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【太陽にほえろ!】はどんなドラマ?出演者の現在は?

現在でも「相棒」のような刑事ドラマはとても人気があります。そして、今まで数えきれないほど多くの刑事、警察ドラマが作られましたが、その代表格とも言えるのが「太陽にほえろ!」でしょう。

特に50代〜60代の方にとってはこの昭和の香り漂う「太陽にほえろ!」はバイブル的な存在かもしれません。毎回欠かさず観ていた方も多いはず。そして皆さんそれぞれ自分の好きな刑事、いわゆる「推し」がいるのではないでしょうか?

もはや伝説となったドラマ「太陽にほえろ!」の人気の秘密は、刑事を主役に据えて愛称をつけて呼び、視聴者が刑事をより身近に感じられるようにしたところにあるのではないでしょうか。

この、各刑事に付けられた愛称も時代を感じさせる、面白いものが結構あります。「山さん」「シンコ」など名前にちなんだものはわかりやすいですが、「テキサス」「スコッチ」「ロッキー」など、ドラマを見ないとわからないものも多いです。

放送期間は1972年7月21日から1986年11月14日まで、全718回でした。また、番組終了後の翌々週からは続編「太陽にほえろ!PART2」が放送されました。

メインテーマと各刑事のテーマ音楽は井上堯之バンドが担当。サントラを聴くとあの名シーンが蘇ってきます。

そこで今回はこの「太陽にほえろ!」に刑事役として出演した皆様の現在についてご紹介したいと思います。

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太陽にほえろ!はどんなドラマ?

ドラマの舞台となるのは東京都新宿にある警視庁の七曲署。所属は捜査第一課捜査第一係です。番組が始まった当初は、萩原健一さんが演じる新人刑事・早見淳が七曲署に配属となり、その成長を描いていくというスタイルでした。

新人刑事に「マカロニ」という愛称をつけて、七曲署の仲間たちがその成長を見守りながらも、最後には殉職という結末を迎えます。ドラマではこのパターンが定着し、これが観る人の心を引きつけるのです。

毎回、難解な事件が起こり、アクションあり、ミステリーあり、そして涙や笑いまで散りばめられ、刑事ドラマの枠を越えた人間ドラマとして奥の深い作品となっています。

作品の流れとしては殉職した刑事の後任には新人が入ってきますが、初めの頃は当時売り出し中の新人俳優たちが起用され、作品自体が常にフレッシュなものになっていました。

また、「太陽にほえろ!」は「走る」刑事ドラマとしても有名。これはほとんどの犯人が走って逃げるために刑事もそれを追いかけて走らなければならず、自然とそういう成り行きになったようです。

「太陽にほえろ!」はそれ以前の刑事ドラマとは違い、刑事という一人の人間の成長をクローズアップしたところに大きな特徴があります。そしてこの作品から多くのスターが生まれることになります。

さらに『太陽にほえろ!」からは、のちに「石原軍団」と呼ばれる石原裕次郎さんを中心とした俳優組織が出来上がっていくことになります。

残念ながら、「石原軍団」(石原プロモーション)は2021年、58年の歴史に幕をおろしました。しかし、解散後も「石原軍団」の名前は芸能史に語り継がれることでしょう。

出演者の現在は?

それではここで、「太陽にほえろ!」に出演した刑事役の皆様の現在に迫ってみましょう。

石原裕次郎(ボス・藤堂俊介)

石原裕次郎さんが演じたのは警部・藤堂俊介、愛称は「ボス」。ボスと呼ぶにふさわしい威厳と包容力を併せ持った理想的な上司。捜査には妥協を許さない性格です。

1987年に52歳で亡くなった石原裕次郎さんは昭和を代表する俳優。2000年に発表されたキネマ旬報の「20世紀の映画スター・男優編」で2位を獲得しています。妻は女優の石原まき子(北原三枝)さん。兄は2022年に亡くなった元東京都知事・石原慎太郎さんです。

石原裕次郎さんは1956年に兄の石原慎太郎さん原作の映画「太陽の季節」でデビュー。主役ではありませんが、みずみずしい演技で話題に。

この映画に由来する自由奔放な若者たちを指す「太陽族」という言葉も生まれます。サザンオールスターズの名盤「ステレオ太陽族」というタイトルもここからきているようですね。

その後同じく石原慎太郎さん原作の「狂った果実」に主演。この作品で共演したのがのちに妻となる石原まき子さんでした。石原裕次郎さんは瞬く間に日活の看板スターとなり、キャッチコピーは「タフガイ」でした。

1963年に石原プロモーションを設立し、社長に就任。「黒部の太陽」「栄光への5000キロ」などの映画を世に送り出します。この頃から皆に「ボス」と呼ばれるようになり、結束の固い集団としての「石原軍団」が形成されていくのでした。

1970年代以降は映画から離れ、石原プロの未来を見据えて「太陽にほえろ!」「大都会シリーズ」「西部警察」などへの出演、企画など多面的に活躍するようになります。

歌手としても「銀座の恋の物語」「二人の世界」「夜霧よ今夜もありがとう」「さよならヨコハマ」など多くのヒット曲があり、おじさんのカラオケレパートリーには必ず1曲は入っています。ポップス、ジャズまで幅広くカバーする歌唱力には定評があります。

石原裕次郎さんは日本のセーリング界でもその歴史に名を残しています。学生時代から逗子や葉山をフィールドにヨットを楽しみ、有名になるにつれてセーリングクルーザーなど高級な艇へとグレードアップ。国内のヨットレースに参加したこともありました。

渡哲也(警部・橘兵庫)

渡哲也さん演じる橘兵庫(愛称・警部)はボスである藤堂が復帰するまでの間、係長代理として臨時に着任。性格は質実剛健で不言実行型です。

2020年に78歳で亡くなった渡哲也さんも石原裕次郎さんと同じく昭和を代表する俳優の一人です。弟も俳優の渡瀬恒彦さん。

映画「あばれ騎士道」で宍戸錠さんとW主演でデビュー。続く「青春の裁き」で単独主演します。「東京流れ者」では主演と共に主題歌も歌っています。そして石原裕次郎さん主演の「嵐を呼ぶ男」にも出演。リバイバル版の「嵐を呼ぶ男」では主演しています。

吉永小百合さんとの共演「青春の海」「愛と死の記録」も懐かしいですが、やはり舛田利雄監督の「無頼」シリーズが渡哲也さんの代表作ではないでしょうか。

1971年に石原プロモーションに入社した渡哲也さん。映画以外にドラマの仕事も増え、大河ドラマ「勝海舟」に主演します。その後も病と戦いながら「大都会」シリーズ、「西部警察」シリーズと大活躍し、「角刈りにサングラス」がトレードマークに。

デビュー当時挨拶に行った石原裕次郎さんの丁寧で優しい応対に感激した渡哲也さんは自らもそれを実践し、挨拶にくる後輩たちには礼儀正しく応対していたと、ドラマで共演した舘ひろしさん、岡田准一さん、滝沢秀明さんらが皆、絶賛しています。

熱愛報道などとは無縁の渡哲也さんですが、生涯に一度とも言える大恋愛を経験しています。お相手は女優の吉永小百合さん。映画での共演がきっかけで急接近。結婚寸前まで行ったそうですが、吉永小百合さんの両親の反対などもあり破局します。

しかし破局後も二人の絆は切れなかったようで、映画「時雨の記」では、吉永小百合さんが相手役として渡哲也さんを指名。渡哲也さんが出演していた宝酒造「松竹梅」のCMにも吉永小百合さんが度々出演。2019年の撮影が最後の共演となりました。

露口茂(山さん・山村 精一)

露口茂さんが演じたのは山村精一、愛称は「山さん」。 最初は強引な捜査手法も厭わないアウトロー的なキャラクターでしたが、次第に推理力をベースにした沈着冷静なキャラクターへと変化して、ボスを補佐する司令塔的なポジションにシフトします。

1959年に映画「逃亡者」でデビューした露口茂さん。個性派の俳優として映画「赤い殺意」「人間蒸発」などで活躍。テレビ「水戸黄門」にも出演しました。

「太陽にほえろ!」の山さん役は露口茂さんの代表作となります。「太陽にほえろ!」に出演していた13年以上の間は映画からは遠ざかっていましたが、その間「阿修羅のごとくパート2」などのドラマには出演していました。

露口茂さんは声優も務めています。代表的なものでは「シャーロック・ホームズの冒険」のホームズ(ジェレミー・ブレット)、これは当たり役でした。そしてスタジオジブリの「耳をすませば」のバロンの声の吹き替えがあります。

露口茂さんは極度の高所恐怖症で飛行機が大の苦手。そのため地方ロケの際は他の出演者は飛行機でも自分だけは列車で移動するか、あるいはそのまま東京に残るというケースが多かったそうです。

露口茂さん演じる山さんの存在は非常に大きく、名演技により、若者の嗜好に合わせがちな「太陽にほえろ!」を大人の鑑賞に耐えうる内容にまで高めたという点は露口茂さんの功績であり、決して忘れてはいけないと思います。

2009年のインタビューには「オファーがあれば、出演したい」と意欲を語っていました。しかし、2013年には毎週ゴルフをするくらい元気な姿を見せてくれましたが、「役者としてもう一度ということは特に考えていない」と語っています。

2022年には90歳になられる露口茂さん。お体を大切に。

竜雷太(ゴリさん・石塚誠)

竜雷太さんが演じるのは石塚誠、愛称は「ゴリさん」。食欲旺盛で豪快な九州男児。押しの強い性格からゴリ押しのゴリさんと呼ばれますが、大柄な体格や顔つきなどのためゴリラと誤解されることもあります。

竜雷太さんは1966年ドラマ「これが青春だ」の主役に決まっていた夏木陽介さんが降板、急きょ主役に抜擢されてデビューし、スターダムにのし上がります。また、劇中で歌った歌をレコード化し歌手デビューも果たします。

1972年から「太陽にほえろ!」に10年間出演します。殉職により降板した後はドラマ「金曜日の妻たちへ」に出演。当時ご本人は「これで普通の俳優さんになった気がする」と語っています。この頃はすっかり「ゴリさん」のイメージが定着していましたからね。

2009年に放送されたサントリー缶コーヒー「BOSS」のCMは竜雷太さんをはじめ、かつてドラマで殉職した刑事たちが会した豪華な内容で、見事に「太陽にほえろ!」の世界観を再現していました。

素顔の竜雷太さんは熱血漢で正義感溢れる「ゴリさん」そのまま。撮影現場の心得もわからない新人俳優に対しても腰が低く、若い俳優の失敗に対しても「長い目で見てやってください。奴は一生懸命なのですから。」とスタッフに頭を下げていたそうです。

「太陽にほえろ」における最終出演となった「石塚刑事殉職」では番組史上初めての90分スペシャル版で制作され、ボス役の石原裕次郎さんが最初で最後の臨終シーンに立ち会うなど、竜雷太さんの長年の労をねぎらった感謝の演出が行われました。泣けますね。

「太陽にほえろ!」卒業後も多くの映画やドラマなどで活躍する竜雷太さん。「釣りバカ日誌シリーズ」「SPECシリーズ」「ドクターX」の他、2020年は「ディア・ペイシェント」「赤い霊柩車」2022年は「大富豪同心」などで活躍中です。

竜雷太さんの息子は長谷川陽平さん。韓国でバンド活動をしているそうです。韓国のロックに魅せられてそのまま移住してしまったとのこと。日本では父親が偉大すぎて、「親の七光り」と見られてしまうことに嫌気がさしたというのも韓国で暮らす理由の一つとか。

萩原健一(マカロニ・早見淳)

萩原健一さんが演じたのは早見淳、愛称は「マカロニ」。長髪にノーネクタイ、当時流行ったスリーピースのスーツで身を固めた風貌に銃を提げた姿がマカロニ・ウエスタン(イタリア風の西部劇) 風とからかわれ、そのままニックネームになってしまいました。

萩原健一さんのニックネームは「ショーケン」。ロックバンド「ザ・テンプターズ」のボーカリストです。「忘れ得ぬ君」でデビュー、「エメラルドの伝説」「神様お願い!」「お母さん」など立て続けにヒットを飛ばしグループサウンズ時代の人気者になります。

「ザ・テンプターズ」解散後は 井上堯之さん、沢田研二さんらと「PYG」を結成し、ロックフェスティバルやテレビ出演もこなします。今考えてもとてつもないメンバーでしたが、活動は短命に終わります。

1972年に岸惠子さんと共演した映画「約束」の演技で高い評価を得て、本格的に俳優へと転身。「太陽にほえろ!」のマカロニ役が大当たり。映画「青春の蹉跌」ドラマ「傷だらけの天使」「前略おふくろ様」などで活躍。

その後もソロアルバムの発売、ライブ、「八つ墓村」「影武者」などの映画への出演と大忙し。シングルも「大阪で生まれた女」「愚か者よ」などがヒット。柳ジョージ&レイニーウッドと共演したライブアルバム「熱狂雷舞」は日本のロック史に残る名盤です。

プライベートでは自らの不祥事や離婚などを経験した萩原健一さん。スキャンダルもありますが、ミュージシャンとして、そして俳優としての実力はもっと評価され、クローズアップされてもいいのではないかと思います。

2011年に自らの人生をふりかえって「ジェットコースターのような人生だった」と語った萩原健一さん。闘病生活の後2019年に68歳で亡くなりました。NHKの大河ドラマ「いだてん」が最後の出演作となります。

関根惠子(シンコ・内田信子)

関根恵子さんが演じたのは内田伸子、愛称はシンコ。父親はかつてのボスの同僚で、退職後は小料理屋を営んでいます。

関根恵子さんは1970年映画「高校生ブルース」や「おさな妻」で15歳とは思えない大胆な演技で注目を集めます。その後もさまざまな話題を振り撒きながら、映画に出演。1982年の「TATOO<刺青> あり」以降は落ち着きのある大人の女性を多く演じるようになります。

「TATOO<刺青> あり」で知り合った高橋伴明監督と結婚し、芸名も「高橋恵子」に改名しました。

高橋恵子さんが視聴者に大きなインパクトを与えたのは2011年大晦日の「絶対に笑ってはいけない空港24時」。新人キャビンアテンダントに研修を行う教育係として登場。黒いボンデージ衣装とムチという女王様スタイルでの振り切った演技はさすがです!。

高橋恵子さんは一男一女の母。長女はタレントの秋山佑奈さんで結婚しており、息子一人と娘が4人います。

以前は9人家族という大所帯で暮らしていた高橋恵子さんですが 、子供たちの独立などに伴い、暮らしをダウンサイジング。使わないものを処分してみると、「この世に何一つ自分のものはない」と気づき、とても心が楽になったと語っています。

2012年から2022年現在まで継続して「レディースアデランス」のCMに出演している高橋恵子さん。2021年には「HOPE」でミュージカル初主演。新たな挑戦を始めたようですね。今後もお元気で活躍していただきたいと思います。

松田優作(ジーパン・柴田純)

松田優作さんが演じたのは柴田純、愛称は「ジーパン」。配属当日に無銭飲食で捕まり、留置場から初出勤。空手を武器にジーンズ姿で暴れ回ります。

ジーパン刑事として活躍した松田優作さん。劇中で殉職しますが、その殉職シーンは今や伝説となっています。最後の「なんじゃ、こりゃあ!・・・」というセリフは語り草になる程有名ですが、これは台本には存在しない松田優作さんのアドリブだったそうです。

「太陽に吠えろ」以降も「俺たちの勲章」「大都会PARTⅡ」「探偵物語」などヒットドラマに出演。映画でも「蘇る金狼」「野獣死すべし」などで人気を博します。特に「野獣死すべし」撮影にあたっては10kgの減量、さらに山籠り、奥歯を抜くなどの荒業も行います。

松田優作さんは1989年ごろから体調不良を訴え、入院。その後膀胱がんの転移により40歳で亡くなります。

遺作となったのはリドリー・スコット監督の映画「ブラックレイン」。マイケル・ダグラス、アンディ・ガルシアらのハリウッドスターを相手に一歩も引けを取らない堂々たる演技は日本の誇りとも言えるでしょう。

「ブラックレイン」撮影時松田優作さんはすでにがんに侵されていましたが、病をおして撮影にのぞみます。そのせいか松田優作さんの演技には鬼気迫るところも見受けられます。また、この時点でロバート・デ・ニーロ出演作のオファーも来ていたとか。残念です。

松田優作さんは非常にカリスマ性のある俳優であり、演じるキャラクターや、本人そのものをイメージした格好を真似る若者をうみます。そして、後輩の俳優の中にもそのスタイルを踏襲した人たちが登場しました。

下積み時代、一重瞼にコンプレックスを持っていた松田優作さんは手術費用を捻出して手術を受けます。抜糸を行うのにさらに費用がかかるのではという懸念から、自らハサミで抜糸し、後々まで跡が残ることに。実際は抜糸までが費用に含まれていたと知り後悔したそう。

神田正輝(ドック・西條昭)

神田正輝さんが演じるのは西條昭、愛称は「ドック」。医大を中退後たまたま「警察官募集」のポスターを見て警官になった変わり種です。

神田正輝さんは松田聖子さんの元夫であり、長女は2021年に亡くなった神田沙也加さん。母親は元女優の旭輝子さんです。1973年に石原裕次郎さんに声をかけられ、「ひやかしでドラマに出てみない?」と誘われ石原プロモーションに入社。

その後「大都会」「大都会PARTⅡ」に出演。「夕陽丘の総理大臣」「俺たちは天使だ」の「気弱な美男子」を演じてハマり役となります。

1985年、映画「カリブ・愛のシンフォニー」で共演した歌手の松田聖子さんと結婚。神田沙也加さんが生まれますが、1997年に離婚します。同じ年、「朝だ!生です旅サラダ」のメインMCとなり2022年現在も継続して出演中です。

神田正輝さんはスキーをはじめとするスポーツ愛好家として知られていますが、ダジャレもすごい!「太陽にほえろ!」劇中でもアドリブでダジャレを披露。その後も「旅サラダ」など自身の出演番組でダジャレを飛ばすことが多いですね。

2018年のドラマ「下町ロケット」以降はドラマなどには出ていません。現在レギュラーの「朝だ!生です旅サラダ」収入のみで十分にやっていける上に、加齢によりセリフを覚えられないという事情もあるようです。

渡辺徹(ラガー・竹本淳二)

渡辺徹さんが演じたのは竹本淳二、愛称は「ラガー」。高校時代にラグビーをやっていたことがニックネームの由来ですが、ラッキョとからかわれることもあります。 やんちゃで明るく正義感も強い刑事です。

渡辺徹さんの妻は元アイドルの榊原郁恵さん、長男は俳優の渡辺裕太さん。1981年に「太陽にほえろ!」のラガー刑事役でデビュー。翌年歌手デビューし、「約束」はグリコアーモンドチョコレートのCMソングとなり大ヒット。自身の代表曲になります。

ちなみに榊原郁恵さんとはドラマ「風の中のあいつ」「気になるあいつ」での共演がきっかけで知り合いました。

「太陽にほえろ!」のオーディションの時は体重83kgでしたが、オーディションから撮影開始までの半年で69kgまで減量に成功しますが、「太陽にほえろ!」降板以降は最終的に130kg前後まで太ってしまい、役者としての仕事が減少。タレントとして活動します。

渡辺徹さんは太り過ぎを心配した妻の榊原郁恵さんから「マヨネーズ禁止令」を出されますが、妻がいない時に大量に食べてしまうほどのマヨネーズ好きです。

2020年に大病を患った渡辺徹さんは手術、闘病を経て2021年に仕事復帰します。入院中に還暦を迎え、息子たちからは赤いブリーフを送られたそうです。 早速それを履いた姿を子供達に見せようと写真を撮っていたら、看護師さんに見られてしまったとのこと。

2022年には妻の榊原郁恵さんと共に夫婦でコロナに感染したことを報告。2月11日には療養期間を終え二人とも仕事を再開したことを報告します。渡辺徹さんは舞台「有頂天作家」のリハーサル、榊原郁恵さんは自身のラジオ番組の現場に入った写真を公開。

お二人とも体に気をつけて、今後も仲良く活躍してくださいね。

石原良純(マイコン・水木悠)

石原良純さんが演じたのは水木悠、愛称は「マイコン」。一流大学卒のインテリで一係にパソコンを導入し、捜査に活用します。当時パソコンは「マイクロコンピューター」とも呼ばれ、ボスに届いた本のタイトル「マイコン入門」からニックネームが決まりました。

石原良純さんの父は元東京都知事の石原慎太郎さん。叔父は石原裕次郎さん。兄は元衆議院議員の石原伸晃さんという名門の一族。 大学在学中に入院していた石原裕次郎さんのお見舞いに行ったことがきっかけで石原プロモーションに入社し、「凶弾」で主役デビュー。

「西部警察PART Ⅲ」「太陽にほえろ!」などに出演。 その後森田正光さんにすすめられて気象予報士を志し合格。以降はタレント業と並行して「FNNスーパーニュース」で10年以上にわたり関東ローカルの天気コーナーを担当。

石原良純さんは2009年に兄の石原伸晃さんの紹介で知り合った皮膚科医の稲田幸子さんと結婚し、一男一女をもうけます。3回目のデートでプロポーズしゴールインしたそうです。結婚式の時にはなんと父の石原慎太郎さんが新郎新婦の横に陣取ったということです。

現在はバラエティ「「ザワつく!金曜日」「友近・礼二の妄想トレイン」などに出演して活躍中です。

まとめ

いかがでしたでしょうか刑事ドラマの代表格「太陽にほえろ!」。

アクションはもちろん、人情話やコメディの要素など娯楽の要素がぎっしり詰まったこの作品。人気の秘密がわかりますね。

登場する刑事一人一人にニックネームがあり、それぞれにスポットが当たるという構成は非常に優れたものだと思いますし、刑事をより身近に感じられます。出演者の方々の中で現在も活躍している方は、今後も俳優活動を通して、お元気な姿を見せてほしいですね

最後までご覧いただきありがとうございました。

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