現在、第一線で活躍するイケメン俳優のみなさんの中には、王様役を演じて大ブレイクした方も少なくありません。今回は王様役がぴったりハマり役となった韓国俳優6名をご紹介します。
多くの韓国ドラマファンの記憶に強く残るほど、王様役が似合っていた韓国俳優の方は一体どのような王様を演じきったのでしょうか?
王様役が似合うイケメン俳優6選
この投稿をInstagramで見る
王様役といってもそのキャラクター像は枝分かれしており、聡明で優しい性格として描かれているものから、冷徹で気難しい面を持っているものなど様々。国内最大の権力者として君臨する王様は、難しい役の1つとされているのではないでしょうか。
そんな役どころを圧倒的な演技力とオーラで演じた韓国俳優のみなさんを、早速チェックしていきましょう!
・キム・スヒョン
この投稿をInstagramで見る
1人目に紹介するのは「太陽を抱く月」でイ・フォンを演じた、キム・スヒョンさんです。
キム・スヒョンさんが演じたイ・フォンは、幼少期に惹かれ合った正室のヨヌを、権力争いの陰謀に巻き込まれて失ってしまってもなお、一途に想い続ける王。消えることない傷と悲しみを抱えたままのイ・フォンの前に現れたのは、ヨヌに似た巫女でした。
実はその巫女は、イ・フォンが失ったと思っていたヨヌ本人だったのですが、ヨヌも記憶を失って「ウォル」として生きていたため、イ・フォンとは何度もすれ違ってしまいます。それでも2人は強い運命の元、再び惹かれ合っていく模様が作中で描かれました。
なかでも印象的なのは、感情をあらわにして号泣するキム・スヒョンさんの熱演シーン。イ・フォンの心情に心を痛め、思わず涙してしまった方も少なくありませんでした。
イ・フォンはこれまでの王様とはまた違った魅力を持っており、視聴者からは「今までで一番聡明な王様」や「最も魅力的な王」と大絶賛。外見だけでなく、観る者の心を強烈につかむ演技力の高さも影響し、最高視聴率40%越えを記録する大ヒット作品となりました。
・ヨ・ジング
この投稿をInstagramで見る
2人目にご紹介するのは「王になった男」でイ・ホンを演じた、ヨ・ジングさんです。
ヨ・ジングさん演じるイ・ホンは、父である王の崩御をきっかけに王位に就くものの、王宮にはびこる陰謀や暗殺を企む刺客に怯える生活を過ごすあいだに、心理的な病を抱えてしまいます。そんな王の目の前に現れたのは、自身と見た目がそっくりな旅役者でした。
イ・ホンと瓜二つであることから、王の影武者になったハソン。彼は王を演じるうちに「本当の王になり、世界を変える」といった願望を持つようになり、庶民だった立場から勉学に勤しみ、人々を守る強く優しい王へと成長していきます。
同作品は大ヒットとなった映画版のリメイク作品であり、劇中では描かれなかった王妃とのラブロマンスも追加。偽物の王であることに気付きながらも、ハソンのあたたかい心に触れて惹かれていく美しい王妃の姿が、ストーリーに華をそえる存在となりました。
作中でヨ・ジングさんはイ・ホンとハソンの2役を熱演。とくに暴君であり、日を追うごとに精神を病んでいくイ・ホンの演技は、視聴者に恐怖心を与えるほどの怪演だったと評価されています。
・イ・ジュンギ
この投稿をInstagramで見る
3人目に紹介するのは「麗〈レイ〉~花萌ゆる8人の皇子たち~」でワン・ソを演じた、イ・ジュンギさんです。
名君と名高い一方で「血の君主」と呼ばれるほど、冷酷な選択する非道な人物だったと後世で批判された王、光宗となるワン・ソ。ドラマ内では現代からタイムスリップしてきたコ・ハジンこと、ヘ・スを激しく愛する王として描かれました。
ワン・ソはとても強く冷徹でありながら、多くの傷と孤独を抱えており、とくに対人関係で不器用な面も持ち合わせています。そんなワン・ソがヘ・スという存在を通して愛を育んでいく過程を、イ・ジュンギさんが繊細に演じて話題となりました。
ヒロインであるヘ・スを演じたのは、国民的人気を誇るIUさん。このドラマ作品での共演をきっかけに、ドラマが放送と同年の2016年に開催された演技大賞でベストカップル賞を受賞し、イ・ジュンギさん個人でも韓流スター賞を獲得しています。
「韓国時代劇ドラマといえばイ・ジュンギ」という人も多く、続編も望まれる同作品。豊富な時代劇ドラマ出演経験と王様役にぴったりな風貌で、現在も「また時代劇に出演してほしい」という声も多く挙がっています。
・パク・ボゴム
この投稿をInstagramで見る
4人目に紹介するのは「雲が描いた月明り」でイ・ヨンを演じた、パク・ボゴムさんです。
イ・ヨンはとあるきっかけで、幼少期から男装して生きてきたホン・サムノムことホン・ラオンと顔を合わせることに。その出会い方が最悪だったのにもかかわらず、イ・ヨンはサムノムが本当は女性であることを知らないまま惹かれていきます。
好意を抱いていながらも、素直になりきれないツンデレな性格をしているイ・ヨンと、男性として生きながらも、王子様との恋を夢見る少女といった一面を持つホン・ラオン。
しかし性別や身分違いといった問題とはまた別に、ラオンの出生の秘密が2人の間に大きな壁として立ちはだかり、ただただ恋愛模様にときめくだけでなく、とても切ないストーリーでもあると多くの視聴者から支持されました。
同作品はパク・ボゴムさんの初主演作であり、出世作。最高視聴率は25.3%を記録し、パク・ボゴムさん個人では演技大賞で最優秀賞を獲得するなど、一躍スターの仲間入りを果たし「国民の彼氏」と呼ばれ、多くの人に愛されています。
・ユ・スンホ
この投稿をInstagramで見る
5人目に紹介するのは「仮面の王 イ・ソン」でイ・ソンを演じた、ユ・スンホさんです。
父である王により、その命を守るために仮面をつけたまま育てられたイ・ソン。やがて「素顔を見たら死んでしまう」といった噂に耐えかねたイ・ソンは、自分がなぜ仮面をつけなければいけないのか、その理由を知ろうと探りはじめます。
そして強大な敵にたどり着いたイ・ソンは、持ち前の正義感と国を背負っていく者として、長い闘いを繰り広げることに。さらに仮面着用の理由を探るうちに出会った、同じ名を持つ貧しい身分のイソン、良家の娘であるカウンとの関係も濃密に描かれました。
時代劇作品の中でも、屈指の凶悪さと強さを持つ敵である❝辺首会❞に立ち向かい、困難だらけの状況でも決して自分の信念を曲げず、イ・ソンがたくましくなっていく様子にどんどん惹かれていったファンも少なくないのではないでしょうか。
子役出身であるユ・スンホさんの安定した演技力はもちろん、顔立ちの凛々しさも見どころとなったヒット作品。近年では新たな時代劇作品「花が咲けば、月を想い」に出演し、現代劇とはまた違った魅力を大いに発揮しています。
・チョン・イル
この投稿をInstagramで見る
最後にご紹介するのは「ヘチ 王座への道」でイ・グム(延礽君)を演じた、チョン・イルさんです。
のちに朝鮮王朝第21代王である、英祖となるイ・グムが主人公である同作品。韓国時代劇ドラマファンなら一度は聞いたことがあるはずの、トンイを母に持ち、やがてイ・サンの祖父となる彼が、国を正すために奮闘する物語です。
卑しい身分出身の母から生まれたと、王位継承権を持つ立場でありながら冷遇されてきたイ・グム。自身もそんな王宮に嫌気がさして距離を置いていたものの、王位をめぐる醜い争いを目の当たりにしたことで、民のための世を作るために立ちあがります。
仲間との熱く固い絆、純粋な心を持ち武術にも長けているチョン・ヨジとの恋愛模様など、見どころは盛りだくさん。「王になるべくしてなった人」との呼び声高い人物を、独自のオーラで演じきったと高評価されています。
また、このドラマ作品はチョン・イルさんにとって除隊後初の出演作といったことでも話題に。純粋に正義を貫いて、正しき王になっていく姿は、多くの視聴者の心を揺さぶり、チョン・イルさんの代表作のひとつと成長しました。
まとめ
高貴な振る舞いと雰囲気で、多くの視聴者の心を掴んだ王様役をつとめた韓国俳優のみなさん。ビジュアルはもちろん、その高い演技力で再び王様役を演じてくれることに期待が寄せられます!