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【愛していると言ってくれ】はどんなドラマ?出演者の現在は?

皆さんは「愛していると言ってくれ」というドラマをご存知でしょうか。1995年7月7日から9月22日まで毎週金曜日にTBS系「金曜ドラマ」枠で放送されたドラマです。

「愛していると言ってくれ」は「ロングバケーション」などで有名な北川悦吏子さんの脚本により、豊川悦司さんと常盤貴子さんが主演したドラマで、視聴覚障害のある画家と女優の卵が障害を乗り越えながら愛を深めるというストーリー。

第33回ギャラクシー賞テレビ部門大賞を受賞し、常盤貴子さんはこの作品で1995年度のエランドール賞新人大賞を受賞しました。

劇中で画家役の豊川悦司さんが描いた植物や人物の作品は、洋画家・菅沼光児さんの作品が使用されています。また、主題歌にはDREAMS COME TRUEの「LOVE LOVE LOVE」が使われ、250万枚の大ヒットとなり、オリコン年間第1位を獲得。

そこで今回はこの「愛していると言ってくれ」に主要キャストとして出演した女優・俳優の皆様の現在をご紹介したいと思います。

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愛していると言ってくれはどんなドラマ?

聴覚に障害を持つ新進画家・榊晃次と劇団で勉強中の女優の卵・水野紘子はリンゴの木の下で偶然に出会いました。

数日後紘子は公園の野外ステージで演技の練習をしていましたが、そこで晃次と再会。そして紘子は晃次を自分が出演する舞台に誘うのでした。

その後交際が始まりますが、感情的なすれ違いなどもあり、2人の心は揺れ動きます。しかし、いくつかのトラブルを経て、紘子の純粋な想いに触れた晃次は徐々に心を開いていきます。

それまで人を愛することも、人から愛されることも拒み続けていた晃次の心は紘子との恋愛によって明るく変わっていったのです。その後2人は聴覚に障害がある晃次のためにFAXで連絡を取り合うようになります。

紘子と出会ったことにより人生が明るくなった晃次でしたが、周囲の人たちとのトラブルに巻き込まれながらも愛を育んでいく晃次と紘子の姿が感動的に描かれています。

出演者の現在は?

それではここで、出演者の皆様の現在に迫ってみましょう。

豊川悦司(榊晃次)

7歳の時聴覚を失ない手話や筆談で会話する、新進画家・榊晃次を演じた豊川悦司さん。ドラマ「NIGHT HEAD」に武田真治さんとともに主演して注目を浴びました。この作品は深夜枠にもかかわらずカルト的な人気がありました。

その後も「危険な関係」「Love Story」ほか話題作に主演し知名度を上げていきました。2005年に結婚し一男一女をもうけますが離婚。2015年に再婚し、女の子が生まれます。

豊川悦司さんは2019年、映画「Love Letter」から24年ぶりに中山美穂さんとともに岩井俊二監督の映画「ラストレター」に出演。2人とも重要な役どころを演じています。

2010年に神奈川県の鎌倉に移住し、海まで徒歩0分という好立地にある豪邸に住み、サーフィン三昧の生活を送っているそうです。由比ヶ浜が一望できる所で趣味を思う存分楽しめるなんて本当に羨ましいですね。

ちなみに現在の妻とはサーフィンがきっかけで出会い、結婚したそうです。現在は「娘と向き合う時間が欲しい。年間2本位大きな仕事があればそれでいい」と悠々自適な心情を語っています。仕事以外の時間は家族サービスとサーフィンに没頭しているのでしょう。

プライムビデオで会員向けに独占配信中の連続ドラマ「No Activity/本日も異常なし」は豊川悦司さんと中村倫也さんが共演するコメディドラマ。2人ともハマり役ともっぱらの評判です。

 

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常盤貴子(水野紘子)

アルバイトをしながら「劇団翼」で演技の勉強をしている水野紘子を演じた常盤貴子さん。ドラマ「悪魔のKISS」での体当たり演技で注目を集め、2000年に主演したドラマ「ビューティフルライフ」は大好評を博しました。

最近では映画「海辺の映画館ーキネマの玉手箱」「大人の事情 スマホをのぞいたら」そしてドラマ「グッドワイフ」「贋作 男はつらいよ」などに出演。女優として活躍中です。

常盤貴子さんは2009年に俳優の長塚圭史さんと結婚。

常盤貴子さんと長塚圭史さんが交際を始めたきっかけは 映画「ゲロッパ」での共演と言われています。共演後すぐに意気投合し交際がスタート、約4年間の交際期間を経て結婚に至っています。長塚圭史さんが英国留学をしたため、1年間の遠距離恋愛も経験しました。

2012年に長塚圭史さんの浮気疑惑が報道された時には離婚説や不仲説も出ましたが、夫婦揃って出かける姿が目撃されるなど、この報道後も以前と変わらず夫婦として暮らしているようです。

現在のお二人は、たまには喧嘩もしますが、料理などの家事があまり得意ではない常盤貴子さんのために、長塚圭史さんが家事を手伝っているそうです。お互いに得意なところと不得意なところがあり、それを補い合ってバランスの取れた生活を送っているのですね。

常盤貴子さんは2022年映画「われ弱ければ 矢島楫子伝」に主演します。この作品は三浦綾子さんの同名の小説を映画化したもので、明治・大正時代に女性解放運動に取り組んだ矢島楫子さんの生涯を描いたもので、高い演技力を必要とする役柄でもあります。

 

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岡田浩暉(矢部健一)

紘子が所属する劇団の照明係で、弘子に想いを寄せる幼馴染の矢部健一を 演じた岡田浩暉さんは音楽ユニット「To Be Continude」のボーカリスト。音楽活動と並行して俳優としても活躍しています。

1994年に岡田浩暉さんが出演したドラマの挿入歌「もしも願いが叶うなら」が50万枚を超えるヒットを記録。ミュージックステーションに17回出演するなど活躍しますが、2000年に無期限活動休止を宣言。多くのファンがショックを受けました。

2021年、「To Be Continued」がついに再始動します。新曲「手紙」を先行配信し、22年ぶりとなるアルバムもリリース。ビルボードライブ東京、ビルボードライブ大阪で久しぶりのコンサートも開催。この再始動にファンは狂喜しました。

ミュージシャン・俳優として「下町ロケット」や「逃げるは恥だが役に立つ」などで活躍している岡田浩暉さん。爽やかなイケメンにも関わらず2022年現在も独身です。

 

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鈴木蘭々(吉田マキ)

紘子のアルバイト先の同僚で友人でもある吉田マキを演じた鈴木蘭々さんはCMや表紙モデルで活躍した後ドラマ「GHOST SOUP」で女優デビュー。

「ダウンタウンのごっつええ感じ」内のコントで松本人志さんの妹役で注目を集め、子供番組「ポンキッキーズ」では安室奈美恵さんと ユニット「シスターラビット」を結成し、大ブレイク。バラエティアイドルとして活躍し「泣かないぞェ」で歌手デビュー。

テレビなどでコンスタントにに活動していた鈴木蘭々さんですが、2011年以降はドラマには出ていません。その理由はお兄さんが無許可でラジオ局を開設し、逮捕されてしまったためテレビ側が使わなくなったようです。

2015年にウーレル株式会社を設立。自身がプロデュースした化粧品を扱っており、2022年現在も「NARIA COSMETICS」という化粧品ブランドを展開中とのこと。こだわりの商品で、ご本人が広告塔となって販売しています。

また舞台女優としても活躍中です。

 

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矢田亜希子(榊栞)

晃次の義妹で、晃次を慕う高校生榊栞を演じた矢田亜希子さんは「愛していると言ってくれ」で女優デビュー後映画「クロスファイア」で主役を務め、「マイリトルシェフ」で連続ドラマ初主演を果たします。

そして、「白い巨塔」の出演で人気を決定づけ、2000年代半ばにはタレント好感度ランキングの上位に名を連ねていきます。

大のコストコ好きとして知られる矢田亜希子さん。週1ペースでコストコに通いその商品をほぼ全て把握しているそうです。ネットには矢田亜希子さんおすすめのコストコ商品が紹介されています。

2006年にドラマで共演した俳優の押尾学さんと結婚。一児をもうけますが、押尾さんの事件もあり離婚。再婚については、「してみたい気持ちはあるが、失敗することが怖い」という思いや息子さんへの気遣いなどもあり、積極的では無いようです。

現在も女優として活躍をし、2021年には映画「砕け散るところを見せてあげる」ドラマ「この初恋はフィクションです」そして2022年は「しもべえ」などに出演して元気な姿を見せてくれます。

余貴美子(神崎薫)

晃次が所属する篠崎画廊のマネージャー・神崎薫を演じた余貴美子さんは台湾人の父と日本人の母の間に生まれ、映画「おくりびと」「武士の献立」「シン・ゴジラ」ドラマ「半分、青い」など多くの作品に出演しています。

今や落ち着いた雰囲気の余貴美子さんですが、若い頃はかなりやんちゃしていたようです。横浜のライブハウスやジャズ喫茶で音楽を聴きながら朝まで飲んでいたこともあるらしく、当時は「ハマのマリア」と呼ばれていたそうです。

余貴美子さんは2006年にNHKチーフプロデューサーとして「新撰組!」「ちゅらさん」などを手がけた山下恒彦さんと結婚。

山下恒彦さんは当時は美術スタッフでした。お二人は「ちゅらさん」がきっかけで出会い、交際を始めて余貴美子さんが50歳の時ゴールインしました。

2022年現在も夫婦仲は良好のようです。お互いが「演技」「美術」というそれぞれの分野で表現者として活躍しているため、毎日顔を合わせていても常に新鮮な刺激を与え合っているのでしょう。素敵な夫婦関係だと思います。

余貴美子さんは近年では「家政夫のミタゾノ」「ドリームチーム」などのドラマや「総理の夫」「ノイズ」などの映画、そして松山ケンイチさん主演の舞台「hana-1970、コザが燃えた日-」などに出演し女優として活躍中です。

 

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吉行和子(吉沢道子)

晃次の実の母で、聴覚を失った幼い息子を捨てるかのように家を出てしまった吉沢道子を演じた吉行和子さんは、日本を代表する女優の1人。父は作家の吉行エイスケさん、母は美容師の吉行あぐりさん、兄は作家の吉行淳之介さん、そして妹は詩人の吉行理恵さんです。

劇団民藝の舞台でデビュー後日活などで多くの映画やドラマに出演。NHKの「おかあさんといっしょ」ではお話のお姉さんとして活躍します。文筆も得意でエッセイ、俳句には秀作も。家事は苦手で、料理を一切しなかったため離婚されたという過去もあります。

吉行和子さんは大島渚監督の「愛の亡霊」で女性の情念を圧倒的な存在感で演じました。そして翌年からは「3年B組金八先生」に出演しますが、こちらは打って変わって真面目な先生役ということで、かなり前作とのギャップが大きかったですね。

その後も「ふぞろいの林檎たち」や「ナースのお仕事」などでクセのある役を演じてきましたが、ご本人はこういう役の方がやっていて面白いと語っています。

2022年現在、86歳になる吉行和子さんですが、2021年には映画「誰かの花」に出演。重要で難しい役を見事に演じました。先行上映舞台挨拶では、奥田裕介監督を絶賛し、この作品に出演できたことへの感謝の言葉を述べていました。

 

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橋爪功(榊伸吉)

晃次の父で手話が苦手なため、晃次との会話は栞に通訳を頼むか筆談で行っている榊伸吉を演じた橋爪功さんは文学座から俳優人生をスタートし、劇団雲を経て演劇集団「円」の創立に参加。以降も「円」を中心に舞台活動を続けています。

2015年には山田洋次監督の映画「母と暮らせば」に出演。善人で滋味あふれる、二宮和也さんの恩師役を演じました。

NHKのドラマ「海も暮れきる」で酒乱の俳人・尾崎放哉を演じた時、その迫真の演技を見た原作者の吉村昭さんは橋爪功さんが本物の酒乱ではないかと疑い、一緒に酒を飲むのが怖かったという話があります。

また、ある企業映像のナレーターを引き受けた橋爪功さんは、ジーパンとサンダル姿でふらりとスタジオに現れて、簡単な打ち合わせをして映像を一度見ただけで、NGなしで完璧なナレーションをこなしたそうです。橋爪功さんの真の実力が窺い知れるエピソードです。

2021年9月に80歳になる橋爪功さんですが、現在も精力的に映画やドラマで活躍しています。2021年には映画「お終活」ドラマ「エアガール」「トッカイ」「モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜」などに出演しています。

 

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まとめ

いかがでしたでしょうか。「愛していると言ってくれ」。ピュアで切ないラブストーリーに心が震えます。

出演者の方々も皆様ご活躍のようで、一安心といったところです。これからも映画やドラマ、そして実業界で頑張って欲しいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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