これまでイ・ビョンフン監督作品常連の女優さんと俳優さんを何人か紹介してきましたが、今回はその続編となります。
韓国時代劇を見ていると、どこかで見たことがある俳優さんが数多く出演していることに驚きますが、顔馴染みの俳優さんが出演しているだけでどこかホッとすることってありますよね?
【イ・ビョンフン軍団】イ・ビョンフン監督作品に常連の韓国俳優5選part2
前回同様、一度は見たことがある俳優さんたちばかりだと思います。
今回もイ・ビョンフン監督作品の常連俳優たちを紹介していきます!
チ・サンリョル
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— ぱぱぱ (@haruharujupiter) October 1, 2020
韓国でコメディアンや司会者として活躍しているイメージのチ・サンリョルさんですが、人気バラエティ番組「X-Man」や「一泊二日」などでMCをする一方で、俳優という一面も持っています。
実はイ・ビョンフン監督作品である「宮廷女官チャングムの誓い」では、内医院(ネイウォン)の医務官チョ・チボク役として出演し、チャングムのことを最初は見下していましたが、チャングムに好意を寄せたことで肩を持つようになります。
親のコネで医務官となったためか実力はたいしたことなく、毎日遅刻するのに定時に帰ろうとしたり、いいわけがうまくお調子者というコミカルなキャラクターです。
そんなコミカルな演技がウリのチ・サンリョルさんは、「イ・サン」では図画署(トファソ)署員として登場します。
ヒロイン・ソンヨンが図画署で働けるようにした人物であり、内職で春画を描いているというユニークなキャラクターです。
この人物も口が軽い陽気な人物で、悪知恵を働かせ自分よりも絵を描くのが上手いソンヨンに仕事を手伝わせ、自分は春画を描いて小遣いを稼いでいます。
はじめはソンヨンをうまく利用しようとしていただけでしたが、実はソンヨンを陰ながら支えており、妹のように見守ってきた名脇役の1人です。
コミカルな演技が上手いのはコメディアンならではのものですかね。
イ・スンジェ
グランフロント大阪
大阪人やのに初めて足を踏み入れたわ〜🤣🤣🤣
大阪韓国映画際 スンジェ先生の[ロマン]観て
トークショー参加さてきました〜😊#大阪韓国映画際2019 #イ・スンジェ #トークショー #이순재 #グランフロント大阪 pic.twitter.com/AnNUAoy6FR— や。 (@LeeSeojin1125) November 24, 2019
イ・スンジェさんといえば、ここで紹介するまでもない韓国ドラマを見ている方なら誰もが御存知の人物でしょう!
時代劇では王や重鎮役として登場し、現代劇では会長役として登場することが多いイ・スンジェさんは、これまで数多くの作品でそういった重要な役を演じてきました。
俳優歴は70年近いもので、韓国で現役活動中の最高齢俳優の1人としても知られています。
そんな重鎮俳優イ・スンジェさんも、イ・ビョンフン監督作品の常連であり「ホジュン〜宮廷医官への道〜」「商道(サンド)」「イ・サン」「馬医(バイ)」に出演しています。
過去にホジュン役を演じたこともあるイ・スンジェさんは、「ホジュン」ではホジュンの師匠ユ・ウィテ役を演じ、ホジュンが心医へと至る指針を示しました。
「商道」ではヒロイン・タニョンの父で松商の大房パク・チュミョン役を演じ、金儲けのための手段を問わない冷徹な商人として主人公から敵視されます。
「イ・サン」ではイ・サンの祖父で朝鮮王朝第21代王英祖(ヨンジョ)役を演じ、イ・スンジェさんの代表作の1つに数えられています。
英祖といえば歴代の朝鮮王朝の中で最も在位期間が長く最も長生きした君主であり、息子の思悼(サド)世子を死に追いやった“米びつ事件”でも知られた王です。
「トンイ」の息子ヨニン君の将来の姿としてもおなじみですね!
ドラマの序盤では孫のイ・サンを次の王にすべく厳しくも期待を込めて成長を見守っていましたが、一方で息子を死に至らしめたことが心のしこりとなっており、王として父として様々なことに苦悩する姿が表現されています。
「馬医」では恵民署(ヘミンソ)の署長コ・ジュマン役を演じています。
人に対して医療を行なう医官を指導する立場であり、医療現場の腐敗を正そうとする公正な人物でもあります。
主人公の才能を見抜き、師匠として指導します。
このようにイ・スンジェさんは、どの作品でも重要な役として登場しドラマに重厚さを与えている、イ・ビョンフン監督作品には欠かせない俳優なんです!
イ・ビョンシク
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イ・ビョンシクさんは数多くの作品に名も無い役柄で出演している有名脇役です。
医師、弁護士、裁判長、校長、理事といった役で登場することが多く、正に名前は知らないけれどどこかで見たことある俳優さんの代表格と言えるかもしれません。
そんなイ・ビョンシクさんは、「ホジュン」ではホジュンが治療した役人、「商道」では悪徳商人、「薯童謡(ソドンヨ)」ではチン師族長、「イ・サン」では老論派の1人、「トンイ」では王妃の主治医として出演しています。
どれも特に重要な役ではありませんが、そんな反面どの作品を見ても出演していると思うほど多作な俳優さんです。
ハン・サンジン
😡ハン・サンジン、YGヤン・ヒョンソクねらって「500万ウォンのハイブランドバックをプレゼント? どうか常識のとおり生きよう」一針 https://t.co/erSjh37dZO#ハン・サンジン #YG #ヤン・ヒョンソク #한상진 #양현석 pic.twitter.com/GV0Fkwq324
— innolife(イノライフ) (@innolifenet) May 29, 2019
ハン・サンジンさんといえば、現代劇では大会社のエリートや財閥の御曹司、時代劇では権力者役を演じ、主人公と敵対する悪役を演じるイメージが強い俳優として知られています。
今回紹介するイ・ビョンフン監督作品以外にも、「根の深い木」「六龍が飛ぶ」「ヘチ 王座への道」「禁婚令、朝鮮婚姻禁止令」などの時代劇作品に出演し、その多くで悪役を演じているのですが、実は「イ・サン」ではイ・サンの頼もしい側近ホン・グギョン役を演じ人気となった方なんです。
ホン・グギョンはイ・サンがまだ世孫だった頃から支えていた最側近で、イ・サンの友人であるパク・テスが武官になるための科挙の試験を受ける際にも協力し合格させた参謀的存在だったんです。
このように最初は政治的手腕を発揮してイ・サンを助けた有能な人物でしたが、成果を上げていくとともに権力も手にするようになり、最後にはイ・サンを裏切り失脚することになります。
最初は悪役ではなかったものの、権力が人を変えてしまったという典型的な人物で、この人が変わっていく様をわずか30歳で見事に表現したハン・サンジンさんは高く評価されました。
その後も、「馬医」では朝鮮王朝18代王・顕宗(ヒョンジョン)役を演じ、2つの勢力の板挟みとなり苦悩する心優しき王というホン・グギョンとは違ったタイプの難役にも挑戦しています。
ナ・ソンギュン
この人も常連、ナ・ソンギュンさん。今回も重臣役ですね。 #馬医 pic.twitter.com/28zyvfyqPY
— ひろぱげ (@hiropage) September 1, 2013
最後に紹介するナ・ソンギュンさんは、大河ドラマ「共和国」シリーズや「朝鮮王朝五百年」シリーズ、そしてイ・ビョンフン監督作品などに出演している俳優です。
1968年に声優としてデビューされているので、これ以外の活動を多くされているのかもしれませんが、日本ではイ・ビョンフン監督作品に多く出演している俳優さんというイメージが強いと思います。
出演作品は「ホジュン」「商道」「チャングムの誓い」「ソドンヨ」「イ・サン」「トンイ」「馬医(バイ)」「オクニョ運命の女(ひと)」とイ・ビョンフン監督作品にレギュラー出演しており、赤い韓服姿のイメージが強いベテラン俳優です。
「ホジュン」ではイ・スンジェさん演じるウィテの使用人、「商道」ではナプチョンの鍮器(ユギ)場の主、「チャングムの誓い」では大臣オ・ギョモの手下、「ソドンヨ」では新羅の王族達サテッキルの父親、「イ・サン」ではイ・サンの大叔父、
「トンイ」では西人派の重臣、「馬医」では重臣パク・ジュピョン、「オクニョ」では官僚ファン・ジマン役として出演と、イ・ビョンシクさんと同様に名前は知らないけれどどこかで見たことある俳優として出演しています。
簡単に説明するなら脇役俳優なんですが、コミカルな表情とふくよかな体型もあり、一度見たら忘れられない俳優さんという印象が強いですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
前回と比べると脇役な方も多かったですが、イ・スンジェさんはメインキャラばかり演じる名優ですし、ハン・サンジンさんもメインとなる悪役などを演じる実力派俳優ですよね。
とはいえ、その他の俳優さんも韓国ドラマ好きなら一度は見たことのある方ばかりでしたね。
特に脇役とはいえコミカルなキャラクターは印象が強く、登場シーンが少なくても覚えているものですね!