エンゼルスの大谷翔平投手は2021年7月26日(日本時間27日)、本拠地でのロッキーズ戦に「2番・投手」で先発出場すると、打者として4打数1安打1打点1盗塁。投手としても7回1失点の好投でチームを勝利に導き、大リーグで自己最多の5勝目を挙げました。
さらに大谷翔平投手はこの試合、5奪三振を奪い、今季100奪三振に到達しました。
打者として投手として、リアル二刀流で大活躍し、今季5勝目&100奪三振を達成した試合を振り返ってみましょう。
大谷翔平が2番・投手の二刀流で出場
【速報】リアル二刀流の大谷翔平がメジャー自身最多の5勝目 最速161キロで7回1失点&先制打に盗塁も成功 #大谷翔平 #リアル二刀流 #大谷5勝目 #SHOW_TIME https://t.co/w5MoCW3abB pic.twitter.com/PDz0yEVbrF
— シバッチャマ (@Ai_Life) July 27, 2021
大谷選手は2021年7月26日(日本時間27日)、本拠地でのロッキーズ戦に今季12度目となる打者・投手のリアル二刀流として「2番・投手」で先発出場しました。
投げては7回5安打1失点5奪三振の好投で、今季5勝目と100奪三振を達成すると、打っても初回に自らを援護する先制タイムリー&14盗塁目を決め、“リアル二刀流”として躍動しました。
投手:7回99球 5安打 1失点 5奪三振 1四死球
野手:4打数 1安打 1打点 1盗塁
相変わらず凄い活躍ですね。ホームランだけでなく、ピッチングでもしっかりと結果を残しているのですから。この成績と活躍があるのなら、だれも二刀流に反対なんてできませんよね。
野球の基本動作である、「打って」「走って」「投げる」。野球を始めた時に楽しさや喜びを感じる部分ですね。それを今でも体現しながら野球に取り組まれているのでしょうね。
プロになる為に、何か一つでも超一流を目指し、到達できない人もいる中、全てにおいて超一流に近づく大谷選手の努力に感服しますね。
大谷翔平が5勝目!最速160キロの今季100奪三振到達!
最速100マイル盗塁14個 5勝目
ヒットも打って,現在本塁打35本#大谷翔平 さん今日も凄い事に! pic.twitter.com/4UJeYnIYEI— YUUJI 🎙なまら凄いぞ北海道🎸 (@G3Yuuji) July 27, 2021
ここまで大谷選手は、2021年7月25日時点で、投手として、
登板数 | 14 |
---|---|
勝利数 | 4 |
敗戦数 | 1 |
防御率 | 3.21 |
投球回数 | 73 |
被安打 | 49 |
被本塁打 | 6 |
奪三振 | 93 |
与四球 | 36 |
与死球 | 6 |
失点 | 28 |
自責点 | 27 |
※14試合中11試合が投打同時出場
という成績を収めていました。2021年7月26日のロッキーズ戦に、「2番・先発」として、今季12度目の投打同時出場を果たした大谷選手は、7回5安打1失点5奪三振の好投で、5勝目を挙げると同時に奪三振数も100に到達しました。
この日の試合の最後の打者から5つ目の三振を奪い、100奪三振に到達したのですが、その際に投じた球が球速160㎞/hを計測しました。
これまで、何度も160㎞/hを計測している大谷選手ですが、常に出るわけではありません。ましてや疲れから本来なら球速が落ちてくる試合の後半7回の99球目に160㎞/hを計測するのですからこれまた凄い。最後の打者と思って狙って獲りにいった感じでしたね。
そして、この100奪三振に到達したことで、また記録を練り替えたようです。「ESPNスタッツ&インフォ」によると、100奪三振以上を記録した選手が同一シーズンで放った本塁打数の最多は1931年ウェス・フェレル選手の9本塁打だったようです。
大谷選手は、ここまで両リーグ最多35本塁打を記録しているので大幅に更新したことになります。しかもシーズンはまだ後半戦が始まったばかりですので、今後も記録を伸ばしていく可能性が大いにあります。いったいどこまで記録を伸ばせるのか期待ですね。
大谷翔平が盗塁でも活躍
㊗️5勝目
にしても、ピッチャーでこのユニフォームの汚れ具合い。。。👍#大谷翔平#ShoheiOhtani #MLB #Laangels pic.twitter.com/6ARiIcVR5x— Kei (@0824Kei) July 27, 2021
今季12度目の投打同時出場を果たした、7月26日のロッキーズ戦の初回、ヒットで出塁した大谷選手は、二盗を決め、今季の盗塁を14個としました。その後、4番ウォルツ選手のヒットで生還し2点目のホームを踏むのですが、まさに盗塁があったからこそでした。
しかし、その盗塁を決めた場面、なかなか見られない光景でした。
ヒットで出塁した大谷選手は、3番アップトン選手の打席で、盗塁を警戒するロッキーズ先発の右腕マルケス投手から2度の牽制を受けます。そんな中でもスタートを切り盗塁を仕掛けますが、アップトン選手がセンターライナーに倒れてしまいますので帰塁します。
続く4番ウォルツ選手の打席では、3連続の牽制を受けます。これには、球場からもブーイングが起きていました。ランナーが投手の場合で同じイニング内で計5度の牽制を受けるというのは、なかなかないことですよ。
そして大谷選手も帰塁の際に、ヘッドスライディング気味に手から帰塁するというこれもランナーが投手の場合でもあまり見かけない光景です。それでも大谷選手は盗塁を仕掛け、見事に成功させます。
盗塁の際、足からスライディングをしましたので、その結果、ユニホームは上下とも泥だらけになっていました。泥だらけのユニホームでマウンドに上がるのを見るのは高校野球ぐらいですよ。
大谷選手は、試合後のコメントで、
「自分自身が長く投げるためにも点を入れた方がいい。もう1点入れられるシチュエーションなので。自分がしっかり二塁に進むことの方が自分が投げていく上では重要なこと」。
とコメントもまたカッコいい!!先発投手としては、終盤を見据えて体力を温存したいところを初回から盗塁をするなど、その時出来るプレーに全力を尽くす大谷選手には、常識やセオリーが通用しないということがわかりましたね。
ちなみに球団では本拠地で盗塁を決めた投手はノーラン・ライアン以来、49年ぶりになるそうです。
「ノーラン・ライアン」…また凄い投手の名前が出てきました。伝説の投手の一人ですね。どんな投手か気になる方もいるかもしれませんが、ノーラン・ライアン投手については、また次の機会でご紹介出来たらと思います。
試合内容は?
今季12度目の投打同時出場をしたこの日の試合は、打者として4打数1安打1打点1盗塁、投手として7回1失点5奪三振と投打に渡り躍動し、6‐2とチームを勝利に導いた試合内容をみてみましょう。
1回表:大谷選手が先発のマウンドに上がります。先頭タピア選手をスライダーで三振、2番ロジャース選手を遊ゴロ、3番ブラックモン選手には、追い込みながらもレフトへヒットを許しますが、4番ストーリ選手を投ゴロに抑えて無失点と上々の立ち上がりをみせます。
1回裏:1番フレッチャー選手が三失策で出塁すると、大谷選手の打席でパスボールがあり無死2塁とチャンスが広がります。3ボール1ストライクから5球目、153キロの直球をセンターへはじき返し、先制のタイムリーヒットとなり打点を挙げます。
3番アップトン選手は中フライに倒れます。4番ウォルシュ選手の打席で、3連続牽制をされるなど盗塁を警戒されますが、2球目にスタートを切り、今季14個目となる盗塁を成功させます。その後ウォルツ選手のライト前ヒットで生還し、2‐0となります。
今日の大谷 ハイライト#投手大谷
7回5奪三振無四球5安打1失点
最後の一球では100マイルを叩き出し
今季5勝目#打者大谷
決勝タイムリーヒット 14個目盗塁#リアル二刀流 フル稼働の試合内容#大谷 #Ohtani #大谷翔平 #MLB #Angels #エンゼルス #WeBelieve #ShoheiOhtani
pic.twitter.com/TEe8IdrTro— こーじー (@K0Jir0__) July 27, 2021
2回表:5番クローン選手を二フライ、6番ヒリアード選手を中フライに打ち取りますが、7番ジョー選手には直球が甘く入りレフトの二塁打を打たれます。ピンチを迎えますが、8番フエンテスを一邪飛に打ち取り、無失点に抑えます。
3回表:9番ヌネス選手は一ゴロ、1番タピア選手を三ゴロ、2番ロジャース選手を中フライに打ち取り、三人で片づけます。その裏、大谷選手に打席が回りますが、ここでは空振り三振に倒れます。
4回表:先頭の3番ブラックモン選手は遊ゴロに打ち取りますが、4番ストーリ選手に死球を与え、5番クローン選手の三振後、6番ヒリアード選手にレフトへヒットを打たれ、2死1.2塁のピンチとなりますが、7番ジョー選手を一フライに打ち取り無失点で切り抜けます。
5回表:8番フエンテス選手を遊フライに打ち取りますが、9番ヌネス選手にフルカウントから真ん中高めのスライダーを捉えられ、ライトへのHRとなり、1点を返されます。続くタヒア選手にもレフトへのヒットを打たれますが、後続を打ち取ります。
6回表:4番ストーリ―選手を左フライ、5番クローン選手を三ライナー、6番ヒリアード選手からは、この試合3つ目の三振を奪い、三人で片づけます。
7回表:7番ジョー選手からスライダーで4つ目の三振を奪い、8番フエンテス選手を中フライに打ち取った後、前の打席でHRを打たれた9番ヌネス選手から160㎞/hの直球で5つ目の三振を奪います。これが今季100個目の奪三振となり、この回で降板となります。
大谷翔平、7回に161キロの投球! シーズン100奪三振も。米記者が驚愕「彼は最高すぎる」(ベースボールチャンネル)#Yahooニュース #OhtaniShohei #大谷翔平 https://t.co/hBZnARWFrU pic.twitter.com/lqWEHPifIx
— ZERO-ONE (@ZEROONE76221953) July 27, 2021
7回裏:8番イートン選手が二安打で出塁すると、9番メイフィールド選手がレフトへ2ランHRを放ち、4-1と点差を3点に広げます。大谷選手にも打席が回りますが、空振り三振に倒れます。
8回表:ピッチャーが大谷選手から左腕キンタナ選手に変わります。先頭のタピア選手は遊ゴロに打ち取りますが、2番ロジャーズ選手にライトへHRを打たれると、3番ブラックモン選手にもセンターへヒットを打たれ、ピッチャーが右腕シーシェク選手に変わります。
4番ストーリ―選手は三振に打ち取りますが、5番クローン選手にライトへの二塁打を打たれ、2死2.3塁とピンチが広がります。6番ヒリアード選手を中フライに打ち取り何とか最少失点で切り抜けますが、4-2と2点差に詰め寄られます。
8回裏:1死から5番J・イグレシアス選手がレフトへヒット、6番マーシュ選手は四球でランナーが溜まると、7番スタッシ選手がライトへタイムリーを放ち、5-2とします。8番イートン選手の犠牲フライで6-2と点差を4点に広げ最終回を迎えます。
9回表:右腕R・イグレシアス選手がマウンドに上がると、三者連続三振に打ち取りゲームセット。6-2でエンゼルスが勝利し、大谷選手は今季5勝目を手にしました。
まとめ
今回は、大谷選手の今季5勝目と100奪三振についてみてきましたが、また一つ記録を更新したことがわかりましたね。約90年破られていなかった記録を大幅に更新。しかも、まだ更新し続ける可能性が高いということですね。
さらには「投げる」「打つ」だけでなく、「走る」でも、49年ぶり以来の記録を達成するなど、本当に記録づくめのシーズンになっております。
そして、コメントもカッコいいですね。そりゃエンゼルスファンじゃなくても応援したくなりますよ。
一つ一つその時に出来ることに全力で取り組む姿勢、私も見習いたいと思います。
皆さんも一緒に、全力で大谷選手を応援していきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。