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【教師びんびん物語】はどんなドラマ?出演者の現在は?

皆さんは「教師びんびん物語」というドラマをご存知でしょうか。1988年4月4日から6月27日まで放送された連続ドラマです。

「教師びんびん物語」は1987年から2000年代にかけてフジテレビ系列で断続的に放送された「びんびんシリーズ」の一つ。

「びんびんシリーズ」は3作品ありますが、主演は田原俊彦さんと野村宏伸さん。この2人が作品ごとに役どころを変えながら出演しており、2人にとっても最大の当たり役となりました。

主演の2人以外にも豪華なキャストが出演しています。そこで今回はこの「教師びんびん物語」に出演した主要なキャストの皆様の現在についてご紹介したいと思います。

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教師びんびん物語はどんなドラマ?

「教師びんびん物語」は大幅に生徒数が減少した東京銀座の銀座第一小学校を舞台とした学園ドラマ。熱血教師・徳川龍之介と後輩の教師・榎本英樹のコンビを中心に、小学生の揺れ動く心の状態や近隣校との統廃合問題で揺れる学校運営の問題などが描かれています。

教員歴3年の徳川龍之介は銀座第1小学校へ赴任してきます。彼は性格は単純で理想主義の熱血教師であり、生徒数16名の5年1組の担任として大張り切りします。

しかし気がかりなことが一つ。それは大家に立ち退きを求められてから住むところが決まっていなかったのです。

住むところがない龍之介は、超豪華マンションで一人暮らしをしている4年生の担任・榎本英樹のもとに強引に押しかけ、居候を始めます。晴れて住まいも決まった龍之介は教師の仕事に専念。生意気盛りだけどナイーブな年頃の子供たちとの心温まる日々が始まるのです。

「教師びんびん物語」は平均視聴率22.1%、最高視聴率24.9%を記録した人気ドラマ。主演の田原俊彦さんが歌った主題歌「抱きしめてTONIGHT」も大ヒットしました。

出演者の現在は?

日本中が熱狂した、田原俊彦さん主演の傑作ドラマ「教師びんびん物語」。

出演者の皆様の現在に迫ってみましょう。

田原俊彦(徳川龍之介)

田原俊彦さんが演じたのは熱血教師・徳川龍之介。熱血漢で銀座第一小学校に赴任してきて張り切り、後輩の超豪華マンションに居候をする役どころです。

田原俊彦さんはドラマ「3年B組金八先生」に出演し、1980年「哀愁デイト」で歌手デビューして以降、1980年代のトップアイドルとして活躍します。2021年には新曲「HA-HA-HAPPY」をリリース。俳優としては「びんびんシリーズ」が最大の当たり役です。

1993年に元「CanCan」モデルの向井田彩子さんと結婚し、女の子が2人生まれますが、田原俊彦さんと他の女性とのデート現場などが撮られていたり浮気報道があったりして、2016年ごろから2021年現在まで、別居状態が続いているそうです。

そういった家庭背景もあり、田原俊彦さんの長女でタレントの田原可南子さんが2021年10月に「踊る!さんま御殿!!」に出演した際、

田原俊彦さんから数ヶ月間、LINEを既読スルーされ連絡も取れないため「パパは今、どこで何をしてますか?LINEだけ返事ください」と訴えています。

また、次女の田原奈美子さんは「青山奈桜」という名前で「3Bjunior」というアイドルグループで芸能活動をしていたそうですが、2021年現在は芸能界を引退している模様です。

最近テレビではあまりお目にかからない田原俊彦さんですが、2021年はツアー、ディナーショー、そして新曲リリース記念パーティーなど積極的に活動しています。

 

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野村宏伸(榎本英樹 )

野村宏伸さんが演じたのは龍之介の後輩教師・榎本英樹。龍之介とは絶妙なコンビネーションを見せる相棒で「せんぱ〜い」というセリフが印象的でした。親譲りの小心者で、超豪華マンションに住んでいます。

野村宏伸さんは「教師びんびん物語」で人気を博し、仕事がたくさん舞い込み、連ドラのかけもちやCMなどで収入も大幅に増え、順風満帆な20代でしたが、「榎本英樹」のイメージが強く、同じようなキャラクターを求められることなどにジレンマを抱えていました。

人気があったために、気に入らない仕事は全て断っていたせいもあり、30代後半からは仕事が激減、40代になる頃には本当に仕事がない状態だったそうです。

野村宏伸さんは1997年、スタイリストの女性と結婚。2人の子供を授かりますが、2009年に離婚。2015年にヘアメイクアーティストの木下省子さんと結婚します。一目惚れしてしまった野村宏伸さんは猛アタックの末に交際をスタート、結婚へと至ったそうです。

野村宏伸さんは年下の女優さんなどから「親身になってくれるお父さんのような人」と評判のようです。きっと15歳下の木下省子さんに対しても、年上ならではの強い包容力で接しているのでしょう。野村宏伸さんの波乱万丈の人生経験からくる余裕かもしれませんね。

ちなみに野村宏伸さんは2021年も継続して「ビズリーチ」のCMに出演。また、「科捜研の女-劇場版-」にも出演しています。

 

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五十嵐いづみ(奥沢いづみ)

五十嵐いづみさんが演じたのは奥沢いづみ。まゆみの妹ですが血の繋がりはありません。CAの仕事をしているため、家にいないことが多いです。人当たりが良いので、皆に好かれるタイプの役どころです。

五十嵐いづみさんは「ビーバップ・ハイスクール」「少女コマンドーIZUMI」「ラブジェネレーション」、昼ドラ「幸せづくり」などに出演。シングル「スカイバレー」で歌手デビューし、シングル5枚とアルバム1枚をリリースしました。

2001年に結婚して芸能界を引退。お相手は一般男性らしく、情報がありません。鎌倉でバーをしているという情報がありましたが、これは同じく女優の五十嵐めぐみさんのことだとわかりました。名前が似ているための間違いだったようです。

結婚を機にスパッと芸能界を引退してしまった五十嵐いづみさん。2021年現在何も活動の情報がないのは残念です。

 

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五十嵐淳子(国立響子)

五十嵐淳子さんが演じたのは小料理屋「四季」の女将・国立響子。夫は夢を追いかけてどこかへ行ってしまったので、女で一つで娘を育てました。実は元教師で、非行に走った龍之介を更生させた恩師でもあります。

五十嵐淳子さんはTBS「日曜8時、笑っていただきます」に「五十嵐じゅん」という芸名で芸能界デビュー。グラビアなどで引っ張りだこの清純派アイドルとして人気を博します。1975年に映画「阿寒に果つ」で主演し、この時芸名を「五十嵐淳子」に変えました。

1977年、「俺たちの勲章」での共演をきっかけに中村雅俊さんと結婚し、出産後芸能活動を休止していましたが、「教師びんびん物語」で6年ぶりに女優業復帰を果たします 。

ドラマ「俺たちの勲章」には、松田優作さんも出演していましたが、実は松田優作さんも五十嵐淳子さんに惚れていたそう。恋敵である中村雅俊さんとは、セリフ以外の会話はしなかったと言われています。でも、結局選んだのは中村雅俊さんでしたね。

五十嵐淳子さんと中村雅俊さんの結婚式に、松田優作さんが革ジャン姿で乗り込んでマイクをつかみ取り、「本当は俺が淳子と結婚するはずだった!」と叫んだそうです。まるで映画のワンシーンみたいですね。

長女の中村由佳さんは2021年現在日テレに勤務。次女の中村亜美さんは一般人だそうです。三女の中村里砂さんはモデルとして活動中。写真を見ると本当にお人形みたいですね 。長男の中村俊太さんは現在ゴルフインストラクターです。

2021年現在、五十嵐淳子さんは原宿に子供の頃からの夢だったフラワーショップを開き、フラワーアレンジメントの講師もしているそうです。

 

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萩原流行(満田亀造)

萩原流行さんが演じた満田亀造は龍之介の同僚で典型的な「5時から男」。日中は静かですが夕方5時になった瞬間、元気になって騒ぎ出します。龍之介を非難することが多いですが、 奥沢いづみや他の女性にちょっかいを出すこともあります。

萩原流行さんは2015年4 月22日、東京都杉並区高円寺南の青梅街道において、ハーレーダビッドソンを運転中に交通事故に遭い、病院に搬送されましたが他界されました。62歳でした。

萩原流行さんの事故について、妻の萩原まゆ美さんは警察に事故の説明を求めたり、会見を開いて警察に対する不信感をあらわにしてきました。これらの行動はひとえに、萩原流行さんの名誉を回復することを一番に考えた結果でした。

萩原流行さんは20年ほど前にうつ病と診断され、テレビ番組や講演会で自分の体験を積極的に語っていました。うつ病と診断されたのは仕事の重圧などが重なった時期だそうです。

実は萩原流行さんがうつ病を発症する前に、すでに妻のまゆ美さんが発症していたとのこと。この時はまさか自分も発症するとは思わなかったと語っています。そして、夫婦でうつ病への理解を呼びかける運動を続けていました。

 

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阿藤快/旧:阿藤海(御前崎マキオ)

阿藤快さんが演じたのは、龍之介の上司の教頭・御前崎マキオ。 何かことがあるたびに、「114年の名誉ある銀座第一小学校もこれで終わりだ」などと言っています。酒癖が悪いため酒の席では常にオレンジジュース。酒が入ると「バカヤロー!」と叫んで暴れ出します。

阿藤快さんは「教師びんびん物語」でお茶の間の人気を獲得。ドラマの他にもグルメ番組のリポーターや旅番組の案内役も担当。「なんだかなー」というセリフは有名で、よくモノマネされていますね。特にコージー冨田さんのモノマネは阿藤快さん本人も大絶賛。

2015年11月15日、胸部大動脈瘤破裂のため亡くなります。奇しくもこの日は69歳の誕生日でした。

阿藤快さんの死後、息子の阿藤基さんがテレビ番組に出演した際、母親と離婚した父親とは20年以上断絶していたことを告白。そして父のことを人から聞くにつれ、長年会わなかった父について知りたいという思いに駆られるようになったと語りました。

阿藤基さんは、父の墓前で「お父さんの息子だというのを、誇りを持って生きて行きます。これからも見守ってください」と手を合わせていました。心のわだかまりも晴れたのではないでしょうか。

 

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大竹まこと(江崎次郎)

大竹まことさんが演じたのは江崎次郎。小料理屋・四季でいつも同じ席に座って酒を飲んでいますが、実は女将・国立響子の夫でした。夢を追いかけ家族を捨てて出ていきますが 、自分の死期が近いのを悟って妻子のもとへ現れたのでした。

大竹まことさんは、斉木茂さん、きたろうさんと3人で構成するシティボーイズの一員。2007年から文化放送にて「大竹まことゴールデンラジオ!」でパーソナリティを務めています。

大竹まことさんには双子の弟がおり、名前は大竹オサムさん。ジャーナリストであり、作家、料理人と多くの顔を持っています。

大竹まことさんの息子・大竹涼太さんは過去に芸能事務所・人力舎に所属し、敏腕マネージャーとして多くのタレントを担当していましたが、その傍らソロで音楽活動をし、「Sensitive Brothers」というバンドも始め、ライブを行います。

紺野美沙子(奥沢まゆみ)

紺野美沙子さんが演じた奥沢まゆみはプライドが高いお嬢様で榎本の住む豪華マンションの隣に住んでる塾講師です。初めは龍之介のことを嫌っており、会うたびに口論していましたが、次第に自分が龍之介に対して好意を持っていることに気づき始めるのでした。

紺野美沙子さんは主に1980年代〜1990年代のドラマや映画に数多く出演。知性派として活躍中。1998年国連開発計画親善大使に就任。2021年には銚子電鉄の「激つらチャンネル」でYouTubeデビューし、作詞作曲した応援ソングを披露しています。

1992年、当時TBSのテレビ事業部文化事業部プロデューサーだった、篠田伸二さんと結婚。出会った当初はグループで交際していましたが、2人だけで会うようになってから2週間で結婚が決まるなど、とんとん拍子で話が進んだそうです。

紺野美沙子さん夫婦には男の子が1人いますが、一般人のため名前や画像は見当たりませんので、なんの仕事をしているかなどは不明です。

2021年現在、「紺野美沙子の朗読座」という朗読会を主宰しています。これは、朗読だけでなく、音楽や映像などを組み合わせたパフォーマンスだということです。そして、意外にも昔から相撲が好きで、大相撲有識者会議の一員でもあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はびんびんシリーズ最大のヒット作「教師びんびん物語」の主要キャストの現在に迫って見ました。

日本中を熱狂させた「教師びんびん物語」。意外な方も出演されていましたね。2021年現在も芸能界で活躍されている方はもちろん、引退をされている方もいらっしゃいました。

とても面白いドラマだったので、懐かしくなり見返したくなりました。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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