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【韓国ドラマ】美しき日々の見どころ・あらすじは?出演者の現在についても

韓国で2001年に放送され、日本でも大ヒットした正統派ラブストーリーの『美しき日々』は心に傷を負った4人の若者たちの様々な愛の形をダイナミックに描いた秀作ドラマです。

『JSA』『恋愛中毒』のイ・ビョンホンさん、『冬のソナタ』のチェ・ジゥさんに『真実』『秘密』のリュ・シウォンさんなど豪華キャストによる話題作ですね。

今回はそんな魅力いっぱいの『美しき日々』のあらすじや出演者についてご紹介していきます。

美しき日々はどんなドラマ?

ビクトリーレコード社長の子孫で企画4室長のミンチョル(イ・ビョンホン)は、バークレー音楽大学を卒業したエリートで、才能を見抜く目と企画力が飛び抜けていました。

しかし、家の中では、後妻を迎えた父を軽蔑し、義母兄弟のソンジェ(リュ・シウォン)を嫌っています。

二人はソンジェの実父が、自分達の父親の計略に巻き込まれて死んだのを知らなかったのです。

ミンチョルの職場でアルバイトをしているヨンス(チェ・ジゥ)は、幼い頃、孤児院で育ち、健気で芯の強い女性です。

彼女は孤児院で実の妹のように可愛がっていた歌手志望のセナ(イ・ジョンヒョン)のため、ミンチョルのセナのレコードデビューを頼みます。

一方ヨンスはミンチョルとソンジュの両方から熱烈な愛を受け、その板挟みにあって苦しみます。

4人が愛憎を入り乱れていく、ザ・韓国ドラマ!というドラマになっていましたね。

出演者の現在について

イ・ビョンホン(イ・ミンチョル)

『美しき日々』では、ビクトリー・レコードの御曹司役をしていた、イ・ビョンホンさん。

キザで冷酷な男性が、ヒロインに恋をして変わっていくシーンが見ものです。時折見せる鋭く孤独な表情にも心奪われます。

1991年ドラマ『アスファルト、我が故郷』で俳優デビューを果たしました。

その後ドラマを中心に大活躍しています

2000年に公開された映画『JSA』は、韓国映画歴代興行収入ベスト5に入るほどの大ヒットでした

韓国軍兵長であり事件の容疑者という大変難しい役柄を演じ、演技派として広く知られるようになります。日本でも公開されましたね。

2001年『美しき日々』や2003年『オールイン 運命の愛』などヒット作に出演しています。

人気・実力を認められ知名度が爆発的に広がります。

ちょうど30代を迎え、どこか影のある男の哀愁を漂わせた独特の存在感は、周囲を圧倒する輝きを放っていましたね。

2005年に主演し、ハリウッドのエージェントと契約するきっかけとなった「甘い人生」では、映画評論家協会賞をはじめ3つの主演男優賞を受賞しました

演技力に加え、作品ごとにあらゆるキャラクターを演じられることから、「千の顔を持つ俳優」と称されるようになりました。

2007年、「俳優が演技に集中できる環境を提供できる事務所を」と長年連れ添ったマネージャーと独立し、ピョルナンアクターズを設立します

その後「Be Happy」と自身のイニシャルからBHをとって、BHエンターテインメントと社名を変更しました

通常のマネージメントはもちろん、グローバルエージェント事業部門を新設し、アメリカ・日本・中国の芸能事務所やエージェントと提携し、国内外の俳優の海外での活動をサポートしています。

2009年には、6年ぶりとなるドラマ「アイリス」では、特殊任務隊の精鋭隊員を演じています。

鍛え抜いた肉体を生かしたダイナミックなシーンや皮肉な運命に翻弄される切ない芝居に心を掴まれましたね。

映画『G.I.ジョー』でハリウッドデビューしました。

また、日本での人気も高く、2007年に公開された映画『HERO』や2011年放送のテレビドラマ『外交官・黒田康作』(フジテレビ系)をヒットに導いています。

イ・ビョンホンさんの『キラースマイル』に心奪われた女性も多いと思います。

 プライベートでは2012年、女優イ・ミンジョンさんと同年4月から交際していることを公表し、その翌年挙式しています。

2015年には第一子となる男の子が誕生しており、2023年12月には第二子が誕生予定となっています。

誰もが羨むおしどり夫婦として知られていますね。

2021年に、世界的ブームとなった韓国初のサバイバルドラマ「イカゲーム」でもカメオ出演を果たし、わずかな登場シーンながら圧倒的な存在感を発揮して、改めて実力の高さを証明しています。

その後『非常宣言』『白頭山大噴火』などディザスター大作での名演もしています。

2023年『コンクリート·ユートピア』で主演男優賞を受賞し、話題となっています。

2016年に『インサイダーズ/内部者たち』で主演男優賞を受賞して以来、2度目です。

『コンクリート・ユートピア』は、巨大地震後に残されたアパートの生存者を中心としたサバイバル映画になっています。

日本では2024年1月5日全国公開予定です。公開が今から楽しみですね。

チェ・ジウ(キム・ヨンス)

『美しき日々』では孤児院で育ち、健気で芯の強い女性を演じています。

才能はあるものの、貧しさから苦労して、周囲に翻弄されている演技は、多くの視聴者の涙を誘いました。

1994年19歳でMBCオーディションに合格し、デビューしています。

その後すぐに韓国映画「帰天図」のヒロイはンに抜擢されたものの、実力不足という理由で、途中降板することになってしまいました。

そして1996年に本名の「チェ・ミヒャン」から芸名の「チェ・ジウ」に変更し、ドラマ「初恋」に途中投入で出演したことで広く知られるようになりました。

日本における韓国ブームの立役者と呼ぶべき人物は何人もいますが、韓国女優の中で最も大きな影響を与えたのはチェ・ジウさんですね。

2003年の『天国の階段』では、彼女の美しい泣き顔が評判になりました。

『ジウ姫が泣けば泣くほど視聴率が上がる』とまで言われ、涙の女王と言われるようになりました。

韓国での最高視聴率は、脅威の43.5%を記録し、人気の高さがうかがえます。

最初の韓流ブームのきっかけになった『冬のソナタ』では、ユジン役を演じ、彼女のピュアで健気な“守ってあげたい”雰囲気に、たくさんの視聴者が虜になりました。

『美しき日々』『天国の階段』など数々の大ヒットドラマに出演し、当時は日本でも旋風を巻き起こしています。

2018年に9歳年下の一般男性との結婚を発表し、2020年には第一子となる女の子を出産しています。

2019年から放送され世界中で大ヒットを記録したドラマ『愛の不時着』で本人役として特別出演して、冬のソナタから20年近くが経っているとは思えないほどの変わらない美貌を披露しました。

チェ・ジウさんの最新作は、2023年11月に韓国で公開された映画『ニューノーマル』です。

永遠に私たちの憧れの女性でいてほしいですね。

リュ・シウォン(イ・ソンジュ)

『美しき日々』では優しく、才能もある医学生役を演じています。温かさで包み込む王子様のような役に虜になる女性も多かったと思います。

リュ・シウォンさんがドラマデビューを果たしたのは、1994年です。

友達に誘われてオーディションを受けて、すぐにドラマ『フィーリング』で芸能活動を開始しますその後は、演技の勉強をするために大学に編入、すぐに演技力が評価されるようになります。

1990年代後半には連続ドラマに立て続けに出演するようになったリュ・シウォンさんは、その演技力から多くの監督に気に入られ、トップ俳優の仲間入りを果たしています。

1995年には『change』で歌手デビューしました。

2000年に入って出演した、伝説の韓国ドラマ「真実」では、日本でも有名な女優チェ・ジウさんとリュシウォンさんを主役にしたドラマで、最高視聴率54.6%を記録したモンスタードラマとなります。

2001年の出演ドラマ『美しき日々』は日本でも放送され、優しげな笑顔と清潔感のある爽やかなルックスで人気を獲得します。

韓流ブームの中心的存在となり、2004年のアルバム『約束』から日本でもCDをリリースしてます。

日本語の歌詞も積極的に歌いこなし、韓国の歌手としてはトップクラスのセールスを記録します。

それほど、リュ・シウォンさんの日本での人気はずば抜けており、存在感を放っていました。

リュ・シウォンさんの歌声は音域も広く、優しさと力強い歌声に心惹かれますよね。

2010年に元女優と結婚し、翌年に女の子が誕生しています公私ともに順調でしたが、2015年離婚訴訟を終え離婚しました

その後もイメージアップを図ることができず、事実上の休止をしていました。

2020年には一般女性と再婚し、韓国では時折バラエティー番組に出演はしているものの、日本でのイベントがメインで芸能活動しています。

2023年12月にも、東京でコンサートが開催されています。

イ・ジョンヒョン(キム・セナ)

『美しき日々』では、ヨンスと同じ孤児院で育ち、歌手になることを夢見るキム・セナを演じています。

セナはわがままで勝ち気な性格の女の子です

感情の起伏が激しい役だったので、常にオーバーアクションで気の強さを表現しなければならず、不自然な演技をするのが難しかったそうですが、見事やりきり実力を発揮しています。

イ・ジョンヒョンさんは、1996年映画『花びら』で女優デビューし、新人賞を数多く受賞しています

1999年には歌手活動を開始しました。

デビュー曲『ワ』がいきなりチャート上位にランクインすると、続く『パックォ』が、翌年の総選挙テーマソングに使用されるなど、“テクノの女王”として有名になりました。

2001年にはドラマ『美しき日々』で、歌手を目指すキム・セナ役を演じ、歌唱力のみならず、アーティストとして一目置かれる実力を発揮しています。

これをきっかけに幅広い年齢層に知られるようになりました。

当時第一次韓流ブームだった日本でCD『Heaven』でデビューし、素敵な歌声を響かせてくれましたね年末年始には紅白歌合戦にも出場しています。

しばらく演技の活動がない時期もありましたが、2011年に『波乱万丈』の出演で久々に演技を披露しました

映画『誠実なアリス』は低予算で制作された映画だったのでノーギャラで出演しています。

2020年には大ヒットゾンビ映画の続編で『新幹線半島ファイナル・ステージ』に出演していました。

その後も、『別れる決心』『リミット』などに出演していましたね。

2019年4月におよそ1年間の交際の末、大学病院に勤務している3歳年下の整形外科専門医と結婚したイ・ジョンヒョンさん。

もともとはご主人のお父さんがイ・ジョンヒョンさんのファンだったそうで、塾の送り迎えのときによく車の中で彼女の曲が流れていたんだそう。

まさかその歌を歌っている人と将来結婚するだなんて、思いもよらなかったでしょうね。ドラマのようなお話ですね。2022年には第一子となる女の子を出産しています。

2023年日本公開映画『別れる決心』『見知らぬ隣人』に出演しています。

母となってもなお美しい、彼女の今後の活躍にきたいですね。

シン・ミナ(イ・ミンジ)

スタイル抜群で、女優、広告モデルと引っ張りだこのシン・ミナさん。

『美しき日々』では音楽業界の重鎮の父を持つ、ミンジ役を演じました。

中学2年生の時にファッション誌のモデルとしてデビューし、当時ファッション誌が全盛時代だったこともあり、人気ティーンモデルとして活躍していましたね。

女優としては、『美しき日々』でデビューしました。

当初は、演技力で高評価を得られず、女優はなかなか上手にいきませんでしたが、2003年ドラマ『パンチ』での評価を機に、次々と賞を受賞する女優になります。

2015年『オー・マイ・ビーナス』では、胸キュン必至の甘いシーンから愛を叫ぶ切ないシーンまでバランスよく描かれている王道のラブコメディです

ヒロイン役のシン・ミナさんは、チャームポイントのえくぼが埋もれてしまうほど激太りした主人公のカン・ジュウン役を特殊メイクで挑み、本作でもKBS演技大賞 優秀女優賞、ベストカップル賞を受賞しています。

ドラマ『このろくでなしの恋』『僕の彼女は九尾狐』などヒット作品に出演しています

2021年には、大ヒットドラマ『海街チャチャチャ』にて主演をつとめ、シン・ミナさんの笑顔に心を癒されましたね。

プライベートでは、キム・ウビンさんとの公開交際中ですね。交際中には病気の闘病生活を共に支え、2人の愛は育まれました。今後二人のゴールインを楽しみにしている人が多いのではないかと思います。

誰もが羨む韓国ビッグカップル、シン・ミナさんとキム・ウビンさん。2人の大きな愛と幸せをこれからも応援したいですね。

イ・ジョンギル(イ・ソンチュン)

『美しき日々』ではミンチョルの父、ソンジェの養父イ・ソンチュン役を演じています。

1967年に舞台劇『サハリンスクの空と地球』で俳優デビューした後、韓国のテレビや映画で多作のキャリアを積んでいます。

『アテナ』『アイリス』『プラハの恋人』など5本以上の作品で大統領役を演じ、柔らかいながらもカリスマある演技を見せています。

彼の穏やかな笑顔と鋭い目つきに湧き出るオーラに、これまで見せてくれた「整頓されたカリスマ」が単なる演技ではなかったことを感じることができます。

2023年12月現在79歳、今後も貫禄のある演技に注目ですね。

イ・ギョンジン(チャン・ミョンジャ)

 ソンジェの母、ミンチョルの継母チャン・ミョンジャ役を演じました。

1975年MCBタレントとしてデビューし、はかない演技がとても上手く、可憐で弱々しいが芯の強さもある演技をされています。リュ・シウォンさんやパク・ヨンハさんら韓流スターの母親役を多く演じ、日本でもおなじみになっていますね。

『弁護士』『三人の大胆な兄弟』などに出演しています。

2023年12月現在67歳、今後も安定感のある演技に注目したいですね。

まとめ

いかがでしたか?

今回は『美しき日々』の出演者や見どころ・あらすじなどを紹介してきました。

日本で韓流ブームの決定打となった涙のラブストーリー作品の『美しき日々』。

何度も見返したくなる作品ですね。