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【韓国ドラマ】ファンタジー時代劇でおすすめのドラマ7選

そのクオリティの高さから、世界で注目を集める韓国ドラマですが、中でも時代劇は変わらぬ人気の一大ジャンルです。

更に近年は、ストーリーにフィクションやファンタジー要素を織り交ぜたエンタメ性の高いものが増えてきました。

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【韓国ドラマ】ファンタジー時代劇でおすすめのドラマ7選

歴史に忠実な硬派の作品も人気がありますが、エンタメに特化しているファンタジー時代劇も好評を博しています。

そこで今回は、人気の高いファンタジー時代劇を七つ選んでご紹介します。

還魂

最初にご紹介するのは、2022年公開のドラマ「還魂」です。人と人の魂を移し替える「還魂術」によって運命を変えられた主人公たちの成長を描くファンタジーロマンス。

本作品で主演のイ・ジェウクさんは、コリアドラマアワードの、グローバル優秀演技賞を受賞しました。

歴史や地図に存在しない国「大湖国」には、人と人の魂を移し替える禁術「還魂術」が存在しました。追っ手により窮地に陥った殺し屋、コ・ユンジョンさん演じるナクスは、「還魂術」を使って盲目の女性、チョン・ソミンさん演じるムドクの体に入ります。

ナクスの魂が宿ったムドクは、高貴な家系に生まれながら秘められた過去を持つ、イ・ジェウクさん演じるチャン・ウクと出会います。

師弟関係となった彼らは、ともに試練を乗り越え成長していきます。

韓国ドラマ史上最大級の予算で制作しただけあり、まるで映画を観ているようなスケールで、「大湖国」を再現した映像が好評です。また登場人物たちのキャラや美術も魅力的で、架空の国家でありながら時代劇としてもしっかり楽しめます。

アラン使道伝    

続いてご紹介するのは、2012年公開のドラマ「アラン使道伝」です。

韓国に伝わる「アラン伝説」を題材に、暗い過去を背負った若き使道と、記憶を失った美しき女幽霊との、次元を超えた禁断のラブストーリーを描くファンタジー・ロマンス時代劇。

主演のイ・ジュンギさんは除隊後初めて出演したドラマで、ヒロインのシン・ミナさんとは初共演でしたが、MBC演技大賞でベストカップル賞を受賞しました。

前宰相の庶子である、イ・ジュンギさん演じるウノは、消息不明の母親を探しに訪れたミリャンで、記憶喪失の幽霊、シン・ミナさん演じるアランと出会います。

幽霊が見えるウノの能力を知ったアランは、自分の死の真相を探るため彼に協力を依頼します。

面倒に巻き込まれたくないウノは、自分を地方官「使道(サト)」にすることができたら協力すると条件を出しますが、 アランはある手を使って彼を使道に仕立 ててしまいます。

そんな中、ウノはアランが持つかんざしから、生前のアランと母との間に何かつながりがあるのではないかと疑い始めます。

今や人気ジャンルとなった「ゴースト系ドラマ」の先駆者的作品。

それまでの時代劇とは違った、壮大なスケールとユニークな世界観が話題となりました。また、イ・ジュンギさんと時代劇の相性の良さや、さすがのアクションシーンは期待を裏切りません。

ホン・チョンギ 

3番目にご紹介するのは、2021年公開のドラマ「ホン・チョンギ」です。

朝鮮時代に実在した天才女性画工をモチーフに描いた、ファンタジーロマンス時代劇。W主演のアン・ヒョソプさんとキム・ユジョンさんが悲しく切ない運命でつながれた男女の恋を好演し、SBS演技大賞で4冠を受賞した話題の作品です。

魔王を、王の肖像画に封印する儀式で、画を描いた絵師の娘、キム・ユジョンさん演じるホン・チョンギと、封印式を進行した導士の息子、アン・ヒョソプさん演じるハ・ラムが魔王の呪いをかけられて誕生することに。

ホン・チョンギは生まれながら盲目で、生命の神サムシンは、ハ・ラムをホン・チョンギの運命の相手と定めました。

9年後、ハ・ラムとホン・チョンギは運命的な出会いを果たし友になります。

そんな中、雨乞いの儀式でサムシンはハ・ラムの中に魔王を封印、ハ・ラムは視力と家族を失ってしまいます。

そして魔王の力の根源である目は、ホン・チョンギに託され、ホン・チョンギは視力を回復。

更に19年後、ホン・チョンギは天才的な絵師となり、一方ハ・ラムは昼は役所で働きながら、夜は家族の復讐のため秘密組織で情報を集めていました。

ある夜、追われていたチョンギは、赤い瞳となったハ・ラムと再会します。

本作では、魔王の姿や邪気がリアルに表現され、俳優陣の演技も相まって第1話からグッと引き込まれ、卓越したCGの技術と迫力がすごいです。

夜警日誌

4番目にご紹介するのは、2014年公開のドラマ「夜警日誌」です。

架空の朝鮮時代を舞台に、鬼神を退治する夜警隊の活躍を描いたファンタジー・ロマンス時代劇。チョン・イルさんと、東方神起のユンホさんが、豪華初共演を果たしています。

朝鮮王朝時代、人間界の支配を目論む龍神族の、キム・ソンオさん演じるサダムが、野望実現のために動き出します。

平和な朝鮮の首都・漢陽は突然、闇に包まれ、おびただしい数の隕石が宮殿に落下。

結界の破れた宮殿に悪霊たちが侵入し、チェ・ウォニョンさん演じる恵宗王の息子、チョン・イルさん演じるイ・リン王子に襲いかかります。

リンは夜警団の、ユン・テヨンさん演じるサンホンによって救出されるも、謎の病でみるみる衰弱していきます。

リンの命を救うため、恵宗王は、マゴ族だけが咲かせることができるという千年花を求めて白頭山に向かいます。

本作の映像には、映画並みの大迫力のアクションシーンが満載です。

チョン・イルさんやユンホさんが、剣を片手に鬼神たちと戦うシーンもVFX技術を使用。最高級のクオリティで、よりリアルに、より壮大に描写された鬼神の表現は圧巻です。

さらに、ユンホさんのダンスのような華麗なアクションシーンや、チョン・イルさん演じるリンが龍の鬼神と戦う場面など、見事な映像に仕上がっています。

医心伝心~脈あり 恋あり~

5番目にご紹介するのは、2017年公開のドラマ「医心伝心〜脈あり 恋あり〜」です。

17世紀の朝鮮一の腕を持つ鍼灸師と、現代医学を信じる外科医が、400年を超えて繰り広げるタイムスリップメディカルラブロマンス。

17世紀の朝鮮王朝時代、朝鮮一の腕を持つ鍼灸師の、キム・ナムギ ルさん演じるホ・イムは、ある日、王のために鍼を打つよう命じられます。

しかし、急に手が震えだし、 治療は失敗。追われる身となってしまいます。

川に転落したホ・イムが目を覚ますと、 なんとそこは2017年のソウル。街を彷徨っていたホ・イムは、目の前で倒れてい る人を助けようと鍼を取り出します。

ところが、偶然、通りかかった胸部外科医の、キム・アジュンさん演じるヨン ギョンに止められます。

キム・ナムギルさんが4年ぶりにドラマ復帰した作品ですが、いつみても半端ない演技力の凄さに驚かされます。

コミカルにシリアスに、ラブコメディが好きな方には特におすすめしたい作品です。

一方、キム・アジョンさんの演技も素敵です。「アクシデントカップル」でのイメージが強いですが、本作ではがらりと違う姿を見せてくれています。

アスダル年代記

6番目ご紹介するのは、2019年公開のドラマ「アスダル年代記 」です。

古代の架空大陸「アス」で、初めて国家が誕生する様子を、各部族の英雄たちの運命を通して描いた壮大な古代ファンタジードラマ。

まだ国家も王もなかった時代。神秘の地「アス」の都アスダルに暮らす人間たちは、強大な力と霊能力を持つ、ネアンタルたちと対立を続けていました。

ある時、人間たちはネアンタル大虐殺を計り大戦争を仕掛けます。

人間側の使者としてネアンタルの森で大戦争に巻き込まれた、チュ・ジャヒョンさん演じるアサ・ホンは、やがてネアンタルとの間に息子、ソン・ジュンギさん演じるウンソムを授かります。

アサ・ホンはウンソムを生かすためにアスを離れ、大黒壁と呼ばれる巨大な断層を降りてイアルクの地へと辿り着くのでした。

アサ・ホン亡き後、イアルクのワハン族の元で育ったウンソムは、ワハン族の後継者、キムジウォンさん演じるタニャたちと共に暮らしていました。

その頃、ネアンタルとの大戦争で勝利し英雄となった、チャン・ドンゴンさん演じるタゴンは、アスダルの連盟長である父からイアルク討伐を命じられます。

イアルクの部族たちは次々と討伐され、ウンソムの暮らすワハン族の村も壊滅状態に。

奴隷としてアスダルへ連れて行かれたタニャたちを助けるため、ウンソムもまたアスダルの地へ向かうのでした。

ファンタジーとアクション、アドベンチャーにラブストーリーなど、様々な要素が盛り込まれた、従来にない歴史ドラマです。

衣装やメイク、美術、大規模なドラマセットによって徹底して作り込まれ、作品への没入感が高いと好評でした。

どれも似たり寄ったりの韓国時代劇に飽きた方にはおすすめです。

イニョン王妃の男

最後にご紹介するのは、2012年公開のドラマ「イニョン王妃の男」です。

朝鮮王朝のエリート官僚が突然現代へタイムスリップし、現代を生きる売れない女優と愛を育む様子を描く、キュートで切ないラブ・ファンタジー。

朝鮮王朝時代。王の命令で南人の動きを監視していた弘文館の校理、チ・ヒョヌさん演じるキム・ブンドは、右議政ミン・アムらが企てた王妃暗殺計画を阻止しますが、刺客に命を狙われ、突然、現代にタイム・スリップしてしまいます。

 一方、現代の無名の女優、ユ・インナさん演じるチェ・ヒジンは、ドラマでイニョン王妃役に抜擢され、意気揚々でした。

その撮影現場でキム・ブンドと遭遇。最初はドラマの関係者だと思っていたヒジンでしたが、何度か奇妙な出会いが続くうちに、半信半疑ながらブンドの状況を理解し、彼を助けるはめになります。

生きる時代が違う二人が、一緒にいるためにどうするかというテーマから全くブレず、無駄なエピソードもなく、しかし笑いもあり、切なくキュンとするところもある素敵なストーリーです。

ブンドを演じたチ・ヒョヌさんは、決してイケメンではありませんが、韓服がとっても似合っており、いかにも朝鮮時代からやってきた感じがちゃんと出ています。

だんだん美男子に見えてくるから不思議です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

日本では、若者向けの時代劇ドラマが作られることはまずありませんね。

それに比べ韓国では、史実に基づくお堅いものから、SF的なものまで、さまざまなバリエーションの時代劇ドラマが楽しめます。

従来は、朝鮮時代と現代をタイムスリップで行き来したり、他人の魂と入れ替わるものが定番でしたが、最近ではその枠を飛び出し、幽霊やネアンデルタール人まで出てくる面白いものがあります。

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