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【このこ誰の子】はどんなドラマ?出演者の現在!【大映ドラマ】

大映ドラマは荒唐無稽な設定と、過剰とも思える演出で、1980年代を中心に話題を集めました。

そんな中でも、過激な内容で話題になったドラマが「このこ誰の子」です。

「このこ誰の子」は2021年12月にホームドラマチャンネルで再放送されましたが、元は1986年10月22日から1987年3月25日まで、フジテレビ系で毎週水曜日に放送されたドラマ。原作は津雲むつみさんの「彩りのころ」です。

「このこ誰の子」はあまりにも衝撃的なテーマとエキサイティングなストーリー展開を持つ問題作。通常のいわゆる「学園ドラマ」とはやや趣の異なった内容の作品です。

そこで今回は「このこ誰の子」に出演した主要キャストの皆様の現在について、ご紹介したいと思います。

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このこ誰の子はどんなドラマ?

高校生の葵と宗次郎は同じ高校に通う2年生で親も公認のカップル。幼さの残る仲睦まじい2人でした。そんな2人とは対照的に、葵たちと同い年で宗次郎の継母・百合の年の離れた弟・朝比奈拓也は、釧路で母と暮らしていました。

やがて拓也は祖母の死により上京し、宗次郎一家に身を寄せて、葵たちと同じ高校に通うことに。初対面で葵に一目惚れしてしまった拓也。

しかし、拓也には出生の秘密がありました。戸籍上は百合の弟となっていますが、実は百合が中学生の時に産んだ子供だったのです。

拓也は宗次郎が在籍する柔道部に入部。お目当てはマネージャーを務める葵でした。ところが、拓也はほとんど練習に顔を出さないため除名されそうになります。それを気遣っていた葵は不意に拓也に襲われ、その結果妊娠してしまいます。

悩み抜いた末に独りで出産することを決意した葵は家出をします。宗次郎は拓也を憎みながらも葵を捜します。一方、拓也も高校を退学し葵を忘れるためにボクシングに熱中しますが、やはり葵を捜す旅に出るのでした。

高校2年にして望まない妊娠をするという内容ですが、主人公・葵が、悩みながらも強く、逞しく生きていく姿を通じて、少年少女の愛と性、それを越えて勝ち得る愛と信頼の素晴らしさを描いた作品です。

番組冒頭の来宮良子さんのナレーションも、そして椎名恵さんが歌うオープニングの「悲しみは続かない」もどちらも最高です!


出演者の現在は?

それではここで、この話題を呼んだドラマ「このこ誰の子」に主要キャストとして出演した皆様の現在に迫ってみましょう。

杉浦幸(杉浦葵)

杉浦幸さん演じる杉浦葵は平凡な高校2年生。明るく元気な性格で、柔道部のマネージャーも務めています。両親公認の宗次郎と仲睦まじく暮らしていましたが、拓也による、望まない妊娠のため家出をしてしまいます。

杉浦幸さんは「ヤヌスの鏡」で大ブレイク。アイドル歌手としても活躍していました。一時はパチンコアイドルとしても活動。2021年現在はフリーで活動しており、主にバラエティ番組やテレビショッピングなどに出演。ラジオパーソナリティーも務めています。

また、愛犬グッズとレディースファッションの通販ショップ「mauMina」の運営にも力を注いでいます。買い付けから素材選び、商品デザインまで自らプロデュースする予定だとか。

かつては10代で結婚、20代で出産という夢を描いていたそうですが、2021年現在も独身。夢が叶わなかったというのではなく、30代を迎えた頃から独りで過ごす時間の楽しみ方を知ったそうです。

杉浦幸さんは「このこ誰の子」で共演した岡本健一さんと交際の噂がありましたが、真相は不明。黒田アーサーさんとは7年交際し、黒田アーサーさんが結婚に向けて家まで購入していながら破局を迎えたそうです。

アイドル時代は、色々と得難い人生経験をしてきたと語る杉浦幸さん。今後もお仕事で活躍し、プライベートでも幸せをつかめるようお祈りいたします。

 

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岡本健一(進藤宗次郎)

岡本健一さん演じる進藤宗次郎は葵の一家とは幼稚園時代から家族ぐるみで親交があります。どこか頼りなく単純ですが、情熱的で葵を純粋に愛しています。

岡本健一さんは元ジャニーズ所属のロックバンド男闘呼組のメンバー。男闘呼組の活動休止後アルバムを1枚リリースして脱退。以降は俳優として舞台やテレビなどで活躍中。2021年よりジャニーズ事務所とエージェント契約しています。

岡本健一さんは1992年モデルの西克恵さんと結婚。翌年岡本圭人さんが生まれます。しかし、田中美佐子さんや石田ゆり子さんとの交際疑惑も浮上。これらの真相は不明ですが、米倉涼子さんとはお泊まり愛報道もありました。結局、2007年に2人は離婚します。

息子の岡本圭人さんは小学生からイギリスに留学しており、英語が堪能。高校もインターナショナルスクールで、大学は上智大学です。2007年ジャニーズの人気グループ「Hey! Say! JUMP」としてデビューしますが、2021年4 月に脱退。

岡本健一さんは2015年に一般女性と再婚。2児をもうけています。妻とは知人を介して知り合ったそうです。お子さんを連れて買い物に行ったり、公園やプールで遊んだりしている姿を目撃されています。

2020年に父親の跡を継いで塗装会社の社長に就任した岡本健一さん。2021年、息子の岡本圭人さんと日本初演の舞台「Le Fils 息子」で親子共演をしました。稽古場では 岡本健一さんは岡本圭人さんを息子としてではなく、俳優として見ているとのことです。

 

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保阪尚輝〈現・保阪尚希〉(朝比奈拓也)

保阪尚希さん演じる朝比奈拓也は北海道の釧路で宗次郎の継母・百合の母親である祖母に育てられましたが、実は百合の息子でした。幼い頃から百合を年の離れた姉と聞かされていましたが、百合が実の母であることを勘付いていました。

保阪尚希さんは90年代を代表するイケメン俳優として、多くのドラマに出演していましたが、プライベートでさまざまなゴタゴタがあり、徐々にメディアから遠ざかっていきました。しかし、2021年現在は「年商10億円の通販業界の王者」と言われています。

保阪尚希さんの生い立ちはまさに「壮絶」の一言。6歳の時交通事故に遭って重傷を負い入院。そして退院した3日後に両親が亡くなるという不幸に見舞われるのでした。その後は家計を助けるためにアルバイト。芸能活動を始めますが、なかなか目が出なかったそう。

保阪尚希さんは1999年に女優の高岡早紀さんと結婚し、2児をもうけますが、2004年に離婚。離婚直前には高岡早紀さんとミュージシャンの布袋寅泰さんの熱愛写真が「FRIDAY」に掲載され大々的に報道されました。

保阪尚希さんは本当の苦労人だと思います。苦労した分だけ、今は成功を手にしているのではないでしょうか。自らが手がける通販事業も好調のようです。この方面の才能をお持ちのようですから、今後のご活躍をお祈りいたします。

 

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相築彰子 〈現・相築あきこ〉(進藤真樹)

相築あきこさん演じる進藤真樹は宗次郎の姉で、大学生であるにもかかわらず、常に物事を冷静に考えることができる聡明な女性です。そのため、宗次郎にとっては頼れる存在であり、よき理解者でもあります。

相築あきこさんはデビュー以来多くのドラマ、映画に出演。2020年は映画「星屑の町」、2021年はドラマ「真犯人フラグ」「おかえりモネ」「ドラゴン桜第2シリーズ」などで活躍しています。

相築あきこさんはかつて「相築彰子」の名前で歌手として活動。唯一のシングルが「がんばれ!ウミネコ/この海を渡って」で、日本海洋少年団の全国大会イメージソング。

相築あきこさんは1990年に俳優の伊原剛志さんと結婚しましたが、2000年に離婚。原因は伊原剛志さんの自由な性格によるものと言われています。伊原剛志さんは「束縛は嫌い」「嫌な時は帰宅しない」などと結構わがままな性格のようで、それが原因かもしれません。

相築あきこさんは2021年現在再婚はしていません。今後も独身を貫き、女優業に専念しようという気持ちの現れかもしれませんね。幅広い役柄をこなす、演技力のある女優さんですから、今後もきっと活躍していただけると思います。

 

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長山洋子(鶴田典子)

長山洋子さんが演じた鶴田典子は拓也が在籍するボクシングジムの一人娘。葵を思わせる天真爛漫で明るい女子高生です。

長山洋子さんは1984年に「春はSA-RA-SA-RA」でデビュー。1990年ごろまでアイドル歌手として活動しましたが、女優としての経験も積み、1993年「蜩ーひぐらし」で演歌歌手として再デビュー。2021年現在押しも押されぬ演歌歌手としての地位を築いています。

アイドル時代は「ぼくの青春(とき)をとめる、少女がいた」というキャッチフレーズでした。洋楽のカバーも歌っており、ショッキングブルーのヒット曲のカバー「ヴィーナス」は代表曲となります。

長山洋子さんは2009年にアメリカ人のマーク・スミスさんと結婚。マーク・スミスさんはIT分野専門の人材派遣会社の社長を務めています。マーク・スミスさんは長山洋子さんの大ファンで、来日して以来ずっと会いたかったのだそうです。

そして、マーク・スミスさんの猛アプローチが始まり、交際に発展。一緒にカラオケを歌うなどして交流を深めていたそうです。何を歌ったのですかね?「ヴィーナス」でしょうか。そして長女のスミス・マコ・サンシャインさんが生まれました。

2021年9月に新曲「下町銀座」を発売し、好調に売れ行きを伸ばしている長山洋子さん。演歌もポップスも歌える歌手として、そして女優として今後も活躍してくれることを期待しましょう。

 

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梅宮辰夫(鶴田治 )

梅宮辰夫さん演じる鶴田治はボクシングジムのトレーナー。拓也のトレーナーで典子の父。拓也を一流のプロボクサーにしようと、日々拓也の闘志を掻き立てています。普段は厳しいのですが、砕けた面もあり紀子からも信頼され愛されています。

「辰兄」「辰ちゃん」の愛称で親しまれた梅宮辰夫さん。奥さんは梅宮クラウディアさん。娘は梅宮アンナさん。2019年に81歳で亡くなりました。

梅宮辰夫さんは日本を代表する俳優の1人。映画「不良番長シリーズ」「仁義なき戦いシリーズ」などで東映の看板スターとなります。また、テレビでも「前略おふくろ様」「スクールウォーズ」などで渋い大人の男を演じました。

また、梅宮アンナさんは梅宮辰夫さんのお面を付けた体モノマネがブレイクしたロバートの秋山竜次さんが梅宮アンナさんらとともに梅宮辰夫さんのお墓参りに行ったことも インスタグラムで報告。梅宮辰夫さんも秋山竜次さんのモノマネを応援していたそうです。

神奈川県真鶴町には梅宮辰夫さんの家があります。梅宮アンナさんはそこへ移住するために、父と過ごした家のリノベーションを再開しているそう。「父が大事にしていたこの家を完全に引き継ぐことに至り、私自身、東京を離れることに」と綴っています。

 

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まとめ

いかがでしたでしょうか。過激な内容で話題になったドラマ「このこ誰の子」。

現在ではなかなか放送しにくい内容かもしれませんが、一連の「大映ドラマ」の中のヒット作で昭和の香りがしますね。

これをきっかけに他の「大映ドラマ」作品を見るのも面白いかもしれません。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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