2022年4月3日(現地時間)に第64回グラミー賞で最優秀ポップデュオ/グループ・パフォーマンス部門にノミネートされ「Butter」をパフォーマンスしたBTS。しかし前回に続きまたしても受賞を逃してしまいました・・・。
そこで今回は「BTSがグラミー賞を取れない理由は?受賞を逃したメンバーの声は?」の考察をお届けします。
BTSのようにどれだけ世界中で大人気でも、3大音楽賞のひとつのグラミー賞を受賞するのは至難の業だということが分かりました。
BTSがグラミー賞を2連続で逃す
前回の第63回グラミー賞で「Dynamite」が最優秀ポップデュオ/グループパフォーマンス部門に初ノミネート。しかし惜しくも受賞を逃しBTSメンバーもARMY達も落胆したのが記憶に新しいですよね・・・。
そして今回第64回グラミー賞に「Butter」が再び最優秀ポップデュオ/グループパフォーマンス部門にノミネートされ、念願の現地ラスベガスで初パフォーマンス!しかし今回も受賞を逃し同賞はドージャ・キャット feat. シザ「Kiss Me More」に。
発表の瞬間とても印象的だったのが、手で顔を覆い緊張しているSUGAの姿で、結果を聞いた瞬間は落胆した表情を見せていましたがメンバーのジミンと肩を抱き合いすぐに笑顔になり、受賞したドジャー・キャットに拍手を送っていました。
発表直前の、顔を覆ってるユンギさん、緊張でじっとしていられないナムさん。そして発表直後のジンさんの仕草から、バンタンのグラミーへの強い想いが見える。
バンタンの夢が続く限り、ARMYの夢も続く。(2022グラミー賞)#BTS #GRAMMYs #BTSxGrammys pic.twitter.com/1R9h0k69V8— ARchive (@ARchive_2013613) April 4, 2022
グループのプロデューサーと呼ばれ多くの楽曲に携わってきたSUGAは、人一倍グラミー賞に思い入れが強かったのかもしれませんね。今回も受賞は叶わなかったですが、BTSのスパイ映画を思わせる圧巻のステージは大きな注目を集めました。
中盤のダンスブレイクではジャケットを使った独創的なパフォーマンスを見せ、グラミー賞ならではの特別なステージに。
左手を負傷しているジンがそこに参加できなかったのは残念でしたが、J-HOPE・ジョングクの相次ぐ新型コロナウイルス感染により全員での参加が叶わないのではないかと言われていたことを思うと、こうして7人でパフォーマンスできたことは奇跡ではないでしょうか。
BTSがグラミー賞を取れない理由は?
BTSがノミネートされた最優秀ポップデュオ/グループパフォーマンス部門の楽曲中、最大のヒット曲は「Butter」です。ビルボード「Hot 100」で10週連続で1位を獲得し、シングルの年間最多枚数を売り上げました。
The #HotTrendingSongs, powered by Twitter, top 10 (chart dated April 9, 2022)
— billboard charts (@billboardcharts) April 5, 2022
グラミー賞はこのような数字が受賞に直結するわけではないですが、BTSの人気を証明していることは確かです。
BTSのライバルはトニー・ベネット&レディー・ガガ「君にこそ心ときめく」と、ドージャ・キャット featuring SZA(シザ)「キス・ミー・モア」といわれており双方ともに強敵でした。
どのグループが受賞してもおかしくない状況でしたが、その中でも「なぜBTSはグラミー賞を取れないのか?」について調査!
まずは世間一般でよく言われているのが「アジア人だから」という意見で、「受賞できなかったのは残念だけれどK-POPアイドルがノミネートされるだけでとてもすごいこと!」「アメリカの賞だからアジア人は受賞できない」という声が多いですよね。
多くのカテゴリーでBTSを指名しないグラミー賞は以前から批判が多い。彼らが世界の舞台で人種差別、年齢差別、その他言葉にしたくもない偏見や差別と戦う姿を見守るアミとして、受賞よりもこの挑戦の意味を理解してステージに立つ姿を見守りたい。ノミネートされるだけで特別な意味があるものだから… pic.twitter.com/HEBCA9pBAm
— ꮪꮋꭵꭼ❦ (@Shie_Kiss_xx) April 1, 2022
グラミー賞は受賞を決める「米国レコーディングアカデミー」の会員が白人の男性が中心で構成され「世間の変化に追いついていない」との批判も今までに多く寄せられているのが現実で、昨年5月に「グラミーの公正性を保証するため」と秘密委員会を廃止。
しかしこうした変化後も今回BTSは受賞することができませんでしたが、これをアジア人に対する差別と思う必要はないとの意見もあり、むしろボーイズバンドが2年連続ノミネートされたこと自体がグラミー賞が進歩している変化だとのこと。
今までグラミー賞は大衆的なポップ歌手を好まずボーイズグループが候補に挙がる事例もなかったので、BTSがノミネートされた時点でグラミーが彼らの音楽を認めているということではないでしょうか。
続いての理由は「選考基準が不透明」という点で、グラミー賞は大衆人気より芸術性を重視する傾向があります。
アメリカの3大音楽賞といわれるビルボード・ミュージック・アワード、アメリカン・ミュージック・アワードの大衆的な人気が大きく評価される賞とは違い、グラミー賞は音楽性が最重要ポイントだそう。
なので大衆的人気があり売れているから選ばれるということではないことが分かります。音楽性は数字で表すことができないので選考基準も不透明ということになりますよね。
しかしBTSの音楽性は今までも高い評価を受けているので、これからもチャンスはいくらでもあるのではないでしょうか。
受賞を逃したメンバーの声は?
グラミー賞授賞式が終わった直後、前回同様VLIVEを通してARMYに会いに来てくれたBTS。初めに「とにかくARMYたちのおかげでまた挑戦できて、残念ながら受賞できなかったけど来れたことにすごく意味があった」とジミンが感謝の気持ちを話していました。
https://youtu.be/kc9K9dLaIfY
そして続けて「グラミー賞を受賞できればARMYの皆さんに恩返しができると思ったんだ。それが残念だな」と正直な気持ちをポツリ。
同じくRMも悔しさが残っているようで、「正直に言ってあまり気分は良くないけれど今日悲しんで、明日が平気になれればいいんだ」と本音を語り、SUGAは「コンサートをしに来てグラミーに少し立ち寄っただけじゃなかった?(笑)」と冗談交じりに発言。
「その割に僕達たくさん準備して頑張りましたよね!」「とても苦労しました!」とメンバー同士励まし合っているのがなんとも微笑ましかったですよね。
やっぱり根底に楽曲制作があるユンギさんとナムさんが受賞に関しては一番思うところが強いんだろうなぁ
あと去年も今年も思ったけど意外とジンくんが発表の時凹んでるんだよね#BTS #グラミー #VLIVE pic.twitter.com/IXumxUJ2vc— michelle_msmst (@MichelleMsmst) April 5, 2022
このように明るく冗談交じりにグラミー賞の感想を語っていたBTSメンバーですが、やはり本音は受賞したかったでしょうし、一番は「ARMYに恩返しがしたい」という彼らの気持ちがこのVLIVEで伝わってきました。
そしてなんといっても今回久しぶりに7人で集まることができ、とても嬉しそうな彼らの姿が。終始和気あいあいとした雰囲気で彼らの仲の良さが伝わってきましたよね。
手の負傷で見せ場のダンスブレイクに参加できなかったジンは「メンバーたちがダンスブレイクをするステージを見ながら、なんでみんなBTSが好きなのか分かる気がした」と称賛の言葉を。
テテは「僕は兄さんがいないと練習中眠くなってしまう」とJ-HOPEの話をすると、他のメンバー達も「J-HOPEがいないと練習室の秩序が乱れる」「練習って感じがしない」「立ち上がれない」と口々にJ-HOPEの大切さを語っていました。
メンバーにダンスチーム長いないと困るって言われて、照れまくって困り顔で笑ってごまかすホソクさんマジで一生愛す
いつまで経っても褒められ慣れないのなんなの!かわいいよもう!!!#JHOPE #제이홉 #ホソク #호석 #ホビ#BTS #グラミー #VLIVE pic.twitter.com/Sycp5B9mv6
— michelle_msmst (@MichelleMsmst) April 5, 2022
一人でもメンバーが欠けてしまうと不安になると話す彼らを見て、改めてBTSの絆の深さを感じることができましたよね。
そして最後に数日後に始まる「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE」のラスベガス公演について「こういう雰囲気は今日までにして、明日からはコンサートに集中しましょう」とライブへの意気込みを話していました。
今回グラミー賞を受賞できなかったことは残念でしたが、ARMYとしてはラスベガス公演が無事成功することを祈るばかりです・・・!
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はBTSのグラミー賞を取れない理由、そしてメンバー達が語った授賞式での感想を調査しご紹介しました。どれだけグラミー賞を受賞することが難しいかが分かりましたよね。
しかしグラミー賞は年々変化しているようなので、彼らが受賞する未来も遠くはなさそうです!それを楽しみにこれからもBTSを応援していきましょう♪