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【聖者の行進】はどんなドラマ？出演者の現在は？

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1990年代のドラマを振り返るとき、必ず名前が挙がるのが野島伸司さんが脚本を手がけた作品。「101回目のプロポーズ」などの恋愛ものもヒットしましたが、同時に「高校教師」など、センセーショナルな内容の作品も話題になりました。

野島伸司さんの脚本作品の中でも筆頭に挙げられるのが1998年に放送された「聖者の行進」。現在の地上波では放送不可能なほど強烈な内容だったため、毎週のように放送局にクレームが入った「炎上ドラマ」でした。

「聖者の行進」は野島伸司さんが、実際に起きた事件をストーリー作りのベースにして脚本を書きました。

出演者は当時の売れっ子と期待の新人というキャストで強烈な内容のストーリーと体当たりの演技が見事にマッチした名作となっています。

そこで今回はこの「聖者の行進」に主要キャストとして出演した女優・俳優の皆様の現在をご紹介したいと思います。

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聖者の行進はどんなドラマ？

ハンディキャップを持つ町田永遠は、熱心に障がい者雇用に取り組む竹上光輔が社長を務める竹上製作所で働いています。しかし、社長の竹上光輔の目的は、障がい者を雇用することで得られる助成金でした。

彼は従業員をわずかな賃金で働かせ、暴力を振るうことすらあるのです。妻・竹上裕子は竹上光輔の甥・竹上三郎と不倫中で、夫婦仲は冷めきっていました。ひどい三角関係です。

ボランティアとして工場の社員に音楽を教えている高校の音楽教師・葉川ももの高校には、土屋ありすという少女がいました。そして、永遠が偶然ありすのPHSを拾ったことがきっかけで仲良くなります。

全体に重苦しい内容であり、目を背けたくなるような描写もあります。やはり実話を基にしているだけあって非常にリアリティあふれるストーリー展開に釘付けになってしまいます。

物語の進行とともに、仲間たちが連帯感を強め、一人一人が強くなっていく姿からは勇気をもらえるように感じます。また、強烈な話題性だけではなく、深く考えさせられる内容も多く含んでいる作品です。

主題歌は中島みゆきさんの「糸」と「命の別名」。ドラマの放送回により、使い分けられていましたが、現在も歌い継がれる名曲です。

出演者の現在は？

話題を呼んだドラマ「聖者の行進」。意外な人が出演していたりします。

それでは出演した女優・俳優の皆様の現在に迫ってみましょう。

いしだ壱成（町田 永遠）

「聖者の行進」でいしだ壱成さんが演じたのは、主人公の町田永遠。生まれながらに知的障がいがありますが、優しく純粋な心を持っていて、どんなひどい仕打ちでも笑顔で受け入れ、正義感も強い役柄です。

いしだ壱成さんは人気俳優としてもてはやされた時代にあまりの人気に「いしだ壱成」だけがひとり歩きをするようになったことで神経をすり減らし、うつ病を発症。回復して復帰してからも色々とトラブルがあり波乱万丈とも言える人生を送ります。

女優の飯村貴子さんと娘のさつきちゃん、猫6匹と石川県で暮らしていましたが、2021年12月に3回目の離婚を発表しました。

「スピリチュアル」な分野に自分の天職を見出したようで、現在はパワーストーンの販売をしています。自らのインスタグラムにはパワーストーンの紹介などがてんこ盛りです。

さらにヒーリングサロンも開設。「霊気マスター」の資格を取得し、レイキヒーラー、スピリチュアルライフコーチとして活動を始めたそうです。レイキヒーリングはヒーラーが手のひらをかざし、患者に「レイキ」を送ることで、苦しみを取り除くというもの。

離婚後の活動にも注目が集まっています。

酒井法子（葉川 もも）

酒井法子さんが演じたのは葉川もも。高校の音楽教師で、天真爛漫。竹上製作所の知的障がい者たちにボランティアで楽団指導。しかし、工場での惨状を目の当たりにしたことにより、行動を起こします。

「聖者の行進」ほか女優、歌手として活躍し「のりピー」の愛称で親しまれていた酒井法子さんは、かつて薬物事件を起こしました。2012年の芸能界復帰後はどんな仕事でも引き受け、2019年には地上波のテレビ番組にも出演し「碧いうさぎ」を熱唱。

2021年にはTwitterも更新。公式YouTubeチャンネルも開設しました。

2021年12月には自身のインスタグラムを更新し、クリスマスディナーショーでの純白のドレス姿を公開。ファンに対して感謝とお礼の言葉を綴っています。フォロワーからは「綺麗すぎる」「素敵すぎる」などのコメントが多く寄せられています。

 

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広末涼子（土屋 ありす）

広末涼子さんが演じたのは土屋ありす。ももが勤務する高校の1年生で市長の娘。校則を守らないなど、わがままで世間知らずな面があり、しばしば周囲とトラブルを起こします。偶然落としたPHSを拾った永遠との出会いで少しずつ変わっていきます。

広末涼子さんは2003年にモデル兼ファッションデザイナーの岡沢高宏さんと結婚し、男の子が1人生まれますが、2008年に離婚。そして、2010年にキャンドルアーティストのCandle JUNEさんと再婚し、一男一女をもうけます。

キャンドルアーティストとは、キャンドルの制作、販売はもちろん、ギャラリーやサロンでのエキシビジョンの開催やイベントなどの空間演出をする仕事だそうです。

2021年現在テレビ界でトレンドになっているのが「芸能界３大・涼子」、つまり篠原涼子さん、米倉涼子さん、広末涼子さんをめぐる話題です。3人の中でも広末涼子さんが第二次ブレイク期に突入しているともっぱらの評判になっているそうです。

2021年、サプリメント「FUJIMI」のCMそしてNHKEテレ「シャキーン！」への出演など大忙し。また、2022年のドラマのオファーもいくつかきているそうです。楽しみですね。

安藤政信（高原 廉）

安藤政信さんが演じた高原廉は6歳から、生まれたばかりの妹・鈴と共に施設で育ち、次第にももに好意を寄せるようになります。

1996年「キッズ・リターン」でデビュー以来多くのドラマや映画に出演しますが、2000年以降は全くテレビには出演せず、2012年「東野圭吾ミステリーズ」で13年ぶりにドラマ出演。

2021年は「るろうに剣心最終章The Biginning」ほか、ドラマ「理想のオトコ」に恋に不器用ではっきりしない、ミツヤス役で出演。また「ボイスⅡ　110緊急司令室」で最強最悪の真犯人「白塗り野郎」を演じています。

安藤政信さんは2014年に一般女性と結婚し、2021年現在、2児の父親。奥様はアパレル関係に勤めていて、元はモデルだったそうで、堀北真希さん似の美人。安藤政信さんが20代の頃から同棲していたようで、妊娠したことをきっかけに結婚に至ったとか。

雛形あきこ（水間 妙子）

雛形あきこさんが演じたのは水間妙子。軽度の知的障がいがあり、障がい者たちのまとめ役的な立場にあります。

雛形あきこさんは1995年から「めちゃ2モテたいッ！」にレギュラー出演し、後継番組である「めちゃ2イケてるッ！」も併せて22年間レギュラー出演しました。特に「ひな祭り」は凄かったです。どんな役でも完璧に演じる女優魂を見せつけられました。

雛形あきこさんは1998年にCMディレクターの山本一麿さんと結婚し、1児をもうけますが、2003年に離婚。理由は価値観の違いがあったということです。

2013年に子供が中学生になるタイミングで、俳優の天野浩成さんと再婚。インスタグラムで夫婦のツーショットを公開。フォロワーからは「素敵なご夫婦」「イケメンと美女」などのコメントが寄せられています。

天野浩成さんとの交際は2010年頃に週刊誌で熱愛報道されて世間に広まります。報道された当時、雛形あきこさんは「仲の良い友人」と言っていましたが天野浩成さんの事務所が「2年前から付き合っていると聞いている」とコメントして交際が明らかになりました。

天野浩成さんは「名義変更の手続きが少ないから」という驚きの理由で婿養子に入り、名字を「雛形」にしたそうです。本人は婿入りということの意味もよくわかっていなかったみたいです。天野浩成さんの天然ぶりがわかるエピソードではありますね。

 

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松本恵（高原 鈴）

松本恵さんが演じた高原鈴は廉の妹で、工場で働くメンバーの中では最も重い知的障がいを持っています。

1999年まで「松本恵」名義で「ガラスの仮面」「聖者の行進」などのドラマで活躍しますが、1999年、事務所とのトラブルで芸能界を引退。その後2002年に「松本莉緒」の芸名に改め芸能界へ復帰、「エースをねらえ！」「モテキ」などに出演します。

2019年に実業家の一般人男性とバースデイ結婚。男の子が生まれます。

2021年現在はヨガ講師として活躍中。その姿も可愛いと話題になっています。最近はヨガインストラクターのお仕事をメインにしているようです。

また30歳の誕生日をターニングポイントにして、途上国の貧困家庭の子供を援助するボランティア活動も行なっているということです。まさにチャレンジ精神に溢れた生き方だと思います。

 

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段田安則（竹上 光輔）

段田安則さんが演じた竹上光輔は竹上製作所の社長で、知的障がい者を雇用したことで地元の名士と言われていますが、実は助成金目当てで永遠たちに不当な労働を強いたり、暴力を振るったりしています。最終回における慟哭はドラマ史に残る名シーンだと思います。

段田安則さんの奥さんは、1999年に結婚した元女優の向井薫さん。2人とも野田秀樹さんが主宰する「夢の遊眠社」に在籍していました。舞台などで共演していく中で、お互いに惹かれあったのかもしれませんね。

今後も夫婦円満で、良い仕事をしていただけると嬉しいですね。

デビット伊東（竹上 三郎）

デビット伊東さんが演じたのは竹上三郎。 竹上光輔の甥で、ひたすら乱暴者、野蛮な男です。挙げ句の果てに社長の妻と不倫までしてしまいます。

デビット伊東さんは、ヒロミさん、ミスターちんさんと共に「B21スペシャル」というグループで活躍していましたが、テレビ番組の企画で「らーめん一風堂」で修行したことをきっかけに芸能界を引退。ラーメン店経営に乗り出します。

しかし、いかりや長介さんの口利きで芸能界へ復帰し、テレビ神奈川の長寿番組「あっぱれ！KANAGAWA大行進」で2005年から2021年まで出演。そして、2020年に神奈川県真鶴町に移住し、2021年には同町内にラーメン店「伊藤商店」を開店しました。

デビット伊東さんの奥さんは元カリスマエステティシャンと言われています。番組での共演がきっかけで交際が始まったそうです。デビット伊東さんは、知り合った当時は芸能界を辞めようかと悩んでいた時期であり、奥さんがこの時期を支えてくれたのでしょう。

その後は二人の子供に恵まれ、幸せに暮らしているようです。そして現在は海外にもラーメン店を出店するほどの実業家になったデビット伊東さん。ラーメン店の経営に対するこだわりにはデビット伊東さんなりの哲学が感じられます。

まとめ

いかがでしたでしょうか？過激な内容で、さまざまな議論も生まれた「聖者の行進」。

改めて観ると、キャストの皆様、体当たりの演技をしていましたね。やはり実際に起きた事件をもとに作られたストーリーだけあって、リアルに私たちに訴えかけてくるものがあります。

キャストの皆様も、芸能界で活躍し続けている方もいれば、他の方面で成功している方もいて実に興味深いものでした。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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