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【BTS事務所】HYBEがSM買収を中止!その理由は?

BTSの所属事務所である「HYBE」は、今や韓国で一番影響力のある会社とも言われていますよね。そんな「HYBE」が大手芸能事務所の「SMエンターテインメント」を、買収するというニュースが報道されました。

今回は「【BTS事務所】HYBEがSM買収を中止!」をお届けします。HYBEがSMエンターテインメントを買収すると世間を騒がせていましたが、なんと買収計画を中止しました。一体どんな理由で買収を中止することになったのでしょうか・・・?

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HYBEがSM買収を中止することを発表

BTSが所属することで有名な「HYBE」が、「SMエンターテインメント」の買収を中止することが明らかになりました。

HYBEは2023年2月10日に、SMエンターテインメントの元総括プロデューサー「 イ・スマン」氏が保有するSMの株式を買収する契約を締結したことを発表。

公開買収を進め、順調に進むと思われましたが、「Kakao」と「Kakaoエンターテインメント」の追加公開買収で競争構図が深刻化・・・。

HYBEはSMエンターテインメント買収のために、提示しなければならない価格が適正範囲を越えたと判断し手続きを中断することになったとのこと。

また中断するきっかけになったのは、HYBEの株主価値にも否定的な影響を及ぼしかねないという点も考慮されたとも明かされていました。

SMエンターテインメントはHYBEからの発表を受け、SM経営権買収の中止決定を尊重するとコメント。

「株主、従業員、ファン、アーティストに約束したSM3.0の戦略を計画通り迅速に進め、『ファンと株主中心のグローバルエンターテインメント会社への跳躍』というビジョンを必ず実現する」と、伝えられました。

続いてKakaoも「HYBE、SMとそれぞれ肯定的な影響を与え合っているパートナーとしてK-POPやK-CULTUREの向上のためにも多様な協力関係を続けていくことにした」と説明し、積極的に協力していくとコメント。

こうしてHYBEのSMエンターテインメントを買収するという計画は、白紙となり幕を閉じたのです。

なぜ買収しようとしていた?

HYBEが買収しようとしていたSMエンターテインメントは、韓国の3大芸能事務所のひとつです。3大芸能事務所である、SMエンターテインメント・JYPエンターテインメント・YGエンターテインメントの名前を、一度は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

3大芸能事務所の中でも「SM帝国」との異名があるSMエンターテインメントは、組織的かつ戦略的なアイドル歌手の発掘・育成・宣伝体制を確立し、未成熟であった韓国のティーンエイジャー向け音楽市場を開拓した先駆者です。

そんな大手であるSMエンターテインメントを、HYBEはなぜ買収しようとしていたのでしょうか?HYBEの代表である「パン・ヒショク」氏が、米CNNとのインタビューでその理由を明かしていました。

「K-POPの人気が一時的である可能性を懸念しSMの引受を決めた」と話し、「K-POPの成長率を見ると、現在低迷していることが明確だ。BTSの入隊による一時的な現象だといいが、これに対する懸念があるため、このまま放置するのは危険かもしれない」

と、K-POPが世界の音楽市場で占める割合は高くはないと強調。

また「HYBEがK-POP界を独占しているのではないか?」という世間からの声に「僕たちが業界を全て手に入れようとしているという意見は訂正しなければならない。間違った情報が世間に広まっている」と反論もしていましたよね。

いくらHYBEやSMエンターテインメントが、人気アーティストを多数抱えているからといっても、売り上げを独占しているとは言い難いことも述べられていました。

さらにパン・ヒショク氏は、敵対心を持ってSMエンターテインメントを買収するのではないとキッパリ否定。「そのような報道は話題作りだろう」と、冷静に捉えているようでした。

加えてパン・ヒショク氏は、BTSの今後のプランについても言及。2018年からBTSメンバーたちと入隊について話していたというパン・ヒショク氏は「いつまでも今のBTSとして残ることはできない。入隊をキャリアの転換期にするために準備した」と明かしていました。

このインタビューでパン・ヒショク氏は「HYBEはアーティストの自律性を尊重する」と話していたので、入隊に関してもメンバーたちの意見を聞き入れたことが伺えます。これからもパン・ヒショク氏には、BTSメンバーの良き理解者でいてほしいですよね♪

SMファンが反対!トラックデモを展開

SMエンターテインメントの買収に乗り出したHYBEに対し、SMの一部のファンたちがHYBEの社屋前で、買収に反対するデモを行いました。

HYBEの社屋前にはトラックが到着し、乗せられたモニターには買収を目指すHYBEに対しての、非難の声が掲示されていたのです。

そこには「HYBE独占に反対するSMファン一同、私たちはHYBEのないSMを支持する」「SMを飲み込んで独寡占してK-POPを台無しにするな」「独寡占は文化破壊」「イ・スマンに100億ウォンを使う狂った会社HYBE」との文が。

デモを主催した人物は「SM3.0アーティスト/ファン計画関連映像を見て、私たちが本当に望んでいたことをSM3.0で成し遂げられると思って応援したかった」「HYBEが独立性を保障するとは言っているが、引き続き良くない記事が出るのを見て心を固めた」

と、トラックデモをした経緯について、韓国のマスコミへメールを送っていたのだとか。また現地でインタビューに応じたファンは「アーティストに関連した論議もファンと共にするべきと思うのですが、ファンをどのように考えているのか」と不満を漏らす場面も。

しかしこのデモを見た他のSMファンたちは、「やりすぎでは?ファンが会社の経営に意見するものではない」「こういうデモをすると、SMファンのイメージが下がるからやめてほしい」との厳しい意見も挙がっていました。

またSMエンターテインメントを反対しているのは、ファンだけではありません。SMエンターテインメントの社員208人で構成された「SM平社員協議体」が、声明文を発表したのです。

SM平社員協議体は「イ・スマンは自身の不法、脱税行為が明らかになる危機に置かれると、本人が貶めていたライバル会社に保有株式を売却して逃げた」と指摘。

「イ・ソンス、タク・ヨンジュン共同代表の反省とSM3.0マルチプロデューシング計画に対して、積極的な支持と応援を送る」とし、現経営陣を支持する考えであることを明かしたのです。

前総括プロデューサーのイ・スマンと、現経営陣との対立は根深く、今回の買収問題でさらに悪化した模様。ファンの私たちは、会社の経営に介入することはできません。しかしアーティストたちが、会社の問題に振り回されていないかが一番気になることですよね。

HYBEとSMエンターテインメントのアーティストたちが、気持ちよく活動できることを願うばかりです・・・!

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はBTSの所属事務所であるHYBEと、SMエンターテインメントとの「買収問題」についてご紹介しました。韓国国内だけではなく世界中でニュースとなった、HYBEのSMエンターテインメント買収計画。

当初から「SMエンターテインメント買収」に否定的な声も多く、株主価値にも影響が及びかねないとのことで買収を中止することとなりました。

しかしHYBEもSMエンターテインメントのどちらも韓国が誇る大手企業なので、これからもお互い高め合いK-POP界を引っ張っていってほしいですよね♪

またこの「買収問題」がBTSを含め、所属アーティストたちの活動に影響が出ないことを祈ります!

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