韓流

【パク・ヨンハ】この世を去った理由は?その後のソ・ジソブやマネージャーとの関係についても

2022年6月30日、日本でも多くの軌跡を残した俳優でありアーティストの、パク・ヨンハさんがこの世を去ってから12年が経ちました。

パク・ヨンハさんがこの世を去った理由は、未だに人々の議論が交わされ、多くの憶測などが生まれています。

今回はパク・ヨンハさんが活躍した足跡とともに、同じ俳優であるソ・ジソプさんとの関係や、世間を大きく騒がせたパク・ヨンハさんの元マネージャーについてもご紹介します。

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パク・ヨンハはどんな人?

名前:パク・ヨンハ(ハングル:박 용하)
生年月日:1977年8月12日
出身:韓国・ソウル特別市
身長/体重:178cm/62kg
活動期間:1994年~2010年

パク・ヨンハさんは高校在学中の1994年、ドラマ「テーマ劇場」で俳優としてデビュー。

2006年には元祖韓流ブームを起こした名作「冬のソナタ」に出演。パク・ヨンハさんは作中で、ペ・ヨンジュンさん演じるイ・ミニョン、チェ・ジウさん演じるチョン・ユジンと三角関係になる、キム・サンヒョクとして登場しました。

日本での❝冬ソナ❞ブームにより、多くの日本人ファンを獲得したのをきっかけに、2004年に初来日を果たします。同年にはアルバム「期別」をリリースし、日本で歌手活動を開始。

繊細で優しく、またどこか切ないパク・ヨンハさんの歌声は多くのリスナーから支持され、2007年に日本ゴールドディスク大賞で「シングル・オブ・ザ・イヤー」を獲得。続く2008年には、同賞ならびに「ザ・ベスト・エイジアン・アーティスト」を受賞しました。

しばらく日本での歌手活動を活発的に行っていたパク・ヨンハさんですが、2008年の主演ドラマ「オンエアー」を皮切りに、韓国での俳優活動を5年ぶりに再開。作中では不愛想ながら、ドラマに対する情熱を内に秘める監督、イ・ギョンミンを演じました。

翌年の2009年には主演映画「作戦 The Scam」が公開。日本での活動も並行して行っており、2010年の6月26日からはツアーを決行し、俳優として復帰したあとも、日本で応援するファンを変わらずに大切にしている様子でした。

しかし、2010年6月30日にソウル特別市内にある自宅で、心肺停止の状態で発見されます。電源コードで首を絞めた際に起こった感電による胸部圧迫が原因であり、事件性がないと判断され、パク・ヨンハさん自ら人生に幕を引いたと報じられました。

葬儀会場には日本からも多くのファンが訪れ、パク・ヨンハさんを愛していた人たちの涙と、彼を惜しむ声であふれました。その状況に驚いた現地のメディアは、パク・ヨンハさんの第一報よりも大きく報道しています。

32歳という早すぎる別れから2022年現在で12年。今もなお愛され続ける俳優として、ファンの記憶に残り続けています。

この世を去った理由は?

パク・ヨンハさんがこの世を去った理由については、現在も多くの議論が交わされています。

まずひとつに、末期の胃がんだった父の介護に疲れたからでは、という声があります。パク・ヨンハさんは父が胃がんを宣告されたあと、いつも実家で献身的に看病していたほど親孝行だったそうです。

親が自分より先立つことは、頭で理解しようとしても受け入れがたいもの。介護疲れが直接的な理由ではなさそうですが、心理的負担のひとつになっていたのではないかと推測されています。

続いては、個人事務所を立ち上げ、日本人向け飲食店やブランド製品の事業を抱えたことによる負担によるものだという声です。経営がストレスに繋がっていたのではと、パク・ヨンハさんの知人が話しており、睡眠薬を常用していたということも明かしています。

そして、日本活動が活発で、親日家と言われているパク・ヨンハさんに誹謗中傷が集まったのも大きな理由のひとつではないかという意見も。韓国国内からは批判が集中し、親日家だからという理由で財産を没収されたという話もありました。

現在、その真相を知ることは困難ですが、心労が重なったというのは間違いないのではないでしょうか。

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ソ・ジソブとの関係は?

日本の映画作品に出演経験があり、現在も第1線で活躍している俳優のソ・ジソプさん。パク・ヨンハさんとは同じ1977年生まれで、苦しい下積み時代を共に過ごし、親友関係を築いていました。

内向的な性格をしていたソ・ジソプさんに歩みよったのは、明るく社交的だったパク・ヨンハさんだったそう。2人は意気投合し、一時期は同じ家で生活を共にしていたこともあったのだとか。

たった1つのインスタントラーメンを分け合い、互いの成功を心から願って励まし合っていたという2人。その友情はそれぞれブレイクするきっかけを掴んだ後も不変のものでした。

しかし、その変わらぬ友情を表現する場となってしまったのは、パク・ヨンハさんの葬儀会場。訃報を聞いたソ・ジソプさんは全ての仕事をキャンセルし、パク・ヨンハさんの元へと駆け付けました。

息子を突然失ったという悲しみに打ちひしがれている両親の代わりに、ソ・ジソプさんは喪主をつとめ、笑顔のパク・ヨンハさんの遺影を持つことに。その光景はあまりにも悲しみにあふれており、ソ・ジソプさんを労わる声が集まりました。

ソ・ジソプさんは、パク・ヨンハさんの葬儀代を全額支払い、パク・ヨンハさんの母にも「ヨンハは1人で行ってしまったのではありません。私を置いて行ったのです。これからは私が息子です」と伝えています。

毎年、パク・ヨンハさんの墓地を訪れているソ・ジソプさん。2人の親友であり兄弟のような関係は、今現在も続いています。

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マネージャーの裏切りとは?

ファンや家族、親しくしていた芸能人たちが悲しみにつつまれ見守るなかで、パク・ヨンハさんが旅立ってから1週間。まさかの事件が起こります。

俳優業を支える立場であった元マネージャーが、パク・ヨンハさんの銀行預金、約2392万を引き出そうとして失敗。さらに所属事務所に保管してあった約71万円分相当の写真集、259万円ほどになる遺品を窃盗したと報じられたのです。

事件はそれだけでは終わらず、事務所の法人印鑑を盗み出した元マネージャーは、後輩にあたるマネージャーとともにタイへと逃亡。ほとぼりが冷めたとされる1年後には、アイドルのマネージャーとして職場復帰するというとんでもない行動に出たのでした。

元マネージャーが起訴されたのは、預金引き出し未遂事件が起こってから約3年が経った2013年。元マネージャーは反省する姿勢をみせず「私には預金を引き出す権利がある。写真集も遺品も盗んだわけではなく、故人を懐かしむために持ち出した」と主張。

裁判所は元マネージャーに対し、懲役8ヵ月を言い渡しましたが、判決に不服を申し立てた元マネージャー側が控訴。預金引き出しは未遂であり、遺品も全て返還したという事実もあったため、判決は一転、執行猶予という形で事件は終了を迎えました。

その後、元マネージャーは芸能関係の業界からは永久追放という処分が下され、ビジネスという形で芸能人に接触することは不可能となりました。パク・ヨンハさんが旅立ってから起こった一連の事件は、故人を侮辱するひどい内容だったと、今も話題に挙がるほどです。

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まとめ

今回は、長年の韓国ドラマファンにとって忘れられない俳優の1人である、パク・ヨンハさんをご紹介しました。いかがでしたか。

とても真面目で優しい人だったと、交流があった人物から語られているパク・ヨンハさん。それを証明するように、京畿道のメモリアルパークで眠るパク・ヨンハさんの元には、彼を慕っていた芸能人やファンが、今も足を運んでいます。

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