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【デパート!夏物語】はどんなドラマ?出演者の現在は?

2021年、神奈川県の相模大野の伊勢丹相模原店が解体。2025年にはタワーマンションに生まれ変わります。伊勢丹相模原店は相模原のランドマークであり、この伊勢丹相模原店を舞台にしたドラマ「デパート!夏物語」のファンにとっては聖地と呼べる存在でした。

「デパート!夏物語」は1992年7月2日から9月3日までTBS系列で放送。伊勢丹の全面協力を得て、伊勢丹相模原店内で撮影が行われました。

「デパート!夏物語」は仕事に、恋愛に、体当たりでぶつかる新人デパートマンの奮闘と成長を笑いと涙で綴った作品。この作品を受けて続編として「デパート!秋物語」が制作されました。

そこで今回はこの「デパート!夏物語」に主要キャストとして出演した女優・俳優の皆様の現在についてご紹介させていただきたいと思います。

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デパート夏物語はどんなドラマ?

デパートに入社3ヶ月目の高山大介は曲がったことが大嫌い。毎朝江ノ島の海を見て「今日は頑張るぞー」と叫び、猛ダッシュで通勤。お客様には全力投球ですが、張り切りすぎてトラブルや失敗を繰り返してしまいます。

大介はデパートのインフォメーションガール・鈴木小百合に一目惚れしてしまいます。小百合は大介の上司で、お客様相談室課長の鈴木哲男の一人娘です。

大介が何かをしでかすたびにその後始末に奔走するのは鈴木課長。常に大介に振り回されていますが、内心は満更でもないように思えます。いつも鈴木課長に迷惑をかけている大介が自分の娘と交際するのを鈴木課長は認めるでしょうか?

1980年代から90年代にかけて一世を風靡した大映ドラマならではの演出がなされ、「ふたりっこ」「オードリー」などで有名な大石静さんが脚本に参加しています。

主題歌はヒロインを務めた西田ひかるさんが歌う「ときめいて」です。

出演者の現在は?

それではここで、「デパート!夏物語」に主要キャストとして出演した皆様の現在に迫って見ましょう。

高嶋政宏(高山大介)

高嶋政宏さんが演じる高山大介は新人のデパートマンでインフォメーションガールの鈴木小百合に好意を抱いています。地方出身で、デパートの店員さんに親切にしてもらったことに感動し、デパートに入りました。

高嶋政宏さんの父は俳優・高島忠夫さん、母は女優の寿美花代さん、弟は俳優の高嶋政伸さん、 妻は歌手で女優・シルビア・グラブさん、そして従妹にバイオリニストの高嶋ちさ子さんという錚々たる顔ぶれ、まさに芸能人一家です。

ロック愛溢れる高嶋政宏さん。幼い頃ロックバンド”KISS”の影響を受けて以来無類のロック好きに。少年時代エレキギターをやりたいと言ったら、父親から「不良になる!」と却下されたそうです。当時は”ロック=不良の音楽”という考え方がまだ残っていたのですね。

高嶋政宏さんの妻は歌手・女優のシルビア・グラブさん。父がスイス系ドイツ人、母が日本人のハーフ。お二人はミュージカル「エリザベート」での共演がきっかけで親しくなり、2005年に結婚。現在も仲が良く、オシドリ夫婦としても有名です。

現在も俳優として活躍する高嶋政宏さん。2021年はドラマ「DOCTORS〜最強の名医〜」そして7年ぶりの月9レギュラーとして「ラジエーションハウスⅡ〜放射線科の診断レポート〜」、2022年は「わげもん」に出演しています。

 

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西田ひかる(鈴木小百合)

西田ひかるさん演じる鈴木小百合はデパートのインフォメーションガールで、大介が好意を寄せています。父はお客様相談室の課長・鈴木哲男。

13歳までカリフォルニア州ロスアンゼルスで育った西田ひかるさんは、航空会社・JASのキャンペーンガールとしてデビューし、その後アイドル歌手としてシングル29枚、アルバム18枚をリリース。ドラマや映画にも出演しています。

カリフォルニアに住んでいた頃、音楽界の巨匠・スティービー・ワンダーの「愛の園」という曲に大勢の子供と共にコーラスで参加、この曲は1979年のアルバム「シークレット・ライフ」に収録されており、西田ひかるさんの名前もクレジットされています。

西田ひかるさんの夫は会社社長の衣斐茂樹さん。2002年に結婚しました。西田ひかるさんは結婚してからはあまり表舞台に立つこともなく家庭に入りましたが、たまにテレビ番組に出演していました。

以前からピュアな印象が強い西田ひかるさんですが、SNSでの投稿に反響があり、「昔より現在の方が綺麗」とも言われています。男の子が2人いて、2022年現在は家族揃って兵庫県西宮市に住んでいるようです。

子育ても大変だと思いますが、子供に手がかからなくなったら、テレビ出演なども増えるかもしれませんね。ファンとしてはそれを期待したいです。

森尾由美(森村玲子)

森尾由美さん演じる森村玲子は大介と同期入社の社員。大介に好意を寄せており、小百合とはライバルの関係にあります。

森尾由美さんは「レモンチックな17歳」というキャッチコピーでデビュー。1982年ドラマ「ねらわれた学園」に出演し、翌年「お・ね・が・い 」でアイドル歌手デビューも果たします。1990年代は多くのトレンディドラマにも出演。

2019年には志村けんさんが座長を務める劇場公演「志村魂」に初参加しました。かつてアイドル時代にはテレビ番組で志村けんさんと息のあったコントを見せていた森尾由美さん。25年ぶりの共演となりました。

1992年に海外コーディネーターの河合直行さんと結婚した森尾由美さん。夫の仕事の都合で2005年からカリフォルニアに住んでおり、日本での仕事があるたびに帰国しているそう。2010年頃から2022年現在まで断続的にドラマなどに出演しています。

森尾由美さんには娘が2人いますが、現在はアメリカで暮らしているようです。特に情報もないので、一般の方でしょう。時折テレビで見かける森尾由美さん。美貌はそのままです。

 

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中山秀征(国広晴彦)

中山秀征さん演じる国広晴彦は大介と同期入社の社員で森村玲子に好意を寄せており、大介をライバル視しています。

中山秀征さんは1985年に松野大介さんとコンビ「ABブラザース」を結成し、「ライオンのいただきます」のアシスタントとしてデビュー。ニッポン放送の「ABブラザースのオールナイトニッポン」を担当し若い女性を中心に人気を博します。

その後「「デパート!夏物語」などに出演。「DAISUKI!」にレギュラー出演し、松本明子さんや飯島直子さんらとの軽妙なトークで視聴者の支持を集めます。2011年からは「シューイチ」の総合司会に起用され2022年現在も活躍中です。

中山秀征さんと松本人志さんの確執について、ダウンタウンがブレイクした頃、すでに売れていた中山秀征さんはレギュラー番組を10本以上抱えており、その数を自慢したり 、ゆるい雰囲気でテレビに出ている中山秀征さんを松本人志さんは許せなかったようです。

中山秀征さんの妻は元宝塚歌劇団星組トップ娘役の白城あやかさん。お二人は「日本一の仲良し美男美女夫婦」と呼ばれており、中山秀征さんは自身のインスタグラムに妻とのツーショット写真を公開し、仲の良さをアピールしています。

 

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越智静香(藤田典子)

大介と同期入社の社員・藤田典子を演じた越智静香さんは1989年ドラマ「はいすくーる落書」で女優デビュー。その後数々のドラマ、映画、舞台に出演。近年は2時間ドラマや昼ドラに出演しています。

越智静香さんは2001年に声優の井上和彦さんと結婚。井上和彦さんは越智静香さんの前に3人の妻と結婚した経歴がありました。しかもその全てが”できちゃった婚”ということです。そして、理由は不明ですが、2012年に離婚してしまいます。

2007年のドラマ「キッパリ!」に出演した際、脚本家の影響でチベット体操を始めますが、その効果に驚き、チベット体操の伝道師としてチベット体操教室の講師も務めるようになりました。

一時期歌手としても活動し 、3枚のシングルをリリース。特に1991年のセカンド・シングル「ジェニーはご機嫌ななめ」はロックバンド「Juicy Fruits」のデビュー曲のカバーで、オリジナルをしのぐほどの出来栄えでした。

 

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モト冬樹(平林則夫)

モト冬樹さん演じる平林則夫は鈴木哲男の部下。胃薬を常用しており、大介がトラブルを起こしたと部下から報告を受けた際に胃薬を飲み、その内容を聞いて噴き出し、周りに撒き散らすというのがお約束となっています。

モト冬樹さんは高校時代、クラスメイトだったグッチ祐三さん、兄のエド山口さんらと音楽活動を始め、1978年に「ビジーフォー」を結成。「モノマネ王座決定戦」「THE 夜もヒッパレ」などに出演。YouTubeチャンネル「Oh!エド日記」も好評です。

2006年には初の主演映画「ヅラ刑事(ヅラでか)が公開されました。カツラを武器に犯人を逮捕するという異色刑事の活躍を描いたナンセンス刑事アクションです。劇場窓口でヅラを全部取り外したら無料となる”ヅラ割引”キャンペーンも行われました。

仕事の6割が自らの薄毛を利用した毛髪関係だったというモト冬樹さん。俳優として多くのドラマ、映画に出演しています。2020年から2021年にかけて「M愛すべき人がいて」「にじいろカルテ」「全っっつ 然知らない街を歩いて見たものの」などで活躍しています。

 

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宇津井健(相馬秀之)

お客様相談室室長・相馬秀之を演じた宇津井健さんは2014年に亡くなるまで多くの映画、ドラマに出演し、60年近くに渡り第一線で活躍しました。代表作に「ザ・ガードマン」「赤いシリーズ」「渡る世間は鬼ばかり」などがあります。

特に「赤いシリーズ」では山口百恵さんの父親役として一世を風靡。「たんぽぽ」出演以降は橋田壽賀子さんの作品には度々起用されるようになります。「ごくせん」では仲間由紀恵さんのおじいちゃん役で出演し、若い世代にも顔が知られるようになりました。


ドラマの役柄そのもの、生真面目な性格の宇津井健さんは長い芸能生活で、仕事に遅刻したり休んだりしたことは一度もないそうです。 また、俳優の仲代達矢さんとは俳優座の同期であり、仲も良く「徹子の部屋」には2人揃って出演したこともありました。

宇津井健さんは50歳でタバコをやめ、60歳でお酒もやめました。米やタンパク質も制限し、ドラマの食事シーンでは大根おろしで代用したとのこと。さらに自身を切磋琢磨する方法の一つとして、ヒップホップを習い、講師と向き合う緊張感を楽しんでいたそうです。

この宇津井健さんのストイックな人生には、私たちも見習うべきところがあるように思えます。

小林稔侍(鈴木哲男)

小林稔侍さん演じる鈴木哲男は小百合の父でお客様相談室課長。小百合を可愛がるあまり、大介と小百合の恋路を邪魔します。しかし、大介がトラブルを起こした時はちゃんとサポートしてくれます。

小林稔侍さんは1960年代から70年代は主に東映のアクション映画や任侠映画、刑事ドラマ、そして「キャプテンウルトラ」などの特撮物に出演 。1978年の高倉健さん主演の映画「冬の華」で高い評価を受けました。

1980年代までは脇役・悪役が多かったのですが、NHK連続テレビ小説「はね駒」で主人公の父を演じ、転機を迎えます。その後「なんでも屋探偵帳」「税務調査官・窓際太郎の事件簿シリーズ」などで主演を務めます。

2018年公開の映画「星めぐりの町」では映画初主演を果たします。持ち前の温かみのある演技で、男性タレント好感度ランキングで上位にランキングされました。「学校Ⅲ」以降、山田洋次監督の作品には常連出演者となっています。

小林稔侍さんの娘・小林千春さんは女優で、2時間ドラマを中心に活動中。「なんでも屋探偵帳」で親娘共演を果たしています。また、息子の小林健さんも「科捜研の女」などに出演している俳優。こちらも小林稔侍さんとドラマで共演したことがあります。

いつの日か親子3人の共演が観られたら嬉しいですね。小林稔侍さん。いつまでもお元気で。

 

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まとめ

 

いかがでしたでしょうか。ドラマ「デパート!夏物語」。

出演者の皆様の現在に迫って見ました。いかにも「大映ドラマ」らしい内容の作品でした。舞台となった伊勢丹相模原店も今はなく、少し寂しい気持ちもあります。

出演者の皆様はほぼ現在も活躍中のようです。この点は良かったなと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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