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【2022最新】BTSの兵役問題!事務所が公言!メンバーの意向は?

グラミー賞で世界中の注目を集めたBTS。今、そんな彼らの『兵役問題』に再び火がついています。期限が迫る中、事務所が公言した内容とは?メンバーはどのように捉えているのか?これまでを振り返りながら、2022年最新のBTS兵役問題についてご紹介します。

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BTSの兵役問題をおさらい


まずはこれまで話題となったBTSの兵役問題をおさらいします。北朝鮮と休戦状態にある韓国の成人男性に義務付けられているのが兵役です。韓国では満19歳で成人となるため、19歳~28歳までの成人男性が対象となっています。

兵役が免除になる場合も一部ありますが、K-POPスターはその条件に含まれていないためBTSも例外ではありません。所属によって違いはありますが、兵役の期間は約21か月~24か月と言われているようです。

可能かどうかは別として、全員揃って兵役に行ったとしても約2年間の活動休止を余儀なくされるため、世界中からその動向に注目が集まっています。今や韓国国内だけにとまらず世界的に活躍するBTSですから、当然ですよね。


そんな中、2020年12月1日に『大衆文化芸能分野での活動を認められる人が、同国の男性たちの義務となっている兵役の先送りを可能にする法案』が可決。俗に言う『BTS法』と呼ばれる兵役改正法案が現実となります。

この改正法案によって28歳を上限としていた年齢制限が、30歳まで延期できることになりました。しかしこれはBTSを念頭に置いた立法であり、かなり厳しい規定にはBTS以外は対象者になり得ないと批判されることも。

国政を動かすほどのきっかけとなったのが、同年に28歳を迎えるBTSの最年長ジンの存在です。ジンが28歳となる12月4日、その3日前に法案は可決しました。これだけギリギリの決定となってしまったことを思うと、どれだけ難しく繊細な問題だったのかが窺えます。


2年の猶予を得たBTSはパンデミックの中でも飛躍的に活躍しますが、2022年はジンが30歳を迎える年。あっという間に2度目の延長期限が迫っているのです。

アメリカで行われたツアーも大盛況のうちに終え、多くのARMYがその行方を見守る中、今BTSの兵役問題が再びクローズアップされています。

事務所のCEOがBTSの兵役について公言!

 

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そもそも兵役免除とは、疾病・障害のある人や、家族の生計に責任を負わねばならない人などに対する救済制度のことです。その中には「国威宣揚した人々にも褒賞の概念で兵役を免除する」という『芸術体育要因』などの規定も含まれています。

それはスポーツ分野と、美術・音楽・舞踊などの芸術分野で、その基準を満たしていれば兵役の義務が果たされたとみなす規定です。どちらの分野でも国際的な大会やコンクールにて優秀な成績を収めた者に限られます。

これまでに多くの功績を残してきたBTSですが、この基準には該当しません。そのため兵役の該当者となるわけですが、世界を舞台に韓国の地位を向上させるほどの活躍をし、大きな経済効果を生んでいることも事実。

2年の延長をしたものの、その先兵役を迎えるのかどうかは意見が二分したままです。

韓国の国会ではBTSを始めとする大衆文化芸術院を、芸術体育要因として『代替服務』を認める内容の兵役法改正案『BTS兵役特例法』の審議が進められており、今も平行線となっています。


そんな状態に痺れを切らしたBTSの事務所HYBEが、国会に対して早急に結論を出すよう公言しました。4月9日(現地時間)ラスベガスで記者会見を行った際、兵役について言及したのはHYBEのCCOイ・ジンヒョン氏。

イ氏は「ここ数年兵役法案が変化し、予測できないためにスケジュールを組むことも難しく、アーティストたちが少し苦しんでいることも事実。

会社としてはアーティストと共に改正案の動向を注視し、韓国社会とアーティストの両者に有益な結論が出ることを願っている」と明かしています。

また注目度の高いこの問題について「今回の国会で整理されることを願う。今回の国会を過ぎてしまうと、再び下半期に終わりのない議論を繰り返すことになるため、迅速な結論を出してほしい」と訴えました。


HYBEが声を上げたことでBTS兵役特例法は急ピッチで動き出すことに。早ければ4月中に結論が出るのではないかと注目されています。

可決されればBTSの兵役は免除となりますが、全く何もしなくて良いわけではありません。基礎軍事訓練といわれる4週間の新兵訓練は必ず受ける必要があります。しかし4週間と2年では大きな違いがありますよね。


また2年連続でグラミー賞にノミネートされたことについても言及し、「BTSの音楽性や影響力は更に大きくなると考えている。BTSというアーティストがどこまで成長するのか見守り、そして共に歩みたい」と語ったイ氏。

ARMYと同じく事務所側も、BTSの今後の活動に大きく関わる兵役問題の早期解決を望んでいるようです。長引く兵役問題にメンバーが心を痛めていると思うと辛いですね。

国がBTSの兵役について検討!事務所を訪問


今や国益を動かすほど大きな存在となったBTSの活動休止は、国家的損失にも繋がりかねないとするものの、一方で公平性を保つためには義務を果たすべきだという賛成論と反対論は未だ拮抗を続けています。

そんな中、2022年4月2日にはアン・チョルス大統領職引継ぎ委員長がHYBEを訪問したことで話題になりました。

Kカルチャーの発展に関する法案を議論するのが目的で、兵役について議論されることはありませんでしたが、BTS兵役特例法が扱われる可能性も出てきたようです。


アン大統領職引継ぎ委員長は、BTS兵役特例法については引継ぎ委員会で検討する事案ではないとしながらも、「優秀な芸能人に兵役特例を設けるべきだという意見を十分に提示することができる」と答えています。

当時BTSは不在だったものの、振り付けの練習をしていた弟グループのTOMORROW X TOGETHERTXT)が挨拶を交わしたそう。


また大統領就任式でBTSによる祝賀公演を検討しているとの政府側の発言を受け、ARMYからは「BTSを政治的に利用しないでほしい」と猛反発する意見が相次ぎました。

これについては事務所側も正式な招待は受けていないとし、最終的には就任式にBTSは招待しないという形で収束。

今やグローバルスターのBTSの影響力は計り知れず、多岐に渡って大きな波紋を広げているようです。

メンバーの意向は?


BTSメンバーは、自身の兵役問題のことをどのように受け止めているのでしょうか。

2020年に可決したBTS法については明言されていませんが、兵役についてはジンを筆頭に「兵役は当然のことだと考えています。メンバーともよく話していますが、招集され次第全員が応じる予定です」と明かしています。


そして今回イ氏が記者会見上で「アーティストは以前から国の招集に応じるというメッセージを繰り返し伝えており、その意思は今でも変わらない。

2020年頃から変わり始めた兵役制度と国民の考えの変化を見守っており、係留中の兵役法改正案が提出されてからは会社に判断を一任した状態」

「改正案が協議されている状況での兵役に対する意思決定は慎重にならなければならないと会社側から説明し、アーティスト側はこれを受けて判断を会社に一任した」と説明しています。

また現在の猶予状態は会社側の意向なのかと問われると、「会社が一方的に進めるのではなくメンバーに十分な説明をして、議論を交わした上で意思決定をする。国会の進行状況などに関連した発言について、会社に一任しているという意味だ」と補足しました。


HYBEの公言を受けて、後日ジンも次のように発言しています。「兵役問題については会社とたくさん話し合い、会社側に一任する方向です。会社の言葉が、そのまま僕たちの言葉です」とコメント。

兵役問題については、やはり最年長のジンがBTSの中で最も心を痛めているのかもしれませんね。

ARMYの考えは?


ARMYの心境ももちろん複雑で、意見が割れています。しかし韓国では「兵役という義務を果たしてこそ一人前」という考えを持つ人も多く、免除することでBTSへの風当たりが強くなったり、批判されたりする可能性を憂いて「行った方が良い」との声も多いようです。

BTSメンバーは兵役に応じる姿勢を見せ続けているため、彼らが望む通り兵役を終えて活動再開する方がイメージが良いという意見や、「私たちは待てる」と胸を張るかっこいいARMYも。実際免除となった場合の批判は免れないと言われています

しかしBTSやARMYがそのつもりでも、それを良しとしない政府や政界の存在が。BTSの不在期間はあまりに大きな国家的損失に繋がりかねないのです。

一方で最近の韓国での世論調査では、アーティストも兵役の特例に含むべきかどうかという質問に対して、賛成意見が59%反対意見が33%と、容認する考えを持つ人が増えているという結果も出ています。

それだけ大きな経済効果を生み、功績を上げ続けているBTSを免除するべきだという声も上がっているのです。


しかし『公平性』といった観点から、やはり20~30代の男性からの意見は冷ややか。中には「誰の人生にとっても大切な20代の2年間を、社会的・経済的な物差しで価値をつけ、奪う人と奪わない人に分けるなんて不公平だ」といった声も上がっています。

2020年にBTS法が可決されて延長が許されたことによって、BTSを特別扱いしているという印象が根付いてしまっていることも要因にあるようです。

またK-POPファンからは「ほかのグループは行ったのになぜBTSだけ免除されるのか」といった声も。これは法改正などのタイミングでは必ずと言っていいほど問題提起される内容ではないでしょうか。免除対象の基準を決定する際にも関わってくる問題です。

さらに韓国では近年『人口急減』という問題に陥っています。出生率が低下したことによって、兵の人数が不足し『兵力難』となっているのです。そのため20代の男性はこの兵役問題に特に敏感になっているとか。


こういった事情が背景にあることで、公平であることに重きを置いている韓国の若者たちからの反発を買うのは避けられないかもしれません。このような世論の批判的な意見によって、BTSメンバーが傷つくことを恐れ、心配しているARMY

もちろん免除されることで活躍の制限は最小限に抑えられるため、喜ぶARMYも多いです。ARMYとしては免除が確定すれば純粋に受け入れて喜びたいところですが、韓国には韓国の事情があることを考えると、手放しで喜べない可能性もあるのですね。

まとめ

2022年最新のBTS兵役問題についてまとめてみました。本当に難しい問題ですが、あなたはどのように感じましたか?兵役問題がBTSの今後の活動にどのような影響を与えるのか…、その結果は近く決定するようです。

様々な事情が交錯する中で、BTSとARMYの想いがうまく運ぶことを祈ります。長く続くBTSの兵役問題にどのような決着が下されるのか、今後も目が離せません。

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