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【外れなし】韓国時代劇の巨匠イ・ビョンフン監督の作品6選

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2025年に韓国で放送予定のドラマ「女医 大長今（チャングム）」（仮題）が、有名韓国時代劇「宮廷女官チャングムの誓い」の続編ではないのか！？と現在話題となっていますが、これは続編でもスピンオフ作品でもなく全く違うドラマだと言われています。

ではなぜそんな誤解が生まれたのかというと、この作品に「宮廷女官チャングムの誓い」で主演を務めたイ・ヨンエさんが出演するということから続編という認識が強まったようなんです。

それほど「チャングム」＝「イ・ヨンエ」というイメージが強いのですが、そんな超有名作品を手掛けたのが今回紹介するイ・ビョンフン監督です。

今回は、そんなイ・ビョンフン監督作品についてご紹介していきます。

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韓国時代劇の巨匠イ・ビョンフン監督の作品6選

韓国時代劇の巨匠としてネームバリュー抜群なイ・ビョンフン監督はこれまでどのような作品を手掛けてきたのでしょうか。

韓国時代劇ファンでなくとも一度は耳にしたことがある作品ばかりですが、今回はその中でも特に有名な6作品について紹介していきます！

イ・ビョンフン監督の作品

作品の紹介の前に、イ・ビョンフン監督について少し紹介していきます。

イ・ビョンフン監督は1944年10月14日生まれのドラマ監督です。

ソウル大学や漢陽大学院を経て1970年にMBCに入社し、80年代からドラマ監督として活動しています。

そんなイ・ビョンフン監督の名が広く知られるようになったのは1999年の「ホジュン　宮廷医官への道」からで、この作品で時代劇史上最高の視聴率を獲得し、のちに韓国時代劇の巨匠と呼ばれるようになります。

これ以前にも、監修として参加した「大王の道」や7年以上も放送されたテレビドラマシリーズ「朝鮮王朝五百年」に携わっていますが、アジア全域に韓国時代劇を知らしめたのは「ホジュン　宮廷医官への道」以降となります。

トンイ

2010年制作。ハン・ヒョジュさん、チ・ジニさん、イ・ソヨンさん共演のこのドラマは、イ・ビョンフン監督作品の中でも特に人気の高い作品です。

平均視聴率24.5%、最高視聴率33.1%を記録した大ヒット作であり、ハン・ヒョジュさんを国民的女優へと押し上げた作品としても知られ、最下層出身の女性トンイがのちに王の側室となったという史実を元にしたドラマになっています。

王との運命的な出会いと王宮内で出世していく展開は正にシンデレラストーリーです！

そして王妃やトンイを追い詰めようと陰謀を巡らす勢力との権力闘争や人間模様、その中心にいる悪女として名高い張禧嬪（チャン・ヒビン）との対立、さらにのちの王・英祖（ヨンジョ）の生母としてのトンイの苦悩など、これぞ韓国時代劇という要素がすべて詰まっています。

トンイ役のハン・ヒョジュさんは撮影当初演技力に不安があったそうですが、監督直々の演技指導もあり撮影が進むごとに演技力が高まり、その結果数多くの演技賞を受賞しました。

トンイの明るくて愛着の持てるキャラクターもあって、時代劇としてはかなり見やすくなっているので、それが日本で人気の要因だと思いますね！

ホジュン―宮廷医官への道―

1999年制作。当時無名だったチョン・グァンリョルさんを主演に抜擢し国民的俳優へと押し上げた韓国時代劇史上最高視聴率を獲得した作品です。

その視聴率は最高63.7%という驚異的なもので、韓国ドラマ全体でも3位の成績になります。

そんな本作は、朝鮮時代に実在した名医ホジュンが、身分の低い愛人の子として生まれたことで犯罪に手を染めながらも、やがて改心し医術に人生を捧げていく波乱万丈な人生を描いた感動の医療ヒューマンドラマになっています。

母親や愛する女性ダヒ共々都を追放されたホジュンは、ある村で名医と出会ったことで運命が変わり、次第に人を憐れむ心を持った医師「心医（しんい）」を目指すようになっていきます。

そして、宮廷医官から王室の御医にまでなるというホジュンの出世ドラマでもあります。さらに、愛する女性ダヒとのロマンスも見逃せません！

イ・サン

2007年制作。イ・ソジンさん、ハン・ジミンさん主演のイ・サンは、イ・ビョンフン監督作品の中でも「トンイ」と並び人気の高い作品です。

王と女官のロマンスや、のちに王の側室になるという展開はトンイと同様なのでトンイが好きなら必見の作品だと思います。

実は韓国での視聴率は平均26.4%、最高38.9%とイ・サンの方が高く、ヒロイン役のハン・ジミンさんは本作でトップ女優の仲間入りを果たします。

トンイとの違いはといえば、タイトルにもあるようにイ・サンという男性目線のドラマになっている点でしょうか。

幼い頃に父を派閥争いの末に失ったイ・サンの波乱万丈な人生を描き、祖父である王から教育されながら王となるべく成長していきます。

一方でイ・サンの父を落し入れた黒幕との対決や定番の権力闘争などもあり、ハン・ジミンさん演じるヒロインとのロマンスや友情ドラマもみどころとなります。

オクニョ　運命の女（ひと）

2016年制作。これまでイ・ビョンフン監督は、実在した人物をもとにフィクションを交えて描いてきましたが、このオクニョは架空の人物を主人公に実在した人物や歴史を踏まえたエンタメ的時代劇となっています。

その主人公に選ばれたのがチン・セヨンさんであり、この作品以前にも活躍してきたチン・セヨンさんの知名度を一般層まで広めたのが本作です。

本作にはチョン・ナンジョンという朝鮮三大悪女の1人が登場するのですが、若き王よりも大妃やその弟、そしてその側室であるチョン・ナンジョンが権勢を誇った時代を舞台としており、

そんな時代に監獄で生まれ育った女性オクニョが、母の死の真相を探るうちに大きな陰謀に巻き込まれていくという展開になっています。

明るく利発な少女が成長していく展開は、これまでのイ・ビョンフン監督作品と同様ですが、このオクニョという女性はただ賢いだけでなく武術も優れ、体深人（チェタミン）と呼ばれる密偵としても活躍するというキャラクターです。

なので、これまでのような権力闘争とロマンスだけでなく、ヒロインのアクションも楽しめるという作品になっていて、個人的にはこれがイ・ビョンフン作品の中で一番好みかもしれません。

お決まりの時代劇展開を外した作品が見たいならこれ！そして、本作が現時点でのイ・ビョンフン監督の最新作なんですが、もう80歳なので流石に新作は期待できませんかねぇ…。

商道（サンド）

2001年制作。累計発行部数500万部超えという歴史小説を原作としたイ・ジェリョンさん主演による歴史ヒューマンドラマです。

イ・ビョンフン監督作品の中では地味な部類ですが、実在した大商人イム・サンオクの生涯を描いたドラマで、原作が韓国のビジネスマンにとってのバイブルと言われるだけあって、この作品には商売とは何か、成功する秘訣とは、といったものが詰め込まれています。

とはいえ、主人公は濡れ衣を着せられ奴隷にさせられたり、そこから復讐心を抱きながら成り上がったり、復讐相手の娘と恋に落ちたりといったドラマチックな展開もしっかりと盛り込まれているんです。

ヒロイン・タニョン役にキム・ヒョンジュさん、復讐相手にイ・スンジェさん、客主の親方にチョン・ボソクさん、主人公の元主人にパク・イナンさんなど、キャストが豪華かつ実力派揃いなのも特徴です。

そして、王宮内での権力闘争や、身分差の恋といった時代劇定番の内容でないのも新鮮です！

宮廷女官チャングムの誓い

最後に紹介するのは、日本で韓国時代劇ブームが起こるきっかけとなった2003年制作の「宮廷女官チャングムの誓い」です。

当時既に韓国の大女優だったイ・ヨンエさんがアジアの大女優となった作品であり、本作が韓国時代劇としてはじめて世界で放映された作品でもあります。

「トンイ」にも出演するチ・ジニさんが相手役を務めたこの作品は、「ホジュン　宮廷医官への道」には及ばないものの平均視聴率45.8%、最高視聴率57.8%という大ヒットとなり、韓国時代劇と聞いてまず思い浮かぶのはこれ！という人も多い代名詞的作品としても知られています。

その内容は、権力闘争に巻き込まれて両親を失ったチャングムが、母と同じ宮中の料理を担当する女官見習いとなり、師匠やライバルたちと共に努力を続け成長していく料理ドラマであり、

後半からは女医として宮中に戻り、そののち女性でありながら王の主治医にまでなるというサクセスストーリーとなっています。

どんな困難にあっても自分を信じる強さを持ったチャングムのキャラクターに惹かれ勇気を貰える名作です！

まとめ

いかがでしたでしょうか？

この他にも、「ホジュン　宮廷医官への道」や「チャングムの誓い」に次ぐ歴史医療ドラマ「馬医（ばい）」や、百済を舞台とした歴史ロマン大作「薯童謠（ソドンヨ）」などもあり、どれもが視聴率20%超えというヒット作なんです。

これらイ・ビョンフン監督作品は日本で何度も再放送されているほど人気が高く、特に上記の6作品については放送局を変え毎年のように放送されていたりもしますので、今回気になった作品があれば是非ご覧になってみて下さい。

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