毎年カレンダーやパク・ヨンハさんのグッズが販売されているんですよ。心からご冥福をお祈りいたします。
パク・ソルミ(オ・チェリン)
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ミニョンの恋人でブティックの経営をしているオ・チェリンを演じたのは、パク・ソルミさんです。
『冬のソナタ』の出演を機にメインキャストで出演するドラマが増え、2010年のドラマ『キム・マンドク〜美しき伝説の商人』で共演した、ハン・ジェソクさんと2013年の4月に結婚し、2人の娘さんに恵まれました。
2人目の娘さんを2015年に出産し、以降出演したドラマは2016年の『町の弁護士 チョ・ドゥルホ』で主演と2018年の『リピート・ラブ~あなたの運命変えます!~』で助演、2019年『弁護士 チョ・ドゥルホ2』の特別出演です。
そして、今年2022年には久しぶりの出演でコメディ映画『ハンサム』でメインキャストを務めたパク・ソルミさん。
こちらの映画は、シン・ヒョンジュンさん演じる見た目は暴力団員ですが善良でおとなしい性格の警察官がある日、同僚の刑事の喧嘩を止めるために間に入った時に事故に遭い、大手術の1ヵ月後に目が覚めたらイケメンになっていたという話。
実はイケメンになったわけではなく、イケメンに見えると勘違いして周りを驚かせるのです。
パク・ソルミさんは、イケメンになったと勘違いしているシン・ヒョンジュンさん演じるノ・ミナムが仕事で美容室の潜入捜査を行うのですが、その美容室のオーナーで重要人物となります。来年の作品出演の予定はまだ決まっていないようですよ。
イ・へウン(コン・ジンスク)
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イ・へウンさんは、ユジンの高校時代の同級生でチェリンが運営しているブティックで働いているコン・ジンスクの役を務めました。
『冬のソナタ』の出演後も1年に1、2本のペースでドラマや映画に出演していましたが、2019年、2020年の出演はなく全体的に情報がありません。
そして、2021年に芸能活動を再開したようでドラマ『このエリアのクレイジーX』で助演を務め、今年2022年のドラマ『キルヒール』にも出演していたイ・へウンさん。
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自身のインスタグラムには日々の暮らしの画像を投稿したり、息子さんや家族の画像も多かったです。
リュ・スンス(コン・ヨングク)
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サンヒョクとは高校時代からの親友で動物病院の獣医のコン・ヨングクを務めたのは、リュ・スンスさん。『冬のソナタ』がドラマ初出演作で、映画俳優として活躍していたリュ・スンスさんはこちらのドラマを機にテレビでの活動も増えたのです。
現在も変わらず、映画やドラマに出演し活動しているリュ・スンスさんですが、助演で出演した2022年のコメディ映画『6/45』も話題になりました。
こちらの映画は、偶然拾った宝くじが1位に当選していて57億ウォンが手に入るはずだったのですが、風に飛ばされ国境を越えて北朝鮮に飛んでしまい、韓国軍と北朝鮮軍の激しいバトルがおもしろおかしく繰り広げられる物語なんです。
ベトナムでも放映されたのですが、韓国映画史上最高の興行成績だったのだとか。ドラマ『最愛の敵~王たる宿命~』にも出演し活躍していたんですよ。
まとめ
2002年のドラマ『冬のソナタ』の出演者の現在をご紹介しましたが、みなさんいかがでしたか?
日本でもかなり大ヒットしたドラマではありますが、まだ視聴されていない方もいるのではないかと思いますので、あらすじを読んで少しでも興味がわいて頂けたら是非、ご覧になってみてください。
現在は落ち着いてしまい、昔ほど活発に活動していない俳優のみなさんが多いのかなと感じましたが、パク・ヨンハさんに関しては本当に残念でしかありませんね。全く活動をしていない訳ではありませんので、今後のみなさんの活躍も応援していきましょう。