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【BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE-SEOUL】どんなライブだった?メンバーの感想も

世界を股にかけて活躍するBTSの本国公演が決定し、大きな注目を集めたBTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE-SEOUL。韓国の首都ソウルで開催された公演は、大盛況のうちに幕を下ろしました。

BTSメンバーもARMYも待ち望んでいた本国公演は、一体どのようなライブだったのでしょうか。そして多くの制限がある中で挑んだライブに、メンバーはどんな気持ちを抱いていたのでしょう。

今回はそんなソウル公演についてご紹介します。

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【BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE-SEOUL】はどんなライブだった?

2022年3月10日・12日・13日の3日間に渡って開催されたBTS PERMISSION TO DANCEPTDON STAGE-SEOUL。このソウル公演は単に長期休暇明けのメンバーに会えるというだけでなく、もっと特別な意味を持っていました

本国でのオフライン公演はなんと約2年半ぶり。つまりそれだけ長い間、BTSと韓国ARMYは、同じ国にいながら対面することが叶いませんでした。

両者共に待ち望んだ時間ではありましたが、依然パンデミックは深刻な状況。開催することも危ぶまれる状態の中、ソウル公演は多くの制約のもとに開催することができたようです。

公演場所はソウル蚕室チャムシル総合運動場メインスタジアム。1988年に開催されたソウルオリンピックのメイン会場として使用されたことから、オリンピックスタジアムとも呼ばれています。


BTSは過去のツアーでも訪れていて、本来の座席数は約7万席、10万人をも収容できる高いキャパシティを誇っているスタジアムです。しかし今回のソウル公演での動員数はわずか1万5千人かなり限られた人数に絞られています。

それだけでなく、もちろんマスクの着用など最低限の感染防止対策、さらに立ち上がったり声を出すことも禁止されました。つまり歓声を上げてメンバーに答えたり、一緒に歌ったりすることが叶わない、これまでにないスタイルでの開催となったのです。


公演はもちろんオフラインだけではありません。初日の10日と最終日の13日はオンライン配信、中日の12日は世界各地の映画館にてライブビューイングが同時開催となりました。

これによりメンバーと直接出会うことは難しくても、多くのARMYが本国公演を見守ることができましたね。


ようやく自国でBTSと出会える念願のライブなのに声を出してはいけないなんて、未だ我慢を強いられる韓国ARMYの気持ちを思うと胸が痛みます。しかしそこはさすがARMY!見事に制約を守り切り、素晴らしいマナーが称賛されました。

そのことについてSUGAも「3日間のコンサートが無事に成功したのは、ぼくたちが非難されることがないように思いやってくれたARMYの礼儀正しく整然としたマナーのおかげです」と話しています。SUGAの心遣いも心に沁みますね。


そして何と言ってもPTDソウル公演は『ホーム感』が強く、内容の濃いライブでした。韓国の前にLAでも公演していますが、やはりホームでしか出すことのできない圧倒的で特別な何かを感じます。メンバーもリラックスしているようです。

そしてPTD公演の一番の特徴は『7人全員』であること。ソロ曲などをセットリストに含まず、全ての楽曲を7人全員で披露しています。それも多くのARMYが聴きたい楽曲のオンパレードだったはず!


以前ARMYに向けた『一番好きな楽曲・ダンス』についてアンケートを行った結果、ランキングに入っていた曲がなんと半数以上採用されていました!そしてセットリストに新たに追加されたのが『HOME』。胸を打たれたARMYは多かったでしょう。

HOMEを追加したことについてRMが「ここがぼくたちの真の故郷です。みなさんと会えただけで、ぼくは本当に幸せです」と語っています。BTSとARMYのストーリーを感じずにはいられませんね。

7人で全ての楽曲を披露したことについてはSUGAが「ARMYにぼくたちの姿を少しでも多く見てほしいという想いと、ぼくたちがもっとARMYを見ていたい想いがあった」と話しました。お、お砂糖の量が凄いです…!

そして1曲目に披露した『ON』は『MAP OF THE SOUL : 7』のタイトル曲。パンデミックの影響で幻と化してしまった『MAP OF THE SOUL TOUR』で披露するはずでした

仕方がないとはいえツアーが中止になってしまったことは、BTSにもARMYにも大きな喪失感を与えたと思います。約2年半の歳月を経て、ようやく韓国で披露することができたのですね。ARMYは1曲目から物凄いパワーやエネルギーを感じたことでしょう。

そして話題になったのがライブのラストを飾る『Permission to Dance』を披露する中、会場に姿を現した大きなクジラ。『Whalien52』で誰からも気付いてもらえない孤独なクジラを歌っていたBTSが、2頭のクジラと共にステージに戻って来たのです。

孤独ではなくなった2頭のクジラは悠々と会場を泳ぎます。これには涙するARMYも多かったようです。


天候に恵まれず寒空の下で雨が降ることもありましたが、BTSはそれすらも臨場感が溢れる特別なものへと変えてしまいました。雨の勢いに負けていませんでしたね。

「雨が降っているのに席を立つことなく見守ってくれたARMYの皆さんに感謝します。ほかに言葉は必要ありません。愛しています」と感謝を述べたジン。

そしてJ-HOPEは「雨に降られながら公演する今日という1日は、とても大切で特別な思い出として残ります。ぼくはそれをとても嬉しく思います」と語ってくれました。


スタジアムは思いのほか寒かったようで、メンバーは会場に足を運ぶARMYに「防寒して来てください」何度も訴えかけていたことも話題になりましたね。いつもARMYに甘いBTSメンバーです。


そしてPTDソウル公演の気になるスローガンはこちらです。

10日:当然ながら私たちの仲は今に至るまで変わっていないね
12日:私たちはお互いの愛、お互いのファン
13日:寒い冬が終わりを迎え、再び春の日に出会うのだから

毎回胸を打つBTSのスローガンですが、今回も感慨深いですね。特に最終日13日の春の日が来ることを示唆する文言が胸を打ちます。PTDのセットリストにも通ずる部分があるのではないでしょうか。早くその日が来ると良いですね。

ライブを終えたメンバーの感想は?


多くのことが『初挑戦』となった今回のソウル公演ですが、実際にライブを終えたメンバーはどのように感じていたのでしょうか。

10日の公演を終えて帰宅した後、ジョングクが自身のInstagramに8分を超える動画を投稿したことが大きな話題を呼びました。本当はVLIVE配信をしたかったものの、自宅には専用の機材がないためInstagramに投稿したようです。

ライブの後で疲れているはずのジョングクは、一体何を語ったのでしょう。

 

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まず久しぶりの公演がとても幸せな時間だったと話したジョングク。しかしどこか浮かない表情で続けます。ジョングクがひっかかっていたのは、感染対策によりARMYの反応が分かりづらかったことにあるようでした。

元々韓国といえばアイドルのパフォーマンスにお決まりの掛け声や歓声、そして大合唱などでメンバーを応援し、ファンも同時に楽しむという文化が存在します。それはBTSも例外ではありません。

そういったファンの掛け声があってこそ楽曲が出来上がるだけでなく、ライブ会場でしか味わえない一体感が生まれるのです。


声を出せない今回のソウル公演では、厚紙を蛇腹に折ったクラッパーという大きな音が出せるアイテムが配られています。それによってARMYは大きな拍手を彼らに送っていましたが、もちろんそれはこれまでにない経験でした。

ステージに立つ前は「ARMYは歓声も出せないし立ち上がることもできないんだから、ぼくが全力を尽くさなければ」と思っていたジョングクでしたが、実際にステージに立ってみると想像していたものと大きく違っていたようです。

そして不安に感じてしまったのですね。

映像の中でジョングクは「皆さんも本当に楽しめたのか…本当に楽しかったのか…とても心配になりました」「今日ぼくたちはすごく幸せでした。会えるだけでも幸せだったんですけど、皆さんは楽しかったですか?」とライブが終わってもなおARMYのことを気にかけていたようです。

 

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「マスクをしているから表情もよく分からないし、本当に楽しめたのかなって…」久々の本国公演のために努力してきたものの、規制された中でARMYが本当に楽しめたのかどうか分からず、ジレンマを抱え込んでしまったのでしょう。


完璧主義で繊細なジョングクの一面が窺えます。リアクションはとれずとも、ARMYは心から公演を楽しんだはずです。それが少しでも多くジョングクに伝わって、誇らしい気持ちでいてほしいですね。

 

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そして公演が終わる毎にARMYに語り掛けるようなメッセージをWeverseへ投稿したのがJ-HOPEです。疲れている中、自らのセルカと共に、その日の公演で感じた思いやARMYへの気遣いを届けてくれていました。

最終日の投稿では「心の中にあった塊のようなものが溶けていった感じ。今日を皮切りに、もっと良い日が来て、皆さんと一緒にダンスして、大声も出して。

本当にただみんなが楽しめるような公演ができる日がくると嬉しいです。そんな日が来るまで一緒にいてくれますよね?」

「公演の最後を共にしてくださったARMYの皆さん、とても感謝しています。そして今日も相変わらず愛しています!」などと綴られていました。


J-HOPEらしいポジティブなメッセージです。読んでいると、にっこり笑顔のJ-HOPEが思い浮かんでほっこりします。公演後の深夜に投稿してくれたり、サウンドチェックも様子も毎回Instagramで共有してくれたりと、J-HOPEの優しい気遣いがいつも嬉しいですね。

 

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J-HOPEと同じくRMも最終日の公演を終えた夜、Weverseにてメッセージを投稿。そこには「昔のように思いつくまま長々と話す自分が嫌で、慌てて話を終わらせた…そんな記憶があります」とRMの心の内が綴られていました。

そして「全ての裏側を、皆さんの歓声と起立がないことを言い訳に後回しにして、今度はぼくも色んな考えを振り切って、より一層純粋な最善と没入で臨みます。自分自身に足りない部分が多く、悔しい気持ちも感じた数週間でした」と続けています。

最終日にはメンバーのコメント中にあくびをして立たされたことが注目されましたね。RMは「眠れなかった」と話していたため、彼の中で多くの感情が渦巻いていたのかもしれません。


それでもARMYのおかげで奇跡のような3日間を無事に終えることができたというRM。

ARMYへの感謝の気持ちと共に、いつも長く喋る自分がそうしなかったことで心配させているかもしれないと考えてメッセージを投稿したと説明しました。どこまでもARMY想いですね。

さらに「知ることができない遠い未来の漠然とした約束よりも、ぼくはただ1日1日を守りながら、歓声がなくても与えてもらった今日のエネルギーを噛みしめていたいと思います」

「またいつかお互いの声が聞けるその日まで、もう少しだけ待っていてください。ありがとう。愛しています」と綴り、スタッフやダンサーに向けたお礼を述べてメッセージを締めくくりました。


いつもリーダーとしてBTSを牽引しているRM。そんなRMがソウル公演ではのびのびと母国語で話し、歌詞を変えたりして楽曲にも遊び心のあるアレンジを加えていました。そんなRMの姿を見て安心したARMYは多いのではないでしょうか。

RMの頭の中は多くの思考が駆け巡り、思慮深いがゆえに悩んだり不安に思うこともあるのかもしれません。しかし先が見えないパンデミックの中で『奇跡の3日間』を作り上げたのは、BTSとARMYなのです。

BTSメンバーの力になるARMYは、BTSから多くの力をもらっているはず。まさに12日のスローガン通り、BTSとARMYはお互いのファンなのですね。

まとめ

今回は大盛況に終わったBTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE-SEOULについてまとめてみました。BTSにとってもARMYにとっても、特別で生涯忘れられない3日間になったようです。

パンデミックの影響より以前のように公演することは、今の時点では叶いません。しかし少しずつですが、ライブが開催できるようになりました。

RMが言うように今できることをこなしながら、また目いっぱいメンバーと楽しむ瞬間がくることを祈って、これからも応援していきましょう!

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