韓流

【イ・ビョンフン軍団】イ・ビョンフン監督作品に常連の韓国俳優5選

時代劇には数多くのキャストが出演しています。

韓国の時代劇は宮廷が舞台となる作品が多いため、大臣クラスや武官、役人役としてベテラン俳優が数多く出演しているのも特徴です。

日本と比べると時代劇作品が数多く作られている韓国では、同じ俳優さんが様々な作品に出演していることも多々あり、名前は知らないけれど顔は見たことある!というのが韓国ドラマあるあるの1つでもあります。

そこで今回は、イ・ビョンフン監督作品の常連俳優をご紹介していきます。

【イ・ビョンフン軍団】イ・ビョンフン監督作品に常連の韓国女優韓国時代劇を見ていると、どこかで見かけたことがある俳優さんたちが度々登場することがよくあります。 それは王様や大臣クラスの役を演じ...

イ・ビョンフン監督作品に常連の韓国俳優5選

ヒット作ばかりで日本での人気も高いイ・ビョンフン作品には、イ・ビョンフン組と呼ばれるような常連俳優も沢山いるんです。

今回は、イ・ビョンフン監督作品の常連俳優の中でも特に有名な方々を何人か紹介していきたいと思います。

メン・サンフン

最初に紹介するのは80年代より活躍するベテラン俳優メン・サンフンさんです。

これまでに現代劇・時代劇問わず数多くの作品に出演しており、現代劇では主人公などの父親役として出演していることが多く、顔を知っているという方も多いかと思います。

現代劇では人の良いおじさんといった印象がありますが、時代劇では庶民から両班、官吏に武官など幅広く演じています。

髭があるなしでもかなり印象が違いますよね!

そんなメン・サンフンさんは、「ホジュン〜宮廷医官への道〜」「商道(サンド)」「宮廷女官チャングムの誓い」「薯童謠ソドンヨ」「イ・サン」「トンイ」「馬医」「オクニョ運命の女」と、

「ホジュン」以降のイ・ビョンフン監督作品全てに出演しているだけでなく、「朝鮮王朝五百年」シリーズという1983年から90年までに全11作品放送された時代劇ドラマの「壬辰倭乱」「大院君」にも出演していたイ・ビョンフン監督作品には欠かせないおなじみの俳優さんなんです!

「ホジュン〜宮廷医官への道〜」ではホジュンと同じ医官で良き仲間、「商道」では松商(ソンサン)の大行首、そして「チャングムの誓い」では内医院(ネイウォン)の医務官チョ・ウンベク役として日本でも知られることとなります。

その後も「ソドンヨ」では威徳王の側近、「イ・サン」では正祖(チョンジョ)の側近である内侍府(ネシブ)の内侍長、「トンイ」ではトンイの息子延礽君(ヨニングン)を秘かに教育する師・雲鶴(ウナク)、「馬医」では少年時代の主人公に読み書きを教える宮廷の元役人、「オクニョ」では悪女チョン・ナンジョンの兄役として出演しています。

このように毎回出演し、端役やゲスト出演などではなく、主人公と関わることも多い位置にいるため視聴者側も自然と顔を覚えてしまいます。

これぞ名バイプレイヤーです!

イム・ヒョンシク

https://korea.kaigai-drama-board.com/posts/262?p=5

続いて紹介するイム・ヒョンシクさんもメン・サンフンさんと同様にイ・ビョンフン監督作品の常連として有名な俳優です。

俳優デビューは1969年からと早いのですが、下積み時代が長く90年代頃より役名を貰えるようになります。

この方も時代劇だけでなく現代劇にも数多く出演している名バイプレイヤーですが、なんとイ・ビョンフン監督とはMBC同期入社だそうで、そんな縁もあってからか

「ホジュン〜宮廷医官への道〜」「商道(サンド)」「チャングムの誓い」「ソドンヨ」「イ・サン」に出演し、真面目なキャラクターの多いメン・サンフンさんとは違いお調子者役を演じていることが多いですね。

「ホジュン〜宮廷医官への道〜」では主人公ホジュンの師匠ユ・ウィテの使用人、「商道」には2話のみのゲスト出演、「チャングムの誓い」ではチャングムの養父“ドックおじさん”ことカン・ドック役として出演し日本でも人気のキャラクターとなります!

このドックおじさんは「チャングムの誓い」には欠かせない名脇役で、チャングムを溺愛する酒好きな料理人という愛すべきキャラクターは、イム・ヒョンシクさんの代表作とも呼べるものとなりました。

韓国では“アドリブの皇帝”と呼ばれているイム・ヒョンシクさんはコミカルなキャラクターに扮することが多く、「ソドンヨ」では百済の陶器工、そして「イ・サン」には春画の天才イ・チョンの師ウンダム役として出演しています。

イ・ビョンフン監督作品以外では様々な役を演じていますが、イ・ビョンフン監督作品では高官や武官といった堅苦しい役ではなく、庶民的なキャラクターとして登場し視聴者を楽しませてくれます!

イ・ヒド

イ・ヒドさんもユニークなキャラクターを演じることが多いベテラン俳優です。

現代劇や時代劇を問わず、父親や社長役、どこか憎めない小悪党として登場していることが多く、この方も一度は顔を見たことがある俳優さんだと思います。

そんなイ・ヒドさんも「ホジュン〜宮廷医官への道〜」「商道(サンド)」「チャングムの誓い」「ソドンヨ」「イ・サン」「トンイ」「馬医」「オクニョ 運命の女」に出演とイ・ビョンフン監督作品には欠かせない俳優となっています。

「チャングムの誓い」では悪役として登場しましたが、「ホジュン〜宮廷医官への道」ではホジュンを支える弟分、「商道」では湾商の商人、

「ソドンヨ」では威徳王の甥プヨソンの側近、「オクニョ 運命の女」ではユン・テウォンを引き立てた商団の大行首役として出演するなど、常に主人公たちと近い役柄を演じてきました。

そんな中でも特に印象が強いのはイ・ヒドさんが主人公の父親的役柄を演じた作品です。

「イ・サン」ではメインキャラの1人であるパク・テスの叔父役として出演し子供時代のテスとヒロイン・ソンヨンの面倒を見て育て、二人が大人になり都へ戻っても一緒に暮らした二人にとって養父のようなキャラクターでした。

そして「トンイ」でも掌楽院の直長ファン・ジュシク役として序盤から出演し、相棒ヨンダル役のイ・グァンスさんとのコミカルなやり取りを披露していましたが、

実は兵士に追いかけられていたトンイを救い宮殿で働かせ、出世していくトンイをその後も見守り続けた父親的立ち位置のキャラクターなんです。

さらに「馬医」では主人公の命の恩人であり、馬医の師匠ともなった父親のような存在を演じました。

このようにイ・ヒドさんは、イ・ビョンフン監督作品にとって欠かせない俳優なんですね。

チョ・ギョンファン

惜しくも2012年10月13日に肝臓ガンにより亡くなったチョ・ギョンファンさんも、「ホジュン〜宮廷医官への道〜」「チャングムの誓い」「イ・サン」といったイ・ビョンフン監督作品に出演していました。

俳優として40年以上のキャリアを誇り日本では韓国ドラマの名バイプレイヤーとして知られていますが、韓国では有名な刑事ドラマ「捜査班長」や「砂時計」「初恋」といった高視聴率ドラマにも出演したスター俳優として有名な方です。

「ホジュン〜宮廷医官への道〜」ではホジュンを警戒する御医役として、「チャングムの誓い」ではチャングムたちと敵対するチェ一族に便宜を図る大臣役、そして「イ・サン」ではイ・サンと対立関係にあたる“老論(ノロン)派”の重鎮、吏曹判書(イジョパンソ)役を演じています。

この他にも有名ドラマに多数出演しているため、名前を知らなかった方も、顔は知っているのではないでしょうか

シン・グク

最後に紹介するシン・グクさんも「ホジュン〜宮廷医官への道〜」「商道(サンド)」「チャングムの誓い」「ソドンヨ」「イ・サン」「トンイ」「馬医」「オクニョ 運命の女」に出演するイ・ビョンフン監督作品のレギュラー俳優です。

「ホジュン〜宮廷医官への道〜」ではイム・ヒョンシクさんと共にホジュンの師匠のユ・ウィテの使用人、「商道(サンド)」では湾商の船団大行首、「チャングムの誓い」ではチャングムを評価・支持する内侍府の長官、

「ソドンヨ」では百済の医術士、「イ・サン」では図画署の署長、「トンイ」では都承旨(トスンジ)、「馬医」では恵民署の教授、そして「オクニョ 運命の女」では平市署の長官役として出演しています。

このようにイ・ビョンフン監督作品にレギュラー出演していたシン・グクさんですが、2020年8月29日に72歳で死去されました。

4、5年間、ルー・ゲーリック病(ALS)で闘病してきたというシン・グクさんは、「オクニョ 運命の女」出演時にはかなり痩せられていた印象でしたが持病があったんですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

大臣役として出演している方は、皆さん同じ衣装と髭面なのでどの時代劇を見ても似通っている印象がありましたが、今回紹介した方々は皆さん印象的で、主人公とも絡む重要なキャラクターを演じていた方が多かったですね!

【外れなし】韓国時代劇の巨匠イ・ビョンフン監督の作品6選2025年に韓国で放送予定のドラマ「女医 大長今(チャングム)」(仮題)が、有名韓国時代劇「宮廷女官チャングムの誓い」の続編ではないのか...