韓国で放送当時、最高視聴率を記録した「ホジュン∼宮延医官への道∼」。
1999年から2000年にかけて放送をされ人気となったドラマですが、「ホジュン∼宮延医官への道∼」に出演をしていた俳優たちは現在何をしているのか調べてみました。
ホジュン∼宮延医官への道∼はどんなドラマ?
「ホジュン∼宮延医官への道∼」は、「小説 東医宝艦」を原作としてMBCがドラマ「ホジュン」を1999年から2000年にかけて放送し、韓国では63.5%の高視聴率を記録。
写真=https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9B%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%B3%EF%BD%9E%E5%AE%AE%E5%BB%B7%E5%8C%BB%E5%AE%98%E3%81%B8%E3%81%AE%E9%81%93%EF%BD%9E/dp/B0921P86X6
また、日本では、「ホジュン∼宮延医官への道∼」というタイトルで2007年から放送され好評となり、2013年には、同作品のリメイク版として、「ホジュン〜伝説の心医〜」が放送されました。
16世紀中期の朝鮮時代、郡の長官に生まれながらも、愛人の子として生まれたホ・ジュンは学識の高さと度胸は一目置かれるものの、酒と女に溺れる自堕落な日々を送り、密貿易・身分違いの結婚という大罪を犯します。
逃亡先で師匠となるユ・ウィテと出会い、ホ・ジュンは初めて人生を懸けるに値する目標を志し、多くの人々を救うために病の治療法を見つけるために奮闘をするストーリーです。
出演者の現在は?
当時最高視聴率を記録した出演者達の現在について調べてみました。
チョン・グァンリョル(ホ・ジュン)
ホ・ジュンは、武官の父と側女の母の間に生まれ、庶子という身分から将来を悲観し荒れた青年時代を送りますが、伝説の名医ユ・ウィテと出会って医術の道を志す役を演じています。
笑い声がキラーボイスだと思うチョン・グァンリョル氏#イケボだと思う韓国の有名人 pic.twitter.com/kUJ6Jh1DpQ
— K.Wokuda💜💉💉💉 (@pegasus_ips) May 20, 2020
主人公を演じたチョン・グァンリョルさんは、1960年2月11日に生まれ、1980年にTBCのタレント公募に合格をして俳優の道へ進みましたが、しばらくは売れない時代を過ごしました。
そして、1999年「ホジュン∼宮延医官への道∼」の主役に抜擢され、一躍有名となります。
私生活では、1992年にドラマの打ち上げで出会ったパク・スジンさんに一目ぼれをして交際をし、1995年に結婚、息子もおり、妻と息子の3人で韓国の番組に出演をしました。
現在も数々のドラマや映画に出演をしており、「朱蒙」では、2006年MBC演技大賞の男優最優秀賞を受賞するなど、活躍をしています。
2022年現在、ドラマ「ジンクスの恋人」が韓国で6月より放送がスタートしました。
ファン・スジョン(イェジン)
イェジンは、幼い頃に両親を亡くし、父親の友人ユ・ウィテに引き取られ、彼の一人息子のドジと一緒に医術を学びながら育ち、ホ・ジュンをそばで見守る役を演じています。
今日は、ファン・スジョンの誕生日です。高視聴率ドラマホジュン~宮廷医官への道~ のイェジン役で、人気が出て・・。色んな意味で、苦難の人生を歩む女性を、熱演してました。それが、覚せい剤所持と姦通罪で、芸能活動の中断を余儀なくされて。復帰作、息子のためには見ました。才能があるのに😅 pic.twitter.com/vZKAqUcdM8
— tatanpapa(ヤマショウ) (@tatanpapa60) December 24, 2017
イェジンを演じたファン・スジョンさんは、1972年12月24日に生まれ、1994年にSBS第1期MCに抜擢され、ドラマ「解氷」で初出演をしてからは女優業へ移行し、「息子の女」や「ホワイトクリスマス」、「美しい彼女」などに出演をしました。
そして、「ホジュン∼宮延医官への道∼」の出演をきっかけに国民的人気女優となり、その後の勢いは止まらず、当時の清純派女優の代表的な存在となります。
しかし、2001年11月に違法薬物使用で逮捕され、芸能活動を自粛、その後、5年ぶりにミュージックビデオで復帰、ドラマにも主役として出演をしましたが、韓国からの世論の風当たりは厳しく、再びテレビから姿を消すこととなりました。
2012年のドラマで本格復帰を計画していたものの、芸能人売春のデマに巻き込まれ、復帰を諦めてしまったようです。
ホン・チュンミン(イ・ダヒ)
イ・ダヒは、両班の令嬢で、ホ・ジュンと出会い結ばれ、一人息子のギョムを育てながら、医術の道に進む夫を支える役を演じています。
写真=https://www.jiro-kankoku.com/hong-chungmin-p/
イ・ダヒを演じたホン・チュンミンさんは、1977年6月14日に生まれ、同じ済州島出身で女優のコ・ドゥシムさんの高校時代に担任をした先生も同じで、コ・ドゥシムさんの話を聞かされたことによって、女優に憧れるようになりました。
1997年に「リベンジ」に出演をし、翌年「ホジュン∼宮延医官への道∼」に出演をしたことをきっかけに、様々なドラマや映画に出演。
そして、「ストライクラブ/原題:2009外人球団 」に出演し、同年に結婚をしましたが、現在は活動を休止しています。
イ・スンジェ(ユ・ウィテ)
ユ・ウィテは幻の名医で、医官を断念した後は山陰で医院を開き、病に苦しむ人々に寄り添う役を演じています。
👴🏻俳優イ・スンジェ、ファンサイン会開催“デビュー63年ぶりに初めて‥演技メンタリングも進行” https://t.co/OFg3xHlahq#イ・スンジェ #이순재 pic.twitter.com/rUC4BH9zxi
— innolife(イノライフ) (@innolifenet) May 29, 2019
ユ・ウィテを演じたイ・スンジェさんは、日本統治時代の1934年10月10日に生まれ、35年間の統治時代から解放されましたが、この時代の名残で、日本語も堪能のようです。
ソウル大学在学中に映画に興味を持ち、ヨ・ウンゲさん、イ・ナックンさんキム・ドンフンさんらと共に「実験劇場」を結成、芸能活動を本格的に始めました。
1961年にKBSがテレビ放送を開始し、多くのドラマに出演をし、韓国第六共和国では初の国会議員選挙である1988年第13代国会議員選挙に立候補をしましたが落選。
2010年からは、大学で後輩育成に力を入れており、芸歴60年で正統演技派俳優として韓国の芸能界を牽引していますが、今でも新しい役が来ると台本研究を欠かさず、衣装や発音、表情まで念入りにチェックをしているそうです。
キム・ビョンセ(ユ・ドジ)
ユ・ドジはユ・ウィテの息子で父親のもとで医術を身につけましたが、傲慢で患者を思いやる気持ちに欠けていて、イェジンに対して、ライバル心を燃やす役を演じています。
今日は、キム・ビョンセの誕生日です。結構重要な役を多数演じている、有名?脇役俳優さんですね!初めて見たのは、ラストスキャンダルでした。主人公チェ・ジンシルの夫で浮気する、悪い奴の役でした😠まあ、そのおかげでいい再会を👍このドラマは、私の名中では歴代ベスト5に入ります。続く pic.twitter.com/EAd3QlVavm
— tatanpapa(ヤマショウ) (@tatanpapa60) September 26, 2017
ユ・ドジを演じたキム・ビョンセさんは、1962年9月26日に生まれ、1993年にアメリカ映画の「ウェスタン・アベニュー」でデビューをし、その後、本国で俳優活動をしました。
韓国人離れをした容姿とアメリカ留学の経験を持つキム・ビョンセさんは、韓国系アメリカ人やエリート役を演じることが多く、朝の連続ドラマに出演をしていたことをきっかけに「朝ドラのチャン・ドンゴン」と呼ばれることがあったそうです。
現在も多くのドラマに出演をして活躍をしています。
イム・ヒョンシク(イム・オグン)
イム・オグンはユ医師の一番弟子ではあるものの、医術は一向に上達せず、自分の医術よりも迷信が頼りで、種薬署員の役を演じています。
写真=https://www.bihann.com/cast/106.html
イム・オグンを演じたイム・ヒョンシクさんは、1945年12月31日に生まれ、1969年のMBCタレント採用枠でデビュー。
そして、2003年日本に韓流時代劇ブームを巻き起こした「宮廷女官チャングムの誓い」に出演をし、韓国で放送されると平均視聴率40%を記録、2006年にNHKでも放送が開始されました。
イム・ヒョンシクさんは、韓国で”アドリブの皇帝”と呼ばれています。
私生活では、「宮廷女官チャングムの誓い」の撮影終了後、長年連れ添ってきた妻が肺がんで死去しましたが、その悲しみを隠し、ジャンルを問わず様々なドラマに出演をしたり、バラエティー番組のMCも務めました。
また、2014年には急性心筋梗塞で入院をしましたが、元気に復帰をして、今もなお現役として活躍をしています。
チョン・ヘソン(ジュンの母)
医員を目指すジュンを優しく見守りながらも、ジュンのまっすぐな行動にすぐに寝込んでしまい、何かとジュンの足を引っ張る存在の役を演じています。
写真=https://www.bihann.com/cast/695.html
ジュンの母役を演じたチョン・ヘソンさんは、1942年2月21日に生まれ、1960年KBS1期公募採用タレントからデビュー。
「製パン王キム・タック」「楽しい我が家」など多くの作品に出演をし、苦労人の母親役から名家のお婆さん役まで幅広い役柄をこなす大ベテランで、現在も現役で女優として活躍しています。
パク・ジョンス(ドジの母)
パク・ジョンスさんは、ドジの母を演じており、1953年6月1日に韓国で生まれ、1972年MBC公開採用タレント5期に合格をし、1974年には、MBCタレント演技賞で新人賞を受賞しました。
写真=https://www.wowkorea.jp/news/enter/2016/0505/10165606.html
日本と韓国の共同製作映画「花影」にてスンウの母親役として出演をしていたり、バラエティー番組のMCを務めた経験があります。1975年に結婚を機に女優業を引退しましたが、1992年から芸能界に復帰をして、現在も活躍をしています。
まとめ
韓国ドラマを見ている人だと一度は見たことある人が多かったのではないでしょうか。
まだ、「ホジュン∼宮延医官への道∼」を見ていない人も、このドラマをきっかけに人気になった出演者がたくさんいるので、是非見てみてください。
色々調べるとすでに引退をしている人もいましたが、現役で活躍をしている人もいる為、今後の活躍に目が離せません。