韓国ドラマの名作は数多くありますが、今回は中でも長い間愛され続けている『秋の童話』に注目してみました。
『秋の童話』は、イケメン俳優であるソン・スンホンさんやウォンビンさんをはじめ、ソン・ヘギョさんなどをスターダムにのし上げた作品と言っても過言ではありません。
アジアで大ブームを起こしたこのドラマのあらすじや、出演者たちの現在に迫ってみたいと思います。
秋の童話はどんなドラマ?
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2000年にKBSで放送された『秋の童話』は、最高視聴率42.3%を超える大ヒットぶりで、日本や中国、台湾、タイでも放送されました。
巨匠ユン・ソクホ監督の『冬のソナタ』『夏の香り』『春のワルツ』へと続く四季シリーズの一作目となる作品でもあります。
優しい兄ジュンソと共に家族で幸せな生活を送っていたウンソと、ウンソに激しい嫉妬心を持つクラスメイトのシネは、ある日2人が出生時に病院で取り違えられていたことが発覚。
この事実をきっかけにお互いの実の家に戻ることに、ウンソは幸せな生活から一転、貧しく厳しい母と不良の兄のいる家で新たな生活を送ることになり、ウンソが元いた家族は娘のことを忘れようと、シネを連れてアメリカへ移住します。
10年後、お互いを思い続けていたウンソとジュンソは再会を果たすのですが・・・という内容なんですが、ここまで聞いただけで歯車が狂う感じが想像でき、続きがとても気になりますね。
出演者の現在は?
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『秋の童話』はイケメンと美女が多く登場し、キャストが豪華なことでも話題になったドラマなのですが、どんな方が出演していたのか気になったので調べてみました。
変わらず活躍され続けている方もいれば、今は芸能活動をしていない方もいたので、まとめて紹介していきたいと思います。
ソン・スンホン(ユン・ジュンソ)
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40代後半に突入し、ますます渋みの増したセクシーさを漂わせ、世の女性を魅了し続けているソン・スンホンさんは1976年10月5日生まれの俳優さんです。
ヒロインの兄役を務めたことで一気に知名度が上がり、国際的な韓流スターとして知られるようになり、2006年の日本初来日時には成田空港に約6000人の人が集まり、さいたまスーパーアリーナで開催されたファンミには1万5000人のファンが参加しました。
『秋の童話』のオファーがきた当時、ソン・スンホンさんは歯の矯正の準備をしていたために1度断ったそうです。しかし歯科に行く途中でマネージャーから2回電話があり、きっぱりできないと伝えたといいます。
それでも診療室に入ろうとしたところでまたマネージャーが電話をしてきて、悩んだ末に出演を決めたというエピソードがあり、のちに大チャンスを蹴りそうになった経験であった為、思い返すとドキドキすると振り返っていました。
現在はベテラン俳優になったソン・スンホンさんの最新作は、キム・ウビンさん主演のNetflixドラマ『配達人〜週末の救世主〜』で今後独占配信予定となっています。
独特の題材と演出で、連載当時人気を博したウェブ漫画が原作となっているこのドラマで、ソン・スンホンさんはストーリーに緊張感を与える悪役を演じる予定です。
ソン・ヘギョ(チェ(ユン)・ウンソ)
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ヒロインのウンソ役を務めたソン・ヘギョさんは1981年11月22日生まれで、今もなお人気作に次々と出演する大人気の俳優さんです。
どの角度から見ても美しい顔貌を持ち「最も美しい顔トップ100」に韓国人では初めて選ばれたこともあります。
2021年には約3年ぶりのドラマ『今別れの途中です』に出演、ソン・ヘギョさん扮する恋愛しない主義のキャリアウーマンと、ヒロインを一途に愛するカメラマンの運命的な恋を描く大人のラブストーリーで眩しすぎる美しさを披露し話題になりました。
現在は最新作のNetflixドラマ『ザ・グローリー』の撮影中だそうで、ソン・ヘギョさんにとっては初めて挑戦するジャンルであり、復讐劇となります。
「いつもやってきたからうまくできる」と思って作品に臨むことは一度もなく、演技経験が長くなっても毎回緊張していると明かし、今回の作品でも「演じながら出てくる自分の新しい表情や感情が楽しみ」だと話していた最新作に期待が高まっています。
ウォンビン(ハン・テソク)
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ウンソが働くホテルのオーナーの息子役を演じたウォンビンさんは1977年11月10日生まれで、韓流四天王とも呼ばれ韓流ブームを引っ張ってきた1人でもあります。
学生時代はカーレーサーを夢見ていましたが、貧しい家庭環境ゆえに諦めることを決意、その後ボーカルトレーナーとの出会いがきっかけで練習生となり、アイドルグループH.O.Tのオーディションを受けるも不合格。
しかし俳優を専門とする芸能事務所の目にとまり役者の道に進み、トップ俳優にまで上り詰めたウォンビンさんですが、2010年公開映画『アジョン』以降演技での活動は行っていません。
2015年にイ・ナヨンさんと結婚し、同年第一子となる長男が生まれ、父親になったウォンビンさんは夫婦で不動産経営もされており、その後韓国男性服ブランドやゴルフウエアブランドのモデルを行ってきました。
現在も端正なルックスと高身長で抜群のスタイルを活かし、製薬会社や化粧品会社の広告モデルとして活動しています。
ハン・チェヨン(ユン(チェ)・シネ)
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『秋の童話』がドラマデビュー作となった1980年9月13日生まれのハン・チェヨンさんは、ウンソに執拗な嫌がらせをするシネ役を演じました。
出身は韓国ですが、中学時代にアメリカへ移住し、多感な時期をシカゴで過ごしたため、ドラマ撮影当時英語の方が得意で韓国語があまりできなかったそうです。
そのせいで「ドラマが台無し」などの批判を受け登場シーンが減っていき、辛かった思い出を明かしていましたが、その後も活躍を続け、元祖バービー人形とも言われる程の抜群のスタイルを今でも維持し続けていらっしゃいます。
2007年に俳優出身でファンドマネージャーのチェ・ドンジュンさんと結婚し、2013年に第一子となる長男が生まれました。
現在も俳優活動を継続されていて、最新作は約2年半ぶりの出演となった2022年2月放送のドラマ『スポンサー』で、ハン・チェヨンさんは金と名誉、美貌まで全て兼ね備えた美容会社のCEO役として登場しています。
ハン・ナナ(シン・ユミ)
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ジュンソの婚約者役を演じたハン・ナナさんは1979年1月30日生まれで、1999年にミスコリアの2位に選ばれ芸能界デビュー、2000年に『秋の童話』に出演しましたが、その後目立った活動はしていませんでした。
2007年に約7年ぶりの俳優活動を再開する予定でしたが、交通事故にあわれ、復帰が難しくなってしまったそうです。
両親が芸能活動に反対していたとも言われており、現在は事実上の引退状態となっています。
チョン・ドンファン(ユン教授)
チョン・ドンファンさん
日本でも有名な
“韓ドラのお父さん”だけど
この人がやる役って〜
なんかしら腹黒い・・・ pic.twitter.com/gio2qT2Hvh— T嬢 (@tojyout) June 20, 2015
ジュンソの父親役を演じたチョン・ドンファンさんは1949年8月5日生まれで、『冬のソナタ』でも父親役で登場していたり、悪役も多く演じている俳優さんでもあり”韓国のお父さん”として親しまれています。
俳優になる前は地雷を除去する工兵としてベトナム戦争に参戦していたり、沖縄のサトウキビ畑で働いていたなどの経歴もあり、2019年にはトーク番組で1年以上パニック障害で苦しんでいたことを明かしていました。
韓ドラ好きの方ならみんな見たことがあるであろうチョン・ドンファンさんは現在も俳優活動を続行、2020年放送ドラマ『マネーゲーム』ではコ・スさんの父親役を演じ、2021年はドラマ『ムーヴ・トゥ・ヘブン』にカメオ出演されています。
ソヌ・ウンスク(イム・ギョン)
✔️ソヌ・ウンスク“元夫イ・ヨンハの下着に口紅…俳優だからと理解して暮らした” https://t.co/BdddgDQKL5#ソヌ・ウンスク #ソヌ・ウンスク #선우은숙 #이영하 pic.twitter.com/7z5R67AO4n
— innolife(イノライフ) (@innolifenet) October 31, 2019
ソヌ・ウンスクさんは1959年12月24日生まれでジュンソの母親役を演じましたが、日韓合作ドラマ『フレンズ』ではウォンビンさんの母役でも登場しています。
1978年にデビューし、1980年代には気さくで上品なイメージから国民に広く愛され、韓国ドラマ界に旋風を巻き起こした方でもありました。
1981年から2007年まで俳優のイ・ヨンハさんと結婚していて、2人息子がいるうちの1人は俳優のイ・サンウォンさんです。
2018年に映画『ゲート』に出演した以降はドラマ出演はされていませんが、今も母親役で親しまれているソヌ・ウンスクさんは現在バラエティ番組での出演をメインに活躍されているようです。
まとめ
とにかく悲しくて切なく、何度も号泣しながらのめり込んでしまう『秋の童話』はU-NEXTやFODプレミアムなどで配信されているようです。
今ではトップスターになった出演者たちのフレッシュな演技も見どころの一つなので、見ていない方はぜひチェックしてみてください。
時代と共に韓国ドラマの構成も変化してきていますが、たまに昔のドラマを見てみるのも新鮮で楽しいかもしれませんね♪